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→ PS「ゼノギアス」プレイ日記2 マルー救出〜王都奪回作戦

→ PS「ゼノギアス」プレイ日記3 キスレブD区画~ギアドッグ侵入

→ PS「ゼノギアス」プレイ日記4 粛清開始~孤児院へ

→ PS「ゼノギアス」プレイ日記5 死霊の巣くう船~バベルタワー

→ PS「ゼノギアス」プレイ日記6 天空のシェバト~碧の誓い

→ PS「ゼノギアス」プレイ日記7 ゲート破壊ソラリスへ~ソイレントシステム

→ PS「ゼノギアス」プレイ日記8 ソラリス脱出~

 

 

 プレイステーションソフト「ゼノギアス」プレイ日記第7回目です。前回はシェバトという500年前にソラリスと戦争をした国へと行き、色々と情報を入手することが出来ました。それと新しい仲間も増えました。しかしフェイの両親の情報はここでも分かりませんでしたが…。

 

 ソラリスと地上を分断するための装置「障壁(ゲート)」の存在を知り、これを破壊することになりました。一つはニサンに近く、教会関係者であったシャーカーンが管理していたことから、シャーカーンとの決着をつけアヴェを解放、ゲートの破壊に成功します。あと二つのゲートを破壊しなければなりません。シャーカーンとの戦いで浮上させることが出来た碧玉要塞と、バベルタワーが一つの装置であることを発見したのでこれを使い、位置が判明している教会地下のゲートを破壊する作戦を立てます。

 

 当然ソラリスが妨害に来ると思われますが…

 

 ここはただのストーリーを追うだけの記事ですので、攻略や考察の参考にしないようお願いします。そしてネタバレ容赦ないです。未プレイの方は閲覧しないようお気を付け下さい。

 

 

 

【第二のゲート バベルの輝きは】

 

 

 まずバベルタワーの鏡調整班、シタン、フェイ、エリィはコントロールルームへ行きます。シタンが調整している間にフェイとエリィが敵の妨害に備えます。

 

 

 そして予想通り敵がやってきます。エレメンツのドミニアとケルビナです。完全にフェイたちの作戦…砲台のビームを反射してゲートを破壊するという計画が読まれていました。ドミニア(ブレードガッシュ)とケルビナ(マリンバッシャー)との戦いです。

 

 

 ブレードガッシュは剣にそれぞれ属性をつけて単体攻撃してくるといういつも通りの攻撃です。マリンバッシャーは全体攻撃持ちです。攻撃力は二人とも強いです。ケルビナに対してはエリィの必殺技(∞)がプラスになってしまうので面倒です。なんとか一度目の戦いは勝利しますが…

 

 

 一方碧玉要塞班もビーム発射準備を始めていました。すると、ギアらしき機影が近付いてきます。エレメンツのセラフィータとトロネです。こちらもやはり妨害に来たのですね。ビリーはビームに集中してもらうので、残りの二人で迎撃しましょう。

 

 

 トロネ(スカイギーン)とセラフィータ(グランガオン)との戦闘です。最初はそんなに決定的な攻撃をされることもないのでチョロイかなと思わせておいて長引くと良くない相手です。とっとと必殺技で倒した方が良いです。

 

 

 隙をついてビリーがビームを発射します。しかし、1度目は外してしまいました。バベルタワー班の方は鏡から外れて変な所にビームが当たると命にかかわるのでヒヤヒヤします。そしてなんと、バトルは2戦目があったのです。再びドミニアとケルビナ、そしてトロネとセラフィータと戦うことになります。なので1戦目で全力使っちゃうとヤバイです。

 

 

 さて、なんとかエレメンツを退け、2発目は上手く鏡に反射させることが出来ました。そして教会本部の地下のゲート破壊に成功します。

 

 

 残る地上のゲートは一つです。この一つは場所が全く分かっていません。シェバトの女王ゼファーの話では地上のゲートは3つ、ソラリスに1つあるとのことで、シャーカーンの残していた文書と照らし合わせて考えます。

 

 正三角形に位置し、それはソラリスを中心としている…。ということは今2ヶ所判明しているので実際の世界地図(地上人が認識している地図と異なる実際のもの)に印をつけます。南か北どちらか…ということになります。二手に分かれてとか両方あたれば…と考えますが、第2ゲートまで破壊されたソラリスは次こそ本腰を入れてくると思われます。時間をかけず確実に戦力集中したいです。

 

 

 ここは経験者たちの意見を聞いてみます。エリィやシタン(シグルド)はソラリスにいたことがあるわけですからソラリスの位置は知っているのでは…と思ったんですが、エリィはソラリスの地図しかなかったから地上に各エリアがあったことも知らなかったと言います。地上との具体的な関係は司令官クラスじゃなければ知らないだろうと…。ジェシーは司令官になる前にソラリスを出てしまっているので分からないでしょうし。密航組のシタンとシグルドも外の景色は見ていないというので、もうお手上げです。

 

 そもそもソラリスのゲートを抜ける際は各ゲートの境界面を利用して転移するとのことで、どこに出たかはその時点では分からないというのです。そういえばキスレブのゴリアテもゲートを装備していたため、接触時にわけわからん所に転移してしまいましたよね…。

 

 

 そういうわけでエリィが地上に降り立った時の風景であたりをつけることにします。一面海だったとのことですから、北側の雪原ではないだろうということで、南側に絞ります。しかしその海上にもそのような施設はありません。なので海溝部でかなり海の深い所にあると思われます。ユグドラシルは潜水艦でもありますが、深海探査には向いてないので、サルベージャーたちの使う深海探査艇やギア整備の技術が必要になります。それならタムズだろうということで、タムズの艦長の力を借りることになります。

 

 

 こちらが色々と動いていたころ。やはりソラリス…ガゼルの法院は地上の障壁<ゲート>をどう守るかということを話し合っていました。しかしカレルレンは障壁<ゲート>を破壊されたとしても昔のようにはならないと断言します。それよりももっと重要な情報をメモリーキューブから得たことを報告します。それは"母"を見つけたというものでした。今まで気が付かなかったのは"母"の仮面<ペルソナ>は一定の年齢に達しないと現れないから…。そしてこの母は対存在が転生したものである可能性が高いと言います。

 

 これは何の話をしているかと考えるとエリィのことです。500年前のニサンの聖母ソフィアも…。

 

 

 カレルレンはゼボイムのナノ技術の産物である「エメラダ」を使うことを提案します。エメラダとはあのストーンたちが連れ去ったナノマシンの群体の少女のことです。何故カレルレンはこのような提案をしたかというと"母"からの情報だというのです。4000年の昔、人造生命体(エメラダ)を創造した人物は、"接触者"と"対存在"であった者だったと…。

 

 カレルレンの狙いはエメラダを利用することで狙いの人物から反応を引き出すこと。そしてエメラダのデータ採取はすでに終わっているため、反応が得られず破壊されても問題ないとしています。

 

 この人はソラリスの都市エテメンアンキの住人のことも愚衆と見下すし、計画の為なら…という感じで冷酷さが強いですね。全て本心で言ってるんでしょうか…。

 

 

 

【暗き海の底 第三のゲート】

 

 

 ゲートの大体の場所にあたりをつけることが出来たので、タムズへ行って助力を仰ぎます。あたりをつけた場所はサルガッソーポイントと呼ばれている場所でした。それは太古の微生物が長年の歳月を経て洞窟を形成した場所です。

 

 なんでもそこにはお宝があるとの噂らしいのですが、そこへ行って帰ってきた者はいないというのです。洞窟自体が生き物のようになっているとの噂もあるようです。危険な場所のようですが、それこそゲートを設置してそうじゃないですか。

 

 気前のいい艦長はギアを潜水仕様にしてくれました。途中まではユグドラシルで行き、更に深部はギアでの探索になります。それから水中では地上とちょっと動かし方が変わることも教えてくれます。歩くのではなく、ジャンプしながらの移動といったところでしょうか。

 

 

 艦長の言ってた通り、ピョンピョンと移動するのが軽快でちょっと楽しいかも…などと楽しんでばかりもいられないのです。ここでも当然エンカウントするので。

 

 ここではHPの多いデスサイズ、電撃系を使うクラーゲン、アコヤなどが出現します。サルベージャーなんかは戦う必要あるのかないのか…倒すと大金塊を強奪したみたいでなんかひでぇなぁと思ったとか思わなかったとか…(苦笑)。※この時はマーマンとはエンカウントせず…。

 

 

 水流が強い場所などもあり、タイミングを見ながら進んで行くと、人工の扉を見つけます。そこに入ると、待ち構えている者がいました。それは…あのゼボイム遺跡で見つけたナノマシンの群体の少女です。

 

 そしてケンレンと名乗る謎のギアもいます。やたら丁寧な喋りのこの人物はカレルレンの一の従者だと言います。人物と言いましたが、このケンレン、人機融合を果たしたということで顔を見せることは出来ないそうです。

 

 

 シタンはケンレンをよく知っているようで、ラムセスではなくこの人が地上まで出向いてきたことを驚いています。とはいえ、ラムセスは今前後不覚状態であり、今回の任では冷静沈着な者でなければ務まらないとのことでこのケンレンが適任だったということです。その任務とは…この少女エメラダの実証検分。エメラダとフェイたちを戦わせ、それを横で見ている任務みたいです。

 

 クレスケンス(エメラダ)戦となります。装備を全く新しくしてこなかったため(タムズ艦長にショップの商品が新しくなっていることを言われたのに)、1回目は負けてしまいました。整備忘れないようにね…マジで。

 

 

 クレスケンスは最初のころは物理攻撃とエーテル攻撃を単体にしてきますが、残りHPが少なくなってくると全体エーテル攻撃をします。結構威力があるため、HPがゴリゴリ削られてしまいます。

 

 もう一つ厄介なのは、素早さです。割と攻撃を回避されてしまいます。こういう感じで戦い難い敵ではあるんですが…

 

 クレスケンスに勝利すると、エメラダは「キム」という名前を呼び、混乱し始めます。この様子を見ていたケンレンは、エメラダのこの混乱が記録(記憶)の解放によって起きていると見ます。カレルレンはエメラダがこうなることを予想していたようです。

 

 

 カレルレンに結果を報告しなければと言ってケンレンはエメラダを置いていきます。エメラダはフェイの「娘」なのだからと言って…。つまり、この機体、クレスケンスもらっちゃっていいんですな!?

 

 

 

 なんやかんやありましたが、第3のゲートを破壊することが出来ました。そして皆でユグドラへ戻ります。

 

 連れ帰ったエメラダですが、これまでの雰囲気とは全く違った様子で、フェイのことをキムと呼んで大ハシャギしています。エリィがキムという人物はフェイと似ているのか、そのキムがエメラダを創ったのかと訊いてみます。しかしエメラダはフェイがキム自身であると信じて疑っていないようです。キムの存在はずっと夢の中の人物だと思っていたとのことなので、実在していたと知って嬉しいという気持ちになるのも分かる気はします。なんせ彼女は何千年も夢を見続けていたわけですから…。

 

 キムがエメラダの誕生を心待ちにしていたこと、いつの間にか誰もいなくなって、長い眠りについたことをエメラダはフェイに語ります。エメラダにとってキムは特別な存在であったようです。勿論キムにとっても…。

 

 しかしエメラダは他の人には興味ないらしく、エリィがフェイ(キム)との会話に入ってくるのをイヤがります。あまつさえエリィをおばさんと呼ぶ始末です。ま、まぁさっき仲間になったばかりですから…。そのうち打ち解ける…といいですね。

 

 そうそう、エメラダという名前はキムが付けた名前だそうです。エメラルド色の髪の毛だからという理由らしいです。

 

 それにしても、こうもあっさりとエメラダを手放したカレルレンの目的はなんでしょうか。彼女の中にあった情報が必要であったことは確かだと思いますが…。

 

 ゲートの影響が弱まったため、ソラリスとみられる都市を発見したとシェバトからの入電があります。シェバトに行くことにします。

 

 

 ゲートが弱まり、地上から確認出来るようになったソラリスの姿はまるで傘の骨のようです。ソラリス本土にあるメーン・ジェネレーターを破壊しなければ障壁<ゲート>を完全に取り去れません。そもそもゲートが弱っているとはいえ、本土突入は簡単ではない気がします。

 

 ここでゼプツェンが持つ重力子砲が使えます。空間を歪曲すれば短時間ではありますが、障壁を中和出来るようです。その隙にソラリスに潜入することになりました。

 

 内部では人目につかないよう少人数に分かれて行動することになります。一つ目のチームはソラリス内部を案内出来るということでエリィ、そしてフェイとシタンです。残りのメンバーは別グループとして潜入します。マリアはゼプツェンとともに外で待機です。

 

 ひとまず準備が整ったらまた集合するということで、一旦解散です。

 

 

 いよいよソラリスへと乗り込むことになり、シタンは何かを覚悟した様子でした。それを妻であるユイも理解し送り出します。ユイの手から、シタンに手渡されたものは、彼がかつて使っていた「剣」(刀?)でした。

 

 

 そしてジェシーもソラリスに行くつもりのようです。それはシタンのため…ではなく、ジェシーはシタンが何かを画策していることに気が付いているけれど、その目的までは分からないといった感じです。なので、シタンがソラリス側に回った時は敵として自分が撃つつもりだと言います。わざわざシタンにそう宣言するくらいですから、全く信用していないということはなさそうですが…。

 

 

 

【天上の楽園 ソラリス潜入!】

 

 

 ゼプツェンは皆を手のひらに乗せて発進しました。ソラリスに『死』を運ぶ黒い翼となるために。

 

 やはり残る障壁によって進行を阻まれますが、ゼプツェンの持つ重力子砲の効果による空間歪曲によって突破することが出来ました。

 

 まずフェイたちを下ろし、他のメンバーは別の所から入り込みます。すでに空間歪曲の際の位相が通常に戻りつつあるというので、マリアはバルトたちを下ろしたらすぐ外に退避します。

 

 

 どうやらフェイたちが下ろされた所は貨物の集積分配場みたいな所のようです。…それにしても、逆方向に重力が働いているのが気持ち悪いです。ソラリスは地上とは違う方向に重力が働いているとのことで、エリィもソラリスから地上に行くと暫くは気持ち悪くなったと言っています。

 

 取りあえず逆様のまま周りを探索してみます。フェイがコンテナのような何かを発見したので中に入って調べてみると…。なんか扉みたいなのが閉まってそのコンテナごとフェイはどこかに運ばれてしまいます。のっけからエリィとシタンと離れ離れになってしまいました。

 

 フェイが乗ったコンテナは暫く移動する音がして、どこかに辿り着いたようです。

 

 

 コンテナの外に出てみます。この辺りは人がいるみたいですが…。一人の男がこの場所で労働を強いられていることを不満に感じて声を上げていました。その男は警備ロボのようなものに捕らえられ、巨大な穴の中に放り込まれてしまいます。

 

 何が起こっているのか、どんな場所なのか調べるために住人らしき人々と話してみます。

 

 フェイがいる場所は第3級市民の居住区です。監視塔などがあり、常に住民は監視されています。さっきのような不満を声高に叫ぶような者が現れたら、その者が所属するブロックごとが再教育「リアレンジ」という処置を施されるようです。

 

 

 12-3-6の部屋に入ると、ティモシーにそっくりな男がいました(※ラハン村の青年)。当然ですが別人で、サムソンという名前だそうです。しかしサムソンはフェイのことをよく知っています。何故かというと、アヴェの大武会に出場していたからなのです。とはいえサムソンは一回戦敗退だったようですが。

 

 サムソンは故郷に帰る途中で意識を失い、気が付いたらここにいたと言います。ここにいる他の者はリアレンジという洗脳をされるため昔の記憶がないのですが、なぜかサムソンはリアレンジが失敗したらしく、フェイのことを覚えていました。さっき監視ロボに始末されてしまった人も同じで、サムソンの数少ない仲間だったとか…。

 

 サムソンはここから脱出することを諦めておらず、監視塔を抜けた先にあるという第2級市民層から軍港に忍び込み脱出するという計画を話し始めます。サムソンは軍港で働いているため、使役許可証があるのです。使役義務のない日はここからは出られないようになっていますが、それについては対策があると言います。

 

 フェイの腕っぷしが良かったことから手を貸して欲しいと誘われます。一応ここは協力するという選択をしておきました。…というか協力しないと話が進まんじゃろう。

 

 サムソンにゲブラーがいるから気をつけるよう言われますが、栗色の髪の女性だったというので、これは完全にエリィでしょう。向こうもここに来てフェイを探し回っているみたいです。まずエリィと合流することにします。

 

 

 エリィは10-4-1の部屋にいました。敵地なのに全く用心しない行動をするフェイに呆れている様子のエリィですが、なんとか無事合流出来ましたね。折角なのでエリィにこの場所についてもっと詳しい話を聞いてみます。

 

 ここはソラリス第3級市民層Fブロックです。全体では20のブロックがあり、ここに地上人が住み分けされるようになっています。ソラリス人はあらゆる個人情報…簡易DNA組成状況などが分子レベルで刻印されていて、市民クラスも例外ではありません。ここの居住者は居住区の形状から「働きバチ」と呼ばれています。この労働力はソラリスの根幹でもあるのです。

 

 エリィは見学で居住区を見に来たことがあるというので、ここがソラリスのどの辺なのかは大体分かっているとのことですから、早く脱出できるのではないでしょうか。

 

 しかし、シタンはどうしたんでしょう。フェイを追ってポッドに乗ったので、もしかしたら別の区画に出てしまったかもしれません。しかしエリィはシタンならこの都市には詳しいはずだからというので、大丈夫でしょう、多分。

 

 

 エリィを連れ、サムソンの所に行きます。サムソンは第2級市民層での使役者許可証をくれました。これを持って監視塔へ行きます。監視塔の中は迷路のようになっています。セキュリティがウロウロしていたりして、見つかったりすれば強制退去させられ最初からになってしまいます。

 

 やっと迷路(?)を抜けてサムソンと合流した所にはIDを読み取るコンソールみたいなものがありました。ここを抜けるつもりらしいのですが、エリィはここは市民のIDでは抜けられないと言います。しかしサムソンは自信がありました。闇ルートでIDを書き換えたというのです。

 

 

 自信たっぷりにID検知の機械を通るサムソンでしたが…。IDエラーということで、消去されてしまいます。

 

 フェイが機械を壊そうとしますが、それも出来ないようです。やはり第1級市民<ガゼル>か、軍関係者のIDでなければここは通れないようです。

 

 ここでこうしているわけにもいかないと、エリィは一か八かと自分がID検知の機械に乗ります。すると…機械はエリィのIDを第1級市民<ガゼル>として承認して通過の許可がおります。エリィは国家反逆者として登録抹消されているのではないかとも考えていましたが、まだ登録されたままのようです。それは不思議ではありますが、通れるなら通ってしまいましょう。今後こういう探知するコンソールがある場合はエリィとくっついて通るとフェイは探知されないようです。

 

 フェイが明らかに地上人の姿をしているため、軍人に呼び止められてヒヤリとしましたが、ゲブラーのエリィが特事徴集を終えて本部に戻るところだと誤魔化しつつ進みます。

 

 

 第2級市民層「エテメンアンキ」に着きました。ショップもあるし、マンションもあるので暫くここをウロウロすることにします。ソラリスの市民は見た目でソラリス人と分かる感じがします。しかしここで過ごしている人達は地上人を見下してはいますけど、なんか…あんまり地上の人達と変わらない気がします。

 

 イベントがあるみたいで街はそわそわしています。今日は観艦式というのがあるみたいです。しかしすでにチケットは売り切れです。

 

 マンション1階にはジョーっぽい人がいるんだけど、ダンス(?)に夢中でまともに会話できません。マンション2階では天帝の演説があるという…観艦式のチケットを譲ってもらいました。

 

 そういうわけで観艦式に行ってみます。

 

 

 やっとソラリスの最高権力者?である天帝を見ることが出来ました。天帝はまず地上のゲートが消失したことで不安になっている市民を安心させるようなことを言います。全て神に選ばれし民であるガゼルの法院は承知していることだと…。

 

 彼らガゼルの目的は楽園へと回帰し、永遠の生を受けること…と考えていいのでしょうか。そのために神の眠る地、知恵と力の源である「マハノン」への扉を開いたと言っています。

 

 天帝の演説後、カレルレンが皆の前に姿を現します。フェイは知らない人物なのでエリィは彼がソラリスの実質的指導者だと説明します。カレルレンは滅多に市民の前に姿を現さないらしく、それだけの事態が今回起こっているのではないかとエリィは考えます。

 

 フェイはカレルレンを初めて見たはずなのに、何故か彼に対して懐かしさを感じていました。

 

 

 フェイの中に埋もれていた遠い記憶、ニサンでの出来事。カレルレンはフェイを「ラカン」と呼んでいました。二人は何気ない会話を交わします。カレルレンは武術に長けた人物ではありましたが、最近ではメルキオールを師としてある学問を学んでいました。ソフィアから進められて本を読み始めたことが彼の向学心に火をつけたのだと…。そして彼はソフィアのために…

 

 

 フェイの遠い記憶がよみがえりそうになっていると、エリィが心配して声をかけたことで我に返ります。エリィに言葉を訳してもらいながら、フェイはカレルレンの言葉に耳を傾けてみます。

 

 カレルレンはさっき天帝カインが言ったことを繰り返し、ゲートは地上人に破壊されたものではなく、天帝カインが取り払ったものだと強調し、その際にソラリスに侵入した者がいると言い出します。しかもすでにその人物達は捕らえてるというじゃないですか!!

 

 

 

 それはカレルレンのはったりではないらしく、天帝とカレルレンの前に仲間たちの姿が映し出されます。彼らの処遇は明後日、始祖である古のガゼルを蘇らせるためにソイレントシステムで処理するなどと言っています。聞いたことない単語も出てきてサッパリ意味が分からないですが、エリィにもよく分からないようです。

 

 ガゼルとは純粋なソラリス人(第1級市民)を指す言葉です。しかしここでカレルレンが言ったのは「ガゼルの法院」のことだと思われます。今ガゼルの法院としてソラリスに君臨している者達は、かつてソラリスの人々を守るために肉体を失ってしまったと言います。

 

 

 「ソイレントシステム」はソラリスの根幹を支える重要なシステムだということしかエリィは知りません。仲間たちが捕らえられてすっかり冷静さを失っているフェイをなんとか落ち着かせようとするエリィ。しかし言い合いになってしまい、警備に見つかってしまったので、エリィはフェイを誘導して逃げ出します。シタンの映像がなかったので彼だけは捕まっていないようですから、どこかで合流出来ればいいのですが。

 

 市内を走り抜けようとすると、すでに手配され、警備ロボ(セキュリティブロック)の検問に引っかかってしまいます。エリィは下水道へと飛び込み、フェイも後を追います。

 

 エリィには考えがあるようなので、エリィに言われた通り下水道を走り抜けることに。攻撃モードになったセキュリティに追われながらここは突っ走ります。ここは実質シンボルエンカウントみたいなものです。追いかけてくるセキュリティに捕まると戦闘開始という感じです。

 

 

 セキュリティは物理攻撃の防御アップすればエーテル防御がダウンし、また逆になることもあるという感じで防御相性を切り替えてきます。どちらの防御を上げたのかを見逃さないようにして攻撃します。

 

 途中にある宝箱を回収しつつ下水道を脱出すると、今までと雰囲気が違う場所に出ました。ここは第1級市民層です。ガゼルと呼ばれるソラリス人の居住区です。なんの躊躇いもなくエリィは目の前の門を通ります。なんと…ここはエリィの家だというのです。かなり広い…大邸宅といった感じです。

 

 

 

逃避行 なつかしのわが家

 

 

 中に入ると女性がいます。彼女はメディーナ。エリィの母親です。軍からはエリィが任務遂行中に行方不明になったと聞かされていたようで、エリィの無事を喜んでいます。父親は今仕事で宮にいるということは…結構重要な役職の人物のようです。

 

 

 やはりフェイが何者か気になった様子のメディーナに、エリィは同じ特設外務庁の者だと紹介します。色々不審な点はあったかもしれませんが、報告書を書かなきゃならないと誤魔化してエリィの部屋へと逃げ込みます。

 

 エリィの部屋も広く、しかも風呂付きだそうです。部屋の中央にあるガラスの筒みたいなのがそれです。シャワーを浴びるというエリィ。このシャワールームは使っている間は見えないようになるみたいですね。湯気のせいなのかそういうシステムなのかは分かりませんが…(笑)。

 

 フェイはエリィがシャワーを浴びている間にさっき会ったエリィの母親について訊ねます。あまり似て無いと感じたようで、エリィは父親に似ているのかもしれないと、フェイは深く考えて言ったわけではなかったのですが…。

 

 

 エリィは自分の瞳、肌、髪の色が明らかに今まで見てきたエテメンアンキにいたソラリス人たち、そしてメディーナとも違うことに気が付いたかどうか、フェイに尋ねます。フェイは肌や髪の色や雰囲気には気がついていませんでしたが、言われてみればそうなのです。

 

 エリィが幼い頃、地上人の乳母が住み込みで世話をしてくれていたと言います。その人は第3級市民層にいた時に子供を失っている人で、そのことに同情したエリィの父親が保護して雇ったようです。第1級市民が地上人を直接使役させることは滅多にないことで、しかもエリィの父はその乳母を表に出さなかった。エリィはこのことからその女性がエリィの本当の母親なのだと思っていました。

 

 本当の所はよく分からないことですが…。

 

 

 次はフェイの番、ということでフェイもシャワーを(半ば無理矢理)浴びることに。少しは休まないと駄目ですからね。いくら外から見えにくいとはいえ、エリィに見られていると思うとちょい恥ずかしいフェイなのでした。

 

 サッパリした所で、仲間の救出をどうするか改めて考えます。エリィにはやりたくないけど、考えがありました。それは…エリィの父親の部屋にあるネットワーク端末を使うこと。ここにはごく一部のソラリス人しか知らない情報があると言います。しかしそれを調べてバルト達の居場所が分かるかどうかは…。

 

 取りあえず折角だから家の中を探索。お手伝いさんらしき人物がいて、エリィの父親から預かったというコテンパンロッドというエリィの武器をもらいます。これ結構強いので手に入れておきます。

 

 あとはメディーナと会話します。エリィが帰ってきたことを喜んでいて今夜はごちそうだということで買い物をするために外出していきます。

 

 

 その間に父親の部屋に入って調べることにします。エリィの父親の端末で宮殿警備防壁を突破して帝宮の図面を確認します。IDはエリィの名前でした。「ELEHAYYM」を逆に入力してソラリスネットにアクセス成功です。※ここであることに気が付く人もいるかもしれない…。

 

 エリィの考えでは、捕らえられた仲間たちは帝宮内の研究施設かどこかに連れていかれたはずだと言います。それにカレルレンがソイレントシステムで処理すると言っていましたから、その施設を探してみます。図面の形状から予想されるのは大規模な処理施設ということだけです。エリィは図面から第3級市民層のダストシュートから侵入出来ることを確認します。

 

 

 折角侵入ルートが分かったのは良かったんですが、ここでエリィの父親、エーリッヒが帰宅してしまい、賊が侵入したと軍警に連絡をされてしまいます。賊とは当然…フェイのことです。しかもエーリッヒはフェイに銃を向けます。エリィは間に入って父親を説得しようとします。しかし立場上エーリッヒは帝宮に侵入しようとする地上人を見過ごすわけにはいかないのです。

 

 その父親の言葉に、エリィはそれなら自分も反逆者だと言います。ここまでフェイを誘導してきたのはエリィなのですから…。

 

 例え1級市民だとしても、反逆者は処分されてしまいます。エーリッヒは娘の身を案じてフェイを始末することを考えたのです。事情を知る者がいなくなれば、エリィの反逆行為は闇に葬れるのです。

 

 

 エーリッヒの言葉に、エリィは今まで父親に感じていた不信感を吐露します。エーリッヒはいつも自分の立場が危うくなることが嫌だっただけ。エリィがユーゲントに入ることを反対したのも、自分の娘を他人に見せたくなかったからだと…。それはさっきフェイに話した、エリィが地上人の血を引いているかもしれないという話です。

 

 エリィの言葉に、これまで黙ってやりとりを見ていたメディーナはショックを受けて部屋を出てしまいました。そしてエーリッヒはエリィの頬を叩きます。もしかしてこれが初めてではなく、この父娘は時々この件で揉めていたのかもしれません。

 

 

 フェイは自分がいることで父娘喧嘩になったと考え、止めます。ここに来たのは自分の意志であり、侵入者である自分がここを去ればいいだけだと二人を宥めます。そしてエリィに母親を傷つけてはいけないと…真実がどうであれ、メディーナのエリィに対する表情は他人のものではないことが分かる、と言うと、エリィは黙り込んでしまいます。エリィ自身もそう感じていたのでしょうね…。

 

 

 フェイは銃を持っているエーリッヒに、あくまで射殺するつもりなら、仲間を助けるために最大限抵抗をすると言うと、エーリッヒは意外な行動をとります。窓を壊し、ここから侵入者が逃げたということにしたのです。そして軍警が来るまでにここから去るように言います。

 

 それはここに来るまでにエリィ護っていたのがフェイだということから…礼のつもりのようです。そしてフェイを傷つければエリィから父親と思われなくなる…恨まれたくないという父親の複雑な心境もあったのかもしれません。

 

 しかしエリィがフェイと一緒に行くのは断固として反対するエーリッヒ。フェイはここからは地上人の問題でエリィたちには迷惑をかけたくない、として一人でエリィの家を出ていきます。

 

 

 

【孤独な狼 闇の底をかける】

 

 

 再び第2級市民層エテメンアンキに戻ってきました。今まではエリィがいたので何を言っているか理解出来ましたが、フェイ1人だと全く言葉が分かりません。これでは今どんな状況なのかも分かりません。第3級市民層に戻ってダストシュートからソイレントシステムに行けるということだけは覚えていたので、第3級市民層に戻ろうとすると…

 

 警備員?兵士に呼び止められます。見つかったかと思いましたが、実はこの兵士はシタンの変装だったのです。道理で言葉通じてるなぁと。

 

 

 シタンは3層E区にいて、そこのトリビジョンで観艦式と捕らえられた仲間たちの映像を見たそうです。シタンはフェイの映像がなかった上に第2層のアラボト広場で騒ぎが起こっていたため、フェイ達がここに来るだろうと待っていたようです。シタンは天帝宮に侵入するためには第3層地下のダストシュートから入るのが確実だということを知っていました。

 

 それでこの第3層の監視塔ではってたわけですか…。

 

 

 エリィがいないことに気付いたシタンに、フェイはエリィを地上人の問題に巻き込むべきじゃない、自宅に戻ったとだけ伝えます。両親を心配させてはいけないと…。シタンはフェイの説明に納得し、早速ダストシュートを目指すことになりました。

 

 しかし、よく考えみたらエリィがいたからID検知の機械を通り抜けることが出来たわけで…と思ったら、シタンは自分にくっついて通るようにフェイに言い、その通りにするとすんなりとID検知を突破出来てしまいました。

 

 フェイはこのことに違和感を覚え、第1級市民と軍関係者しか通れないはずだとシタンに訊ねます。その疑問にシタンは多少どもりつつ、多分昔軍属だった頃のIDが消されないまま管理センターの記録バンクに登録されているのではないかと言います。ソラリスの管理もいい加減だなぁと…。ほぉ…

 

 

 行きに比べるとあっさりと管理棟を抜けられ、第3級市民層に戻ってきました。そしてダストシュートへ入ります。ここのバキュームシステムを動かすためには…カードが必要なようです。因みにシタンはこの辺のことはどうにかなると思ってたようで…。カードがないと動かせないなんてどうしたら…と困っていたら、そこにエリィが現れます。

 

 なんと母親のメディーナがエリィの背中を押したようなのです。

 

 

 エリィのやりたいこと…大事な人達を守るためにやりたいことがあるなら、動くべきだと…。そしてメディーナは確実にエリィが自分の可愛い実の娘だと言うのです。

 

 そしてエーリッヒもまた…家を出るエリィに軍施設マスターカードを渡します。自分の選んだ道を行くのが人本来の姿だとエーリッヒは言います。

 

 そこに軍警の者達が来た…と思ったら、帝室警護隊がやってきます。賊の逮捕のためではなく、カレルレンの命令でエリィを連れにきたのです。エーリッヒは帝室警護隊の者に銃を向けて娘の連行を阻止しようとします。しかしこの行為は…。カレルレンの命令は天帝の命令と同じであり、これに逆らうと…第3級市民へ降格させられるぞと脅されます。

 

 

 エーリッヒはカレルレンの元に連れて行かれるということがどういうことなのかよく知っていたようです。ガゼルの被験体となると分かっていたのです。過去にもそれらしき場面はありましたし…。エーリッヒは今の内にフェイたちの元に行くようエリィに言います。

 

 そんな状態でエリィはここまでやってきたと…両親の身が心配ではあります。何をするか分からない連中ですからね。しかし「ガゼル」とはなんなんでしょうか。エリィが知っている言葉の意味以上の何かがあるようです。それはエーリッヒも知っていたし、シタンも分かっているようです。

 

 フェイは二人を助けなければと言いますが、エリィは自分達も捕まってしまうおそれがあるとフェイを止めます。エリィの両親は特務庁に勤めていて軍功が数え切れないほどの優秀な人物のようです。悪いようにはしないと考えられますが…。それでもエリィはもしもの時は自分が投降することも考えていました。カレルレンの狙いはエリィの身柄ですから。

 

 

 エリィの両親の身も心配ですが、仲間たちの命も心配です。まずはエーリッヒが渡してくれたカードがありますし、先へ進むことになりました。

 

 カードを使ってスイッチを入れた途端に、バキュームシステムが発動します。フェイたちはゴミと一緒に吸い込まれてしまいました。というか、ノータイムで発動したらさぁ!! スイッチ入れた人が危ない鬼システムですよ、これぇ!!

 

 吸い込まれて出てきた場所は静かです。階段をずーっと登っていくとプロペラが回っている部屋に出ました。プロペラを止めないとここからはどこにも行けないみたいです。瓦礫のようなものを落とすとプロペラが止まるので下の方のドアに入れます。※回っているプロペラに触れるとダメージを負ってしまいます。

 

 ここからはエンカウントするので(セキュリティ)、装備を見直しながら進みます。廊下を進んで部屋に入ると、そこは倉庫のような所で、食料のようなものが置いてありました。

 

 それを見て突然フェイが腹が減ったと言い出します。そして缶詰のようなものを食べようかということになります。エリィもこの先何があるか分からないからと、食べることに。何故かシタンはこの缶詰を食べることはありませんでした。

 

 

 食事をとって満足したので、次のフロアへ進みます。こっちは薄暗いです。ベルトコンベアが動いていて、流れているのは先程フェイとエリィが食べた缶詰のようなものが流れています。ここは普段使う食品・薬品を造っている工場のようです。

 

 ベルコンの上を進もうとしますが、センサーに引っかかると異物として強制排出されてしまって進みたい所に行けないので、別の部屋にあるチェッカーを切る必要があります。※勿論この工場内にも敵が出現します。セキュリティだけじゃなくソラリス兵とか…普通の攻撃が効かないドロシーとか。

 

 

 因みにこのチェッカーを切るだけの作業が結構大変です。まず資料室でコードの入力方法などの情報を見てからチェッカーのある部屋に行ってコード入力になると思います。先にチェッカーの部屋に入っちゃうと何がなにやらですから…。

 

 チェッカーのある部屋に行くとコード入力をすることになります。資料室で見た入力方法を参考にして入力し、チェッカーを切ると、通れなかったベルコンの上を通れるようになります。

 

 

 次の工場?ではベルコンの上にあるのは肉のようなものでした。食べ物になるのは分かっているけれど、作っている過程を見るのは少し気持ち悪いです。

 

 そこから移動して隣のフロアに行こうとすると、シタンが止めます。さっきここにある食料を食べたこと、それをしっかり認識してから隣のフロアに行くように言われます。そのシタンの雰囲気から、二人は何があるのかと不安になっていました。


 

 次のフロアのベルトコンベアには缶詰の"原料"が流れています。…人の形をしたものが次々と流れています。それを見てショックを受けるフェイとエリィ。さっき食べた缶詰はこの人達…亜人たちだったのです。

 

 フェイはこの様を見て幼い頃のことがフラッシュバックしました。幼い頃の実験台の上の自分を…

 

 

 シタンはこれが"ソイレントシステム"だと言います。ソラリスの生体実験場とその処理を行う施設であり、刻印<リミッター>維持の為の食料・薬品の生産施設でもあります。アクヴィの死霊<ウェルス>もこの場所で創られたのです。

 

 そして、何故ドミニアがエリィに厳しくあたるか。正確にはドミニアはエリィの父、エーリッヒに憎悪を抱いていました。

 

 ドミニアの故国の人々は特異な能力を持っていたため、M計画…ウェルスの母体とされていた種族の一つです。ドミニアはその種族の最後の生き残りです。だからこそ、かつてこの施設の総かつ官であり、マリアの父と共にこの研究に携わっていたエーリッヒを憎んでいたのです。

 

 父がそんなことに手を貸すはずがないと否定するエリィ。シタンはエーリッヒが常に良心の呵責に苛まれていたこと、出来る限り集められた地上人を第3級市民として保護し、この仕事から身を引いたということを話します。エーリッヒが今は特設外務庁の事務職に就いているのはそういうことなのです。シタンはこの様子をしっかり見ておくようにと、フェイに言います。これが現実なのだと…。

 

 色々なパズルのピースがここで結構埋まってきている気がします。

 

 

 

【疑惑 死のカレルレン研究所】

 

 

 処理施設からリフトで上の階層へ上がります。ここからはこれまで出てきた敵にプラスしてHPの多い厄介な敵が出てきます。オーファンなどはカウンターでHPやEPを吸収してしまいますし。

 

 このフロアはドアが開く場所を虱潰しに調べ、入れられるスイッチはことごとく入れて歩きました。メモリーキューブが沢山ある部屋とか色々あります。それから驚いたのは巨大ギアです。いや、一見ギアに見えましたが、装甲表面の形状が他のギアとは違い、間接らしい関節も見当たらないという…ギア・バーラーです。アヴェやシェバトだけではなく、ソラリスにもあったとは…。

 

 

 ギア・バーラーの部屋を通りすぎると、奇妙な部屋があります。檻が並んでいて、カプセルのようなものの中にも人が…。檻の中から話しかけてくる者がいました。キスレブの総統府で犬を飼っていたという男です。実験体として攫われ、こんなことになっているようです。話しているうちに意識がなくなってしまいます。このような部屋が他にもありました。

 

 他には手術室のような部屋、会議室?のような所でセキュリティシステムロックをOFFにしてみます。これで入れる所も出来たし、エレベーターも使えるようになりました。

 

 

 謎の標本のような物が並ぶ部屋、そして実験中らしき装置が並ぶ部屋…どの部屋も生体実験施設であることをまざまざと見せつけてきやがります。

 

 しかも隣の部屋にある大きな檻には大量の実験体が閉じ込められているんですが、中にいる人から開けて欲しいと言われるので開けると…御礼に食べようとしてきます。何体いるのか正確に数えてないですが、ここには結構な数の実験体がいて、全員接触すると戦うことが出来ます。経験値になってもらうために全員倒しましょう…(ソイレントシステム思考)。

 

 

 オーファンとウェルス改、そしてボスみたいな存在ブラッディブロスと戦うことになります。ブラッディブロスは2体で、それぞれ一回マーダラー(単体のHPすべてを奪い取る)を使ってきます。しかしそれ以外は攻撃力はあんまりないんでその点ではそんなに苦労しませんが、HPが多いので連殺1回でも中々倒せないのは大変ですね…。

 

 ここ以外の檻も開けられるので、宝箱回収のため無慈悲にな…

 

 

 あるフロアでは音声信号を覚えて入力しなければならず、音を覚えるのが苦手でちょっと苦労しました。この辺りはかなり広いので部屋数も多いです。そして宝箱も結構あるので頑張って拾います。

 

 とある部屋に辿り着くと、そこにはフェイたちのホログラムがありました。一人一人調べてみたら、事細かにデータを取られていることが分かりました。これはソラリスに侵入してから調べたことではないっぽいですね。

 

 

 エーテル感応値やアニマとの同調率などのデータがあり、アニムスとして調整予定なのはバルト、ビリー、リコ。そして実用性なしとして破棄されるかもしれないエメラダとチュチュ。フェイは「接触者」であり危険視されています。そしてエリィは「対存在」であり、回収分析の必要性あり…。

 

 謎だらけのデータです。今はよく分からないですが、ガゼルの法院たちが言っていたアニマとアニムスや"母"などと関係があるかもしれません。

 

 ホログラムデータ室を出た先は開かない扉でした。しかしそこはシタンが端末にパスコードを打ち込み通れるようになります。エリィはシタンのこの行動を疑問に感じます。このドアロックの解除コードを何故シタンが知っているのか…?

 

 

 フェイはこの施設はなんなのかとシタンに尋ねます。この施設は原初の刻より生き続けている、身まかられては困る人物の為のもの…(※身まかるとは身分の高い者など自分以外の者の死を表す謙譲語)。天帝を頂点とするガゼル法院の延命研究を兼ねた施設だったのです。

 

 原初の刻とは、一万年前、この地上にヒトという生物が生まれた時のこと。そしてこの時に生まれた最初のヒトが…天帝カインとガゼルの法院の老人達です。一万年も生き続ける人間がいるということに驚くエリィ。厳密に言うと、肉体が生き続けているのは天帝カインだけです。彼は死ねない運命のヒトだとシタンは言います。ガゼルの老人たちはかつての地上人との戦争、ディアボロスの侵攻によって肉体を失ってしまいます。

 

 今ソラリスを統治しているガゼルの法院は、メモリーバンク上に存在する個々のパーソナリティーごとのデータのみ。肉体と魂を持たない…数字の羅列なのです。肉体に固執するガゼルの法院は、肉体の復活を望んでいます。そして相応しい生体を創ることを目的とし、かつて研究施設として地上にあったソイレントシステムの一つをエテメンアンキに移しました。

 

 ガゼルの延命処置、肉体復活の研究を行っていた施設では、やがて特殊な添加物を混入した民意統制用の薬品や食料、生物兵器の開発といった役割も兼ねるようになります。

 

 

 私たちプレイヤーが何気なく使っていたメモリーキューブも、地上人の生体データを採取する為に設置された装置なのです。「教会」もデータを送っていたのは明白ですから、さっきのホログラムなどの謎も解けますね。ずーっと地上人はガゼルのためにデータを取られていたという…。

 

 地上人の生活はすべて、ガゼルの法院の肉体復活のために存在していた…。亜人たちをソイレントシステムで分解していたのは使用済みになった出し殻の再利用だと言うシタン。…あんまりにあんまりじゃないですか…。

 

 

 ただただショックを受けるフェイとは裏腹に、エリィはシタンへの不信感を深めます。今までシタンが話した内容は政府や軍の要人すら知らない内容だからです。しかもバルトたちの元へ早く行かなければならないのに、わざと回り道をしていたのではないかとエリィは考えていました。エリィがDLした区画地図にすら載っていないルートを知っていて、尚且つ先程はP4施設の表示がある扉のパスコードまでも知っていたのです。P4施設はソラリスの上級将校ですら立ち入れない場所です。

 

 考えてみればソラリス時代では立場が上であったジェシーですら知らなかったM計画を、シタンが知っているというのもおかしな話です。一体シタンは何者なのか、エリィが問い詰めたその時…

 

 突然明かりが消え、真っ暗になります。エリィとシタンがいなくなってしまいます。フェイは二人を探し、暗闇の通路を進んで行きます。ドアがあるので入ると…部屋の中にはカラーバーの表示されたモニターが沢山…。激しい発光に気を失うフェイが目覚めると、妙な装置に囚われ身動きとれなくなっていました。

 

 

 エリィはどこに行ってしまったのか、そしてシタンの正体は何者なのか。

 

 

 

→ PS「ゼノギアス」プレイ日記8