知っておきたい10人
さい@朝バナナコミュニティ副管理人です
東京では今日から一気に気温が下がり、真冬並みの寒さだそうです
なんだか秋を楽しむ暇がなく去っていったような気がしますが、今日の私の朝食は朝バナナならぬ秋の味覚、「朝カキ」ダイエットでした。
ときどき旬のフルーツを取り入れると季節を感じられて楽しいですね
さてさて、今週の土曜日(11月22日)、日本テレビ13:30~放送の「絶対に知っておきたい10人」に
はまち。が出演します
番組表を見ると、「これから間違いなくメジャーになる人」というテーマで、さまざまなジャンルの方10人が登場するという内容のようです。
はまち。と今田耕司さんのからみはいかに?このブログでもおなじみ、バナナ帽子も登場するかも?!
お時間のある方は是非ご覧ください
まだまだバナナの価格が安定しない!という声にお応えして
バナナの供給量を増やす署名運動サイトをつくりました。
http://www.morebanana.net/
(PC、モバイル共にアクセス可)
一定期間署名を集めたところでバナナの供給(輸入)に関連する団体・企業に対し、バナナの供給量を増やし、
安定した市場の確保を要望します。
ぜひぜひ署名の参加をお願いします
朝バナナダイエットオフィシャルサイト
バナナン☆バナミン 第七話
バナナン☆バナミン 第七話 ~バナナタワー~
バナナタワーに入ると、バナナンは尻尾の灯りを掲げました。
石の壁に薄く残る奇妙な文字や、端に置かれた古びた毛布がぼんやりと浮かび上がります。
階段を上るバナナンについていくと、三日月の装置は、塔の上に静かにありました。
「完全に光が消えてるナン」
「壊れてるの?」
「今まで、こんなことなかったからナン」
バナナンは塔の端に飛び乗ると、暗い森と灯りの消えた街を見下ろしました。
「もしかして、変な時間にバナナを降らせたから……?」
「そんなことでは壊れないナン。たぶん、もう限界だったナン」
「修理できないの?」
「あいつが戻ってこないと無理ナン」
「魔法使いのこと? どこか行っちゃったの……?」
バナミンが尋ねると、尻尾の灯りがゆらりと揺れました。
「必ず戻ってくるって言ってたナン。だから毎日毎日バナナを降らして待っててやったのに……早く戻ってこないからこんなことになるんナン」
バナナンの尻尾がぱたぱたと塔のへりを打っています。
バナミンが眼下をのぞくと、街はぼんやりと薄れ始めていました。
「他に、魔力を集める方法はないの?」
バナミンが言うと、バナナンは首を振りました。
「町長は? 何か知らないかな」
「町長も街のやつらも、自分たちが魔法でできてるなんて知らないナン」
「じゃあ、このままみんな消えちゃうの? ……バナナンも?」
「バナナンは森の魔物に戻るナン。魔法が切れて街が消えれば、あいつが作ったバナナタウンのバナナキャット、バナナンの役も終わりナン」
バナナンはそう言うと振り向きました。
「その前に、おまえを森から出してやるナン。バナナンはおまえが外から逃げてきたと思ってたからバナナタウンに連れてったナン。でも、旅をしたいんナン?」
「そうだけど……バナナンはどうするの?」
「またここで暮らすナン」
「一人で?」
「ずっと昔はそうだったナン」
バナミンは、暗い家に一人で家族の帰りを待っていた夜を思い出しました。朝になっても、また夜が来ても、もう誰も帰っては来ないと知っていても、灯りがつくのを待って家を守り続けていたのでした。
「私と一緒に行かない? 私も一人なんだ」
バナミンは言いました。
「魔法使いを探しに行こうよ。そして、バナナタウンを戻してもらおう?」
そのとき、街の一角が眩しく光りました。
二人が目をやると、灯りの消えた街の中で一つだけ、バナナ色に輝く建物がありました。
「何あれ……?!」
「魔法の光ナン 行ってみるナン!」
二人は階段を駆け降りました。
「あれは、ノール兄妹の家ナン」
「ノール兄妹って?」
バナミンは息を切らしながら尋ねました。
「バナナカフェで会ったナン? オイゲ・ノールとポリフェ・ノールの兄妹ナン」
「オイゲには会ったけど……」
「ポリフェは引きこもりだからナン。バナナンもずいぶん見てないナン」
「それで、何でその兄妹の家から魔法の光が……?」
「まったくもってわからないナン」
バナナンは走りながら首をひねりました。
こうしてバナミンは、ノール兄妹の家に急ぐのでした。
☆第八話へ続く☆
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
◆作者紹介◆
二月二二子
お話を書いて猫と戯れる日々です。
http://nigatuninico.blog90.fc2.com/
これまでのお話がまとめて読めます。
感想コメントいただけたらうれしいです。
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2ちゃんねる。
2ちゃんねるの朝バナナスレッドで、裏バナナを紹介します。
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/shapeup/1223882009/l50
メディアの取材対応でお伝えしても、いろいろな都合でいつも省かれてしまう部分があります。
ダイエットのために書籍を読んだり、mixiのコミュニティに入るのは面倒と感じる方もいます。
個別質問に回答しきれませんが、よくある質問に回答させていただきます。
この機会に何を狙って朝バナナの普及活動をしているのか知っていただけたら幸いです。
2008年11月16日追記
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/shapeup/1223882009/
543でアドバイスいただき、固有のIDを取得しました。
IDは、
はまち。◆YHTzPJsSmA
です。
同日追記2
コテハンを使いましたが、匿名同士で話し合う場だからこそメリットがあるようです。
参照
http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/20252692.html
いまいち分かっていなかった用語が使うことで分かってきました。
何事も体験してみることが大切ですね。
デザフェス終了♪
さい@朝バナナコミュニティ副管理人です
急に寒くなって、一気に冬がやってきましたね
そんな寒さにも負けず、行ってまいりました!デザインフェスタ
朝バナナはフルタハナコさんの『へちま堂』ブースとの共同出展
例の4mのぼり遠くから見ても目立つ
(お隣さんも負けていないですね
)
来てくれたお客さんも皆「のぼりですぐ分かったよ~」とおっしゃってました。
著者はまち。バナナを喰らうw
シャッターチャーンスとばかりに周りの人が撮りまくってました。
デザフェス自体はなんと7000人を超えるアーティストが一同に会するビッグイベント!
イラストや写真、アクセサリーなどの雑貨はもちろん、歌あり踊りありまさにお祭り
朝バナナブースでは、最近のブームでご存知の方も多く、「あ、朝バナナだ~」とたくさんのお客様が足を止めて下さいました。
「スーパーにバナナがなくなったのよ」とか「まだ高いの
」と訴えられる方も
みなさん、訴えるところがなかったんですね
一時期に比べれば落ち着いてはきましたが、地域によってはまだまだ元通りとはいかないところもあるようです。
そこでこんなサイトを作ってみました。
バナナの供給量を増やす署名運動サイトです。
PC:http://www.morebanana.net/main.php
携帯:http://www.morebanana.net/m/index.html
一定期間署名を集めたところでバナナの供給(輸入)に関連する団体・企業に対し、バナナの供給量を増やし、
安定した市場の確保を要望します。
ぜひぜひ署名の参加をお願いします
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バナナン☆バナミン 第六話
バナナン☆バナミン 第六話 ~夜の真昼間~
「とっとと起きるナン」
バナナンに肉球で顔を踏みつけられながら、バナミンは目覚めました。
「ううーん……おはよう」
「おはようじゃないナン」
バナナンは前足で窓の外を指しました。空は暗く、街は闇に沈んでいます。
「真っ暗。もう夜なの?」
「夜じゃないナン」
バナナンはそう言って胸を張りました。どこから持ってきたのか、古びた懐中時計を首から下げています。
「え!? お昼?」
バナミンはもう一度外を見ました。建物の灯りはまばらで人の姿はありません。そして、空は真っ暗で……
「バナナムーンが、ない……」
バナナタウンの夜空に輝いているはずの、魔法の三日月がどこにもありません。
「バナナン、何かしたの?」
「してないナン! あいつと同じ発想はやめるナン」
バナナンは、しっぽに食らいつこうとしている光る小魚をうるさげに叩き落としました。
バナナンが押さえつけた魚の腹には『至急来られたし!』と文字が点滅しています。
「町長の呼び出しナン」
バナナンはうんざりと言いました。
階段を降りていくと、カウンターの中で本を読んでいたセロトンが顔を上げました。
「おはよう。よく眠れた?」
「うん、ずいぶん寝ちゃったみたい。おはよう」
「バナナンはよく眠ってるところをこいつに突き起こされたナン」
バナナンは復活した小魚にひげを引っ張っられながら、いらいらと言いました。
「え。じゃあこれ、バナナンがやったんじゃないの?」
セロトンは暗い外を指しました。バナナンにじとりとにらまれて苦笑します。
「ごめんごめん。だって、バナナムーンの魔力を使えるのはバナナンだけなんでしょ」
「そのはずナン。なのにどうしてバナナムーンが消えたナン……」
考え込むバナナンに、セロトンは言いました。
「まあとにかく行ってきたら? バナナンのひげがなくならないうちに」
二人が役場に着くと、前より色つやが悪くなった町長が待ち構えていました。
魚頭が痛むのか、えらのあたりを押さえています。
「きみは水の泡、という言葉を知っているかね」
町長の抑えた口調に、おそるおそるバナナンは答えました。
「無駄骨ってこと……ナン?」
町長は無言の後、魚眼をぎょぱっと剥きました。
「真夜中に朝になったかと思えば真昼間に夜が来る! バナナタウンのシンボル・バナナムーンは消え失せる 誤魔化して宥めすかしてようやく街に戻り始めた住人たちも一気にシェルターへ逆戻りだ! この私の努力の水の泡っぷり、もはやバナナで懐柔されるレベルではないぞ
」
「……落ち着くナン。信じ難いかもしれんが今回はバナナン何もしてないナン」
バナナンがなだめると、町長はどさりと椅子にもたれました。まるきり信じていない顔をしています。
「私は町長だ。水の泡に終わろうが無駄骨だろうが、街の秩序回復のためには努力を惜しむわけにいかないのだよ。このままとぼけるなら私にも考えが……」
町長が言い終わる前に、バナナンは何やらはっとしてしっぽをぴーんと震わせました。
「ま、まさか、まさかナン!」
「ななな何かね」
尋ねる町長には構わず、バナナンは部屋を出て行きます。
「何なのかね?! 何だと言うのかね!」
町長の叫びを後にして、バナナンは走って行ってしまいました。
「バナナン、待って! どうしたの?」
森へ向かうバナナンの背中を、バナミンは息を切らしながら追いかけました。
「もしかしたら、バナナムーンが故障したのかもしれないナン!」
「故障って……バナナムーンって『魔法の三日月』なんでしょ?」
「……そういうことになってるナン。バナナタウンの住人にはナン」
バナナンは足を緩めると、何か思いだすような目つきをしました。
「魔法使いは自分の夢の街を魔法で作り上げたナン。その魔力はどこから来たのかわかるナン?」
「魔法使いの力じゃないの?」
「一つの街を作って維持するのには膨大な魔力を必要としたナン。魔法使いは魔法装置で世界から魔力を集めたのナン」
真っ暗な森に入ると、バナナンは尻尾に魔法の灯りを灯し、空を仰ぎました。バナミンが目を凝らすと、森から突き出るように建った塔の先端に、三日月型の装置が取り付けられているのが見えました。
「あれが、バナナムーン……?!」
「今でもバナナムーンは世界から魔力を集め続け、バナナタウンを維持してるナン。それが壊れたら……わかるナン?」
バナミンは、光を失い、冷たい機械の色をした三日月を見上げました。
「壊れてるの?」
「わからないナン。バナナタワーに入るしかないナン」
こうしてバナミンは、バナナムーンを頂く塔、バナナタワーに足を踏み入れるのでした。
☆第七話へ続く☆
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
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二月二二子(にがつににこ)
お話作りで食べていくのが夢☆ ゆるーく朝バナナ中。
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今週末のデザフェスに出展します☆
さい@朝バナナコミュニティ副管理人です
ただ今今週末のデザインフェスタに向けての準備真っ最中です
朝バナナブースでは、
こんなのや (※注!非売品です。)
こーんなのや
(※注!はまち。が小さいわけではありません。のぼりが大きいのです。なんと4m)
にぎやかなものをたくさん並べて、ミナサマのお越しをお待ちしております
ここでしか手に入らないレアな朝バナ子ちゃんグッズはもちろん、
はまち。オススメアーティストLumino-scopeのCDの先行発売や
ボーカルナミさんのブログ
http://nakagawanami.blog50.fc2.com/blog-entry-119.html
バナナモチーフの手作りアクセサリーなども出品します
提供いただいた虹色ジュエリーさんのHP
http://虹色.jp/
さぁ!そこのあなた
今週末はビッグサイトへGO
◆デザインフェスタVol.28◆
日時:11月8日(土)・9日(日) 11:00~19:00
場所:東京ビッグサイト
出展ブース:B-0166
http://www.designfesta.com/jp/df/index.html
4mののぼりが目印
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バナナン☆バナミン 第五話
バナナン☆バナミン 第五話 ~朝の真夜中~
「バナナンにいいパートナーができて、僕もうれしいよ」
セロトンが言うのを聞いて、バナナンは、バナナジュースの皿から顔を上げました。
「パートナーじゃないナン。げ・ぼ・く・ナン。面倒なことはぜーんぶこいつにやらせて、バナナンはごろっごろするナン」
「今までだってごろごろしてたじゃないか。バナナだって、気が向いたときしか捕ってきてくれないし」
セロトンは苦笑しました。
「だから、バナナジュースはほとんどいつも品切れで、幻の名物なんて言われてるんだよ」
「こんなにおいしいのに、もったいない!」
きらきら光るジュースを飲みながら言うバナミンに、セロトンは笑いかけました。
「でしょ? だから、これからはバナミンのバナナハントに期待してるよ」
「うん! いっぱい捕ってくるよ」
「お代はしっかりいただくナン」
バナナンは口を挟みました。
「ああ、そうだね。今日の分も払うよ。いくらがいいかな」
バナミンは、カウンターに一本残ったバナナを見て、首を傾げました。
「えっと、バナナン、いくらくらいなの?」
「さあナン。バナナを欲しがってる連中のところに持ってけば、相当貰えるけどナン」
「今までは、おやつをあげたり泊めたりしてたんだ。うーん、どうしたものかな」
セロトンは首をひねりました。
「ま、とりあえず今日のところは泊めるナン。こいつ宿無しナン」
「だめよ」
むっすりと黙りこんでいたオイゲが立ち上がりました。
「と、泊めるですって? だめよだめだめ! 猫ならともかく、セロトンだって迷惑よ」
「僕は構わないよ。二階の部屋も余ってるし」
セロトンは、ぽん、と手を打つと、バナミンに向って言いました。
「何ならここに住む? 家賃はバナナで」
「そ、そんなのだめだったら! 何よ家賃がバナナって!」
オイゲは声を上げました。
「だってオイゲ、今日はバナナ入った? って毎日来てくれるくらい、バナナジュース好きじゃない。いつも品切れでわるいなって思ってたんだ」
「私は別に、バナナジュースが好きなわけじゃ……」
小さく呟くオイゲに、セロトンはにっこり笑いました。
「これからはバナミンがバナナを捕ってきてくれるから、いつ来てくれても大丈夫だよ」
「……私、帰る」
オイゲは立ち上がると、カウンターにお金を置きました。
「これ、ジュース代」
「そんなのいいよ。バナミンの歓迎祝いなんだから」
「……!」
オイゲはバナミンをきっとにらむと、止める間もなく出て行ってしまいました。
「オイゲ、どうしたんだろう」
セロトンは不思議そうに言いました。
「ともかく、今日はうちに泊まりなよ」
セロトンはカウンターを片付けると、奥の階段へ手招きしました。
「僕もう寝るから、先に部屋だけ案内しておくね」
「私も何だか眠いや」
「本当は夜だからね。じゃあもう寝ようか」
二階へ上ると、セロトンは余っていた部屋に布団を持ってきてくれました。
「バナミン、本当に、ずっとここに住んでもいいからね」
「ありがとう」
セロトンの申し出に、バナミンはにっこりしました。
「でも私、旅の途中なんだ」
「旅?」
「うん。私、世界の不思議を見て回るのが夢なの」
バナミンはそう言って苦笑しました。
「バナナ村を出発して、そういえば不思議っていうか、うさんくさい噂のある森が近くにあるのを思い出して、寄ってみたの。そしたら出口は見つからなくなるし、おなか減って動けなくなるし、念願の旅に出た直後に死ぬなんて絶対嫌! って思ってたら、バナナンが現れたんだ。いきなりすごい不思議を見ちゃったよ」
笑うバナミンを、バナナンはじっと見つめていました。
おやすみの挨拶を交わすと、セロトンはバナナンと出て行きました。
こうしてバナミンは、バナナタウンで初めての眠りについたのでした。
☆第六話へ続く☆
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◆作者紹介◆
二月二二子(にがつににこ)
お話作りで食べていくのが夢☆ ゆるーく朝バナナ中。
お気軽に感想コメント入れていただけたら幸いです
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デザインフェスタに出展します☆
さい@朝バナナコミュニティ副管理人です
イベント出展のお知らせです。
11月8日・9日に開催されるデザインフェスタVol.28に朝バナナが出展します
7,000人のアーティストが世界中から集結するインターナショナルアートイベントです
祭りだ祭りだぁ~っ
◆デザインフェスタVol.28◆
日時:11月8日(土)・9日(日) 11:00~19:00
場所:東京ビッグサイト
出展ブース:B-0166
http://www.designfesta.com/jp/df/index.html
ここでしか手に入らない朝バナ子ちゃんグッズなど、レアものも満載です。
お時間のある方は是非遊びに来てくださいね
展示会出展例
■海外進出続報
アメリカの『ABCNews』、さらに雑誌『TIME』にて紹介されました。
http://abcnews.go.com/Health/Diet/story?id=6108046&page=1
日本で起きた社会現象として、海外メディアもかなり注目しているようです
■約3ヶ月間にわたって開催された「第一回ミス朝バナナダイエットグランプリ」が10月26日に感動のフィナーレを迎えました参加者のみなさんの体だけでなく気持ちの変化も、とても素晴らしかったです
待望のグランプリ発表は10月31日です
ドキドキですねお楽しみに~
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バナナン☆バナミン 第四話
バナナン☆バナミン 第四話 ~甘焦喫茶~
「じゃあ町長、後はよろしくナン」
「……今回だけだぞ」
町長の机に賄賂のバナナを山盛りにして、二人は町役場を出てきました。
相変わらず街は静まりかえっています。
「街の人たち、大丈夫なのかな」
「まあそのうち出てくるナン。そ・ん・な・こ・と・よ・り! バナナタウンの案内ナン」
「この状態で?」
「たぶん、あいつならいるはずナン」
バナナンはさっさと歩き始めると、円形広場から伸びる通りの一本に入っていきました。
「さあ、ここナン」
バナナンは『甘蕉喫茶』と看板のある店の前で立ち止まりました。
バナミンが扉を開けると、女の子の声が聞こえてきます。
「ねえセロトン、早くシェルターへ行きましょうよ」
「僕はいいよ。オイゲは行ったら」
「セロトンと一緒じゃなきゃ行かない!」
「あ、バナナン。と、きみは?」
カウンターの中にいた少年が、バナミンに尋ねました。
「バナミンです、はじめまして」
「はじめまして、僕はセロトン」
「よかった、普通の人間もいるんだ……」
安堵のため息をついたバナミンは、カウンター席の少女にじろじろ見られていることに気付きました。
「えっと、あなたは?」
「オイゲ」
少女はバナミンに短く答えると、セロトンの方に向き直りました。
「どうしてシェルターへ行かないの? みんな、何か起こるに違いないって噂してるのよ」
「大丈夫だよ。たぶん、今日は普通に夜が来て、明日は普通に朝が来るよ。ねえバナナン」
セロトンはそう言うと、バナナンに向って目くばせしました。
「そ、そうナン。きっとそうなるナン」
「何でそんなことが言えるのよ。セロトンに何かあったらどうするの?!」
納得いかない様子のオイゲは、バナミンの手に残っている数本のバナナに気付くと、怪訝そうに言いました。
「どうしてあなたがバナナを持ってるの」
「え? 森で倒れてたらバナナンが……」
「ストップナン!」
バナナンはカウンターに飛び乗ると、バナミンの口を前足でふさぎました。
「これからは、こいつがバナナを運ぶナン。その挨拶に来たのナン」
「何でこの子が? バナナンでいいじゃない」
オイゲは眉をしかめました。
「こいつは町長も認めたバナナハンターナン。バナナの品質も保証済みナン」
「バナナハンター この子が?」
オイゲはびっくりした顔で、バナミンを上から下まで眺めました。
「バナミン、すごいんだね」
セロトンも驚いたように言いました。
「あはは……そんな、バナナを捕っただけなのに」
「バナミン、そもそもバナナを捕ることがすごいんだよ」
「そうよ。捕ろうとしても、普通、触ったら消えちゃうんだから」
セロトンとオイゲは真面目な顔で言いました。バナナンが、そっとバナミンの耳元で囁きます。
「バナナムーンの魔力は、バナナハントして初めてバナナになるナン」
バナミンは、森で見た、バナナが地上に降っては消えていく光景を思い出しました。そして、手の中で光るバナナを見つめます。
(なんだかよくわからないけど、バナナハントって、すごいんだ……)
「私、すごいなんて言われたの、はじめて」
(おまえがバナナを捕れるのには、理由があるんだけどナン)
バナナンは、うれしそうににまにましているバナミンを眺めました。
(……ま、それは言わないでおいてやるナン)
「さあセロトン、こいつにバナナタウン名物を味わわせてやるナン」
バナミンからバナナを受け取ると、セロトンはカウンターの中で何か作り始めました。
「はい、バナナカフェ特製・ムーンバナナジュースだよ」
三人の前に、バナナムーン色に光るジュースが出てきました。セロトンもグラスを手に持ちます。
「うん、いい色だ。じゃあさっそく、バナミンのハントしたバナナをいただこう。乾杯」
「乾杯!」
「乾杯ナン」
「……ま、いただくわ」
一口飲むと、全員の目が輝きました。
「おいしいわね」
「うまいナン」
「うん、いい出来だ」
(本当に、おいしい……)
バナミンは、うれしいような、どきどきするような、今まで味わったことのない気持ちになりました。
こうしてバナミンは、少しだけバナナタウンが好きになったのでした。
☆第五話へ続く☆
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
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二月二二子(にがつににこ)
お話作りで食べていくのが夢☆ ゆるーく朝バナナ中。
お気軽に感想コメント入れていただけたら幸いです
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マーケティングで初講演☆
朝バナナの普及活動から得られたマーケティングノウハウを中心に講演させていただきました。
マーケティングの視点では初講演。
そもそも聴きたい人がどれだけいるのだろうか??と思っていましたが、
フタを開けてみれば、50数名出席されて、満員御礼となりました。
ブログをあまり更新しなくてもランキング上位になっている理由や、
キャラクターやコミュニティをなぜ重視しているのかを解説させていただきました。
また機会があれば、ネーミングやコンセプトをユーザーニーズとメディア心理学の視点から解説すると、
他分野で応用いただけそうです。o(^-^)o