●<定数配分>最高裁判決 昨年の衆院選「比例代表は合憲」
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<定数配分>最高裁判決 昨年の衆院選「比例代表は合憲」
昨年9月の衆院選を巡り、比例代表のブロック間の定数配分が法の下の平等を定めた憲法に反するとして、東京都と神奈川県の有権者が、中央選挙管理会に東京、南関東両ブロックの選挙無効を求めた2件の訴訟で、最高裁第2小法廷は27日、合憲と判断し、有権者側の上告棄却の判決を言い渡した。有権者側の敗訴が確定した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061027-00000071-mai-soci より
●「高齢」で?群馬大医学部不合格、主婦の入学請求棄却
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「高齢」で?群馬大医学部不合格、主婦の入学請求棄却
筆記試験で合格者平均点を上回りながら、面接で高齢を理由に不合格にされたとして、群馬大医学部を受験した東京都目黒区、主婦佐藤薫さん(56)が同大を相手取り、入学許可を求めた行政訴訟の判決が27日、前橋地裁であった。
松丸伸一郎裁判長は「年齢により差別されたことが明白とは認められない」などと述べ、原告の請求を棄却した。
同大が「医師には知力・体力・気力が必要」などと説明していたことについては、合理性があるとした。
訴えによると、佐藤さんは同大医学部医学科の05年度の入試で不合格となったが、大学に得点を開示請求したところ、筆記試験のセンター試験と2次試験の合計点は合格者平均より10点以上高かった。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061027-00000102-yom-soci より
●向井亜紀さん代理出産問題、実子か否かを最高裁で審理
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向井亜紀さん代理出産問題、実子か否かを最高裁で審理
タレントの向井亜紀さん(41)夫妻が、米国の女性に代理出産を依頼して生まれた双子を巡り、出生届を受理するよう命じた東京高裁決定を不服として東京都品川区が申し立てていた許可抗告について、同高裁は27日、最高裁への抗告を認める決定を出した。
代理出産で生まれた子供を法律上、実子とすべきかどうか、正式に最高裁で審理されることになった。
東京高裁は先月29日、「夫妻が法律的な親として養育することが子供の福祉に最もかなっている」として出生届の受理を命じたが、同区は「決定は公序良俗に反する」などとして、最高裁での判断を求めていた。
許可抗告は高裁の決定に対して、最高裁に不服を申し立てる手続き。高裁が抗告を許可した場合だけ、最高裁で審理が行われる。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061027-00000514-yom-soci より
●青信号死亡事故に無罪 「相手の進入予見できぬ」 大阪地裁判決
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青信号死亡事故に無罪 「相手の進入予見できぬ」 大阪地裁判決
大阪府門真市で平成15年2月、青信号に従って運転しながら、信号無視の乗用車と衝突して2人を死亡させたとして、業務上過失致死罪に問われた同府豊中市の男性会社員(35)に対する判決公判が26日、大阪地裁であり、水島和男裁判官は「信号無視を予見してまで相手の動静を注視する注意義務はない」などとして、無罪(求刑・禁固1年6月)を言い渡した。
水島裁判官は、事故当時の会社員の乗用車の速度が、制限速度を超える時速約80キロだったとする鑑定を採用。そのうえで、会社員と相手の車の位置関係を検討し、「仮に会社員が制限速度の時速60キロを守っていたとしても、事故を回避できなかった可能性がある」と認定した。
さらに、会社員には前方や左右を確認する一般的な注意義務はあるとしたものの、「相手側が赤信号を無視して交差点に進入することを予見できた具体的な状況はない」と判断。相手側乗用車を見つけてから事故までの時間もわずかしかなく、瞬時に急ブレーキをかけることも困難だった、と結論づけた。
男性会社員は、同年2月16日午前3時半ごろ、青信号だった門真市内の交差点を時速86~90キロで直進していた際、赤信号を無視して進入してきた乗用車の側面に衝突、乗用車に乗っていた男性2人=いずれも当時(33)=を死亡させたとして起訴されていた。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061026-00000013-san-soci
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●弁護団が最終意見書提出=名張毒ぶどう酒異議審
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弁護団が最終意見書提出=名張毒ぶどう酒異議審
三重県名張市で1961年、農薬入りぶどう酒を飲んだ5人が死亡した名張毒ぶどう酒事件の再審開始決定に対する異議申し立て審で、奥西勝死刑囚(80)の弁護団が26日までに、「使用された農薬は奥西死刑囚が所持していたニッカリンTではない」とする最終意見書を名古屋高裁(門野博裁判長)に提出した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061026-00000069-jij-soci より
●血縁なくても関係否定認めず=戸籍上の母が権利乱用-親子訴訟差し戻し審
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血縁なくても関係否定認めず=戸籍上の母が権利乱用-親子訴訟差し戻し審
血縁関係がないのに出生時に実子として戸籍に記載された東京都内の男性(63)と法律上の母親(98)との間に親子関係があるかが争われた訴訟の差し戻し控訴審判決で、東京高裁(大喜多啓光裁判長)は26日、親子関係の不存在確認を求めた母親の請求を棄却した。
最高裁は7月、「長期間、2人は実の親子と同様の生活を送るなどしており、関係が存在しないとの訴えは権利の乱用に当たる可能性がある」と判断。母親の請求を認めた差し戻し前の東京高裁判決を破棄し、同高裁に審理を差し戻していた。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061026-00000201-jij-soci より
●長男にかけられた保険金請求棄却、民事で放火死亡認定
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長男にかけられた保険金請求棄却、民事で放火死亡認定
岡山県内で2002年10月に発生した民家火災で焼死した会社員の長男(当時32歳)にかけられた生命保険金計5300万円をめぐり、母親(62)が保険会社2社に支払いを求めた訴訟で、岡山地裁(政岡克俊裁判官)が、「母親らが灯油を用いて放火し、故意に死亡させたと認められる」とし、請求を棄却していたことがわかった。
判決は、母親らの借金の状況にも触れ、「放火や殺人の動機がある」と言及していた。母親が控訴しなかったため、判決は確定している。火災から4年、長男の死亡は刑事事件にはなっていないが、県警は「放火の可能性も含め、捜査を継続している」としている。
火災は、木造2階建て母屋の1階仏間から出火し、母屋と離れ計約230平方メートルを全焼。母屋2階で寝ていた長男が焼死体で見つかった。
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●窃盗で1審実刑の被告に無罪=「被害者証言信用できず」-東京高裁
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窃盗で1審実刑の被告に無罪=「被害者証言信用できず」-東京高裁
会社の寮で同居する同僚の現金などを盗んだとして、窃盗罪に問われた派遣会社社員の男性(40)の控訴審判決公判で、東京高裁の原田国男裁判長は25日、懲役1年8月の実刑とした1審判決を破棄し、無罪を言い渡した。
原田裁判長は、同僚が「男性が盗みをした証拠」として警察に提出したカメラ付き携帯電話の撮影画像について、解析結果から同僚が偽造したと指摘。同僚の証言は信用できないと判断した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061025-00000059-jij-soci より
●「受動喫煙で被害」初の調停成立、示談金は80万円
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「受動喫煙で被害」初の調停成立、示談金は80万円
健康増進法で定められた分煙措置を雇用主が怠ったため、受動喫煙で化学物質過敏症を患ったとして、北海道の会社員、岡本めぐみさん(35)が札幌市東区の会社に慰謝料100万円の支払いを求めた調停が札幌簡裁であり、同社が岡本さんに示談金80万円を払うことで調停が成立したことが25日、明らかになった。
受動喫煙を巡る訴訟では、東京地裁が2004年7月、東京都江戸川区に対し、職員に5万円を賠償するよう命じた例があるが、代理人の黒木俊郎弁護士によると、「調停の成立は全国で初めて」としている。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061025-00000504-yom-soci より
●<入園拒否訴訟>鈴花ちゃん勝訴「保育は十分可能」東京地裁
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<入園拒否訴訟>鈴花ちゃん勝訴「保育は十分可能」東京地裁
たんの吸引措置が必要なことを理由に保育園への入園を拒否されたのは違法として、東京都東大和市の青木鈴花ちゃん(6)と両親が市に入園を求めた訴訟で、東京地裁は25日、鈴花ちゃん側勝訴の判決を言い渡した。杉原則彦裁判長は「保育園での保育は十分に可能で、拒否は児童福祉法に違反する」と指摘し、市に入園の承諾を義務付けた。市側は控訴しない方針を明らかにした。
判決後、代理人の弁護士は「医療的ケアが必要な児童に広く入園の門戸を広げる判決で、来春の普通小学校入学にも後押しになる」と評価。鈴花ちゃんは「これから頑張って小学校に行きます。ありがとうございます」と笑顔で語った。会見後、報道陣に法廷でも広げて自分の思いをつづったノートを掲げて見せた。
判決はまず「障害がある児童の入園を一律に認めないことは許されない」と指摘。鈴花ちゃんについて、自分で吸引行為が出来ることや医師の診断書を基に「障害の程度や内容に照らし、身体的・精神的状態や発達は、障害のない児童と変わりない」と判断した。市側は「看護師が付きっきりで看護できる態勢にない」などと主張したが、判決は「付きっきりの必要はない」と退けた。
判決によると、鈴花ちゃんは喉頭(こうとう)軟化症という病気のため空気を気管に通す器具をのどに装着し、1~3時間ごとにたんを吸引する必要がある。両親が昨年1月、市内の保育園に入園を申し込んだが拒否され、今年1月の地裁決定で仮入園が認められた。【高倉友彰】
▽尾又正則・東大和市長の話 判決を厳粛に受け止め、現在の保育園で責任を持って対応いたします。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061025-00000087-mai-soci より