→ PS「ゼノギアス」プレイ日記1 ラハン村~海賊アジト急襲

→ PS「ゼノギアス」プレイ日記2 マルー救出~王都奪回作戦

→ PS「ゼノギアス」プレイ日記3 キスレブD区画~ギアドッグ侵入

→ PS「ゼノギアス」プレイ日記4 粛清開始~孤児院へ

→ PS「ゼノギアス」プレイ日記5 死霊が巣くう船~バベルタワー

→ PS「ゼノギアス」プレイ日記6 天空のシェバト~碧の誓い

→ PS「ゼノギアス」プレイ日記7 ゲート破壊ソラリスへ~ソイレントシステム

→ PS「ゼノギアス」プレイ日記8 ソラリス脱出~

 

 

 前回までのあらすじ・・・シャーカーンからアヴェ王都を奪回するための作戦を決行したバルト達でしたが、ラムサスによって作戦は見破られ、失敗に終わります。アヴェとキスレブの国境付近でヴァンダーカムの艦隊の足止めをしていたフェイですが、またしてもグラーフと名乗る黒衣の男が現れ、窮地に。そしてバルトたちもラムサスとの戦闘中、突如現れた赤いギアの男に攻撃を受けてしまいます。

 

 ほぼ全員が消息不明のまま、次の章へ行きます…。

 

 

【囚われの鳥 キスレブ帝都】

 

 

 キスレブの総統(ジークムント)に、先のフェイやバルトたちが起こした作戦の顛末の報告がされるところからこの章は始まりました。国境付近で、キスレブからゲブラーが強奪したギアを発見、意識のない搭乗者を収容したと言います。これはフェイのことですね…。そう言えばすっかり忘れてたけどフェイが乗っているヴェルトールはキスレブのものでした。

 

 ジークムントの元にグラーフの代理という仮面の女がやってきました。「障壁を越えることができるもの」を受け取ったジークムントはかわりに国境で見つけた人物(フェイ)とギアをキスレブの「D区画」へと収容するよう言われます。

 

 

 

 

 フェイは夢の中のような場所にいます。そこはまるで映画のスクリーンのようなものがあり、女性と子供が遊ぶ姿が繰り返し映し出されています。その映像を膝を抱えてじっと見ている子供がいます。フェイもまたその様子をじっと見ていましたが、現れたもう1人の子供に、ここには来るなと言われ目を覚ましました。

 

 

 目の前にいる女性から4日間も目醒めなかったと聞かされます。余程のケガだったようです…。詳しく女性から話しを聞くと、彼女は医者で、今フェイがいる場所はキスレブ帝都犯罪者収容区、通称『D区画』囚人の宿舎だそうです。医者から話を聞いていると男たちが現れ、洗礼の儀式を行うからついて来いと言われます。犯罪者としてここに来た以上はここのルールは絶対に守れとのことです。男たちに連れて行かれます。病み上がりだというのに…

 

 

 通称キングと呼ばれる男の元へと連れてこられました。この男はリコと名乗ります。ここのリーダー的存在のようです。更にまた路地裏のような場所に連れていかれ、そこで洗礼の儀式というものを受けることに。

 ここの犯罪者たちは個人ランクで分けられており、リコが率いている4人のバトラーと1対1で戦ってランクが決まると言います。ランクに応じてそれなりに自由に振舞うことも可能なようです。戦いの前にセーブポイントでセーブしたり身支度を整えます。

 

 四天王の3人目までは普通に戦っても勝てる相手でしたが、4人目のスザーンがちょっと大変です。HPを半分ずつにする攻撃と、EPダメージの攻撃をされます。でもそれ以外には決定的なダメージを与えるような攻撃はされないので、APをためて連殺でいっきに決めます。

 

 4人倒した後、リコともバトルをすることになりますが、リコのパワーはとんでもなく、あえなく倒されてしまいました…。でもここでは負けてもゲームオーバーにはなりません。とりあえず言われたように4人は倒しましたから、ランクはAです。

 

 気絶してしまっていたフェイは再びさっきの医者の前で目を覚ましました。首には首輪がつけられています。これには爆弾が仕込まれているため、帝都の領土外へ出るとドカンだそうです。ここに住む市民と一部のバトラーをのぞいて全員がこれをつけていると言います。つまりはこれをつけている限りはここから出ることは出来ないということです。

 

 

 とりあえず…D区画とやらがどんなところかウロウロしてみました。宿舎や食堂・普通に民家もあります。そして酒場「ラティナズバー」というところも。一通り生活出来るようになっているんですね。囚人とそうじゃない人が混在している場所のようです。見張りがいる先には行けないようになっているので、酒場で情報収集することにしました。

 

 酒場には獣人の男がいて、この男が街中で見かけた張り紙の「調達屋ハマー」という男らしいです。ハマーはフェイが話題になっていると言います。そして雰囲気が他の囚人たちと違う、とも。そりゃ…囚人じゃないし…。調達屋ということもあり、ハマーはこの界隈にとても詳しそうです。

 

 

 なんやかんややっていると、警備兵から委員会とやらの人間がフェイを探していると言われました。キングとの一件が委員会の耳に入ったのだとか。一体なんでしょうか。宿舎か酒場にいるのではないかとのことなので探してみました。

 酒場に行くと、兵らしき男たちと謎の女性が現れました。この人が帝都-B管理委員会とやらの人のようです。管理委員のルア・クーンは、フェイに「バトリング」へ参加するように言います。バトリングとはギア対ギア、時には対モンスターというカードで行われる娯楽競技のことだそうです。つまりB管理委員会とはこのバトリングをしきっている委員会ということですよね? 通常バトリングは自由参加方式であり、委員会の人間が直接参加者に接触することはないと言います。しかしフェイとキングたちの一件が耳に入ったことにより、動いたとのことです。 …フェイは知らないことですが、そもそもこのD区画に入れられたのはある者の指示ですし、何か裏があることは明白です。

 

 

 今はギアを持っていないフェイには、管理委員会の方がギアを用意するとまで言いますが、そもそもフェイはギアに乗って戦うことを好みませんから、キッパリと断ります。ルアは返事は急がないから考えておいてくれと言って去って行きます。

 話しを聞いていたというハマーが慌ててフェイの元にやってきてフェイを説得しようとします。バトラーになれば良い暮らしが出来る、ここでは強さが全てなんだと…。そう言われても、今のフェイには戦う理由がないので、やはり戦わないという意志は固いです。

 

 宿舎の食堂へ行くと、酒場にいたはずのハマーがいて、本日付けで任命された新しい医者の話しを聞きます。道理で今日はあの女のお医者さんの姿が見当たらないと思った。前のお医者さんは一般街区担当になったそうです。ハマーとしては裏の医療流通ルートを確立してコネクションを拡げたいところだというので、挨拶しに行こうと誘われます。フェイとハマー、二人で新しいお医者さんに挨拶に行く事にしました。

 

 

 予想通り、新しい医者として姿を現したのはシタンでした。シタンはキスレブの無線を傍受し、キスレブ帝都にヴェルトールらしき機体が移送されたことを知り、ここにやってきたようです。シタンはフェイにここを出て約束を果たさないのかと訊きます。万が一のことがあったらニサンの人達とマルーを護るというあのバルトと交わした約束です。つまり、バルトたちは…。

 

 バルト達のユグドラシルは、敵の新戦力の前に善戦むなしく沈んでしまったと、シタンは自分の目で見たバルトたちの様子を語ります。その後の消息がつかめないということも…。フェイもあの国境での戦いでラハン村の時と同じように記憶を失ったことを話します。シタンが国境の軍が壊滅していたこと言うと、やはりラハン村の時のようにフェイが無意識のうちに壊滅させたことが予想出来ました。

 でも、フェイは以前の時のように自暴自棄にはなりません。バルトとの約束を守る、そしてバルトたちが生きているかもしれないという希望の気持ちから、このD区画を脱出する決心を固めます。

 

 そういうわけでシタンに力を貸してもらうことになりました。ネックなのはフェイの爆弾首輪です。…首だけに(爆)。まずこれをなんとかしなければなりません。一応機械に多少は詳しいシタンですが、爆弾首輪は機工学の専門家とやらもうなる代物…これをいじらせるのはあまりにもリスクが高いです。悪いイメージしかわかない。そういうわけで別の方法を考えることに。

 ハマーの話しでは、今度毎年行われているバトリングの御前試合があり、この総統御自ら観戦する試合の優勝者は「特赦」と言ってこれまでの刑罰を帳消しにしてもらえるんだそうです。しかも軍隊士官の地位までもらえるとか…。とんでもないな…力が全てって伊達じゃないっスねぇ。

 この試合に勝てれば或は…と思ったんですけど、ハマーは現キングのリコの強さを語る語る…。バトリングでも40戦40KOの戦歴、しかも開始30秒以内でのKO、御前試合では今年優勝すれば3連続となるとのことです。というか、連続?囚人であるはずのリコが、特赦も受けずに何故ずっとここに居続けるかは謎です。特赦の話しをリコ自身が断り続けているとか…。

 

 それはさておき、自分達のことです。フェイは勝てるかどうかはわからなくても俄然ヤル気が出てきたようです。ハマーに登録を頼んでいる間、シタンはフェイに意志を再度確認します。あれほどギアでの戦闘を嫌がっていたフェイですが、どういう心境の変化なのかと…。フェイにとってギアに乗ることは嫌でも不安定な自分と向き合うことになります。しかしその不安定な部分はフェイが失ってしまった記憶との接点でもあります。不安定さと向き合う決心をしたのは、エリィもまたフェイと同じように悩んでいたことを知ったからです。フェイの中でエリィの存在はすでにかなり大きなものとなっているようです。

 

 

 

 謎の空間の場面になります。謎の人物たちが謎の用語で会話している謎しかないシーン。どうもこの人物たちはセーブキューブからの情報を知ることが出来るようで、「キスレブ」「ノアトゥン」などの単語が飛び交います。フェイたちと何か関係が…?。

 そして500年前に何かあったのでしょうか。500年前と言えば、発掘された建物なども500年前とか言ってた気が。そして各エリアで発掘されているという「アニマの器」とは…。ノアトゥンにある原子炉を使って焦土とするなど、物騒なことも言ってます。

 

 

 

 

【めざせ、バトリングの勇者】

 

 

 ハマーがバトリングの登録を済ませてくれたので(管理委員会から話を通してあったらしくすんなりと)、これでいつでもバトリングに参加出来るようになりました。ずっとそわそわと嬉しそうなハマーにフェイは疑問を持ちます。どうも御前試合の優勝者のメカマンも罪が帳消しになるようですね…。そういうことか。ハマーがフェイのメカマンってことね。ちゃっかりしてるなー。

 

 暫く別行動をとる予定だったシタンが、気になる事があるから一緒に闘技場へ行くというので、一緒にバトリングの闘技場D区画の外れへ向かいます。警備兵がいた通りの向こうです。マップに出て、帝都-C区画-娯楽施設 バトリング闘技場へ入ります。

 

 

 闘技場の受付に行くと、管理委員会のルアがいます。まずはパドックへ行くよう言われます。パドックとはギアが置いてある場所のようです。そこには管理委員会が用意したというフェイが搭乗する機体が置かれているのです。どんなギアなのか見るの楽しみですね、ワクテカしながらギアパドックへ。 

 

 その背後で、ルアは上層部へ「緒戦の黒」と報告するよう言っていました…。…。……。

 

 

 ギアパドックにあったフェイ用のギアはヴェルトールでした。シタンはこれが偶然とは思えないと言います。バトリング自体がキスレブの軍事プランの一つであり、戦闘データが有能なバトラーを実際に軍で使っているといいます。御前試合の優勝者が軍の士官になるというのですから、あながちとんでも話しではないでしょうね。

 

 フェイにヴェルトールをあてがうキスレブの企みが何かよく分かりませんが、考えようによっては乗り慣れた機体で戦えるのは勝率が上がるということで、幸運なことかもしれません。うん、これはラッキーです。

 

 ルール嬢からバトリング指南を受け、ついに試合開始「ウォン・フェイフォンいっきまーす!!」

 

 

 

 順調に勝ち進み、レオナルドとの戦いの最中、突然フェイの機体から火が出ます、どうやら何か仕掛けられていたようで、これでフェイは試合に負けてしまいました。怪我をしたフェイは医務室へ…。…誰だよ、ラッキーとか言ったのは…。

 

 フェイはベッドの上で悪夢にうなされます。それは爆発の衝撃への恐怖なのか、怪我のせいなのか、それとも…

 

 その頃、地下水道では…四天王のレオナルドとハインリヒが何者かに襲われるという事件が起きていました。この二人も相当な実力者の筈ですが…

 

 

 医務室で目が覚めたフェイの元に、シタンがやってきて事故の顛末を聞かされます。爆発は大きいものであったが、機体がヴェルトールだったためにフェイは軽傷ですんだのではないかとシタンは言います。一刻も早くここから出るためには戦わなければいけないけれど、今日の所は少し休むことにします。

 

 

【地下水道の悪夢 闇にはうもの】

 

 

 さて、怪我もたいしたことなかったし、せっせとバトリングに励むことにしました。バトリングして眠って起きてバトリングです。競技3日目、2戦勝利し、決勝前戦の出場権を獲得し宿泊所へ戻って休んでいると、リコがやってきました。リコはバトリング緒戦の爆発事故の件でここに来たと言います。あのフェイが巻き込まれた競技中の爆発事故のことです。あの件はリコの部下が仕組んだことであり、リコはフェイにそのことを謝罪しにきたというのです。

 話を聞いたシタンは、何故今頃になってリコがその件で謝罪するのかを訊ねます。このD区画の地下水道では今連続殺人事件が起きており、犠牲者は手練れのバトラーであるとリコは言います。しかもそれは全てリコの部下たちだというのです。当然ですが、それはフェイを罠にかけた者達でもあります。フェイには彼らを殺す動機があるということになってしまいます。

 しかしリコはフェイのことを疑っていないというわけではないが、真っ黒だとも考えていないようです。5人ものバトラーの命を奪った怪物が地下にいる可能性も否定できないからです。一人で調査するつもりのリコに、フェイは自分の無実は自分で証明するとついて行くことにしました。シタンもことの行方が気になると同行することになります。

 

 「地下水道」への入り口ですが、なんと屋根の上にあります。そこから梯子で地下へと入ります。

 

 地下一階へおりると、殺害現場らしき場所を発見しました。そこには「赤い化物」と書かれています。ダイイングメッセージのようです。それの近くにある下水口にはゲル状の緑っぽいものがべったりついています。このゲル状のものは殺人現場の近くにある時もあればない時も…。調べてみるとほとんどの現場付近には下水口にゲルがあることが判明します。

 それと探索しているとどこからかすずの音が聞こえてきました。リコは地下で不気味なすずの音を聞いたという噂を聞いたことがあると言います。ここには昔から住み着いているという亜人のじいさんがいて、ヒントを聞きながら探索を進めます。

 

 

 ここのダンジョンは下水口と換気扇に当たると少量ですがHPがなくなってしまうので慎重に探索します。それと敵がかなり強いです…。まず甲殻成虫はエーテル攻撃やリコの攻撃以外は効き難いし、ライギョは水路の中にいる時は攻撃してこられないけどそれはこっちも同じで、しかも陸に上がるととんでもない攻撃力とHPを誇ります。他にもロトン(必殺技を使うと反撃してくる)、アシッドフロッグ、バットラット…兎に角装備とアイテムをしっかり買っておいた方が良いです。毒と混乱対策をしておきます。

 

 

 探索中に地下水道に配置されているネズミ駆除用自動ロボット(通称ネコイラズでチュー)が動かなくなっているのを見つけます。調べてみるとカギの束が絡んでしまったために止まったようです。カギの束を入手します。これはリコの部下バルガスが持っていた下水処理施設の鍵です。下水処理施設には全ての下水が集まるようになっていると言います。そこがアヤシイので調べてみることにしました。

 

 

 下水処理施設へ行きますが、怪物の姿は見当たりません。どうやらここの下水口を利用して外へ移動しているらしいんですが…。そこで「お守りの鈴」を発見しました。これでおびき出すことが出来るかもしれません。ここではなく、どこか条件が揃ったところで鈴を鳴らす事にしました。

 

 

 近くに現場がなく、ゲル状のものがある下水口を探します。ここが何者かの移動拠点みたいです。ここで「お守りの鈴」を鳴らすと、現れました…レッドラムが…!!

 

 レッドラムはゲル(混乱)やブラッディ・レイン(全体に火属性)という攻撃をしてきます。HPが少なくなってくると、マーダラーというHPを全て奪い取る技も使ってきます。この敵はすごくHPが多いです。連殺を使って攻撃をしますが、一人の連殺では全然足りないですから、一応全員APをためるようにします。

 苦労してやっとレッドラムを倒すことが出来ました。この怪物になってしまった…元人間が地下水道で次々とバトラー達を襲っていた犯人だったようです。

 

 

 地下水道を出る時に、フェイはリコの異変に気が付きます。どうやらさっきの戦闘で右腕を怪我してしまったようです。この後にはバトリングがあるというのに…。

 

 

 

 ここで場面が大きく変わります。不思議な場所でシタンは「天帝」にフェイの三度目の目醒めを報告しています。そして「粛清」の裁決が下ったと「天帝」が言います。

 

 その頃エリィの部隊は、敵の可視防空域内での「ヘヒト」直衛のブリーフィングを受けていました。第一ゲートのジェネレーターの干渉波の影響で誘導兵器が使えないため、ノアトゥン直前まで「ヘヒト」を有人コントロールすることになったためです。エリィは作戦について、肝心の目標の所在が示されていないことに疑問を呈しますが、上司らしき者は機密だと言って最後までヘヒトが目標とするものがなんなのか教えてくれませんでした。作戦開始は明後日1700、本作戦がラムズに対する「粛清」であることを確認し解散となります。

 

 

 エリィはこの作戦の意図が明確すぎることに不信感を抱いています。大質量爆弾を8機も用いてやることなんて分かり切っています。正にラムズに対する無慈悲な「粛清」が行われることを意味しているからです。それなのに攻撃目標は提示されない。何か他に目的があると感じているようです。

 部下のランクはラムズの血を引くソラリスの第三級市民(はたらきばち)がそういう考えを持っていても不思議ではないけれど第一級市民であるエリィがラムズの命を気にかけることに驚いています。

 しかしエリィの居場所はここだけです。いくら疑問があるとはいえ軍規に背く事はできません。エリィは任務にはつくけれど、言われた通り「ヘヒトの護衛」だけに集中し、その結果何が起きても知らないふりをすることにしました。

 

 

 

 リコが待っている宿舎へ戻るフェイとシタン。シタンは倒した怪物を手厚く葬ったようです。これでここ数日間発生していた連続殺人事件は一応解決し、フェイの無実は証明されました。いずれ地下水道の戒厳令も解除されるそうです。あとは最初の目標通り、バトリングで勝ち進み、リコと勝負するだけです。リコはフェイと戦うのを楽しみにしていると言いますが、フェイはリコの腕の怪我が気になります。しかしリコは他人の心配をしている場合かと言い、宿舎を出て行きました。

 

 リコの腕の怪我は気になりますが、まずこちらも決勝前戦を勝ち進まないとなりません。

 

 

【倒せ、無敵のバトラーキング】

 

 

 決勝前戦、3勝勝利すれば決勝リーグ出場権を得ることが出来ます。HATAMOTA、FIRE WHEEL、SILVER STARを倒し、いよいよ決勝リーグです!! …かなり大変でした…そしてやはり3年連続バトリングキングの座についているリコはもっともっとヤベェ強さだったのです…。

 

 決勝リーグを控え宿舎で休んでからハマーやシタンとギアの整備点検をすることにします。ハマーがセーブすることを勧めてくるのでセーブしておきます。これは何か起こるな!?

 

 

 ギアの整備中、フェイは粗悪な部品しかないことに不安を覚えます。リコのギアのパーツは委員会の特別製で部品からメンテまでカンペキに整っています。キングの強さはそういう理由もあってのことなのです。もっと良い部品は手に入らないのかとハマーに言うフェイ。そこへ突然響く笑い声。謎の声は相変わらずフェイは何も分かっていないと言います。辺りを見回すと、仮面の男が立っていました。アヴェの大武会にいた、ワイズマンです。ワイズマンは例え高性能のギアに乗っていたとしても、フェイでは勝てないと言い放ちます。

 

 

 ワイズマンは分からないなら教えてやると言い、ここでフェイとワイズマンとの一対一の戦闘になります。真剣勝負なので負けたら普通にゲームオーバーになるみたいだから頑張ります。というか、複数セーブした方が良いかもしれない。余程のことがなければ詰むということはないと思うけど…。

 基本的にワイズマンは激しい攻撃はあまりしてきませんが念のためにHPを100以下にしないよう回復しながらAPをためます。連殺をすれば苦労はしません。しかし…ここは必ず最後のワイズマンの大技で負けます。その技はフェイもよく知っている技でした。

 

 ワイズマンは力に力で対抗するのは愚の骨頂だと言います。明らかにフェイはリコより体重が軽いのだから、真っ向から行けばフェイが不利になるのは目に見えています。それはギアでの戦いでも同じで、基本的な体格差があることは埋められないと言います。その差を埋めるためにはいかにして相手の隙をつくかを考えることが肝要だと言います。

 

 アドバイスめいたものだけ一方的に伝えると、ワイズマンは去ろうとします。その背中に、フェイは何故ワイズマンが自分と同じ技を使えるのかと問います。

 ワイズマンがフェイをよく知っている理由…それは3年前、フェイの父に頼まれ大怪我をしたフェイを山間のラハン村に運んだのがワイズマンだったからです。フェイの父とワイズマンは、同じ師のもとで学んだ同門だったと言います。父の名すら記憶にないフェイは、ワイズマンに知っていることをなんでもいいから教えてくれと頼みます。ワイズマンはそれに答えるようにフェイの父について教えてくれました。

 

 

 フェイの父の名はウォン・カーン。若い頃からワイズマンとともに武を極めんと学んだ仲だったという。カーンはとある国の武官となり、そこで出会った一人の娘を見初める。二十歳そこそこのその娘はカレンという名の美しい娘(ワイズマン曰く「解語の花の如き」)で、その人がフェイの母親となる。 ワイズマンはその頃己を極める為の旅に出たという。フェイは母親の記憶もなく、母がどうなったのかワイズマンに尋ねると、フェイの母はフェイが幼い頃に亡くなったとカーンからきいたと答える。

 

 月日が流れ、ワイズマンの元にカーンから手紙が届く。内容は息子…フェイがある男に攫われたというものだった。その男の名はグラーフ。フェイが持っているという特別な力を狙って現れたという。

 

 

 カーンは息子のフェイを探す手伝いをしてほしいとワイズマンに頼み、ワイズマンはその申し出を受け、フェイとグラーフを探すことになる。そして3年前。激しい風雨が吹き付ける夜。息子を見つけたというカーンからの知らせを受け、「あの場所」へ辿り着いたワイズマンは、大怪我をしているカーンとフェイを発見する。そこにグラーフの姿はなく、ワイズマンは何が起こったのか分からなかった。そこでカーンにフェイを託されたワイズマンは、ラハン村へとフェイを運ぶと、グラーフを追って行ったカーンの後を追う…。

 

 

 何故カーンがグラーフを追っているのか、カーンは息子の為だけではなく、世の為にもグラーフを消さなければならないと言っていたとワイズマンは言います。カーンに自分が敗れた時は息子を頼むとも言われたが、ワイズマンはカーンのその後の消息を知らないようです。

 

 グラーフはフェイの父親について、死んだという発言をしているのでこの後に何かあったのでしょう…。

 

 この話から、何故ワイズマンがフェイを知っているのか、そして何故同じ技を使えるかは分かりました。ワイズマンはカーンの為に「奴」を探し、目的を阻止すると言います。フェイが父が武官をしていたという国はどこなのかと尋ねると、ワイズマンは「シェバト」という名を口にして去っていきます。 犯した罪を覆い隠すように障壁に護られた、空をさまよう国「シェバト」。今はまだやることがあるからフェイは父の国だったシェバトを目指すかはわかりません。しかし…行くんでしょうね…。

 

 フェイはワイズマンと話したことでなんとなくだけど掴めてきたと言います。リコとの戦いは少なくとも機体の性能差が勝負を分けることはないだろうと…

 

 

 

 競技最終日、決勝リーグ当日です。ついにバトリングキングのリカルド・バンデラス…リコと戦う時がやってきました! 決勝リーグは3勝しなければなりません。かなり辛い戦いです。リコ…シューティアはガタイの割りにはかなり素早いし、すごいアクティブに攻撃を仕掛けてきます。防御してもHPは削られていくのでこちらも攻めに徹した方が良いみたい…。それでもやっぱり一回負けてしまいました。ここは勝つまで何度でも戦うことになります。

 

 やっとリコに勝利するとリコの部下から不正があったのではないかと言いがかりつをつけられました。でもリコは潔く負けを認めます。そして自分はやらなければならないことがあると言って去って行きます。

 

 

 

 ギアドッグでシューティアの前に立つリコは、「この手で 奴を…」と呟き、乗り込みました。

 

 

 

 その頃エリィの小隊は護衛するヘヒトを前にしていました。コントロール艦は1艦で、あとの7艦は全てエーテル誘導をするようです。一体誰がこれだけの艦を動かすのかと驚いていると、エレメンツのドミニアが現れます。ドミニアはラムサスの命令によってヘヒトを預かることになったと言います。ユーゲントで一緒だったということもあり、エリィはドミニアに今回の作戦の標的が何なのか尋ねます。あまりエリィに対して友好的とは言い難いドミニアですが、キスレブ帝都東エリアの発電施設、旧文明が遺した原子炉が標的だと答えます。そんなものを爆破すれば、当然キスレブは大半が潰滅します。そして何百年も人が住めない土地となるのは明らかです。

 

 エリィが何のためにそんなことをするのかと問いますが、ドミニアは粛清だと冷たく答えるだけです。ソラリスが愚かで野卑であるラムズを管理するための「ゲート(障壁)」。そのゲートをコントロールするという「ゲートキーパー」をキスレブが手に入れたということがソラリスにとっては看過できないことなのです。

 

 

 エリィはそれを行使する権利が自分たちにあるとは思えないようです。しかしソラリスにとって地上人は管理すべき野蛮な者たちです。ドミニアはラムズを野放しにすれば世界を辱め、略奪するだろうと言います。「家畜」には過ぎた知識も道具も必要ない、ソラリスが導いてやらなければならないのだと…。

 エリィはドミニアが元は地上の人間だったはずだと指摘すると、ドミニアは自分は閣下(ラムサス)に選ばれた人間だと激昂します。ドミニアはユーゲント時代に素養がありながらも与えられた責務を放棄し逃げ出したエリィを軽蔑していました。かつて地上人であったドミニアの手によって行われるラムズの粛清。それを牧羊者(アバル)であるエリィにしっかり見届けろと言います。そしてアヴェを出発した艦はキスレブへと向かいます。

 

 あの謎の空間でノアトゥンにある原子炉を使って焦土にすると言っていた者達、そしてシタンが会っていた「天帝」はソラリスでかなり強い権力・決定権を持っている者ということなんですね…。

 

 

 

 バトリング優勝者となったフェイはB委員会のルアに案内され酒場の上にあった立派な部屋へと案内されました。ここはリコの部屋…いや、ここにリコがいたことを見たことはなかったんですが、バトリングキング用の部屋だったんですねぇ。リコがどうなったかルアに尋ねますと、決勝リーグ後に組まれた団体リーグ戦の競技中に機体の暴走事故が発生したと言います。暴走した機体は総統(ジークムント)の観覧席に突入し中破。リコは消息不明になったと言います。

 

 バトリングで優勝したことでフェイはキングの称号とランクSの特権を得ることが出来ました。爆弾首輪も取れたし、これでA区画-一般街などにも繰り出せます。ルアはいいデータがとれたと喜び、セントラルエリアの総統府に行ってジークムントに会うようにと言うと戻って行きました。

 

 これで名実ともに自由の身ですが、まだヴェルトールを取り戻すことが残っています。ヴェルトールは特別な機体ですから、すでに別ドッグに移されているとシタンは予想しています。ヴェルトールの行方は帝都一の調達屋、ハマーに調査してもらうことにしました。

 

 

【侵入ギアドッグ 地に落ちた英雄】

 

 

 酒場を出ようとすると、ラティナからハマーの残した伝言を聞きます。一区切りついたら一般街の酒場「ワイルドキャット」で落ち合うことになりました。

 

 キングになったことでかなり周りの対応が変わります。今まで行けなかったA区画-一般街を少し散策することにしました。うろついていると、展望台のようなところに出ました。煙突?通風孔?みたいなものがあったので飛び移ってみると…なんとトイレにつながっていました。当然民家のトイレです。民家の住民に話しかけると、その住民はあのD区画にいた女医さんだったのです。この家鍵をしっかりかけているので外からは入れないようになっています。合図を決めて、出入り出来るようになりました(笑)。

 

 それと「ワイルドキャット」内を調べてみたり、ジョーに再び会って5000ギル取られたりして一般街の探索を一通り終えました。(※ジョーイベントはあとでジュークボックスで使えるMディスクが手に入るらしいですが…)

 

 

 では改めて、キスレブのセントラルエリア総統府へ行きます。入り口にいる門番?の兵士は話を通してあったのか、すぐに入れてくれました。フェイと兵士たちが中へと入って行くと、こっそりとリコが現れます。どうやらフェイを総統府に招き入れることで警備が手薄になることを見越して侵入してきたようです。

 

 

 一方、正式に総統府に招かれたフェイは作戦指令室、ブリッジ、地下等を探索し、ジークムントの部屋へ行きます。キスレブの総統ジークムントは、自分たち…キスレブと手を組まないかと言ってきます。フェイの力が必要だと…。

 そこで足を滑らせたのか、天井からリコが落ちてきました。リコはまた来るからなとか言って慌てて部屋を飛び出して行きます。ジークムントは警備兵にリコを捕らえるよう命令します。なぜかリコはジークムントの命を狙っているようです。逃げるリコはジークムントの部屋と同じフロアにある、ジークムントの妻の部屋へと逃げこみます。

 

 

 リコがジークムントの妻の部屋へ入ると、覚えのある匂いに記憶を刺激されます。幼い頃、病気の母と暮らしていた時のことを…。リコの母は一緒に住んでいなくてもいかに父が立派な人物であるかをリコに話して聞かせます。

 リコは身体に他の子供たちとは違う変化が現れたことに気が付きます。爪も耳も普通の子供たちとは違う。リコは亜人の子供であり、そのことで迫害を受けます。そんな中、リコの母の病は悪化し、リコは1人ぼっちに…。

 

 

 今まで忘れていたはずの記憶が突然よみがえってきたことに戸惑うリコ。そこにフェイがやってきます。総統府に無断で侵入したリコの身の心配をしますが、リコはなんだか上の空です(部屋の中で形見のペンダントを発見)。

 

 部屋を出るとジークムントが待ち構えていました。ジークムントはリコにどうやって自分の妻の部屋へ侵入したのか訊きますが、リコはただ扉の前に立っただけですから、答えようがありません。この部屋はDNAを検知して開く仕組みになっているから開くはずがないと警備の兵は言いますが、壊れていたのだろうということで侵入者としてリコは連行されることに。B管理委員会もバトリング規約違反ということでリコを探しているようなので、リコの処分は管理委員会に委ねることになりました。

 リコにはジークムント総統の暗殺未遂の嫌疑もかけられており、帝都警備隊も捜索していた最中だったと言います。総統暗殺未遂となるとかなりの罪になりますよね、リコは後でまた会おうとフェイには言っていたけれど…。

 

 

 総統府を出て、そろそろハマーがギアの情報を入手しているかもしれないと一般街のワイルドキャットへ向かおうとすると噂のハマーが現れます。ギアを取り戻すという話しの内容ですから、他の人の耳に入ると困るので、あの女医さんの家で話すことに。

 シタンが予想していた通り、ヴェルトールはもう別の搬入ドッグに移送された後のようです。それはD区画エリアの地下ドッグで、潜入経路は2つになります。一つはバトリング会場内から行く方法。もう一つは輸送列車トンネルのダクトを利用する方法です。バトリング会場内から行くのはまず無理なので、輸送トンネルのルートで行くということにして、計画を練ります。

 

 

 ハマーに輸送列車の通過日時を調べてもらっている間、フェイとシタンがD区画へ戻ると、バトラーやアマゾネスが待ち構えていました。不穏な空気にまた洗礼かなにかか?と身構えましたが、どうやら話しがあるというだけのことらしく、ついて行くことにしました。

 バトリングキングの部屋に着くと、バトラーたちはキング…リコを助けてほしいとフェイに言います。ついさっき宿舎のヴィジョンで管理委員による臨時放送が流れたらしく、今夜元キングを総統暗殺未遂及びB規約違反の罪で競技場内において公開処刑を執り行うというのです。

 

 

 B管理委員会はほとんどが「教会」の人間で構成されており、昔はキスレブ帝都でも政治的発言権が強かったそうです。しかし現総統ジークムントは政府内の「教会」勢力をほとんど放逐してしまい、おまけに「教会」が運営するバトリングにも口を出すようになったと言います。それを「教会」はよく思っておらず、リコを利用したと…。元々リコはこの街の生まれであり、ジークムントの亜人排斥が盛んになった幼い頃に街を追われています。キスレブの街と、そしてジークムントを憎んでいるリコに「教会」は目をつけたのです。

 そういえば先日競技終了後にギアが暴走して観覧席に突っ込んだということも話してましたね。あれも事故に見せかけようとしてと失敗したものだったんですね。事の露見を恐れた「教会」は口封じに処刑としてリコを消すことにしたようです。

 「教会」に利用されているリコを見ていられないという元部下たち。今はフェイがキングとなりましたがバトラーたちにとってはリコがキングなのです…。

 

 そこへハマーが輸送列車の時刻、日時の報告にやってきました。輸送日は今夜だというハマーからの報告に、今夜作戦を決行することに決めました。ドッグへのもう一つのルートはバトリング会場から入るものです。それなら、逆にバトリング会場に出ることも可能なはずです。ギア奪取後、リコを救出することも可能かもしれません。

 

 会場脱出の際、フェイがギアでひと暴れし、そのまま帝都を出ることにしました。

 

 

 

 

 ひと眠りし、夜になりました。D区画の展望塔から列車に飛び移ります。※タイミングが合わず失敗すると列車を見送ることになりますが、リトライは何度も出来ます。

 飛び乗ることには成功しましたが、ボロい車両は子供たちのいたずらでヨロヨロ…(※絶対真似してはいません!!)。急いで先頭車両に移り、ギアドッグにつながっているというダクトへ。

 

 

 通風口内ではツチノコ、バットラット、キスレブ整備兵とエンカウントします。時々下を覗いたりドアごしに様子をうかがうことで、ギアドッグにヴェルトールが運び込まれていることを確認したり、警備兵がどこにアイテムを置いたか知ることが出来ます。

 通風口から降りてギアドッグに繋がる通路に出ると、今度はキスレブ剣兵とエンカエントするようになります。それと取るつもりはなかったけどうっかり警備兵詰所?で発見してしまった「スーパーウルトラグレートデリシャスエクセレント超絶ダイナマイトボンバースペシャルDXビューティホーワンダホー激レア狙撃買い完全合体無敵変形俺の家のガラスケースに飾ろうと思ってすっげーー大事にしていたミニギア」を手に入れてしまい、泥棒になってしまいました。持ち主と現れた警備兵は全て塵にしました(ひどい)。正直手に入れてもしょうがないのでここは別にスルーしてもいいイベントです。(ひどすぎる)

 

 ギアドッグを見つけたら、パネルを操作しケージに収納されているヴェルトールを探します。ここにあるギアショップ(一機だけ動いているギア)では必ずパーツを買っておきます(以後の戦闘のため)。ケージの裏側にはリフトがありますので、それに乗ってバトリング会場へ行きます。

 

 

 その頃、リコは生身のままバトリング会場を彷徨っていました。そして何かの振動を感じます。それは、ギアの振動とは違うものです。その振動の正体はランカーでした。あの恐竜みたいなやつです。ギアで戦ってもキツイやつ!!

 リコのピンチに間に合ったフェイは、ヴェルトールでランカーRとの戦闘です。命中率・回避率などを下げられますがなんとか勝利します。

 

 フェイはリコにこの帝都から脱出するよう言いますが、リコは帝都を離れるつもりはないと言います。

 

 ふと気付くと、おかしな地鳴りが聞こえてきました。大気が振動しています。

 

 

 ゲブラーの空襲がついに始まりました。戦艦の進路は発電施設の原子炉です。シタンからそう聞かされたフェイは、戦艦の進路を変えるために飛び立ちました。

 

 

 

→ PS「ゼノギアス」プレイ日記4 へ続く