マーケティング・コンサルタント弓削徹 -3ページ目

グッドデザイン賞ファイナリスト2018

 

グッドデザイン・ファイナリスト2018の展示会へ行ってきました。

 

 

これはグッドデザイン賞2018の、大賞とファイナリストに輝いた6点のデザインを展示、紹介するものです。

 

 

その多の作品も展示されているのかと思って出かけたのですが、それらは小さな写真展示のみでした。

 

 

 

ちょっと物足りない。

 

しかし、展示方法も凝っています。

 

 

書き割りのようなセットのなかに受賞作が展示されており、壁にくり抜かれた小窓から、デザインの主張が読める、というしかけ。

 

それはそれで楽しめました。

 

 

しかし、毎年11月頃に開催される、[グッドデザイン賞受賞展]に行かないとダメですね。2019年度の受賞展には、久しぶりに出かけたいと思います。

 

 

会場では、「これが今のデザインか……!」と心を掻き立てられるものがありますから、あなたにもオススメしておきますよ。

 

 

 

 

 

 

知財裁判のネタをプライムタイムで流すとは!

NHKの新番組「逆転人生」第1回を観ました

 

アップル社の象徴的なヒット商品[iPod]の「クリックホイール機構は、私の特許を侵害している」!

 

特許申請者の斎藤さんがアップル社に出かけて指摘をすると、のらりくらりとかわされ、使用契約はできない、だが、これまでの経費分でその特許を買い取る、と言われたという話。

 

 

斎藤さんは裁判に訴えることを決心します。

 

そして幸運にも、着手金はなくていいという、元技術者の弁護士に出会うのです。

 

この弁護士とともにアップル社との裁判に臨みます。

 

ところが、裁判官からは早々に「この裁判は負けますから、和解してください」と宣告されてしまうのです。

そもそも斎藤さんの特許は無効である、というアップル社側の主張のみを重視した判断でした。

 

その根拠は、ある電機メーカーがすでに商品化していたリング状のビデオリモコンと、斎藤さんの特許説明文が同様だから、というもの。

 

斎藤さんたちは、これに特許の訂正審判で差異を明確化して対抗します。

 

これにより、裁判所も仕方なく斎藤さんの主張を認め、3億3,664万円の支払いをアップル社に命じます

 

アップル社は上告をしますが、最高裁でも判断は覆らず、斎藤さんの勝訴が確定。

 

「アリが象に勝つ」、夢のような結果となったのです。

 

 

 

私は、裁判結果が報道された当時は詳しい内容を知りませんでしたので、この番組を観てはじめて理解ができました。

 

思ったのは、やはり特許庁と知財高裁は反目しているなぁ、ということと、判事は判決を書きたくないんだなぁ、の2点。

 

特許をとっている技術が無効という前提で、当初から話が進む高裁の判断は疑問符を付けざるを得ません。

 

また、敵方と一緒になって和解を迫る態度も納得がいかない。

 

番組内でも、判事が判決を書きたくない理由は・早く担当事件を終わらせたい ・判決に判断根拠を書くと上司から怒られる原因となる ・判決文を書くのが面倒 と、紹介していました。

 

いずれにしましても、結果は正しく痛快

 

規模の大小にかかわらず、一日でも早くアイデアを考えた人が利を得る、まっとうな世の中であってほしいものです。

 

 

 

 

幸せな凡退

野球とサッカーの違いは何か

 

そう問われたら、批判を覚悟でこう言いたい。

 

野球には神様がいる、でもサッカーには運不運くらいしかない、と。

 

野球をプレーする選手はもちろん、野球を愛するすべての人の上に、神様がいる気がします。

 

選手一人ひとりの背景には、あまりにもドラマチックな物語が横たわっているのです。この男にも、それはあてはまります。

 

 

そんなフォームじゃ打てない」と言われつづけた高校時代。

 

ドラフトは、4位指名にすぎません。

 

プロ入り後も二軍の監督に評価されず、ヒットを量産しながらも一軍登録はされない日々。

 

それでも圧倒的な才能は隠せず、見出されると、すぐに首位打者に。

 

メジャーでは通用しない」、訳知り顔でコメントする評論家。

 

メジャー移籍が決まると、「メジャーで首位打者を取ったら裸で一周する」という評論家もいました。

 

彼にはとても気の毒なことをしました。

 

 

長かったような、短かったようなプレー期間。

 

映画化したら、「そんなの漫画だよ」といわれそうな、痛快すぎる野球人生

 

何度も放たれた、レーザービーム!

 

全米のファンがもっとも評価したのは彼の強肩だったかもしれません。

 

 

迎えた、現役最後の試合。

 

万感の思いが、シーンとともに蘇っては胸に迫る。

 

そのなかで、淡々とイチローは普通の凡退を続けました

 

幸せな凡退。

 

相手ピッチャーも、ヘンに手心を加えたりはしません。

 

だって、神様が見ているのですから。

 

 

 

 

 

 

展示会本、重版出来!

「顧客は展示会で見つけなさい」が重版出来となりました!!


発売から10ヵ月かかりましたが、お読みいただいた方、ご紹介いただいた方、展示会セミナーに講師としてお呼びいただいた方がたのおかげによりまして、めでたく重版出来!となりました。

 

内容からして「読者層は限られるから」という反応が多かった本書。

 

展示会の活況や、行政の助成金傾注など、社会情勢の助けもあっての重版といってよいでしょうか。

 

もちろん、内容にも自信があります。

 

書かれている通りのことを、書かれている順番通りに実行するだけ( ^^)b

 

販路開拓のお悩み解決に貢献いたします。

 

ある読者さん(本人も有名著者であり、出展者でもある方)は、

必要な人にとっては神の1冊

とほめてくださいました。

 

 

展示会ノウハウでは、ほぼ競合はなく書店でも定番扱いとなっており、4月2019年度からの商工会議所様、自治体・経済団体様からのセミナーご依頼もいただいております。

 

版元の日刊工業新聞社様にとって、「重版しない著者」ではなくなったということで、たいへんうれしいです。

 

顧客は展示会で見つけなさい


 

引き続き、よろしくお願いいたします。

 

 

 

キャッチコピーの極意

キャッチコピーの極意につきまして、あらためて紹介文を書かせていただきます。

 

モノが売れるかどうか?

お客様を動かせるかどうか?

 

その成否を決めるのが、お客様に「買う理由」が伝わるかどうか。

 

言葉遊びのテクニックや大手企業のようなカッコいいキャッチコピーではなく、「お客様が買う理由」の生まれるメッセージを書くべきなのです。

 

つまり、ウマく書くのではなく、ウリを書く

 

お客様に刺さらないのは、それができているつもりでも実はできていないからです。

できていれば、第1章で紹介している売上14倍の実例も普通のことです。

 

よく見かける、表現パターン集も必要でしょう。

しかし、形に当てはめて書いただけのキャッチコピーではモノが売れません。

 

なぜ、機能や特長をキャッチコピーに書いてはいけないのか

なぜ、お客様を年齢・性別・収入で絞り込んではいけないのか

なぜ、QCD(品質・価格・納期)はウリにならないのか

なぜ、新商品に面白コピーを書いてはいけないのか

 

以上のように、本書は今までありそうでなかった、プロのコピーライターが実践するコピーライティングの本質的な仕組みを開示。

 

中小企業やお店、一人ビジネスの方が、ウリや強みをつきとめ、お客様に伝えるための最強の1行にたどりつく道筋を示したものです。その他…

 

ウリを見つける5つの自問自答

強い言葉に言い換える9カテゴリ

すぐに書ける31の表現パターン

切実なニーズに結びつける9の区分

弱みをウリに変える8つの手法

失敗するNGコピーの8類型

リスティング広告6つの型

効くキャッチコピーを選ぶ7つの視点

 

など、手元に置いて何度も見返したくなるノウハウが山盛り。

 

チラシ、カタログ、ウェブサイト、POPのコピーライティングに、商品、肩書き・タイトルなどのネーミングにも即効性があります。

 

昨日までとは異なるキャッチコピーの効き目で、ガラリと売れる。

 

豊富な改善作例を挙げながら、ていねいに伝える渾身のキャッチコピー講座、開講です。