●長男にかけられた保険金請求棄却、民事で放火死亡認定 | ニュースで法学

●長男にかけられた保険金請求棄却、民事で放火死亡認定

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長男にかけられた保険金請求棄却、民事で放火死亡認定

 岡山県内で2002年10月に発生した民家火災で焼死した会社員の長男(当時32歳)にかけられた生命保険金計5300万円をめぐり、母親(62)が保険会社2社に支払いを求めた訴訟で、岡山地裁(政岡克俊裁判官)が、「母親らが灯油を用いて放火し、故意に死亡させたと認められる」とし、請求を棄却していたことがわかった。

 判決は、母親らの借金の状況にも触れ、「放火や殺人の動機がある」と言及していた。母親が控訴しなかったため、判決は確定している。火災から4年、長男の死亡は刑事事件にはなっていないが、県警は「放火の可能性も含め、捜査を継続している」としている。

 火災は、木造2階建て母屋の1階仏間から出火し、母屋と離れ計約230平方メートルを全焼。母屋2階で寝ていた長男が焼死体で見つかった。

(読売新聞) - 10月25日14時48分更新

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