神主の独り言 Part2

神主の独り言 Part2

雅楽と白山をこよなく愛す神主のブログです。

かなり日が経ってしまいましたが、今月5日~6日に氏子総代会の旅行に行って参りました。

18名の総代ですが、都合がつかない方や、体調を崩した方などで行ったのは8名!マイクロバスの予約を変更して、ワンボックスレンタカーで私が運転することにしました(^^♪

私、運転は好きなので、そして今回行ったのは滋賀県!行き慣れた場所も多いので苦なく行って参りました。

 

初日にまず伺ったのは、国宝彦根城!

お城の入り口にボランティアガイドさんが居り、ご年配も多いのでゆっくりと説明を聞きながら天守まで行って参りました。

天守からの眺めはとても素晴らしいです。

天守閣は耐震工事の真っ最中です。

国宝の木造建造物ですので、ただ工事をすればよいと良いものではなく、2年の歳月をかけてじっくりと作業が進むようです。

彦根城を出ると、ひこにゃん柄の電気自動車が・・・・・(笑)

 

さて、彦根城の後伺ったのは、今回のメインともいうべき、山中温泉東山神社のご祭神「惟喬親王」のゆかりの地!

先ずは、東近江市君ヶ畑の大皇器地祖神社(おおきじきみそじんじゃ)に参りました。

木地師の祖「惟喬親王」は、今日を追われこの地で静かに住まわれていた頃に木地を挽くことを伝授されたとの事。

地元に育った木地師たちは、その業を伝えるべく全国に散らばって行きました。

惟喬親王の御陵と言われるものは各地にありますが、ここ君ヶ畑にも大切に守られている御陵があります。

 

木地師ふるさと交流館でいろいろなお話をお聞きしました。

とても小さな集落(10戸ほど)ですが、とても大切に護られていることをありがたく思います。

こんなHPがありました。

 

 

少し長居し、時間が押しておりますので、お話の後は次のご縁の地「蛭谷」の筒井神社に向かいました。

画像は取り忘れましたが、木地師資料館に伺いお話を聞きました。

こんなブログもありました。

 

 

君ヶ畑、蛭谷の惟喬親王ご縁の地をあとに、この日の宿泊地である大原に向かいます。

大原での宿は「民宿大原山荘」

民宿ですが、とても大きな民宿で、お風呂は温泉です。

単純泉のとても温まるお湯でした。

夕食の鍋もとても美味しかったです。

 

 

一夜明けた早朝にウォーキングに出かけました。

実はこの大原も、惟喬親王にゆかりの深い地なのです。

2km強先に、宮内庁管理の惟喬親王御陵があります。

民宿から往復4km強の早朝散歩です。

しかし、高低差は考えなかった・・・・・(;O;)

一旦下がって、御陵前は急な坂道でした!!

今思えば、ここに上がってくるまでの道も、きれいに草が刈られ、御陵はお掃除もされていました。

ここでも地元の方々に護られている惟喬親王の伝説があるのですね。

大原の惟喬親王についてもブログに書く方が居られました。

 

 

民宿に戻って、朝風呂にも入り、いざ出発!

まずは、日吉大社に参拝します。

日吉大社の宮司は、昨年就任された森真吾さん。長く伊勢神宮に奉職されていた旧知の宮司さんです。お忙しい中をご挨拶頂きました。・・・スミマセン画像ありません。

先ずは西本宮で正式参拝。

東本宮までを神職にご案内頂きましたが、総代の集合写真も忘れており、白山宮前で撮らせて頂きました。

日吉大社は、西本宮、東本宮の他、宇佐宮、牛尾宮、白山宮、樹下宮、三宮と5つの摂社があります。

この正面が東本宮で、左は摂社の樹下宮。

 

日吉大社を後に、石山寺の大河ドラマ館に向かいます。

今年の大河ドラマは「光る君へ」

紫式部の物語ですが、石山寺で源氏物語を執筆したとされています。

石山寺の大河ドラマ館。

今回の「光る君へ」大河ドラマ館は、ここの他に宇治と越前にあるようです。

 

今回の旅行は盛りだくさんで、次の目的地は竹生島!

船の出る長浜まで北上します。

長浜港からフェリーに乗って竹生島へ!

 

 

島に着く前に、都久夫須麻神社が見えます!

島は、宝厳寺と都久夫須麻神社で成り立っていますが、なかなかの上り下りがあります。

到着から出向までの1時間強で回ります。

宝厳寺本堂

都久夫須麻神社

神社前からの琵琶湖の眺めは最高です!

 

さて、欲張って多くの地を巡った今回、どれも素晴らしいものであったし、お天気にも恵まれて最高の二日間でした。

全行程運転しましたが、ワクワクの中での運転は苦にならず、楽しい思い出でいっぱいです。

多くのお話を聞き、寺社に詣でて徳を頂き、有意義な二日間はあっという間に過ぎましたが、得たものも多かったと思います。

では!