カズの「きまぐれブログ」 -42ページ目

経済を回すのは本当に正義なのか

コロナ下において、いわゆるGO TO政策が主に観光業界や飲食業界の人命を救っているという主張がある。だからGO TO政策は正しいんだと。
それは間違いではないと思う。しかしその主張には致命的な欠陥がある。助かる命がある一方で、GO TO政策により、致命的な程窮地に追い込まれている業界はかなり多い。
その1つが医療従事者である。冬を迎え、コロナとインフルエンザと風邪の区別が付かないという大混乱に加え、コロナの恐怖と立ち向かわなくてはならないという責任感は並大抵のものではない。さらにもしもクラスターが発生したら…という恐怖と戦わざるを得ないという立場は想像を絶するものがある。
次に運送業者である。この業界の大切さは単に通信販売などの配達に留まらない。スーパーやコンビニや家電量販店などの商品納入の他、あらゆる企業の物流をも支えている。物流が崩壊すれば、日本経済は確実に崩壊する。今この運送業界が致命的な程人手不足が深刻である。その深刻さによる危機は日本経済を崩壊させうる程深刻なのである。
さらに販売関連である。この業界も人手不足は深刻極まりない。
これらの業界は氷山の一角である。これらの業界に従事する人達は日夜過労死の恐怖と戦っていることを知って欲しい。
日頃のニュースで観光業界や飲食業界の閑散とした状況ばかりが報道されている。しかし過労死の恐怖と戦っているこれらの業界に従事する人達の不安や恐怖は経済を回すのに対して、不都合な真実として完全に無視される傾向にある。
経済を回すことにより、人の流れが活発になってしまい、ただでさえ深刻極まりない程の人手不足状態にある医療従事者の負担は確実に増大する。
さらに経済を回すことにより、深刻極まりない程の人手不足状態にある運送業者や販売関連業界はさらなる負担増になり、過労死のリスクがよりいっそう高まる。
経済を回すのが必ずしも絶対的な正義ではないと知って欲しいのである。

本当の企業力

先日朝通勤途中にあるコンビニに行ったのだが、商品を納入する納入スタッフの方が、私が店に入ると、引いている台車を止め、「いらっしゃいませ」と明るくあいさつをしてくれた。
その方は私が店を出る際も「ありがとうございます」とやはり明るくあいさつをしてくれた。こういう人が納入してくれる店の商品ならば安心して買い物ができるなと感心したものである。
そうかと思うと、あるドラッグストアでは、商品の品出しをする方々が、お客様とすれ違う際のあいさつが全くないということが頻繁にあった。
お店のスタッフの方々には挨拶をきちんと指導しているんでしょうが、こうした店のスタッフではない納入スタッフの方々から明るくあいさつをされるとお店のイメージも格段に良くなるものだ。
僕はお店のスタッフではないから関係がないではなく、自分に関わる全ての人達に感謝をするという姿勢は意外なところにまで好結果をもたらすものである。
会社の上層部が気付かないこうした点にこそ本当の企業力が見えてくるような気がするのである。
自分は本社のスタッフだから関係ないという姿勢は筋違いである。何故ならお客様にはそんなことは関係ないのだから。そしてお客様はちゃんとそこまで見ているのである。

勇気ある決断

先日通勤途中にあるコンビニが1カ月ぶりにリニューアルオープンするというので行ってみた。そこには頻繁に通っていたのだが、もしかして何か貰えるかもと淡い期待をしていた私は見事に裏切られた。
しかしよくよく考えてみると、このコンビニの戦略は見事だと痛感した。
販売関連の仕事をしていると、こうしたイベントがある際には、ともかくプレゼント企画か何かをやらなければと強迫観念にかられてしまいがちである。
どんなに忙しい店でも、新規顧客を獲得しないといけないという強迫観念は確かにあると思う。
しかしこうしたイベント企画で集まった新規顧客が定着するかというと甚だ疑問である。むしろ私が行った店のように固定客をがっしりと掴んでいる店では、あまりにも顧客の数が多すぎるとせっかくの常連固定客が逃げかねない。あるいは逃げないまでも比較的高額な商品を購入していたり、まとめ買いをしていたのが、忙しいから必要最低限のものだけにしようとなりかねない。むしろ逆効果を生みかねない。
また人手不足があまりにも深刻な今、せっかくの従業員があまりにも忙し過ぎるため辞めてしまったら、人手不足倒産になりかねない。
コンビニは特に朝はお客様も忙しいのである。常連客に落ち着いて買い物をして頂くため、従業員が落ち着いて仕事をして頂くための心遣いだとしたら、なかなか勇気ある決断だと思う。
過剰顧客問題は、今人手不足の業界にとって深刻な問題なのである。