観戦記2365 Ground Zero 植山征紀vs栗秋祥梧 | 人生マイペンライ

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コロナ禍によりビックマッチが控えられていたスポーツ界だが、今月(4月9日)村田諒太vsゲンナディ―・ゴロフキンのようなビックマッチが開催され 『観戦記2355』 この何年の停滞を吹き飛ばすような熱い大会がどんどん開催される事を願う。

まだまだ予断がならないコロナ過ではあるが、シュートボクシングのビックマッチである 「S-CUP」 と 「Ground Zero」 がこの2年半は開催されなかったのもあり、2022年11月にS-CUPかGround Zeroが開催予定にはなっている。順番的に言うならS-CUPが最後に開催されたのは、2018年11月に両国国技館で開催されてからは開催されていない。メインではS-CUP 65kgトーナメント決勝戦が行われ、海人選手がUMA選手を1RにKOしてトーナメント3連続KOによる完全優勝を果たした。

そのセミファイナルでは、ワンデイトーナメントでは無いシュートボクシング日本スーパーバンタム級トーナメント決勝が開催され、SBスーパーバンタム級1位の植山征紀選手がSBスーパーバンタム級2位の笠原友希選手を3RにTKOで降し栄冠している。

 

1996年3月に大阪府で生まれた‘不屈のシュートボクサー‘植山征紀選手は、小学生から中学生まで空手を習い高校生からシュートボクシングを始める~2012年5月に高校2年生でシュートボクシングにてデビューも、西原孝之選手に3RでKO負け~その後はシュートボクシングの他にも、DEMOLITION、DEEP☆KICK、HIGH SPEED、REBELSなどにも参戦するが、3勝1KO6敗1分と苦戦する~しかし、2014年11月にS-BATTLEバンタム級王座戦で國本真義選手に判定勝ちし王座栄冠。

さらに8連勝5KOで波に乗ると、2016年9月のシュートボクシングスーパーバンタム級王座決定トーナメントで國本真義選手、伏見和之選手を判定で降し王座獲得~しかし、9月の初防衛戦で内藤大樹選手に判定負けして王座陥落。

しかし2連勝して、2018年5月からのシュートボクシングスーパーバンタム級王座決定トーナメントで佐藤執斗選手、9月に元貴選手、11月の決勝では小笠原友希選手を3連続KOして再び王座栄冠。

2019年2月のシュートボクシングでは、元REBELSスーパーフライ級王者の安本晴翔選手に判定勝ち~しかし、4月の元REBELS52.5kg王者の小笠原瑛作選手に判定負け~6月のRIZIN.16に参戦し、拳剛選手を1RにKO~8月のSB大阪大会でも、リ・ソンジュを1RにKO~10月のRIZIN.19では、梅井祥梧選手に判定勝ち。

そしてシュートボクシングの対抗戦大会であるGroud Zeroで対戦するのは、REBELSの栗秋祥梧選手!

 

1995年4月に大分県日田市で生まれた栗秋祥梧選手は、小学校4年生から格闘技を始めて16歳で地元九州にてデビューする~19歳で実兄と格闘技チームを作り、バンドをやっていた兄がCDを売りはたいてミットを買って練習をしたらしい。ローカル大会で闘い続けて「九州5冠王」となり、KNOCK OUTに出てKO勝利勝ちすることを目標に上京。

自らを「和製センチャイです」と、ムエタイの生きる伝説の名前を出して売り込みREBELSに参戦が決まる~2016年7月のREBELS.46で、PHOENIXX祥梧として参戦し、笠原弘希選手に2RでTKO勝ち~さらに戦績を積み、2017年6月にはタイでKunllun Fight.62に参戦し中国のハン・シーハオに2RでKO負け~9月のシュートボクシングでは、笠原弘希選手との再戦で3RにKO負け~2018年5月のKNOCK OUT大阪では、J-NETスーパーバンタム級王者の伊仙町典久選手に1RでKO勝ち~9月のKNOCK OUT大阪では、ルンピニージャパンフェザー級王者の翔貴選手とドロー~10月のパンクラス.300では、REBELS57.5kg級王者の古谷野一樹選手には判定勝ち~11月のKrush.95では、三輪裕樹選手に1RでKO勝ち~2019年2月のパンクラス&REBELSで、KING強介選手に延長で判定負け。

4月のREBELS.60では、REBELSフェザー級王者の八神剣太選手を1RでKOする~6月のREBELS.61では、安本晴翔選手に判定負け~8月のREBELS.62では、JOE TEEPENGYMに2RでTKO勝ち~10月のREBELS.63でも、ミゲール・フェルナンデスに判定勝ち。

 

2019年12月3日 Ground Zero 植山征紀vs栗秋祥梧

 

植山征紀 24勝12KO11敗1分 SB日本スーパーバンタム級王者

 

栗秋祥梧 37勝18KO16敗3分 大和フェザー級王者

 

1R、ゆったり構える栗秋選手に、植山選手から出ていきロー!

 

さらに出てくる植山選手に、栗秋選手は前蹴りで突き放す!

 

栗秋選手がボディー~植山選手はジャブからローで前に出るが、栗秋選手がフェイントを入れながら右!

 

それでも前に出る植山選手に、栗秋選手が前蹴り!キャッチした植山選手が足を払う!

 

さらに、植山選手がロー~パンチで攻める!栗秋選手下がりながらも左!

 

植山選手は効いた~下がったところに栗秋選手がラッシュ!植山選手クリンチも、栗秋選手に投げられる!

 

植山選手が再びパンチ~ローで出ていくも、同じようなタイミングで栗秋選手の左!

 

2R、やはり、植山選手がローから攻めてくる~栗原選手もローを返す!

 

距離を取った栗秋選手が、縦ヒジで一気に飛び込む!

 

バックり植山選手の右目上が切れた!大流血にレフリーがドクターチェックを要請~ドクターは直ぐにストップを指示する!

 

見事に栗秋省梧選手が2RにTKO勝ち!いやぁ~シュートボクシングも海人選手を始めヒジがうまい選手は多いが、組んで投げられヒジで切られての完敗となった植山選手。それでも、Groud ZeroやS-CUPで他団体と王者を対戦させる団体の想いは素晴らしい。

ルックスからは想像できない勝気な栗原選手は、地方から成り上がってきた骨太さを魅せつけて次戦はついにKNODK OUTに出場しBigbangスーパーフェザー級王者の駿太選手と対戦。対抗戦に敗けてしまったSBスーパーバンタム級王者の植山選手は、8ヶ月置いてRIZIN.22で新日本キックの江幡塁選手と対戦も判定負け 『観戦記2074』

 

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