驚くほど劇的に認知症患者さんが車椅子から1人で立たなくなる声かけ | ほほ先生・やる気がないお子様から学習に対する興味と目的を引き出す家庭教師

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元中高一貫卒の医学部受験生、様々な挫折や経験を経て福祉対人援助のプロになったほほ先生が、学習と生活全般の両方の側面から生徒様の学習サポートを行っていきます。

セルフケアを教える介護講師

花野ほほ美ですもぐもぐ

 

→私はこういう者です。

 

 

 

image

 




「〇〇さん、立たないで!」

「〇〇さん、1人で起きたらダメ!」



施設や病院でよく見られる光景です。




猫にも立ちたい時はある



認知症の患者さんは、


何故自分が施設に入所しているのか、
何故自分が病院に入院しているのか、



分かっていないことが多いです。



ここはどこ〜


ただえさえ体力的にキツイ介護の仕事ショボーン
夜勤の時間帯はホルモンバランスも崩れて
イライラしがち。


女の子特有のメンタルのムラもあって、
患者さんに対して
ついキツイ言葉をかけてしまうことは
多々あります。



分かってるんですえーん

自分が患者だったら

そう言われたくないなとか。
お年寄りにキツイ言葉言いたくないなとか。



その場でイライラして

「〇〇さん、立たないで!」

と言って、
次の瞬間すでに自己嫌悪。


また言っちゃった。。。






「ごめんね。」


って謝る。


「いいよ、悪かったね。」


と、逆に慰めてくれる患者さんもいます。



ちょっとだけDV男の心理に近いかもしれません。



分かってはいるけど、
イライラして繰り返してしまう。



私は、
何年もこの

「スピーチロック」

を辞められずに苦しんでいました。


何かの講座に出て、


「よし!

明日から私は変わる!

明日からはもうしない!」



と決意しても、


やっぱり無理ショボーン


変われない。


「私、介護の仕事向いてないのかもダウン


と何度思ったことか。




反省するなら猿でもできる



しかし、
正直な話

「他の人もそう言ってる」

という部分で、


私だけじゃないし。

 

 

だから介護現場での
スピーチロックは仕方ないもぐもぐ


と、諦めている部分があるのは事実です。





そこで、

私は発想を変えてみることにしました。


何故

「〇〇さん、立たないで!」

と言うのかというと、

その方が転んでしまうリスクがあるから。

リスク回避のための防御手段としての
スピーチロックなんです。



これをポジティブ

変換してみたらどうだろう?





パルプンテんドキドキ虹キラキラむらさき音符




車椅子で生活しているお年寄りが、

「自分の足で立とうとすること」

なんて、

素晴らしいではないですか。


自分の足で立って歩いて、

 


自分のことは

自分でしようとしているんです!



これぞ、

 

自己治癒力の源!


私は、


「すごいじゃないですか!

〇〇さん、
綺麗に立つことが

出来るんですね!」


と、

声掛けするようになりました。


(認知症患者さんにとっては、
自分が歩けないという自覚がないため
立って歩くことは当たり前です。
なので、変に思われるかもしれませんが 。)


褒められれば人間悪い気はしません。


「あらぁラブラブそうぉはてなマーク




やぁねぇキスマークアタシそんなにステキだったかしらんDASH!



その上で畳み掛けるようにこう伝えます。



「そこで、
ご提案なのですが、

次は

私が〇〇さんの立っている動作を
拝見させて頂きたいので、

立つ前に

声を掛けて頂けませんか?」



このやり取りを繰り返すことで、

この患者さんには


「褒められると嬉しい」

「あの人褒めてくれるから、
立つ前に声掛けてみようかな。」



という気持ちが

潜在意識のレベルで働きます。



認知症患者さんだからって、

何でもかんでも忘れてるわけではない。

気持ちいいことと、
不愉快なことは


きちんと覚えています。



不愉快なやり取りがあった職員に
わざわざ声掛けしてから

立とうとするでしょうか?


また、


忙しそうなところを見せる職員には
そもそも話し掛けないですよね。



私たちだって、
ファミレスで
忙しそうにしてイライラしてる
態度の悪い店員さんに

声掛けたくないじゃないですか。


トイレの場所が分からなくても、
自分で探して行くじゃないですか。


認知症患者さんも一緒!


自分が車椅子生活をしている理由を忘れても、

その場の雰囲気はよく分かります。


そもそも、
立つ原因のほとんどが


「トイレに行きたいから。」


なんです。




ヘイ!カモン!


トイレの場所が分からなければ、
本当は職員に聞きたいはず。


でも、


「何となくあの人嫌。」

「あの人忙しそう。」



と思うから、
声を掛けたくない。


声を掛けたくないから、
自分で探しに行こうとする。



自分が、
患者さんの目線になってみれば、
自然に患者さんの行動も理解出来ますね







ちなみに、


「〇〇さん、
綺麗に立つことが出来るんですね!」



の後に

「しかし」

とか

「だけど」

とか、


その前の言葉を否定する言葉を使うのは
NGです。





ブブー爆弾



せっかく褒めても、
その褒めた言葉が

取り消されてしまうからです。


だから、

肯定も否定もしない。


「そこで、〜」


という言葉のテクニックを使うのです。



そうすることにより、


「褒められた!嬉しい!」

「もっと褒められるために
この人の提案を聞いてみよう!」



となるわけです。



「〇〇さん、
綺麗に立つことが

出来るんですね!

そこで、
ご提案なのですが、

次は

私が〇〇さんの立っている動作を
拝見させて頂きたいので、

立つ前に

声を掛けて頂けませんか?」




目線を合わせて触れながら



介護の仕事、
忙しいですよね。

大変ですよね。

イライラしますよね。




そんな中、
仕事を辞めずに
今日も目の前の患者さんのために
頑張っているあなたは
とても素晴らしいです!




そこで、ご提案なのですが、

私がたどり着いた

上記の言葉のテクニックを
今日からでも

仕事に取り入れていきませんか?



きっと、
あなたの今後のお仕事の中で
お役に立つことと思います!!!

 

 

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Hohomi Hanano



花野ほほ美 36歳

 

\ 対人援助職のための /

心と体のセルフケアアドバイザー

 

 
 

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宝石赤 まずは自分を知ること満たすこと

 

 

介護福祉士

 

介護講師

 

メンタルセラピスト

 

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介護講師&セルフケア・メンタルコーチとしてお仕事

 

 

食・メンタル・運動のセルフケアについて細々と更新中