【国道1号線徒歩の旅】Part607:土山町北土山(田村神社バス停付近) | きまぐれの国道1号徒歩の旅

国道1号東海道上りは土山町北土山の終盤、

いよいよ道の駅・あいの土山までやってきました。

 

 

ここで、制限時速50kmが解除されます。

 

歩いて来ているので制限速度への意識はありませんでしたが、

水口バイパスでは制限表示が無いため法定速度の時速60km

という話をしていたので、同BP終点の大野西交差点(Part571)から

適用が続いていた制限速度ということになりそうです。

 

 

 

まもなく、下り側には道の駅「あいの土山」の建物が

その姿をあらわしました。

 

 

「道の駅」は、高速道路で言うところの「サービスエリア」のような

休憩施設であり、地域の特産・文化・名所案内など

各種サービスを提供する地域振興施設でもあります。

 

山間部においては、玄関口や中腹部など

要所要所に設けられる場合が多く、山越えなどで

長距離移動を強いられる利用者にはありがたい存在です。

 

 

 

その前には、甲賀市コミュニティバスの

「田村神社」バス停があります。

 

 

多くのバスがここを起終点に設定しており、

田村神社やあいの土山、また土山中学校にも近いバス停と

いうこともあって利用者は比較的多いようで、バス停前は

屋根付きのベンチにてバスを待つ人たちであふれていました。

 

 

 

そのバス停前で、439km地点を通過します。

 

 

今回も、設置されたキロポストに所在地の表示はないようです。

 

 

 

一方上りでは、左から交差する道路を挟んで

念願の歩道が復活します。

 

ガードレールを設置しての暫定的なものでもなく、

ちゃんとした段差のある歩道部分が用意されたのは、

北土山交差点(Part602)以来1.1kmぶりです。

 

 

復活してすぐのところには、大きな待合所と共に

下りと同様、「田村神社」上りバス停がありました。

 

 

 

運行される「あいくるバス」の土山本線は

田村神社止まりの便が多いため、以東の区間においては

ごらんの通り、1時間に1本程度にまで大幅に落ち込みます。

 

一部の便においては、土休日または学校休日といった特定日は

運休となっており、利用者は注意が必要です。

 

 

主な方面は2つありますが、

近江土山駅から東部奥地を巡回して再び近江土山駅に戻る

「山内巡回線」については、便ごとに運行ルートが異なるため

各便にその主な経由地が示されています。

 

 

 

こちらは、下りから見た上りバス停と待合所のようす。

 

訪れた時間帯はちょうど土山中学校の下校時刻で、

バス停前は同校の生徒たちで溢れ返っていたため、

生徒たちを乗せてバスが発車した後の閑散時に撮影しました。

 

 

立派な建物ですが、かなり年季が入ってそうですね。

 

そしてよく見ると、中には例によって「悪書追放ポスト」も。

 

 

 

車道では、水口道路を抜けてからは上下線ともに

長らく片側1車線の状況が続いていましたが、

上りではここから2車線に増えています。

 

 

上り線が2車線となったのは、水口町今郷地区での車線減少以来

およそ8.6kmぶりのことです。

 

 

 

ここで、まもなく左手に見えてくる「田村神社」が案内されます。

 

 

付近に信号が無いため、

上下線間には横断歩道橋が架けられ、行き来することが可能です。

 

 

 

歩道橋の脇には、かなり年季の入った観光案内図があります。

 

琵琶湖の周辺南部や信楽方面も網羅している、

滋賀県の広域にわたる地図のようです。

 

 

東海道を元とする国道1号や北陸道を元とする国道8号を

はじめとした主要な道路も記載されていますが、情報が古いため

国道1号表示は一部が現道でなく旧道ルートのままとなっています。

 

 

 

日本橋まで、あと439km。

 

 

 

つづく