あらすじ
ひとは幸福になるために生きているけれど、幸福になるようにデザインされているわけではない。この社会にはきれいごとがあふれている。人間は誰しも平等で、努力すれば必ず報われ、〝見た目″はそれほど大した問題ではない――だが、それらは絵空事である。往々にして、努力は遺伝に勝てない。知能や学歴、年収、犯罪癖も例外ではなく、美人とブスの「美貌格差」は生涯で約3600万円もある。また、子育ての苦労や英才教育の多くは徒労に終わる……。進化論、遺伝学、脳科学の最新知見から、人気作家が次々と明かす「残酷すぎる真実」。読者諸氏、遺伝、見た目、教育、性に関する、口には出せない「不愉快な現実」を今こそ直視せよ!
(2017 新書大賞受賞)


ひと言
過激な内容もたくさんありましたが、「へぇ~ そんな見方もあるのか!」と驚いたり、おもしろく思ったり。新書大賞を取るだけのことはある本でした。

イギリスの経済学者ニック・ポータヴィーは、さまざまな「幸福」を金銭に換算している。それによると、家族と死別したときのかなしみを埋め合わせる賠償額は、配偶者が5000万円、子どもが2000万円に対し、きょうだいはわずか16万円で友人(130万円)よりも少ない(原著はポンド表示だが円建てに換算した)。幼いころは親しかったきょうだいも、齢を重ねるにつれて疎遠になっていく。絆の価値がたった16万円なら、相続が「争続」になるのも無理はない。
(4 進化がもたらす、残酷なレイプは防げるか)

ヒトの本性が乱婚だというきわめて説得力のある証拠のひとつが、男性器の構造だ。ヒトのペニスは乱婚のチンパンジーやボノボよりも長く、太く、先端にエラがついている。これまでの通説では、ペニスがこのような特徴的な形状を持つようになった理由をうまく説明できなかった。だがヒトのペニスの機能は、かんたんな実験で明らかになった。ペニスと同じかたちをしたものをゴムの管のなかで激しく動かすと、管のなかに真空状態が生じ、内部の液体が吸い出されるのだ。男性のペニスと性行動は、その特徴的なかたちとピストン運動によって、腔内に溜まっていた他の男の精液を除去し、その空隙に自分の精子を放出して真っ先に子宮に到達できるよう最適化されているのだ。
(10 女性はなぜエクスタシーで叫ぶのか?)

ヒトは社会的な生き物で、群れから排除されてしまえば生きていく術がない。古今東西、どんな社会でも「村八分」は死罪や流刑に次ぐ重罰とされた。これは子どもも同じで、「友だちの世界」から追放されることを極端に恐れる。勉強だけでなく、遊びでもファッションでも、子ども集団のルールが家庭でのしつけと衝突した場合、子どもが親のいうことをきくことはぜったいにない。どんな親もこのことは苦い経験として知っているだろうが、ハリスによってはじめてその理由が明らかになった。子どもが親に反抗するのは、そうしなければ仲間はずれにされ、「死んで」しまうからなのだ。親よりも「友だちの世界」のルールを優先することが子どもの本性だとすれば、「子どもはなぜ親のいうことをきかないのか」という疑問にはなんの意味もない。逆に不思議なのは、宗教や味覚のように「親のいうことをきく」ものが残っていることだ。これについてハリスは、「親が影響力を行使できる分野は、友だち関係のなかで興味の対象外になっているものだけだ」と考えた。特殊な場合を除いて、子どもたちは友だちの親の宗教に関心を持たない。同様に、豚肉やニンジンを食べないとしても、それだけで仲間はずれにされることもない。グループの「掟」は、食べ物の好き嫌いとは無関係なのだ。
(12 親子の語られざる真実)
 

8月11日~13日 お盆休みを利用して、約半年以上前から予約を入れていた北海道・知床旅行に14人で行ってきました。

13時40分頃予定通り女満別空港に到着。

 

 

北見の英雄、ロコソラーレを称える展示物が空港に。着いてすぐに「赤いサイロ」を探しましたが売り切れ、行きも帰りも札幌経由の飛行機で、いつもすぐに「赤いサイロ」を探しましたがすべて売り切れでした。今でも大人気のロコソラーレです。

 

 

8人と6人の2台のレンタカーに分乗して屈斜路湖がきれいに見渡せる「道の駅 ぐるっと美幌峠」へ。さすが北海道、とても雄大なカルデラ湖です。

 

 

続いて霧で有名な摩周湖へ。

 

 

「屈斜路プリンスホテル」に宿泊し、次の日は屈斜路湖とそこから流れ出す釧路川源流下りを楽しみます。朝食のときまでは結構な雨でしたが、カヌーに乗るときにはきれいに雨も上がりとてもラッキーで楽しい源流下りでした♪

 

 

知床へ向かう途中、サクラマスが滝を登るところがみられるという「さくらの滝」へ立ち寄ります。まさかそんな都合よくみられるとは思っていなかったのですが、魚が一生懸命何度も何度も滝を登ろうとする姿に中島みゆきの「ファイト!」を思い出しました。

 

 

オシンコシンの滝にも立ち寄ります。

 

 

知床観光船もあの事故前から予約を入れてあったのですが、まだご遺体も見つかっていないし、小さい子どももいるのでキャンセルをし、知床峠からウトロ港まで自転車で下るダウンヒルツアーを体験します。

 

 

知床峠に到着。向こうにはっきりと見えるのは国後島。こんなに近いんだと複雑な心境です。

 

 

さあ今から約18kmほどの距離を自転車で下ります。小さい子どもも自転車の後ろにカートをつけて一緒に下ります。

 

 

一列になって峠を下ります。風を受けてとても爽快です♪

 

 

途中の知床自然センターから往復40分ほど歩いて、海から見られなかった「フレぺの滝」を陸地から見学します。とても雄大な滝でした。

 

 

3日目の朝の朝食です。昨日の夕食もとても豪華で大満足です。

 

 

知床五湖へ向かう途中の道路から、今日もとてもいいお天気です♪

 

 

地上遊歩道の小ループ(約40分)を歩くために約10分ほどの講習を受けます。これで地上遊歩道を歩けます。

 

 

大ループと小ループが合流する地点の景色です。お天気にも恵まれて最高の景色です。

 

 

 

 

どこをとっても最高の景色です。この自然をずっとずっと後世に残していかないといけないと強く思いました。

 

 

高架木道とループが合流する地点です。

 

 

14人で記念撮影。最高の知床五湖でした♪

 

 

 

 

道の駅ウトロで昼食にウニイクラ丼をいただきます。ウニがトロトロでとてもおいしいです♪

 

 

帰り女満別空港に向かう途中、天に続く道のスタート地点に立ち寄ります。

 

 

行く前はコロナの激増とお天気が雨予報ということで心配していましたが、そんな心配も吹き飛ばすほどの、14人が健康でお天気にも恵まれた最高の北海道・知床旅行でした♪。

 

 

あらすじ
妻が怖いという夫が増えている。ひとこと言えば10倍返し。ついでに10年前のことまで蒸し返す。いつも不機嫌で、理由もなく突然怒り出す。人格を否定するような言葉をぶつけてくる。夫は怒りの弾丸に撃たれつづけ、抗う気さえ失ってしまう。夫からすれば甚だ危険で、理不尽な妻の怒りだが、実はこれ、夫とのきずなを求める気持ちの強さゆえなのである(俄には信じ難いが)。本書は、脳科学の立場から女性脳の仕組みを前提に妻の不機嫌や怒りの理由を解説し、夫側からの対策をまとめた、妻の取扱説明書である。「妻が怖い」「妻の顔色ばかりうかがってしまう」「妻から逃げたい」という世の夫たちが、家庭に平穏を取り戻すために必読の一冊でもある。


ひと言
これもおすすめ新書の一冊。妻は夫に問題解決を求めているわけではなく、夫に共感してもらいたいだけ というのは今まで聞いたことがあるが、ふんふん、なるほどととても参考になる内容の新書でした。


男性脳には意味のないこれらの会話は、実は女性脳にとって大きな意味を持つ。女性脳の、最も大きな特徴は、共感欲求が非常に高いことである。「わかる、わかる」と共感してもらえることで、過剰なストレス信号が沈静化するという機能があるからだ。それによって、怖かった、悲しかった、痛かった、寂しかった、惨めだった、辛かったという神経回路のストレスが軽減される。逆に共感が得られないと一気にテンションが下がり、免疫力も下かってしまうのだ。
もう一つ、共感は女性脳にとって知的行為の核でもある。先述したが、女性脳は、体験データ(記憶)に感情の見出しがついているので、ある感情が起こったとき、その感情の見出しをフックにして、類似の体験データの数々が、芋づる式に一瞬で引き出される。面白いのは、他人の体験であっても、共感して感情の見出しがつけば、自分の体験と同じように扱える点だ。他人の体験談を「とっさの知恵」に変えるのが、共感という行為なのである。
つまり、女友達が、「階段でつまずいて、転びそうになった怖さ」に共感すれば、自分が同じようなつま先の細いパンプスを履いて駅の階段を下りるときには、無意識のうちに手すりのわきを行くことになる。オチのない話が、明日の自分を救うのだ。男たちの言う「女の無駄話」が、子どもたちを危機から救い、夫の将来の介護に役立つ。女の会話に「無駄話」はないのだ。
女性脳は、この重要性を知っている。このため、よるとさわると、自分の身に起こったささやかなことを垂れ流すようにしゃべり合い(これは相手への知のプレゼントなのだ)、盛大に共感し合って、相手からの「知のプレゼント」を「とっさに使える知恵」に変えて、脳にしまい込む。それが、井戸端会議の正体であって、かなり知的な行為なのである。
女が、男との会話を不毛に感じるのは、男たちが「自分の身に起こった、ささやかなこと」をプレゼントしてくれないからだ。「今日会社で、こんなことがあってさ」みたいな話。オチがなくていいのである。「お茶を入れようと思ったら、お湯がなかった。昼一番なのにポットが空って、そりゃないよな」みたいな話で十分だ。小さな愚痴ほど価値がある。
(第1章 女性脳は、他人の体験談を自分の知恵に変える)


先述したが、男の子たちは、赤ちゃんの頃から世の中を俯瞰して遊ぶ。男の子は、消防車などの働く車のように、かたちや構造が目でわかるものが、やや離れたところにあると興奮する。脳の中でそこまでの距離を測り、かたちを想像し、仕掛けを動かしたくてワクワクする。それが空間認知力の高さを生み、好奇心を育てる。こうして、男の子が「自分」そっちのけで、働く車に夢中になっている頃、女の子たちは、人形やぬいぐるみを抱きしめながら「自分」を感じている。自分が気持ちいい、自分が楽しい、自分がちやほやされるのが、女の子にとっては、何より大切だ。なぜかというと、哺乳類のメスは、自分が健康で快適な状態でないと子孫が残せないからだ。自分を大切にすることは、そのまま種の保存につながる。種の保存は、生物における最も基本的な本能である。したがって、自己保全に対する要求は、哺乳類のメスの最も大切な本能なのである。
だから、女性は自分の体調変化を男性の何十倍も敏感に把握している。ちょっと寒ければ寒いと騒ぐし、ちょっと暑ければ暑いと文句を言う。おなかがすけば不機嫌になるし、足が痛ければ歩けないとのたまう。男から見ると、ただのわがままに見えるが、これは常に、自分を快適な状態においておかなければならないという、責任感からくる言動だ。交尾さえ遂行すれば、その場で死んでも種が残せるオスとは、その責任の重さがまったく違っているのである。
ちやほやされたいのも同じ理由。誰よりも優先されるということは、自分と自分の子どもの生存可能性が確実にアップする。女性脳は、自分と自分が大切に思う人のことを最重要視し、愛情と時間を注ぎたい、究極のえこひいき脳なのだ。
だから、いつもどんなときも相手を思うことを、愛の行動だと信じている。残念ながら男性脳が向かっているのは、自分よりも、世界や宇宙。「自分の気持ち」に関心がないから、自分の身内=妻にも関心が向かない。妻を自分の近くに感じれば感じるほど、関心は薄れていく。それが男性脳だ。
(第2章 女性脳は大切な人を思う究極のえこひいき脳)

 

 

あらすじ
「ネットがあるのになぜ本を読むのか」。そんな話もありますが、本当にそうでしょうか?私たちは日々情報には触れていますが、そこで何が残っているのかというと、ただ無為に情報を消費しているだけ、のような状況もあります。本を読むことでしか学べないことは、確実にあります。文学・読書の大家である齋藤先生が、今の時代だからこそ勧める「読書する理由」と、「人生と知性に深みをつくる読書」の仕方を紹介します。


ひと言
ひと月ほど前、「80歳の壁」を読んで、もっと新書を読まないといけないなぁということを強く思い、ネットで読むべき新書としてあがっていた本書の予約を入れました。齋藤 孝さんの本は以前にも読んだことがあるので、あまり目新しい感じはありませんでしたが、参考文献として色々な本が紹介されているので、今後の読書の参考にしたいと思います。

『なぜ美人ばかりが得をするのか』(ナンシー・エトコフ/著 木村博江/訳 草思社)は認知科学と進化心理学の知見をもとに「美」の謎を解き明かすという本ですが、この本によれば、進化の過程の中で、「生殖能力が高く、健康で、種の存続に最も適した姿形を美しいと感じる」ようになっているそうです。要するに、「美しい人=種の存続に有利な人」と判断されているのです。ですから、生物として美にこだわるのはもっともなことで、逃れられないものかもしれません。
(第1章 読書をする人だけがたどり着ける「深さ」とは)

高田(ジャパネット)さんが世阿弥の教えで最も感じ入ったのは「自己更新の考え方」だと言います。常に自分を成長させていく心構えです。象徴的な言葉の一つは、「初心忘るべからず」です。誰もが知っている言葉ですが、世阿弥の意図している内容は現代のそれとは少し違います。「初心忘るべからず」の「初心」とは、芸の未熟さのことです。自分が未熟であることを忘れず、常に自分を戒めなければ成長しないという意味が込められています。『花鏡』の中では、さらに3つの初心について書かれています。「是非の初心忘るべからず。時々の初心忘るべからず。老後の初心忘るべからず」
入門したばかりの頃に感じる「是非=良い・悪い」の初心、経験を重ねる中でその時に合った演じ方を行なううえでの初心、そして老年を迎えてはじめて挑戦できる芸への初心。物事をはじめてから、経験を積む中でも常にその時々の挑戦があり、未熟さがあるということなのです。一流の認識力を持った人は、自分のやっていることにはまだまだ終わりがないと考えます。普通の人が「ここまで到達したらいいだろう」「もう先は見えた」と思うところでも、認識力のある人ほど、まだ挑戦すべきことがあると感じる。それだけ奥深さを認識しているのであり、だからこそ人生を楽しみ続けることもできます。
(第2章 深くなる読書 浅くなる読書 何をどう読むか)

『21世紀の資本』は、200年以上におよぶ膨大な資産や所得のデータを分析しているため、本のボリュームも増えてしまったというところがあります。この分析手法も評価が高いのですが、経済学の専門家でなければこれらの分析を丁寧に読み込む必要はないでしょう。でも、パラパラっと見れば「なるほどこれはすごいデータ量だなあ、よく分析したもんだなぁ」と思います。そして、最も重要なグラフを探します。ピケティがこの本で言っているのは、要するに「働いてお金を生み出すスピードより、お金がお金を生み出すスピードのほうが大きくなってしまった。金持ちはますます金持ちになり、格差は広がる一方。このままじゃ絶対追いつけないから、ハンデつけてもらわないとね」という話です。その一番の根拠となるグラフがあるのです。それを見つけて、そのあたりの文章を読みます。そうすれば、ピケティの話にじかに触れたことになります。自信を持って「あのグラフはすごいよね、あれを見ると一目瞭然だよね」といった話ができてしまうわけです。
(第4章 知識を深める本の読み方)


【参考文献】
『最強の人生指南書 佐藤一斎「言志四録」を読む』 粛藤孝/著 祥伝社新書
『なぜ美人ばかりが得をするのか』 ナンシー・エトコフ/著 木村博江/訳 草思社
『宮本武蔵』 吉川英治/著 講談社
『折り返し点』宮崎駿/著 岩波書店
『西欧近代科学』 村上陽一郎/著 新曜社
『魔女』 ミシュレノ著 篠田浩一郎/訳 岩波文庫
『ぼくらの七日間戦争』 宗田理/著 角川文庫
『五輪書』 宮本武蔵/著 渡辺一郎/校注 岩波文庫
『風姿花伝』 世阿弥/著 野上豊一郎・西尾実/校訂 岩波文庫
『新訳 星の王子さま』 アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ/著 倉橋由美子/訳 宝島社
『発酵』 小泉武夫/著 中公新書
『この人を見よ』 ニーチェ/著 手塚富雄/訳 岩波文庫
『方法序説』 ルネ・デカルト/著 山田弘明/訳 ちくま学芸文庫
『論理哲学論考』 ヴィトゲンシュタイン/著 丘沢静也/訳 光文社古典新訳文庫
『君主論』 ニッコロ・マキアヴェッリ/著 佐々木毅/全訳注 講談社学術文庫
『饗宴』 プラトン/著 久保勉/訳 岩波文庫
『歴史とは何か』 E・H・カー/著 清水幾太郎/訳 岩波新書
『寝ながら学べる構造主義』 内田樹/著 文春新書
『ファスト&スロー』 ダユエル・カーネマン/著 村井章子/訳 友野典男/解説 早川書房
『理科読をはじめよう』 滝川洋二/編 岩波書店
『世界がわかる理系の名著』 鎌田浩毅/著 文春新書
『文系のための理系読書術』 粛藤孝/著 集英社文庫
『こども孫子の兵法』 粛藤孝/監修 日本図書センター
『21世紀の資本』 トマ・ピケティ/著 山形浩生・守岡桜・森本正史/訳 みすず書房
『E=mc2』 デイヴィッド・ボダユス/著 伊藤文英・高橋知子・吉田三知世/訳 早川書房
『ソロモンの指環』 コンラート・ローレンツ/著 日高敏隆/訳 早川書房
『宇宙は何でできているのか』 村山斉/著 幻冬舎新書
『日本思想全史』 清水正之/著 ちくま新書
『常用字解【第二版】』 白川静/著 平凡社
『アイヌ文化の基礎知識』 アイヌ民族博物館/監修 児島恭子/増補・改訂版監修 草風館
『欲望の民主主義』 丸山俊一 + NHK「欲望の民主主義」制作班著 幻冬舎新書
『資本主義の終焉、その先の世界』 榊原英資・水野和夫/著 詩想社新書
『人類の未来』 ノーム・チョムスキーほか 吉成真由美/インタビュー・編 NHK出版新書
『ホモ・デウス』 ユヴァル・ノア・ハラリ/著 柴田裕之/訳 河出書房新社
『新訂 福翁自伝』 福沢諭吉/著 富田正文/校訂 岩波文庫
『山頭火俳句集』 種田山頭火/著 夏石番矢/編 岩波文庫
『中原中也詩集』 中原中也/著 大岡昇平/編 岩波文庫
『人間失格』 太宰治/著 新潮文庫
『走れメロス』 太宰治/著 新潮文庫
『オイディプス王』 ソポクレス/著 藤沢令夫/訳 岩波文庫
『フロイト全集 4』 新宮一成/訳 岩波書店
『マクベス』 シェイクスピア/著 福田恒存/訳 新潮文庫
『こころ』 夏目漱石/著 新潮文庫
『ドン・キホーテ』 セルバンテス/著 牛島信明/訳 岩波文庫
『銀の匙』 中勘助/著 岩波文庫
『別冊NHK100分de名著 読書の学校 粛藤孝 特別授業「銀の匙」』 斎藤孝/著 NHK出版
『金閣寺』 三島由紀夫/著 新潮文庫
『東京オリンピック』 講談社/編 講談社文芸文庫
『詩のこころを読む』 茨木のり子/著 岩波ジュニア新書
『辞世の歌』 松村雄二/著 和歌文学会/監修 笠間書院
『夜と霧』 ヴィクトール・E・フランクル/著 池田香代子/訳 みすず書房
『ある明治人の記録 会津大柴五郎の遺書』 石光真人/編著 中公新書
『謹訳 源氏物語』 紫式部/著 林望/現代語訳 祥伝社
『論語物語』 下村湖人/著 講談社学術文庫
『論語と算盤』 渋沢栄一/著 角川ソフィア文庫
『マンガ 老荘三〇〇〇年の知恵』 蔡志忠/作画 和田武司/訳 野末陳平/監修 講談社+α文庫
『口語訳古事記「完全版」』 三浦佑之/訳・注釈 文藷春秋
『旧約聖書を知っていますか』 阿刀田高/著 新潮文庫
『新訳 弓と禅』 オイゲン・ヘリゲル/著 魚住孝至/訳・解説 角川ソフィア文庫
『カラマーゾフの兄弟』 ドストエフスキー/著 原卓也/訳 新潮文庫
『新版 徒然草 現代語訳付き』 兼好法師/著 小川剛生/訳注 角川ソフィア文庫
『自由への大いなる歩み』 M・L・キング/著 雪山慶正/訳 岩波新書





 

 

 

 

今日は「ジンギスカン 馬肉 もつ鍋 山王」へお昼を食べにいきました。こちらのお店は7/16にオープンしたお店で、馬肉ユッケ丼(1000円)をいただきます。イメージしていたものと全く違って、とてもやわらかい馬肉でとてもおいしいです♪。最後にアイスクリームまでついてとてもお値打ちでおいしい馬肉ユッケでした。ごちそうさまでした♪。

 

ジンギスカン 馬肉 もつ鍋 山王

名古屋市中川区西日置1

 

あらすじ
選考会で異例の満場一致!第127回文學界新人賞受賞作。松井まどか、高校2年生。うみちゃんと付き合って3か月。体重計の目盛りはしばらく、40を超えていない。――「かけがえのない他人」はまだ、見つからない。優しさと気遣いの定型句に苛立ち、肉体から言葉を絞り出そうともがく魂を描く、圧巻のデビュー作。
(第167回 芥川賞候補作)


ひと言
上に書いたように選考会で異例の満場一致の第127回文學界新人賞受賞。芥川賞は逃したものの候補作に選ばれた本書。もう読んでみるしかないっしょ ということですぐに予約を入れました。「N/A」って何?Amazonのカスタマーレビューでは「Not Applicable」「Not Available」の略号であり「該当なし」「利用不可」を意味する表現であるように、実際まどかは世間一般には該当しないような極めて個人的な思いを抱えている との記述が……。なるほど、納得。そういえばエクセルのエラーでも #N/A って見た記憶が……。年森 瑛(あきら)さんについても調べましたが、1994年生まれの女性としかわかりませんでした。もしこれを男が書いたのならちょっと引くなぁ。感想としては現代の若い女性をよく描いているとは思いますが好みの小説ではありませんでした。


中央で端と端を結ばれた二枚のカーテンが空気で膨らんでブラジャーになった。窓際の席で横面に胸を押し付けられながら、前から配られたプリントを受け取った。いつも通り読まれることなく家で揚げ物用の紙になるはずだった保健室だよりの見出しが目に入った。『低体重は月経が止まる危険性があります』『将来のために過度なダイエットはやめましょう』その日の夜から、炭水化物を抜くのが始まった。母に何か言われたら、食べ過ぎると眠くなって勉強や部活に身が入らなくなるから、と答えた。元々平均体重より痩せているほうだったので、生理が来なくなるのはあっという間だった。どうしてこれが禁止されているのか分からなかった。つらそうな友だちもみんな痩せればいいのに、と思ったが、体型の自慢にとられかねないので言わずにおいた。自分を羨ましがって痩せたいと言いながら毎日お菓子を食べる友だちは、痩せるよりも食べるほうが重要なのだから、水を差してはいけないのだ。
(003)

もしかしたら嫉妬心や独占欲は十代の幼稚さから生まれるだけで、大人の恋愛関係は、かけがえのない他人同士の関係に似ているのかもしれない。大人は恋愛関係から家族のようになると聞くし、家族なら、恋人よりかは かけがえのない他人に近いものだった。とりあえず試してみたかった。まだ一人しか付き合っていないし、前に付き合った子は男の子だったし。まどかはまだ恋愛のことがよく分かっていないから、本当は恋人がかけがえのない他人なのに、認識できていない可能性があるのだ。それに、同性という条件だけならうみちゃんは合致していた。「正直、付き合うのがどういうことなのかちゃんと分かってないんですけど」と言うと、「なら試しに付き合うのをやってみよう?」と返されたので、まどかは今もうみちゃんと交際しているというよりお試しのつもりでいた。
(030)

 

あらすじ

文久3年(1863)北陸の要・越前福井藩の家中は異様な緊迫感に包まれていた。京の尊攘派激徒を鎮めるべく、兵を挙げて上洛すべきか否か。重大な決断を迫られた前藩主・松平春嶽が思案をしている折、幕府の軍艦奉行並・勝海舟の使いが来ているとの報せがあった。使いは浪人体のむさくるしい男だという。名は、坂本龍馬。彼の依頼を即決した上で、上洛についての意見を聞いた春嶽は――。旧幕府にあって政権を担当し、新政府にあっても中枢の要職に就いた唯一の男、松平春嶽。幕末の四賢侯の一人、松平春嶽を描く歴史長篇。
 

 

ひと言
幕末の四賢侯の一人松平春嶽については、よく知らない部分も多かったですが、とても勉強になりました。ただ史実に忠実な小説を読みたいのではなく、葉室  麟が描く幕末、松平春嶽を読みたかったので少し残念。ただ最後に、西郷が最期まで持っていたカバンに左内の手紙が入っていたという部分は史実なのかフィクションなのかわかりませんがとても葉室 麟さんらしい記述でよかったです。


龍馬は小楠や八郎と会った後、京に戻り、六月二十九日には福井藩邸を訪ねて挙兵上洛を目指す重臣の村田氏寿とも意見を交わす。龍馬は福井藩の挙藩上洛策がいずれ天下を動かすことになると見たようだ。村田を訪ねた日の日付で姉の乙女に宛てた手紙には、―― 私事も此せつハよほどめをいだし、一大藩によくよく心中を見込てたのみにせられと書いている。一大藩とは福井藩のことである。龍馬はこのころすでに福井藩から見込まれ頼みにされていると法螺を吹いたのだ。さらに、同じ手紙の中で、―― 日本を今一度せんたく(洗濯)いたし申候事にいたすべくとの神願(心願)にて候という後に有名になる言葉を書き連ねている。龍馬は福井藩訪問で大きな夢を抱いたのかもしれない。
(二)

容堂は膝を進めた。「ならば言おう。大名が志士となって動くには優れた謀臣が要るのだ。わたしには吉田東洋あり、水戸様には藤田東湖、戸田蓬軒ありだ。島津殿は自ら何でもできるおひとゆえ、あるいは謀臣は要らぬかもしれぬ。しかし春嶽殿には謀臣が必要であるとわたしは思う。もし、春嶽殿が蜀の劉備(りゅうび)のように、伏龍(ふくりゅう)、鳳雛(ほうすう)を得たならば、天下は自ずから春嶽殿に服することになろう」
『三国志』では、いまだ不遇の身にある劉備に司馬徽こと水鏡先生が、「伏龍と鳳雛を得れば天下を握ることができる」と教える。伏龍とはまだ池の淵で眠り、天に昇ってはいない龍、鳳雛とは鳳凰の雛のことである。すなわち、いまだ世に現れていない英才を指す。劉備はその後、伏龍である諸葛孔明、鳳雛であるほう統を家臣の列に加え、魏の曹操、呉の孫権と天下を三分する英雄となるのだ。
「これから国論が開国か攘夷かで二分されると思わねばならぬ。そのおりには開国であり、攘夷でもある第三の道を指し示す英雄の登場が待たれるかもしれぬ。それだけに春嶽殿は諸葛孔明のごとき大才を謀臣になされよ。さすれば、春嶽殿は北越の地より、天翔けることができますぞ」酪酊した容堂の放言だと春嶽は聞き流そうとした。だが、その時、伏龍、鳳雛とはあの者ではないのか、という天啓が春嶽にひらめいた。春嶽はその者の名を口の中でつぶやいた。―― 横井小楠である。小楠は肥後藩士、百五十石の横井時直の次男で通称は平四郎。文化六年(一八〇九)の生まれで、この年、四十五歳。儒学に秀で、藩校時習館に学び、江戸にも遊学した。熊本に戻ってからは私塾を開き、国家経綸の学を応用する〈実学〉を志向しているが、その学識はすでに諸国に知られるようになっていた。
(八)

慶喜は当惑した永井を見つめて、「その坂本なる浪人は邪魔だな」とつぶやくように言った。「邪魔とは――」永井は慶喜の意を測りかねた。「邪魔とは、文字通り、邪魔だということだ」慶喜は厳しい口調で言った。政権を返上したからにはいまの徳川家には警察権はないものの、朝廷から、通常の事はこれまで通りに行うよう指示されていた。だが、大政奉還を建白していまや政局の中心にいる土佐藩に縁のある龍馬を、勝手に捕えれば問題になるだろう。それならば、ひそかに始末するしかない。永井が見廻組に指示しさえすれば、龍馬は殺されるだろう。慶喜はわが意を忖度して龍馬を殺せ、とほのめかしているのだ。だが、永井は龍馬に好意を抱いていただけに、逡巡するものがあった。慶喜は永井を見据えて、―― 玄蕃頭とひと声発した。将軍としての威が籠った声だった。「はっ、かしこまってございます」永井は平伏した。そうするしかなかったのだ。
十四日夜―― 再び、龍馬は永井を訪ねてきた。この夜、龍馬は王政復古の動きがあることについて話し、―― 決して兵力によらずして行わるべき条理ありとして武力衝突が避けられる見込みがあると強調した。永井は、「それならばよいのだが」と穏やかに答えるに止めた。
翌十五日、龍馬は宿所としていた河原町蛸薬師下ル、土佐藩邸出入りの商人、近江屋の二階奥で、来談中であった中岡慎太郎とともに不意を襲われ殺害された。
襲撃者については新撰組説と見廻組説とに分かれたが、後に箱館戦争で捕らえられた見廻組の今井信郎は、「兵部省口書」で、「組頭佐々木唯三郎の指揮により七名で襲撃した」と述べた。また勝海舟は明治になっての日記で今井の自供にふれ、―― 上より之指図有之ニ付挙事 と記した。旧幕府の上司からの指示で見廻組が龍馬を襲ったというのだ。
(二十四)

春嶽は珍しく新聞を読んで西郷の死を思った。すると、そばにいた勇姫が、「大殿様、ご存じでございますか」と訊ねた。「何をだね」「西郷殿はわが家の橋本左内への思いが深かったのだそうでございますね」「どうしてそう思うのだ」「実家の者が新聞記者から聞いたそうでございます。西郷殿が最期まで持っていたカバンには左内の手紙が入っていたそうでございます」「それはまことか」春嶽は息をのんだ。勇姫は真剣な表情で深々とうなずく。「はい、間違いないそうでございます。何でも橋本から慶喜公のことについて報せた手紙だったそうでございます」そうか、将軍継嗣問題のころの手紙か、と春嶽は思い当たった。同時に、小御所会議のとき西郷が、「越前様には、もはや橋本左内殿のことはお忘れになりもしたか」と訊いたことを思い出した。西郷は死ぬまで左内のことを忘れなかったのだ。それだけではない。若いころ国を守ろうと思い立った志を最期まで抱きつづけたということでもあるのだ。それは天を翔けるような志であったに違いない。春嶽もそんな志を持った。妨げるものが多く、なぜ成就できないのかと苦悶したが、それは西郷も同じだったかもしれない。しかし、西郷は志を捨てぬまま世を去ったのだ。そう思うと春嶽の目から涙があふれた。西郷を悼んでのものなのか、苦難の中、生きてきた春嶽自身への哀惜の涙なのかはわからなかった。明治二十三年、松平春嶽は東京、小石川関口台町邸で逝去した。享年六十三。
辞世の和歌が残されている。
なき数に よしやいるとも 天翔(あまかけ)り 御代(みよ)を守らむ皇国(すめぐに)のため
(二十七)
 

 

「Blossa(ブロッサ)」内の「ESPRIT(エスプリ)」へも立ち寄ります。師匠おすすめのいちじくバターサンド(380円)エスプリカレーパン(330円)バターチキンカレー(350円)チーズフォンデュ(400円)トリュフ塩パン(320円)をテイクアウトでいただきます。岐阜の人気ベーカリーだけあってどれも美味しく、人気のカレーパンは万人受けする味です。トリュフ塩パンは今まで食べたことのない味で好みの味でした。他にも「Blossa」には食べてみたいお店がいっぱい。また伺わせてもらいます。ごちそうさまでした♪。

 

ESPRIT 名古屋店

名古屋市東区東桜1

 

おいしいコーヒーを飲んだ後、6月30日にリニューアルオープンした久屋大通の「Blossa(ブロッサ)」へ。地下1階にはどれも美味しそうなお店が並んでいますが「コーノスパイス」の週替わりカレープレート+パクチートッピング(1078円)をいただきます。スパイスを熟知した職人さんならではの出汁が効いたスパイスカレーでとてもおいしいです♪。師匠のパクチートッピングもとても相性が良くおいしいです。ごちそうさまでした♪。

 

コーノスパイス

名古屋市東区東桜1

 

 

 

 

今日は久しぶりに私のグルメの師匠と待ち合わせて「Q.O.L.COFFEE」へ。師匠おすすめのアイスコーヒーのトースト&サラダセット(ピーナッツバター)(700円)をいただきます。コールドブリュー(低温抽出)だと思うが、苦味や酸味は少なく甘味とコクが深くておいしい♪。普通アイスコーヒーならフレッシュミルクが付くが、ミルクでごまかすのではなくコーヒー本来の味で勝負してくるお店の姿勢もすばらしいし、その想いに十分応えるおいしさである。

 

 

お店を出る際アイスコーヒーボトル(1080円)を購入。これはカフェオレとして飲むとおいしいとのことなので明日の朝が楽しみです♪

 

 

お店の2階の居心地もよく、またこちらの方にきたときは利用させてもらおうと思いました。ごちそうさまでした。

 

Q.O.L.COFFEE

名古屋市中区丸の内3