スポーツが民族の儀式的意味合いを帯びることはよくあります。

日本の相撲、タイのムエタイ、インドのカバディetc...


そんな中、最近メキシコのタウラマラ族という部族が行ってきている「ララヒパリ」という長距離のチーム競走を紹介します。

「ララヒパリ」というのは木製のボールを蹴って走る競技でレース場は山道や渓谷等の険しい道も走り、非常に長時間にわたって走る過酷な競技です。

ララヒパリは単なるスポーツと言うにとどまらず、共同体の宗教的儀礼的な活動であります。

走ることが世界を維持する行為、という独特な考え方です。


この走者は「世界最強の長距離ランナー」と称されますが、このララヒパリは「仲間と一緒に走りボールを運び、共同体全体で行う行為」という点で西洋のマラソンのような個人競技とは一線を画します。

レースによっては何時間にも及びレース場も険しい山岳地帯を走るこのララヒパリは宗教的儀礼的なものになっています。


スポーツというのは肉体を追い込むことによって脳内エンドルフィンを分泌させ、高揚感を生み出すものであります。

あえて誤解を恐れずに言えばスポーツは禅と同じものなのかも知れません。