破竹の勢い

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昨日、破竹(はちく)の竹の子を戴きました。孟宗竹(もうそうちく)のタケノコが終わって、今からが旬のタケノコです。


はじかみ神主のぶろぐ


破竹は、掘りたてならそのまま食べられる竹の子で、孟宗竹の筍(たけのこ)ほど美味ではありませんんが、シャキシャキとした歯応えにもかかわらず、硬くなく柔らかいのが特徴です!


「破竹」は「淡竹」とも書き、中国原産の竹の一種です。黄河流域以南に広く分布し、日本では孟宗竹、真竹(まだけ)に次いで各地でよく植栽されています。


はじかみ神主のぶろぐ


北海道南部以南に分布し、孟宗竹よりも耐寒性があるため、特に私の住む日本海側に多いのです。山地では野生化しているものもあります。別名、呉竹(くれたけ)ともいいます。


これが、成長した破竹です。


はじかみ神主のぶろぐ


「破竹の勢い」ということわざがあるじゃないですか、これはこの「破竹」から由来しているのです。


竹は一節を割ればあとは一直線に割れることから、物事の勢いが激しく、とどめることができないさまをいいます。


三国志時代の最終期、蜀(しょく)が滅び、魏(ぎ)が晋(しん)に取って代わられた後のこと。晋は呉(ご)を攻略するため大挙して南下しました。翌年の2月には、武昌(ぶしょう)を攻略し、その地で軍を集めて軍議を開きました。〔画像はクリックすると拡大します〕

はじかみ神主のぶろぐ


ある者が、「すでに春が近く、長江(ちょうこう)の水が増水するのは間もないことなので、この武昌の地に長く留まることは困難でしょう。一度軍を引き、冬にまた寄せた方が良いと思います」と言うと…。


鎮南将軍の 杜予(とよ)が、「今、我が軍は勢いに乗っている。例えれば、竹を裂くときのようだ。二節、三節と裂いていけば、残りは自然に裂けていき、力を加える必要もないだろう。この機を逃すべきではない」と言って進撃を唱えました。


晋軍は、攻撃の態勢を整え、呉の都・建業(けんぎょう)を目指して殺到し、ついにこれを攻め落として呉は降伏し、晋の武帝・司馬炎(しばえん)は中国を統一したのでした。


はじかみ神主のぶろぐ


それでは、晋の武帝にあやかって、「破竹の勢い」の破竹の若竹煮を食べることにいたしましょう。


はじかみ神主のぶろぐ


ご近所の農家から、たくさんのホウレン草とサヤエンドウも戴いたので、朝食にさっそく供された次第です。


はじかみ神主のぶろぐ


でも、明日から6月だというのにこの低気温は何なんでしょうかね。サヤエンドウもこんな小粒な生りなので、今後の農作物の成長が心配です。



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