→ PS「ゼノギアス」プレイ日記1 ラハン村~海賊アジト急襲

→ PS「ゼノギアス」プレイ日記2 マルー救出〜王都奪回作戦

→ PS「ゼノギアス」プレイ日記3 キスレブD区画~ギアドッグ侵入

→ PS「ゼノギアス」プレイ日記4 粛清開始~孤児院へ

→ PS「ゼノギアス」プレイ日記5 死霊が巣くう船~バベルタワー

→ PS「ゼノギアス」プレイ日記6 天空のシェバト~碧の誓い

→ PS「ゼノギアス」プレイ日記7 ゲート破壊ソラリスへ~ソイレントシステム

→ PS「ゼノギアス」プレイ日記8 ソラリス脱出~

 

 

 プレイステーションソフト「ゼノギアス」プレイ日記第6回目です。前回はアクヴィエリアの中心ともいうべき教会がソラリスの下部組織であることが判明します。教会はソラリスからの離反を企てていたことで粛清されてしまいました。教会に所属していたビリーという少年の父で、かつてはソラリスの司令の座に近いと言われていたジェシーからの情報により、ソラリスがM<マラーク>計画という企てをしていたことが分かります(計画の詳細は不明)。その計画のため、超古代文明からナノマシンの群体を回収しており、ソラリスがまた何か地上の人間にとって良くないことをするかもしれないとシタンは懸念します。

 

 M計画に携わっていたとみられる科学者の娘と重要なギアが空中都市シェバトに保護されているという情報を得たので、シェバトに通じているというバベルタワーを登り、その頂上で巨大ギア・ゼプツェンとパイロットのマリアに出会います。そしてマリアに導かれ、ついに空中都市シェバトへ辿り着く事が出来ました。ここにはフェイの両親の謎も隠されているかもしれないのです。

 

 

 

【天空のシェバト 風の歌を聴け】

 

 

 マリアに導かれて、シェバトのドック・フロアで自己紹介です。マリアは「マリア・バルタザール」と名乗ります。どこかで聞いた名前…と思ったら。アヴェでフェイとバルトが地下に落ちた時に手を貸してくれたバルタザールじいさんと同じ名前です。そう言えばあそこで戦ったカラミティと、マリアが乗っているゼプツェンは少し似ている気もします。

 

 カラミティの話しをすると、マリアはすぐにピンときたみたいです。それは自分の祖父が造ったプロトタイプのギアだと…。そして祖父のバルタザールが今どうしてるか尋ねられます。しかしフェイもバルトも砂漠の地下で少し話をしただけですから詳しいことは分かりません。しかもヴェルトールを見たら急に冷たくなってしまったし。

 

 なんでも、バルタザールは探し物があるということで数年前に姿を消したのだそうです。何か謎めいた人でしたけど、一体何を探しているんでしょうねぇ…。

 

 マリアはゼプツェンのチェックがあるからというので、まずはシェバトの街を見て歩く事になります。その後はマリアが宮殿に案内してくれるとか。お言葉に甘えて色々と見て歩きます。

 

 

 まずはマリアが向かったドックを覗いてみました。ドックではゼプツェンの整備が行われていましたが、整備士に出来ることは簡単な補修と異常点検だけだそうです。ゼプツェンを開発したのはマリアの父のニコラだという話ですが、かなり優秀な科学者であることが伺えます。

 

 マリアの話では、マリアが5才の頃、マリアをたてにとったソラリスは、無理矢理父であるニコラに研究をやらせていたと言います。5年前、ソラリスから逃げる際に逃げ遅れたマリアを庇ったニコラはそのまま捕まってしまいます。今はゼプツェンだけがマリアと父親をつなぐ唯一のものです。マリアはいつかゼプツェンとともに、父親を取り戻すと決意を固めていました。

 

 マリアの話を聞いたら、シェバトの旧首都であるアウラ・エーペイルという街に行きます。

 

 

 

 ソラリスに敵対している独立自由国家シェバト。しかし今はなんだか…物悲しい空気が流れています。疲弊しているというか…。この街では飛び石というものに乗って移動する場所もあります。そういう装置を利用したりしながらあちこち見て歩きます。ショップもありますし、なんとあのチュチュの仲間が集まっていました。結構重要なことを話すチュチュもいるし、賢者の石を見つけたい場合は話を聞いた方が良さそうです。

 

 破壊の跡が残る民家を探索します。変な鏡?みたいなものがあったりして不思議な建物でした…。これの前で選択したキャラが踊ったりするんですけど、これには何の意味が…!?

 

 

 子供部屋らしき場所に行くと破壊がひどく、ここに住んでいた人の安否が気になります。ソラリスは民間人にも構わず攻撃をしていたことが分かります。この部屋の木馬を調べるとマリアがやってきました。

 

 この部屋は500年前の大戦で破壊されたもので、大戦のことを忘れないためにあえて修復せずそのままにしてあるようです。

 

 マリアが案内してくれるというので、シェバト王宮の入り口から入ります。女王のもとに行く前にシェバトの人達から色々と話を聞いて歩きます。今は使われていないけれど、牢屋やら、カーボナイト・ケージという人を生きたまま石にする機械があったり、なかなかに物騒なものがあります。そして誰もが口を噤むという500年前の大戦時に起きたという「ニサンの悲劇」…。見殺しにされたという、ソフィアという女性の存在。シェバトの人間が完全にこちらの味方だと思わない方が…良いのかもしれません。少し用心した方が良いと言う意味で…(休める部屋を用意してもらってこの言い方)。

 

 食堂ではシタンの奥さん…ユイと娘のミドリがいました。ユイはシェバト出身だったのです。そういえば遠い昔のような感じになっていましたが、ラハン村が焼けた後、キスレブ兵があのあたりをウロウロし始めたとのことで、ユイは生き残った人達とここに避難してきたそうです。

 

 

 あの事件についても、裏でソラリスが暗躍していたことをユイが村人に説明してくれたようです。なんか…後を全部押しつけたみたいで申し訳ない…。ミドリはチュチュとおしゃべり中でした。というか、実は喋れるじゃないですか…この子…。

 

 さて、聞いて歩いた話を要約していきます。これ結構後々重要なんじゃね?という話だけですが…。まずはこの世界の昔話から。

 

 

古くから伝わる「創世の伝承」は以下の通りです。

 

はるか昔、人は神と共に天空の楽園「マハノン」にあった。神の力に守られ、人は死の恐怖にさらされることもなかった。ある日、人は神の禁断の園に入り、そこに生えている"ラジエル"という二対の樹の果実を口にし、おおいなる知恵と力を手に入れた。そのことを知った神は人を楽園から追放した。こうして人の幸福の時は過ぎ、かなしみと憎しみの時代が幕を開けた。

 

楽園を追放された人は神に反旗をひるがえす。神の力に抗敵するため、その知恵で12の"魂<アニマ>の器"を創り、自らを神と名乗った。十の昼、十の夜、世界は血を流し、マハノンは炎に包まれた。

しかし、人の力は神には及ばす、奢った人は、神の怒りによって滅ぼされ、地上にはわずかな義人だけが残った。

 

その戦いで神もまた傷付き、疲れる。神は地の底深く眠りについた。以後、神に逆らわなかった少数の義人は厳しい自然の中で自分達だけで歩むことになる。死の恐怖と隣り合わせで…。義人の子がふたたび地に満ち満ちた時、神は長い眠りから覚め、子らに救いの手を差し伸べる。

 

 この伝承がどこまで真実を語っているのかは不明ですが、ソラリス・ガゼルの法院は神の眠る地「マハノン」と、"アニマの器"を必死になって探し続けていることは確かです。そして下記は現状分かっているシェバトやソラリスの目的などです。

 

 

・図書室で聞ける500年前の大戦とディアボロスの崩壊について・

 

 500年前。ソラリスはガゼル法院の12人の長老を中心にし、現在よりも強大な軍事力で世界を支配していた。地上の人間は奴隷となり、少しでもソラリスに逆らうと物のように処分される。そのような扱いに不満を持った地上のあちこちから反逆ののろしが上がり、ついにはソラリス対シェバトの大戦へと至る。

 

 戦いは熾烈を極めたが、ついにシェバトがソラリスの牙城を崩すという所までおいつめたというその時、シェバトもソラリスも予想していなかった敵が現れる。悪夢のようなそれはディアボロスの崩壊と呼ばれた。

 

 突如現れたディアボロスという謎の軍団によって人間同士の戦いに終止符が打たれることになった。その軍団は死の天使とも呼ばれ、情け容赦なくこの星の生命を根絶やしにしようとした。その軍団はソラリスのギア部隊ですら全く歯が立たない強大無比な敵であった。しかし…

 

 絶滅の危機を迎えた人々を救ったのは神の知恵で創られた巨人の力であった。バルトの先祖であるロニ・ファティマと仲間の若者たちが操るその巨人たちが謎の軍団ディアボロスの中心となる存在をうち倒したことによって反撃のチャンスを得た人類は、ディアボロスの軍団を必死に倒し、これを滅ぼすことに成功した。

 

 その巨人が「ギア・バーラー」であり、ロニ・ファティマが残したものがイグニスに眠っていると言われている。

 

 大戦とディアボロスの崩壊という事象をなんとか生き残った人々はバベルタワーの頂上に築かれていたシェバトに立て篭もり、ソラリスが再び地上を制圧する前に空へと逃れる。ソラリスもまた深いダメージを受けており、地上から奴隷を連れ去りながら、障壁<ゲート>で地上とソラリスを分断、地上人から自分達に関する記憶を取り除いてしまった。

 

 

・図書室外で聞ける重要そうな情報・

 

 シェバトの障壁<ゲート>は、原理的にはソラリスが地上に設置したものと同じであり、カレルレンが500年前に設置したものである。カレルレンは今や実質ソラリスの実権を握る地位にまでのぼりつめているが、かつてはロニ・ファティマやゼファー、ラカンといった人物と共に地上人としてソラリスと戦った人物であった。

 

 カレルレンはシェバトの三賢者の一人メルキオールから分子工学を学んでおり、それを利用して大戦後に地上人に能力と精神を管理し操作するための刻印<リミッター>を施す。そして地上で起こるすべての事象・戦闘データ・生体データを収集し研究対象としている。これらは"アニマの器"と同調する生体を生み出すためのものでもある。因みに三賢者とはメルキオール、バルタザール、ガスパールの三人で、大戦後行方知れずとなっている。

 

 ガゼルの法院が探し求める12の"アニマの器"。そのアニマの器とギアとが融合変化した状態を「ギア・バーラー」と呼ぶ。相応しい同調者がいなければ変化は起きないと言われている。アニマの器はすでにいくつか発見されており、残りは地中深くに眠っていると考えられる。ギア・バーラーは500年前のディアボロスの崩壊をくいとめたと言われる強力なもの。ソラリスの手に渡すわけにはいかないが、シェバトですらこれ以上の手掛かりは得られていないという。

 

 マリアは3年ほど前にバルタザールに連れられゼプツェンと共にシェバトにやってきた。バルタザールは一人でソラリスに潜入、捕らえられていたニコラ博士とマリア親子を救出しようとしたが、ニコラ博士はソラリスに捕われたままとなる。現在ニコラ博士の消息は不明だが、ソラリスでギア関連の研究をやらされているのは確実だろう。

 

 

 それと、フェイの父であるカーンですが、女王の任務のために地上に降りてから行方が分からないとか。

 

 

 さて、散々ウロウロしたのでそろそろゼファー女王に会いに行きましょう。女王の間の前に行くと、ワイズマンがいました。そう言えばフェイの父、カーンと共にシェバトで武術を学んでいたと言っていましたけど…。つまり実家に帰るテンションでシェバトに来られると言うことですか、この方は。

 

 

 シェバトの女王、ゼファーに会ってみました…が、女王はかなり若く見えます。しかし現在の年齢は522才なのだとか…。女王と一部の家臣はこのような特殊な延命措置をある男によって施されていると言います。生きながらえるのを強要されているというのはどういうことなのでしょうか…?ゼファー女王にとっては500年前の悲劇の償いだと言います。

 

 ある男の監視と協力者を探すために、ワイズマンには下界で行動してもらっているとのことで、ワイズマン経由で女王はフェイたちのことを知っていました。ソラリスからの支配から人を解き放つために、協力して欲しいと頼まれます。ソラリスと同じように、シェバトも信用できないバルトは不満気ですが、女王はバルトの先祖のロニ・ファティマのこともよく知っており、性格は正反対だけれどよく似てもいると評します。

 

 暫し宮殿で体を休めてよく考えるよう言われたので、用意してもらった部屋で休んでから再び女王のもとへ向かいます。女王に協力する旨伝えると、何かの衝撃を感じます。マリアも衝撃を感じて慌てて女王のもとにやってきます。

 

 

 やはり異常が発生していました。何者かがドック・エリアに忍びこみ、障壁<ゲート>発生機が爆破されたようです。破壊されたのは子機で、現在の障壁<ゲート>展開率は通常の70%に落ちているとか。消火、復旧にとりかかっているけれど、直すのには時間がかかりそうです。人手も足りません。しかも侵入したのは単独で潜入したと思われるゲブラー兵で、17格納庫方面に逃れたとのこと。それはゼプツェンがいる格納庫です。

 

 それを知って慌てて行こうとするマリアですが、ゼプツェンがいなければ普通の少女であるマリアを一人で行かせるわけにはいきません。そこでフェイたちがマリアを護衛しながら17格納庫へ行くと申し出ます。

 

 

 マリアをパーティーに加えて、一人は女王の護衛のため置いていくことに。行商人のチュチュが出現するので、ここでお買い物を済ませておきます。なんせマリアはMP枯渇すると非力なので…。パーティ次第では苦戦するかもしれません。

 

 

 

【侵入者! 格納庫で待つものは】

 

 

 セントラル・ドック入り口へのエレベーターで下りてみますが、やはり防御シャッターが下りているために入ることが出来ません。格納庫への別ルート(非常用シャフト)を進むことになります。

 

 シェバトMAP(非常用シャフト内部の下層レベル用)を手に入れます。一部のダンジョンのみですが、結構複雑な場所なので確認しつつ進みます。※マップが使えるタンジョンに入るとマリアが教えてくれる。

 

 さっきも言いましたが、マリアは通常の攻撃力がなく、相手に与えるダメージは基本1のみです。そして○△□×ボタンで使う修得技を持ちません。ただし他の人とは違う強力な特殊能力を持っています。それは…

 

 

 ゼプツェンを操作して放つロボ技です。というか、ゼプツェン呼んでるじゃねーか!!!!と、全プレイヤーが突っ込んだと思われる伝説の場面です。面白いのでこういうの好きです。

 

 このダンジョンに出てくる敵はギミック、ティアーズ、フォービドゥンなど、ちょっとクセのある敵です。ギミックはエーテル吸収しますがその代わりHPは少なく、唯一マリアでも□連打で倒せます。

 

 

 それから、やっぱりいましたビッグジョー。全部アイテムを回収しようとするならそれなりに複雑かもしれませんが、あまり難しい仕掛けもないダンジョンですのでサクサク行きましょう。

 

 

 

 17格納庫に行くと、侵入者が姿を現します。エレメンツの一人、ドミニアです。たまたま忍び込んだ所にゼプツェンがあったということらしいのですが、ドミニアは元々ソラリスの物だとして持っていくと言います。そしてニコラ博士の娘、マリアの存在に気が付くと、ゼプツェンの呪われた秘密を話し始めます。

 

 ここ何十年、ソラリスの科学者はより進化したギアを生み出す研究に血道を上げてきたが、パイロットがいくら優れていてもマシンとのインターフェイスで動作の時間差や誤差が生じるのはいかんともしがたく…。そこで目をつけられたのが脳神経機械学のニコラ博士だったのです。研究者たちはニコラ博士に人が人を超える道…人と機械を一体化させる研究をさせることにします。生きた人間の脳とギアをダイレクトに接続する、新たな生命・最強の生体兵器を生み出す研究です。

 

 イグニスでの戦争、キスレブのバトリングでのデータ、素体を実験材料として創られたのがヒト型特殊変異体ウェルスです。創られたウェルスは地上でテストされ、基準に合格したものが解体・再構成されます。そしてギアの中枢制御回路などのギアの一部として生まれ変わる。その人機融合機の試作機がゼプツェンです。

 

 

 沢山の地上人の犠牲があって完成したゼプツェンの神経回路についてもドミニアがマリアに語ろうとするとそこにジェシーが現れ、遮りました。ドミニアのお喋りを咎めるジェシー。ゼプツェンの神経回路についてマリアには聞かせたくない秘密があるようです…。

 

 ドミニアはかつて時期ゲブラー総司令官と目されていたほどの人物であったジェシーがシェバトにいることに驚きを隠せません。ジェシーはこのままドミニアに去るように言います。そもそもゼプツェンを動かせるのはマリアだけです。それはドミニアも承知していることでした。ドミニアは自分の任務は完了しているとアッサリと去って行きます。意味深な言葉を言い残して…。

 

 ドミニアが去って行くと、けたたましい警報が鳴り出します。そういえばここにジェシーがいるということは…。シェバトのドッグにはユグドラシルが収容されているとのことなので、何か関係があるのかな…?

 

 

 

【シェバト襲撃! 父の遺産】

 

 

 現在、ソラリスのギア部隊がシェバトに急速接近しているそうです。ドミニアの破壊工作で障壁<ゲート>の出力が弱まっている間に、シェバトの4つの障壁<ゲート>・ジェネレーターを破壊するつもりだと考えられます。シェバトの迎撃部隊は出動していますが、基本的にシェバトの人間はギア戦に慣れていないということで、なるべく犠牲を出さないためにも、フェイたちがギアで出ることにします。そもそも、ドミニアが侵入出来たのも、ユグドラシルを収容する時の隙を突かれたのだろうし、責任がないわけではないですからねぇ。

 

 

 皆ヤル気満々なのはいいんですが、何故かチュチュもここにいて戦う気満々みたいです。ここにいると危険ですが、皆と一緒にいたいというので…。

 

 敵は4部隊あって、それぞれのジェネレーターに向かっています。シェバトが取得出来る情報で、それぞれの部隊の特性は大体分かっています。しかし後方に一機、正体不明の巨大ギアが控えているというのが不気味です。

 

 映像で確認してみると、それはマリアには見覚えのあるギア、「アハツェン」だったのです。アハツェンはニコラ博士の設計したギアの2号機で、ゼプツェンの兄弟機となります。

 

 

 しかし、ゼプツェンの他にもうギアは造らないといってニコラ博士は設計図を燃やしたはずで、アハツェンが完成しているはずがないとマリアは言います。

 

 戸惑うマリアの耳に届いたのは、父親のニコラ博士の声です。アハツェンに乗っていると思われるニコラ博士は、シェバトがフェイたちを招き入れたことを知って薄汚いネズミどもと罵倒します。マリアはこれですっかり動揺してしまいます。

 

 しかし今はこちらに向かっている部隊をなんとかするのが先です。4ヶ所のジェネレーターを単騎で受け持って死守することになります。どのジェネレーターから戦闘を開始しても良いですが、第1ジェネレーターから行くとジェル攻撃対策が出来るアイテムを落とすため、第3・4の敵対策が出来ます。※マリアは戦力には出来ません

 

 

 第1ジェネレーターの部隊は小型ギア(リトルフット)2機と、ソラリス兵(6体)部隊です。兵隊複数相手なので、全体攻撃が出来る人が有利です。リトルフットはビーム攻撃をしてきます。私はここはエリィを配置しています(エーテルとかエアッドでいっきにいく)。

 

 第2ジェネレーターにはホワイトナイト3機。機動力があり素早いので、こちらも素早い機体の人にします。

 

 第3ジェネレーターには大型機動ギア(ツィダテール)とホワイトナイト2機。大型ギアは特殊攻撃(音波攻撃、ジェル攻撃)を持っていますので対策を。

 

 第4ジェネレーターには大型機動ギア(アバランシュ)とホワイトナイト2機。こちらの大型ギアは形状がパワー攻撃主体です。こちらの防御力を下げるスキルを使ってくるので、回復しないとかなりヤバイ攻撃力です。

 

 

 それぞれの情報を参考に誰を出撃させるかを選びます。それと一旦セーブと買い物、ギアの装備のチェックはしておきます。これを忘れて私はぎゃふんな目に合いました。ギアの装甲とかは絶対かえておきましょう…。先に書いてますが、それぞれの特殊な攻撃に対応したアクセサリは敵が落とすので、それを装備するのも忘れないようにします。

 

 4つの障壁<ゲート>・ジェネレーターを護りきったので、後はアハツェンです。アハツェンはゼプツェンの兄弟機なだけあって、シェバトのギア部隊では全く歯が立たない強さです。しかもアハツェンは新型兵器と言って対ギア用のサイコ・ジャマーを使用します。これは強力な毒電波でギアの神経回路を狂わせて動きを封じるものです。皆のギアが操作不能になってしまいました。これは一時的なもののようですが、ピンチには変わりないです。

 

 しかし、シタンは兄弟機のゼプツェンなら、ジャマーに対するシールドが施されている可能性があると言います。でもマリアは、アハツェンに乗っているのが本当に父のニコラだとしたら…とてもゼプツェンで対抗する気にはなれないようです。当然だと思います、まだ13才の少女が、父親と敵対することを許容出来るだろうか…。父をソラリスから救い出すことだけを考えて生きてきたのに。

 

 

 迷うマリアの姿と、腹を決めるしかないシェバトの人々を見て、チュチュが突然自分が行って戦うと言い出します。チュチュはなんと…巨大化してアハツェンに立ち向かったのです。生身のままで巨大化しているので、サイコ・ジャマーは無効ですし、これは結構良いかもしれません。途中までは善戦しましたが、アハツェンの大技でチュチュはダメージを受けてしまいます。チュチュの正体はこの星の巨大原生生物、学術名「ドテスカチュチュポリン(知能レベル、天文学的に低い)」だとニコラは気が付きました。というか、学術名ひどくない…? 

 

 チュチュたちも地上人のように遺伝子操作されて小型軽量化されていたのです。チュチュはシェバトの賢者たちにリミッターを外された仲間の生き残り…だったようです(子孫?)。

 

 傷つくチュチュの姿を目の当たりにしたマリアの前に、シタンの娘のミドリがやってきます。ミドリはアハツェンを操るニコラではない、マリアの父のニコラがマリアを呼んでいると告げます。その言葉にマリアは覚悟を決め、ゼプツェンとともに出撃します。

 

 ゼプツェンと共に現れたマリアに、ニコラは誇らしげに自分の研究の成果だと言ってアハツェンを見せつけます。彼の言葉から、すでに彼はアハツェンと完全融合していることが伺えます。機械と人間の融合により、老いも死もない新たな種になり、マリアの側にずっといられる、守ってやれる存在になったと…。その言葉はマリアの心を揺り動かしますが…ゼプツェン自身が、ニコラを拒否します。マリアはゼプツェンの意志をくみとり、アハツェン…ニコラに挑みます。

 

 

 アハツェン戦ですが、ここはイベント戦闘のようなもので余程のことがなければ負けることはないです。暫く戦っていると、ニコラの声が聞こえてきます。今から遠隔操作でゼプツェンのグラビトン砲の封印を外すからそれを使ってアハツェンを倒せと…。グラビトン砲とはその破壊力ゆえ、ニコラ自身が封印したものです。正気に戻ったと思われたニコラですが、この声はニコラがソラリスの洗脳を受ける前に組み込んでおいたという良心回路から発せられているものです。ゼプツェンと共鳴するアハツェンだからこその仕掛けです。戦闘中に全てのデータの転送が行われており、ニコラの心はゼプツェンの中に…。

 

 ニコラ自らがゼプツェンのグラビトン砲を作動させ、アハツェンは破壊されます。例えアハツェン(体)を失ってもニコラの心はマリアとともに…そう思ってもなんとも後味は苦いです…。

 

 

 

 脅威は一旦去り、シェバトの障壁<ゲート>・ジェネレーターの修理が無事にすみます。ニコラ博士のこともあり、より一層ソラリスを打倒するという気持ちが固まった一同ですが、そもそもソラリスがどこにあるのか、行き方が分かりません。ソラリスが地上から見えない理由は、3つのゲートによって隠されているからです。

 

 一つは「教会」の地下深くにあるのは分かっているようですが、ギアでもとても行けない深さな上、他2つのゲートは場所すら判明していません。しかし3つのゲートを破壊しない限りはソラリスには行けない…。

 

 なんとしてもゲートを見つけなければならないこの時に、悪い知らせが入ります。ニサンにアヴェの軍隊が侵攻したというのです。シャーカーンの目的はニサンに眠るアヴェ王家の秘宝…ロニ・ファティマが封印したギア・バーラーだと思われます。ニサンの人達を守るためにも、シャーカーンと決着をつけなければならないようです。

 

 ここからはシェバトで飛行ユニットをつけてもらって飛べるようになったユグドラシルで移動出来ます。この飛行ユニットはロニの船で使用されていたものだとか…。そんな昔から飛び回ってたなんてすげー!!

 

 

 それとマリアとゼプツェンが仲間に入るし、三賢者の一人、ガスパールから指南を受けたということで(ガスパールはカーンやワイズマンに武術を教えた人物)、新たな技・超必殺が使えるようになります。

 

 シェバトの地下にもギア・バーラーがあるという話でしたが、このギア・バーラーはエリィと同調し機動し始めます。しかし…。ワイズマンはエリィは乗りたがらないだろうと言います。かつての"彼女"と同じように…

 

 

 

【砂漠の王 守れ、ニサンの微笑み】

 

 

 いよいよ空を飛ぶようになった"ユグドラシル3世"で出発です。それで早速ニサンへ向かいました。

 

 ニサンに入り込んでみましたが、兵士はいますが住民の姿が全く見当たりません。あまりにも静かすぎるため、シャーカーンが目的のものを見つけて引き上げたのか、それともまだ見つけていないのか判断出来ません。住民の安否も気がかりです。もう一つ気がかりなことはマルーです。マルーも今回はユグドラで待ってることが出来ず、シグルドの部隊にいます。普段と変わらない様子みたいですが、内心ではニサンが気になって仕方ないようです…。

 

 

 取りあえず、悠長に待っていられないのでまず街中にいる兵士(シャーカーン私兵)を片付けましょう(鬼)。市街地から兵を一掃すると、ニサン法皇府をシャーカーン軍から解放したことになりました。…しかし、シャーカーンはファティマの碧玉とアヴェ王家に伝わる伝説の至宝(ギア・バーラー)を諦めたわけではなかったのです…。

 

 やはり街には一人の住民の姿もありません。救出したシスター・アグネスから話を聞くと、以前フェイたちがここを去った後に、住民の半数以上は法皇府の外へ避難し、その後にアヴェ国内での立場が危うくなってきたシャーカーンがやってきたと言います。

 

 街に残っていた住民は現在大霊廟の方に避難し無事のようです。大霊廟には歴代の教母、そしてアヴェの国王が祀られていると言います。そこはただのお墓というわけではなく、なんとファティマの至宝は大霊廟の奥にあるというのです。そしてそこへ至るためには…ファティマの碧玉が必要になると。

 

 

 ファティマの碧玉とは王家の血筋の人間のトパーズブルーの瞳…「網まく」のことだったのです。王家の血筋の者の網膜認証で至宝への道を開く事が出来る。シスター・アグネスはシャーカーンが亡くなった前教母(マルーの母)の網まくを使おうとしていると言います。シスター・アグネスは住民や教団の者を人質にされ、シャーカーンに秘密を話すしかなかったようです。

 

 ただ、実際に至宝の眠る扉を開く事が出来るかどうか…は言い伝えられているだけだからバルトでもよく分からないようですが…。争いごとに使うべからず、真の王国の危急の時のみ開くべしと言われていたので誰も、先祖代々開いた人はいないのです。

 

 

 兎に角、霊廟を荒して死者を利用しよう等とは穏やかではありません。変なことをされる前に止めましょう。そして、シグルドはこれを機にアヴェ王都も奪還出来るのではと作戦を提案します。現在中央にはゲブラー部隊はいない状態です。今なら落とせるのではないかということです。部隊を分けて、王都奪還もやっちゃおう作戦ですな。

 

 シャーカーンは至宝の方に集中していると思われますし、こちらをバルトたちが担当することになります。勿論フェイはバルトと行動を共にするのであと一人メンバーを決め、あとはマルーも同行します。危ない…というのは分かっていますが、もし網膜が必要というなら…バルトは片目がほら…閉じてしまっているので…。

 

 霊廟は大聖堂の裏側に入り口があるとのことですが、バルトも入ったことがないと言うので中がどうなっているか分からないようです。取りあえず、準備を整えて外に出ます。因みに、住民はいないんだけどお買い物は出来ます。勿論お金は払いますよ。

 

 外に出ると、霊廟入り口にマルーが立っているのでまだ分かりますが、結構ややこしい作りですよね、ニサンって…。

 

 

 マルーが立っているところも見つけにくかった(笑)。さぁて、入りますわよ。霊廟は普段は閉ざされていますが、街になんらかの危機が迫った場合、住民はこの霊廟内に避難することになっているそうです。

 

 

 ずーーーーっと続く階段を下りて行きます。前から気になってたんだけど…大股で走るバルトとほぼ歩いているモーションのマルーが同じ速度なのシュールですな…。

 

 広い所に出たのにバルトはどうしたらいいのか久しぶり過ぎて忘れてしまったとかで、思い出す茶番イベント(辛辣)があります。マルーにやってもらってもいいかもしれない。

 

 自力で思い出すを選択したため、空間内をくまなく探索するハメに。やっとパネルらしきものを発見しました。操作すると入り口のようなものが開きますが、これってなんか…乗り物のアレのような…。折角開いたので中に入りますと、中にはシャーカーンの兵たちがいました。シャーカーン私兵、シャーカーン僧兵との戦いです。マルーも久しぶりに補助として参戦です。いきなり戦闘突入してしまうので、ここに入る前にパーティの装備チェックなんかは済ませておいた方がいいですね、結構大変なので…。

 

 

 兵たちを倒すと、避難していたという住民たちが集まってきました。マルーの母親のひつぎを確認しましたが、荒された様子はないし、住民たちの話ではここに来たのは兵だけでシャーカーンはいないというし、一体あの男はどこに行ったのでしょうか。

 

 街から兵を追い出した旨を住民たちに伝えます。住民たちはバルトの正体を知らず、何故ここまでこの街のためにするのか不審がっています。しかしバルトは自分がアヴェの王子であるとは…言えませんでした。まだ先王から伝えられたことを遂げていないのですから…。

 

 エレベーターで霊廟から上の階へ移動します。全く使われていないという施設は薄暗いです。暫く進むと大聖堂にある天使像と同じ像がある部屋に出ました。ここから至宝のある場所へ行けるようになっています。出てきたコンソールに向かってバルトとマルーが瞳を読み取らせると、扉が開きました。この先にあるのはアヴェ建国以前に造られたという要塞だと言います。

 

 

 まず暗くてよく分からないんですが、ブリッジらしき部屋を見つけます。しかしロックがかかっているので、まずは至宝のある部屋を探す事に。エネルギー区画を探索していくと再び網膜認証のコンソールがありました。網膜パターンを読み込ませるとどこかで何かが動いたような音がするので再び探索です。

 

 どうやらさっきの網膜認証で至宝への扉が開いたようで、暗くて見えにくいのですが巨大なギアがある部屋へと入ることが出来ました。どこか今バルトが使っているブリガンディアに似ているギアです。元々昔アヴェで造られていた機体をカスタマイスズしたものだというのでどこか繋がりを感じます。

 

 ギアの保存状態はかなり良いですが、施設ともども完全に灯が落ちてしまっています。バルトが部屋の中で旧ファティマ語で刻まれた碑文を読むと封印がとけたのか、施設内に明かりがともりました。まるで玉座に座った王のような風格のギアの姿がはっきりと確認出来ました。

 

 

 あとはこのギアを外に出す方法を探すだけです。そういうわけで再び探索です。さっきは使えなかったブリッジに戻ることにします。ブリッジにはなんと道具屋の親父さんが駆けつけてきているので買い物が出来るようになっています。

 

 バルトが張り切って操縦席へと座ります。これまで灯が完全に落ちていましたが、ついに動き出します。というか、これ…一体なんのための乗り物なんでしょう?それすらイマイチ分かってないんですが。

 

 

 浮上が完了し、バルトは上部を開こうとしたのですが、なんか…また彼は誤操作したようで、ものすごい光が発射されてしまいました。……被害が出てなければ良いのですが…。まぁ最悪ソラリスの仕業にするから良いとして(いいのか)、バルトはモニターにあのバベルタワーが映っていることに気が付きます。バルトが名付けたこの"碧玉要塞"はかなり遠い所まで捉えることが出来るようです。つまりさっきの光(ビーム)はあそこまで届くということで…?

 

 さて、本来の目的は至宝を出すことです。天蓋を開けなければ…。やっと天蓋を開けた所、シャーカーンの声が聞こえてきました。

 

 

 どうやらバルトたちが碧玉で開けてくれるのを待っていたようです。始めからこれを狙っていたんですね。遺体を漁るよりももっと確実な方法と言えます。至宝の封印が解けるとは思っていなかったなどと挑発するシャーカーン。シャーカーンの兵で占拠されている(私兵や僧兵、フリーランサーなど)所を潜り抜け、シャーカーンが入り込んだ場所へ向かいます。

 

 

 倒しても倒しても現れる兵に辟易していると…シャーカーンが現れます。教会はすでに潰滅しており、シャーカーンが教会のために動くとは思えません。予想通り、シャーカーンは自分の目的があり、そのためにアヴェとゲブラーを利用していたと言います。やはり至宝が目当てのようです。

 

 兵に捕らえられそうになったその時、マルーが兵たちを潜り抜けて至宝…ギアバーラーのある部屋へと走ります。

 

 

 シャーカーンは兵にマルーを追いかけさせます。身動きがとれず大ピンチのバルト達の所に、シグルドとシタンが駆けつけてきました。王都制圧はほぼ確実になったためメイソン卿が引き受けて二人はこちらに来てくれたのです。ブレイダブリクはすでにこちらの手の中にあり、シャーカーンはもう後がない…はずなんですが、マルーを人質にとるという悪足掻きをします。ギア・バーラーのある部屋で閉じこもられ、開けることが出来なくなります。

 

 さっきはマルーがいたから網膜認証で開けることが出来ましたが、バルトの片目は塞がってしまっているのでどうしようもない…と思ったら…。

 

 

 シグルドがもう片方は自分がやると言い、バルトと並んで網膜認証のコンソール前に立つと…開いたのです。シグルドの網膜でも開けることが出来たことにバルトは驚きますが、今は細かいことを話している暇は有りません。マルーを助けに向かいます。

 

 シャーカーンたちはマルーを人質にするどころが、捕まえることも出来ずにアタフタしていました。何故なら…マルーはギアバーラーに乗って、シャーカーンの私兵のギアと戦っていたからです。バルトがギアバーラーに乗り込んでコクピットを確認すると、やはりマルーがギアバーラーで応戦していました。ここに来るまでに足を撃たれて負傷している状態で…。バルトのために出来ることはこれくらいしかないと、マルーなりに必死だったようです。

 

 

 足を怪我していますが、なんとか動けそうと言うマルーを連れてコクピットから出ようとするバルト。しかし、すでにシャーカーンたちによってギアバーラーの周りを囲まれてしまいます。バルトはシートに座ってギアバーラーで突破しようとしますが、このギアバーラーは普通のギアと違い、コントロールスティック(操縦かん)がないため動かし方が分かりません。あわあわしていると、シャーカーンの私兵のギアから攻撃されます。それに対してギアバーラーは防御行動をとります。これもバルトには何故動いているのかサッパリ分かりません。

 

 

 シタンが外からバルトにギアバーラーは機械的操作じゃなく精神的操作で動かすのではないかと言います。確かに、マルーが乗っている時もギアバーラーは防御行動をしていました。そうと分かれば…バルトはシタンに言われた通りにギアバーラーを動かすことが出来ました。

 

 そういうわけでエトーン改2体とエンカウントです。…前の戦いから一切整備してなかったヴェルトールが瀕死状態でした…ゴメン…。エトーン改の刻印は結構なダメージですが、ギアバーラーが強いのでなんとかなりました。

 

 

 エトーンを倒すとシャーカーンは分が悪くなったと見てとっとと逃げ出します。追いかけようとしたバルトですが、異変に気が付きます。マルーが気を失っていました。思った以上に無理をしていたようです…。

 

 弾は貫通していたためにシタンが応急処置を施します。ちゃんとした処置は街に戻ってからです。マルーは気を失っている間もバルトの声が聞こえていて、バルトを守らなければという気持ちになっていたということですから、初めて操縦するギアバーラーがあれだけスムーズに動いていたのは…。バルトだけじゃなくマルーの気持ちもあったからかもしれません。

 

 初めてのギアバーラーに乗った感じでは、バルトとしてはブリガンディアより少し性能が良い印象しかなかったと言います。あの建国の絵巻にあったような至宝だという感じはまだないようです。シタン曰く、操縦に精神が影響するように、性能も操縦者の精神に呼応していくのかもしれないとのことなので、これから乗りこなしていく必要はありそうです。ギアとの精神接合を極めてこそ、本当の力が引き出せるということですね。

 

 

 街に戻りますと、ブレイダブリクにいるメイソン卿から連絡が入ります。作戦は順調で、部隊はファティマ城まで入城を果たしシャーカーンの私室を調査中とのこと。それと近くに停泊中のユグドラシルのレーダーが数機のギアの機影をとらえたが、王都付近でニサンの方角へ引き返したというのです。明らかにシャーカーンだと思われます。王都が制圧されているのを見てこちらに戻ってきたのです。

 

 どうやら、ソラリスの3つの障壁<ゲート>のうちの一つがこのニサンから西に真っすぐ行ったところの洞窟付近にあるのではないかとのことです。洞窟内に大規模な建造物があるようです。シャーカーンが向かっているのはそこです。シャーカーンがそこで何をするつもりかは分からないけど、当然自分達もそこへ向かうことになります。(メンバー入れ替えしてから)

 

 

 

【第一のゲート マルーの祈り】

 

 

 ニサンから出て西の方へ行くと、洞窟(イグニスゲートへの穴)を見つけます。※ここに行くまでには別に生身で歩いても大丈夫です。この辺の敵は。

 

 ギアでも余裕で通れる大きな洞窟で、中に入るとやはりシャーカーンの私兵が待ち構えていました。エトーン改との戦闘になります。ここでは以前の戦いで敵が落とした対刻印用の装備をしているといいかもしれません。

 

 

 扉をくぐるとすぐにゲート発生機のある場所です。そこにはシャーカーンがいました。アヴェを支配しつつ、このゲートの管理もしていたのですね。ソラリスと地上を隔てるためのゲートの管理はこれまでずっと教会が担っていました。しかし教会はこのゲートがなんなのか知らされていなかったそうです。教会は独自にゲートを研究し、原理が判明するとソラリスから独立するためにこれを利用しようとします。その一つが…

 

 シャーカーンは自分のギアとゲートを繋ぎます。シャーカーンのギアはゲートのエネルギーを利用し限界値以上の出力が出せる特別仕様だったのです。これが目的でシャーカーンはこの洞窟にやってきたようですが…

 

 しかし…様子がおかしいです。ゲートと繋いでエネルギーを供給したのにシャーカーンのギアは動きません。なんという間抜けな…と思っているとアイツがやってきます。そう、力の求道者の…グラーフです。

 

 

 おま…一体どこから入ってきた…?

 

 それでいつものなんやかんやあり、ぎにゅうぁぁぁあとパワーアップしたシャーカーンと戦闘開始です。

 

 

 シャーカーンはゲートからエネルギーを吸収している間は…そこから動けません。なので直接攻撃はしてきません。でも全体攻撃のイグニスストーム(エーテル火)があります。こちらが攻撃するとカウンターでエネルギー吸収してしまい、HP回復する(1000くらい)という厄介な所もあります。エネルギー注入が済むと刻印パンチなどの直接攻撃をしてきます。エネルギー注入が出来ない間にいっきにダメージを与えます。

 

 

 

 シャーカーンを倒すことが出来ました!! やっと…やっとですね。因縁の関係長かった…。ゲートに火がついてしまったので急いで洞窟から脱出すると、ゲートが崩壊します。ゲートの破壊までもついでに完了します。

 

 

 

 

 第18代アヴェ国王エドバルト4世の息子、第19代国王であるバルトロメイ・ファティマとしてバルトは国民の前に立ちます。これからはキスレブとの和平交渉・戦後補償を約束し、そして第18代国王の遺言から王制を廃止しアヴェ全土を共和国家とすることを宣言します。

 

 バルトはこれまで王位を取り戻すために戦ってくれていたのに申し訳ないとメイソン卿とシグルドに言います。これからは自由にしていいと。しかし…民衆のバルトへの歓声はやみません。まだバルトの仕事は終わっていないということですね…!

 

 

 

 その夜。バルトはメイソン卿にシグルドの生まれについて訊ねます。あの仕掛けがシグルドの網膜で解けたということは、シグルドもファティマの碧玉を持っていたということになります。

 

 メイソン卿は昔話として、自分とバルトの父がまだ若かった時分の話をします。バルトの父はまだバルトの母親となる人と出会うずっと前にある女性と恋仲であったと言います。その女性はアヴェ東方の異教(ニサンでも教会でもない小さな教団)の娘でとても美しい人でした。しかしその女性はある時を境に姿を消し…どこかで子供を産んだという話があるそうです。メイソン卿の知る限りでは、バルトの父の方が振られたとのことですが…。

 

 シグルドはアヴェ東方の砂漠の出で、10歳の時にエドバルト付きの騎士見習いになっています。

 

 

 メイソン卿に確認したあと、バルトはバルコニーに佇むシグルドの元に行きます。シグルドに母親はどんな人だったか訊きますと、シグルドはぽつぽつと自分の母について語ります。優しい人で、まだシグルドが小さい時に亡くなったことを…。母親は元々生まれた時には短命であると医師からきかされていたと言います。シグの母親は死に分かれることを恐れて好きな人が出来た時にそっと身を引いたそうです。この選択はもっと一緒にいれば良かったと後々悔やむことになったそうですが…。

 

 シグは父親は自分が生まれたことを知らないはずだと言います。しかし自分は父親に実の息子のように良くしてもらったと言います。自分が息子だと父親に打ち明けなかったのは、母親が隠しておきいなら、その意志を尊重したいからとのことです。

 

 

 シグルドから話を聞いたバルトは、今日国民に宣言した父親の遺言の続きを話します。それはバルトが得たものを兄と分かち合うように、バルトと兄が得たものを民と分かち合うように…というものでした。父親はシグルドのことを知っていたのですね…。

 

 

 

 さて、アヴェをシャーカーンとゲブラーから解放することが出来た上、ソラリスが設置した3つのゲートのうちの一つを破壊することが出来ました。残りは二つです。シャーカーンが持っていた文書からゲートは正三角形の頂点に位置するように配置されているそうです。一つは教会の地下深くだという情報だけは聞きましたよね。でもビリーは教会でそんなものは見た事がないと言います。つまりもっともっと地下深くだと思われます。皆で知恵を絞って地下に潜る方法を考えます。

 

 シェバトの砲でも無理ということは、それよりももっと強い火力のある砲ならあるいは…。そういえばバルトが間違えて発射した碧玉要塞のあの砲ならどうだろう?となりますが、角度が難しい。要塞をバベルの頂上まで持ち上げる必要が出てきます。バベルの頂上ならば教会本部との位置といい、丁度いい角度になりそうです。

 

 

 フェイがバベルタワーの上で見つけた操作室を思い出してそのことを話します。あれは外にある鏡を動かすだけの操作室でした。そのことからシタンはあの碧玉要塞とバベルタワーは明らかに今よりも進んだ同文明によって築かれたもので、ギアや強力な外敵対策がされていたことを考えると一つの兵器だったのではないかと予想します。つまり、碧玉要塞から放たれた砲(ビーム)をバベルタワーの鏡で反射して狙った場所に撃ち込むという…。

 

 碧玉の砲台からビームを発射するチームと、反射したビームを教会本部の地下に命中するよう鏡を調整するチームで二手に分かれて行動することになります。鏡のチームの方がより危険になりますので言い出しっぺのシタン、それとフェイとエリィが行きます。砲台の方は狙いをつけるのが得意なビリー、碧玉要塞だからバルトの二人は固定になります。

 

 

 その頃、ガゼルの法院に役立たずと罵られるラムサスの姿がありました。ガゼルはラムサスにあと二つのゲートを守って役に立てと言いたいようです。ラムサスは怪我が治っていない状態なので、エレメンツがラムサスの代わりにフェイたちを阻止すると申し出ます。二つ目のゲートの破壊も楽に出来そうもないですね…

 

 次回へ続きます。

 

 

→ PS「ゼノギアス」プレイ日記7 へ続く