犬のドライアイ 2 | 柴犬オーナーハルの犬の健康ブログ

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前回。


◆犬のドライアイの原因
免疫異常
犬のドライアイの原因の中で一番多いのは、免疫システムの異常(免疫介在性疾患)です。

免疫細胞が自己の涙腺の細胞を異物と間違って認識してしまい、自分の涙腺細胞を破壊してしまうことにより、起こるドライアイです(涙腺細胞が破壊されると涙を作れなくなってしまう)。


神経性障害
涙の分泌に関係する神経細胞が異常だったり、まばたきをするための神経(顔面神経)が異常だったりすると、ドライアイが起こることがあります。


眼病の慢性化
眼瞼炎(まぶたの炎症)や結膜炎等を慢性化させてしまうと、涙腺組織にも炎症が広がり、その炎症により涙腺の分泌細胞の機能が低下してしまうこともあります。


ジステンパーウィルス
ジステンパーウィルス(予防可)に犬が感染することでドライアイが起きる事もあります。

これはジステンパーウィルスが全身に感染したうちの1つとして涙腺細胞に感染すると、涙腺の分泌機能が低下してしまうことにより起こります。

ジステンパーに対する治療で回復した犬では、その回復にともない涙腺分泌機能が回復するケースがあります。


眼球の表面積が大きい
涙液の分泌は正常でも、涙が蒸発してしまうスピードが速すぎるとドライアイになってしまいます。

これは、外気に触れている眼球の表面積が大きいギョロ目の犬種で多い発症パターンです。

具体的にはコッカースパニエル、ブルドッグ、シーズー、パグ、ウエストハイランドホワイトテリア、ラサアプソ…などです。


油分の減少
涙の表面に存在し、その水分蒸発を防ぐための油分が減少することでもドライアイになりやすくなります。

目の上まぶたには目の表面を覆う油の成分を出す穴があり、目が乾燥することを防ぐ役割を持っています。

この油成分があまり分泌されないと、涙が出てもすぐに蒸発してしまいます。


他には、老化による涙腺の萎縮、涙腺への外傷、慢性的な眼感染症、薬剤への反応、チェリーアイの治療で外科手術をして涙の量が足りなくなる、眼球周辺の腫瘍に対して放射線治療を行った場合なども、涙の量が低下してしまうことがあります。





◆ドライアイの治療
 治療法は原因によって様々です。

一時的な効果しかありませんが、目が乾くたびに目薬を差すことによって、角膜と結膜を乾燥から防ぎます。涙の分泌を人工的に増やす薬(涙促進薬)もあります。

治療に反応のあるケースでも多くの場合、終生点眼を続ける必要があります。特に早期に発見し早期に治療を始めた場合、治る率は高くなると考えられています。

重症と判断されたり薬が効かないような場合には手術を行うケースも。体質や健康状態も大きく関係しますが、基本的には長期治療が必要となります。


 ドライアイ対策としては、空気の乾燥はワンちゃんの目を乾燥させる要因になるので、加湿器を利用するなどしてお部屋の湿度を保つようにしましょう。

また、お水をきちんと飲ませないことも、ドライアイや愛犬の目の充血の原因になってしまいます。

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最後まで読んで頂きありがとうございました。


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