高齢の両親と離れて暮らしていると
たまの帰省で感じることがあります。
この夏も実家の秋田に帰省しました。
うちは両親ともに80代。
あれこれ薬は飲んでおりますが
いたって元気に暮らしております。
しかしこの世代、
愛情表現が不器用すぎません?
開戦前に生まれた父
戦争中に生まれた母
幼少期に
感情を表現できなかったんでしょうね。
我慢が美徳でしたから。
そんな父と母のやりとりは
笑えます。
■父への過干渉が止まらない母
父が立ち上がれば
「何するんだ?」
上着を着れば
「どこに行く?」
年齢が上がるにつれて、
母の父への過干渉が止まらないのです(笑)。
さすがに父も「うるさい!」とうんざり。
でもね、母の想いはたったひとつ。
「一日でも長くこの生活を続けたい」
「一日でも長く一緒に過ごしていたい」
それだけなんですよね。
■「おいしい」のすれ違い
さらに、父の食が細いと悩む母。
とはいえ、私が帰省すると、
父は「おいしい」と言ってたくさん食べる。
だから母に、
「おいしいって食べてるんだからいいじゃん」
と言ったら、
「私の料理には“おいしい”って言わない!」
姉がすかさず、
「おばーさん、
それ新婚の若妻が言うセリフじゃん!?」
父も思わずニヤニヤ。
ここで気づく。
そうか。
母は「おいしい」と言って欲しいんだ。
かわいい人だなぁ。
でも父が「おいしい」と言うと、
「これは前も作ったやつだ」
「いつも食べてるべ」
と受け取らない(笑)。
■母の妄想
だからちょっと言ってみた。
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あのさぁ
いつも作っている料理に対して
「おいしい」と言うのはおかしい、
って思ってんの?
今日の「おいしい」という言葉は
今日の幸せを表現している言葉。
ただそれだけなんだよ?
何を勘ぐっているのだ?
「だって、おとといも同じ料理作ったのに
覚えてないのかと思って・・・。」
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おいおい。
かわいいが過ぎるぞ。
おととい作った料理を
父に覚えていて欲しいのか。
そして、
父がボケちゃったんじゃないか?
と過剰に心配もしているんだろうな。
年相応に「忘れっぽい」だけだよ。
全部ひっくるめて、不器用な愛。
ちょっと滑稽で
かなりめんどくさいけど
愛すべき両親。
「なんだかんだ言っても愛だよね」って、
しみじみ思う帰省でした。
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