カズの「きまぐれブログ」 -41ページ目

同じ過ちを繰り返さないために

コロナ対策において、政府もマスメディアも旅行関連業界や飲食業界の訴えばかりを繰り返し報道している。それ一辺倒という感じだ。確かに旅行関連業界や飲食業界の切実な気持ちは本当だろう。対策は必要だと思う。ただ問題なのはコロナ対策に当たって、それ一辺倒になってはいけないということなのである。
かつて日本は取り返しの付かない過ちをおかした。牛肉やオレンジ、VTRといったいわゆる日米貿易摩擦問題である。当時牛肉やオレンジを扱う日本の業界では切実な問題で、マスメディアもそれ一辺倒の報道だった。お陰で日本は取り返しの付かない過ちをおかした。
日米貿易摩擦の不正貿易品目にTRONが挙げられたのだ。当時その深刻さを訴える声はほとんどなく、やがて不正貿易品目から外れるのだが、時既に遅し、パソコンのOSはWindowsの天下となってしまった。
牛肉やオレンジの問題に固執し過ぎる余り、日本が誇るかけがえのないOSであるTRONはないがしろにされたのだった。
現在パソコン市場において、日本メーカーの苦境はOSという心臓部を米国に握られたことと無関係ではないと思う。
幸いTRONの関係者の方々の血の滲むような努力のお陰で、日本は非パソコン市場において、組み込み式OSの分野で大成功を収め、日本の不利益は最小限に留まった。
今コロナ対策において、想像を絶する程の過酷な状態に追い込まれている医療従事者の人達やとてつもない程の人手不足状態にある運送業界や販売関連などの切実な声には見向きもされていない。彼らは今過労死のリスクと戦っているのに。
今こそ、複眼的思考が求められているのである。

経済を回すのは本当に正義なのか

コロナ下において、いわゆるGO TO政策が主に観光業界や飲食業界の人命を救っているという主張がある。だからGO TO政策は正しいんだと。
それは間違いではないと思う。しかしその主張には致命的な欠陥がある。助かる命がある一方で、GO TO政策により、致命的な程窮地に追い込まれている業界はかなり多い。
その1つが医療従事者である。冬を迎え、コロナとインフルエンザと風邪の区別が付かないという大混乱に加え、コロナの恐怖と立ち向かわなくてはならないという責任感は並大抵のものではない。さらにもしもクラスターが発生したら…という恐怖と戦わざるを得ないという立場は想像を絶するものがある。
次に運送業者である。この業界の大切さは単に通信販売などの配達に留まらない。スーパーやコンビニや家電量販店などの商品納入の他、あらゆる企業の物流をも支えている。物流が崩壊すれば、日本経済は確実に崩壊する。今この運送業界が致命的な程人手不足が深刻である。その深刻さによる危機は日本経済を崩壊させうる程深刻なのである。
さらに販売関連である。この業界も人手不足は深刻極まりない。
これらの業界は氷山の一角である。これらの業界に従事する人達は日夜過労死の恐怖と戦っていることを知って欲しい。
日頃のニュースで観光業界や飲食業界の閑散とした状況ばかりが報道されている。しかし過労死の恐怖と戦っているこれらの業界に従事する人達の不安や恐怖は経済を回すのに対して、不都合な真実として完全に無視される傾向にある。
経済を回すことにより、人の流れが活発になってしまい、ただでさえ深刻極まりない程の人手不足状態にある医療従事者の負担は確実に増大する。
さらに経済を回すことにより、深刻極まりない程の人手不足状態にある運送業者や販売関連業界はさらなる負担増になり、過労死のリスクがよりいっそう高まる。
経済を回すのが必ずしも絶対的な正義ではないと知って欲しいのである。

本当の企業力

先日朝通勤途中にあるコンビニに行ったのだが、商品を納入する納入スタッフの方が、私が店に入ると、引いている台車を止め、「いらっしゃいませ」と明るくあいさつをしてくれた。
その方は私が店を出る際も「ありがとうございます」とやはり明るくあいさつをしてくれた。こういう人が納入してくれる店の商品ならば安心して買い物ができるなと感心したものである。
そうかと思うと、あるドラッグストアでは、商品の品出しをする方々が、お客様とすれ違う際のあいさつが全くないということが頻繁にあった。
お店のスタッフの方々には挨拶をきちんと指導しているんでしょうが、こうした店のスタッフではない納入スタッフの方々から明るくあいさつをされるとお店のイメージも格段に良くなるものだ。
僕はお店のスタッフではないから関係がないではなく、自分に関わる全ての人達に感謝をするという姿勢は意外なところにまで好結果をもたらすものである。
会社の上層部が気付かないこうした点にこそ本当の企業力が見えてくるような気がするのである。
自分は本社のスタッフだから関係ないという姿勢は筋違いである。何故ならお客様にはそんなことは関係ないのだから。そしてお客様はちゃんとそこまで見ているのである。