デスクトップアイコンが正常に表示されなくなった場合は、アイコンキャッシュが破損している可能性があり、この場合は、サムネイル、フォントもキャッシュ破損していて同様の表示になる。

 アイコンキャッシュはクリアし再構築することができるが、事前準備を行うことが望ましい。

 事前準備の例

 ・システムイメージ及びシステム修復ディスクの作成。

 ・Windows10のインストールメディアの作成及び保存データのバックアップ

 ・Microsoft Officeのプロダクトキーカード、任意インストールしたアプリ名のメモなど

 アイコンキャッシュクリアの手順

1.エクスプローラーを開き、表示のタブをクリック。

2.隠しファイルをチェックオンにする。

3.エクスプローラーのナビペイン内にマウスポインタをいれる。

4.ドライブやフォルダーのアイコンの左側に「>」のマークが現れるので、次の順にクリック。

  C:\ユーザー\(すぐ下にあるユーザー名)\AppData

5.「>Local」のフォルダー名をクリックし、プレビューペインを一番下までスクロール。

6.「IconCache.db」のファイルがあるので、これを右クリックして「削除」をクリック。

7.PCを再起動(これでアイコンキャッシュが再構築される)。

8.再起動後は、次の手順を行う。

 ①.次の順に「>」のマークをクリック。

   C:\ユーザー\(すぐ下にあるユーザー名)\AppData\Local\Microsoft\Windows

 ②.「>Explorer」のフォルダー名をクリック。

 ③.いくつもの「iconcache_**.db」のファイルがあるので、これをすべて削除する。

  ・1つ目をクリックしてから、一番下までスクロールし、Shiftキーを押さえながら末尾をクリック。

  ・全選択になるので、どれか1つを右クリックして、「削除」をクリック。

 ④.「>」をクリックして「V」にしたマークを「>」に戻して、エクスプローラーを閉じる。

 ⑤.PCを再起動して完了。

 

 

 アイコンキャッシュ(iconcache)のファイルがシステムにより削除ができない場合

 アイコンキャッシュがクリアできない場合は、次の手順で行う。

1.すべてのプログラムを終了し、タスクマネージャーを起動。

2.「Explorer.exe」を停止。

3.ファイルのタブをクリックし「新しいタスクの実行」をクリック。

4.新しいタスクの作成」に「cmd」と入力。

5.「このタスクに管理者権限を付与して作成します」をチェックオンにしてOK」をクリック。

6.コマンドプロンプトが開くので、次のコマンドをマウスでコピペする。

cd /d %userprofile%\AppData\Local\Microsoft\Windows\Explorer

attrib –h iconcache_*.db

del iconcache_*.db

start explorer

 以上でWindows8/10のアイコンキャッシュが再構築される。

 

 画像サムネイルも同様に削除して再構築で回復する

1.C:\Users\Owner\AppData\Local\Microsoft Windows\Explorerを開く。

2.Thumbcache.dbを削除。

3.アイコンキャッシュの時と同様にコマンドプロンプトにコピペ。

cd /d %userprofile%\AppData\Local\Microsoft\Windows\Explorer
attrib –h
thumbcache_*.db
del thumbcache_*.db
start explorer

 以上でサムネイルキャッシュが再構築される。