テイッシュを隠して
下を向いていた思春期
私は小学5年生ごろから
ひどい花粉症の症状に悩まされてきました。
所構わずに鼻水が垂れて
人と話すときもティッシュで顔を隠す
鼻を拭いたティッシュを
人に見られないように
ポケットに隠す、
机の中やポーチの中など、
鼻ティッシュを
色々な隠さざるを得ないので
「こいつ、ばっちいな。」
と思われてるのではないかと
人に嫌われているような錯覚に
陥っていました。
中学・高校と進むにつれて、
春の期末テストや各種試験の日が
地獄となってきます。
毎回、手をあげて
「ティッシュを
机の上に出しても良いですか。」
と許可を取らないといけない。
鼻を押さえながら答案用紙に向かうと
カンニングしているのではないかと
試験監督に疑われているような気がして
試験に集中できない。
そもそも、
ティッシュを出して鼻を拭くのは良いけれど
やはり、その後の始末に困って
新しいティッシュと同じ袋にしまう。
「やっぱりばっちいよな・・・」
花粉症の時期には常に苦しめられてきて
本当に春が近づくと憂鬱になったものです。
クスリで自己管理する30代
鼻だけマスクをしてみたり
鼻にティッシュを詰めてみたり
色々なことをして花粉症の時期を
過ごしてきましたが、
30歳の時に3月〜4月にかけて
ひどい咽頭炎を起こしました。
耳鼻科に駆け込むと、
アレルギー性の咽頭炎で
喘息になりかけているとのこと、
これは鼻が詰まっているから
口呼吸になっているせいであり
まず、花粉症の治療をして
鼻呼吸にしましょうとの医師の見解でした。
花粉症も咽頭炎もアレルギーなので、
アレグラを飲むことになりました。
ちょうどその頃、
アトピーも酷かったので、
アレグラを一度飲み始めたら
痒みもおさまることに気づいて
手放せなくなり、
それから数年間は
アレグラを一年中飲んでいました。
もうこれから
一生アレグラを飲まないといけないのかな・・・
そんな諦めの気持ちが生まれ、
同時にちょっとしたことでも
病院でクスリをもらう生活に慣れて
それを「自己管理」だと
思うようにもなっていました。
32歳の頃には、
一年中クスリを飲んでいても
一年中鼻は詰まっているし
体中がかゆいという
どうしようもない状態に。
相変わらず鼻かみティッシュの
置き所に悩み、
オムツ交換の時には
鼻水が利用者さんの股間に垂れて
申し訳なく思ったりと
救いようのない情けない大人に
なっていたと思います。
花粉症が治った!!!
花粉症や各種自分の体の不調に
半ば人生を諦めていた頃、
母から「食養」を勧められて
実践してみることにしました。
「卵・肉・魚・牛乳は
食べてはいけません!!!」
母の強い口調に圧倒され、
勧められて読んだ本がこちら↓
私はその本の内容を実践し、
また、
著者が出している料理本を全て読んで
自分の体で試してみました。
幸い、主人も興味を持ってくれて
協力的だったので一緒に食生活を変えて
やってみました。
すると、
まず私に変化が現れました。
1ヶ月で10kg痩せることが出来たのです。
ある日、毎日飲んでいるアレグラを飲むのを
忘れたことに気がつきました。
いつもは飲み忘れると
すぐに全身が痒くなっていたので
すぐに思い出したのですが、
飲み忘れても気づかなかったのです。
「え?本の通りにやったら
本当に病気が治っていくよ???」
そこからは生活がどんどん楽しくなりました。
やりたいことができるようになり
自分に自信がつきました。
そして3月。
アレグラなしでも
外で鼻呼吸ができるほど
花粉症の症状が改善していたのです!!!
「花粉症って本当に治るんだ!!!」
その頃はすっかり
「若杉ばあちゃん」の信者になっていました。
内容は、
動物性のタンパク質と砂糖をやめて
玄米と野菜中心の生活にするというもの。
玄米を美味しく食べるために
専用の圧力炊飯器を買ったり土鍋を買ったり
一気に健康オタク生活まっしぐらです。
しかし、
何故それで治るかまでは分かっておらず
私は健康に関する知識を極めるために
様々な食事療法や運動療法の本、
あるいはメンタルに関する本を
読み漁るようになります。
本の著者に会いに行ったり
色々な料理教室やセミナーに参加したり
忙しくも充実した毎日を送っていました。
歯止めが効かなくて金欠に
勉強すればするほど、
自分は何を信じれば良いのか
よく分からなくなりました。
各種メディアには情報が氾濫していて
各先生たちはそれぞれが違うことを言っている。
もっともっと勉強しなくちゃ!!!
周りは健康志向の人がたくさん集まり
気づいたら怪しい宗教や
ネットワークビジネスの人が
どんどん声をかけてくれるようになりました。
その度に
自分のお金や時間を使うことになり
私はどんどん人間不信になって
疲れてしまいました。
そしてしばらくは
健康に関する知識を一旦手放して
自由に好きなものを食べる生活に
戻ることにしたのです。
「元の私に戻りたい!」
花粉症になってもいい、
アトピーになってもいい、
また一から何かの方法に出会って
治る感動を味わい、
そこから努力し直したい。
そのくらいの気持ちになったのですね。
しばらくは健康のことは気にせずに
仕事に没頭してストレスを感じずに
生活することが出来ていたと思います。
コロナ・母の要介護状態が
きっかけで
そんな中、ある日突然、
母が左大腿骨頸部骨折を受傷し、
私は好きな仕事に没頭出来なくなりました。
同時に、
私の疲労がピークに達したこともあり
コロナにかかってしまい
(ワクチン打ってません)
飲まず食わずの状態になりました。
そのおかげで胃が小さくなり、
コロナが治った頃には
あまり食事をしなくても良いからだに
なっていたのです。
また、母の入院費が嵩んだり
母も自分も仕事が出来なくて
収入が見込めない状態に陥ったことで
私はスーパー金欠に陥ってしまいました。
これまでの比ではない!!!
窮地に陥った私は逆境を生き延びるために
思い出しました。
玄米菜食をしていた頃の自分を。
「玄米と味噌汁さえ食べていれば
なんとかなる!!!」
プラス、栄養面が不安だったので
植物性ミネラルのドリンクを飲む。
玄米だと飽きるので、
玄米粉にしてキャベツを入れて
お好み焼きを作って、
それを2ヶ月毎日食べ続けました。
母が倒れたのが12月末
それから2ヶ月、
ちょうど花粉症の時期に差し掛かった頃です。
3月後半になっても
私は外をマスクなしで歩いていても
鼻呼吸ができることに気づきました。
「あれ?花粉症がない!!!」
久しぶりのこの感動、
嬉しかった!!!
無我夢中で2ヶ月の超金欠を切り抜けた中で
それまでの「健康オタク生活」で感じた
嫌な出来事を全部忘れていました。
そして、純粋な気持ちで
花粉症が治った自分に感動することが
出来たのです!!!
以前の私は本の情報を
理由も分からずに鵜呑みにして
他の先生が違うことを言っていると
「一体、何が正解なの!?」
と途方にくれたものでした。
しかし、
通信高校の授業で生物を担当する中で
自分の中のごちゃごちゃになった
「健康に関する情報」
を整理することが出来たみたいなのですね。
花粉症(アレルギー)は
免疫システムが過剰に働いておこる
免疫システムが過剰に働くのは
「異物」がたくさん体内に入るから、
「異物」をデトックスするためには
腸内環境を良くすること、
腸内環境を良くするには
常在菌の比率を整えること、
ストレスを溜めないこと、
(自律神経のバランスも大切!)
そもそも「異物」を
あまり入れないようにすること、
そんなことを改めて理解していくと
「玄米菜食」
の食事法は
本当に人間の体の理にかなっていると
ようやく腑に落とすことが出来たのです。
難しく考えなくてもいいのです。
食費がないなら
玄米と味噌とキャベツ(たまに大豆)を
食べていればいい。
(※私の場合、合っていたということです!)
タンパク質が〜とか
使っていいアブラと悪いアブラとか
それ以前にお金がないと
まず買えないんだから
最低限買えるもので
なんとかしようよ。
そんな自分なりの結論に達しました。
この記事で伝えたいのは
「食事を改善することで
花粉症は本当に治る!!!」
ということです。
鼻かみティッシュで
友達をなくすとビクビクするような生活に
ピリオドと
その希望を。
一生、花粉症と
付き合っていかなくてもいいのです。
諦めないでください!
毎日キャベツお好み焼きは
極端かもしれませんが、
玄米と野菜
たまにお魚とお肉
の生活にするだけでも
体調はかなり変わるかもしれませんね。
ぜひ、思春期のお子様達で
花粉症に悩んでいる方のお母様にも
「花粉症はクスリなしで治る!」
という意識を
持っていただきたいと思います。
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