【国道1号線徒歩の旅】Part571:大野西交差点[水口道路起点] | きまぐれの国道1号徒歩の旅

国道1号上りは、まもなく大野西交差点へと差し掛かります。

 

稲川橋の手前で、同交差点での分岐が再び標識案内されます。

 

 

この交差点は、水口道路のバイパス起点であり、

名坂交差点(Part547)から分岐し国道1号旧道が県道化した

県道549号 大野名坂線と再び接続する信号交差点でもあります。

 

 

 

稲川橋を渡り、ここからは、甲賀市水口町と同じく

旧甲賀郡から甲賀市へと編入された5町のひとつである

甲賀市土山町(旧甲賀郡土山町)のエリアが始まります。

 

 

車線は減少となったばかりでしたが、大野西交差点の手前で

県道549号への右折レーンが追加されるため、

再び2車線に戻っています。

 

 

 

同交差点の直前で、447.3km地点を通過します。

 

 

全体的に道路の幅が広くなったのか、

どうやら下り側には歩道が復活した模様です。

 

県道側には歩道が続いているので、そちらと接続できる

横断歩道も見られました。

 

 

 

まもなく、大阪・梅田新道から269番目の信号がある

大野西交差点に入りました。

 

 

上りでは甲賀市旧土山町エリアでは最初の交差点であり、

国道水口松尾台交差点(Part552)以来4.4kmぶり、

ここまでで最長の信号間距離となりました。

 

※ここでは撮影時から記事を上げるまでの間に新設された

国道1・8号分岐地点国道名坂口交差点を数えています。

(以降も同様)

 

 

 

先ほど述べた通り、水口道路のバイパス区間は

この大野西交差点を起点としており、

終点である湖南市の岩根交差点(Part530)から続いた

11kmの道のりは、これで終了となりました。

 

 

石部大橋交差点(Part511)から

栗東水口道路、水口道路と滋賀県南部の連続バイパス区間

計17.9km(徒歩では計18.4km)の区間を抜けた国道1号は、

これよりさらに南東の旧土山町中心地へと進んでいきます。

 

 

 

ところで、標識案内上では三叉路としている

この大野西交差点には、北側からもう1本

道がつながっています。
 

「片山・今宿」と案内されているこちらは、

東海道のルートです。

 

 

県道549号と大野西交差点の手前で合流した東海道は

同交差点で国道1号と交差し、これより東、

国道の北側のルートをたどります。
 

国道1号と重なる区間もある東海道ですが、

この近辺では付近の別の道を通っており
昔からある道ならではの道幅がやや狭いのが特徴です。

 

 

 

大野西交差点を北東側から撮影。

 

左の2車線が県道549号、

中央・右の各2車線がR1水口道路です。

中央分離帯はバイパスの水口道路側にのみ設けられており、

左の下り線に「指定方向外進入禁止」の矢印標識、

右の上り線に「進入禁止」標識を設置し、

通るべき道へ誘導します。

 

 

ここから東は水口道路の区間ではなくなるため、

中央分離帯はこの交差点を境になくなっており、

以東の区間では旧道と同様、車道は片側1車線となるようです。

 

なお、県道側からは主に旧土山町エリアで運行されている

甲賀市コミュニティバス「あいくるバス」が出入りしており

ここから先の区間は同バスの運行ルート上に入るようです。

 

 

 

甲賀市水口町の中心市街へ向かう県道側には、

「甲賀市水口」の標識案内があります。

先述の旧東海道のルートは、水口道路方ではなく

この県道方へと抜けているようです。

 

 

上りにとっては県道549号との合流地点、

下りにとっては甲賀市水口町の中心市街方面との分岐点

といった意味合いの強い交差点であり、上りからは

甲賀市水口町の中心地に戻れる最後のポイントとなりそうです。

 

 

 

水口道路が片側2車線だった影響で

最初は広い路肩がありましたが、すぐに狭くなって

片側1車線で馴染む程度の幅に狭まります。

 

 

下り側には、大野西交差点の案内標識が見えたので確認を。

 

 

 

かつては「水口」と記されていたであろう県道549号側は、

やはり上りと同様、「甲賀市街」に書き換えられています。

 

 

甲賀市水口町の水口バイパスは、とても手強い区間でした。

結局、バイパス区間内に「水口道路」または「水口バイパス」

であることを示すような表記は、見つかりませんでした。

 

ここからは、さらに奥深くの甲賀市土山町、

そして三重県との県境がある鈴鹿峠と、

難関エリアが待ち受けています。

どのような道となるのでしょうか。

 

 

 

つづく