WBOアジアパシフィックフェザー級タイトルマッチ12回戦

王者藤田健児(帝拳)vs挑戦者武藤涼太(松田)

 

5月2日ドーム入り前の飲みで友人マニア氏との会話

「藤田って世界1位だけど、どう思いますの?て言うか今度の武藤涼太とやばくない?」

「まぁ1位なのは WBOAPの恩恵ですし・・そう思う!武藤涼太は強い、足元すくわれる可能性はありますよねぇ」

 

以前から武藤涼太推しを公言していましたが、今回マッチメークが発表された瞬間、驚きもあったが、波乱の要素も多分にあるか

なと思った

 

ただあくまで予想をすれば、アマを含めたキャリアと武藤はスーパーバンタム級から階級を上げていきなり世界1位と対戦なので不利予想は当然の事

 

さて試合

 

体格差は全く感じない、むしろフレームが大きい武藤に合った階級に見えた

 

武藤はユースタイトルマッチで対戦した山﨑裕生(大橋)戦のように、臆せず積極的に攻撃を仕掛ける

 

藤田は勢いに押され、3ラウンドから鼻血も出し、有効なパンチでも先手を取られ苦しい展開

 

鼻からの出血はその後も止まらず、武藤の勢いは更に加速

 

7ラウンド鋭利な連打を打たれたところでレフリーがストップ

 

武藤の TKO勝ちで  WBOアジアパシフィックフェザー級タイトル奪取

武藤涼太、WBOAPフェザー級新王者

 

 

ただのアップセットではない。終始藤田を圧倒する力強さは実力で打ち負かしたと言って良い

フェザー級も体格からしてベストな階級ではないかと側からはそう見えた

一躍時の人となったが、今後はマッチメーク面で“大手ジム”がサポートして欲しい

名古屋を悪く言うつもりはないが、もう東都での大きい興行で育てる逸材だ

まだ21歳、次のステージでの活躍を期待すべく今後も注目していきたい

武藤涼太、WBO-APフェザー級王座獲得

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当日朝

 

普段はほとんどグッズには興味ないのだが、さすがに記念に欲しいと思い、早朝から家を出発

 

午前9時ドーム到着

井上尚弥 vs 中谷潤人 ボクシングポスター

グッズ売り場は昼あたりには激混みと想定していたので、まだ緩やかな行列で無事に記念品ゲット

井上尚弥 vs 中谷正義 ボクシングイベント会場

ボクシングTシャツ「JUNTO NAKATANI」

購入したビックバン Tシャツをその場で着替えると言うオタク活動もお祭りならでは出来る(普段は恥ずかしくて着れない)

 

早速観戦仲間と合流

当然お茶ではなく麦の飲料で始める

ビールジョッキとテレビ画面

午後からはいつも大きな試合のチケットを確保して頂いているTさんに後楽園ホール横の飲食店を予約してもらい、総勢三十人超のボクシングファンが集結。皆様の高揚感溢れる会話で大盛り上がり

お会いされた方ありがとうございます

 

ちなみにこの店(フライデーズ)は前回の井上vsネリ戦でもお世話に。事前に予約すればそんなり入れるから、次回ドーム興行があるのであればお勧め

ボウルに入ったチキン、豆、コーン、サルサ、ライム

当然後先考えず飲みまくる・・のちのトイレ大渋滞を知らずに・・

 

さて燃料も補充し、いざ決戦の地へ

東京ドームとボクシング観戦

ボクシングドーム観戦は皆勤賞の4回目

今回は外野席も開放され、やはり壮観の一言

ボクシングドーム観戦:富岡vs田中戦

既に第一試合が始まっており

WBOアジアパシフィックフライ級タイトルマッチ

王者富岡浩介(RE:BOOT)vs挑戦者田中将吾(大橋)

 

予想はアマエリートの田中が王者になったばかりの富岡を攻め落とすと考えたが、富岡も意地を見せ結果はドローで防衛

悔しそうな田中であったが、良い経験になったであろう

 

第2試合

OPBF & WBOアジアパシフィックスーパーミドル級タイトルマッチ

王者ユン・ドノク🇰🇷vs挑戦者森脇唯人(ワースドスポーツ)

去年の負傷引き分けからの再戦、結果は森脇の森脇の2-1スプリットで判定勝ち

アマ時代は知らないのだが、率直に特別感が感じられない。2冠となったがアジアの重量級選手以外と戦った時判断したい

 

第3試合

フェザー級10回戦

阿部麗也( KG大和)vs下町俊貴(グリーンツダ)

好カードだが技術戦が予想され、ドーム向きではないと思ったが、実際その通りになった

長身でスーパーバンタム級からフェザーにあげた下町は阿部と比べても大きい

予想は阿部の独特のリズムで撹乱し、下町をポイントでかわすと考えたが、下町は巧く対応し競り勝った

結果は2-0マジョリティで下町の判定勝ち

やはりホールでじっくり見たかったと言うのが正直な感想

 

他カードは次回

 

 

 

 

 

 

 

5・2東京ドーム『 THE DAY』

WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦

王者井上拓真(大橋)vs挑戦者井岡一翔(志成)

井上拓真 vs 井岡一翔 WBCバンタム級タイトルマッチ

※現地2階上段からの観戦

1年前では想像すら出来なかった、「井上家」と「井岡家」が世界タイトルを掛けて争う

 

井岡に関しては現地生観戦が初めて。毎年大晦日の常連であり観戦に行くチャンスと言うか時間はあったのだが、それでも足が向かなかった稀有なボクサー

 

特にアンチでもないけどタトゥーやアレな騒動もあったし感情移入がしづらかった、でも今回は井岡全力応援

 

予想は拓真が回転力とバンタム級の体格で有利とみたが、前日計量から井岡は良い仕上がりに見えたし、巧みな技術を生かせば

勝機もありうると思ったが・・

 

試合は2ラウンド終了間近、拓真の連打からの右で脆くも井岡ダウン

 

この時点で両者の差を明確に感じ取れた

 

続く3ラウンド、今度はいきなりのアッパーに井岡は2度目のダウン

 

試合が止められるのは時間の問題かと感じたが井岡は耐え抜く

 

その後も井岡は得意の左ボディーからのパンチを繰り出すが、悲しいほどスローで拓真は余裕をもってかわす

 

公開採点でも差は開く一方であったが、結果は12ラウンドフルに戦い抜き判定へ

 

結果は3-0ユナニマスデジションで井上拓真の初防衛成功

 

2ラウンドあっさり倒された井岡を見て、時代の終わりを感じた

試合中かつて無敵を誇り鉄の顎の持ち主であったフリオ・セサール・チャベスがコンスタンチン・チューに倒され打ちまくられた姿が脳裏に浮かんでしまった

だがデビューから常にAサイドのポジションに君臨していた井岡が、最後の挑戦と言うべき5階級制覇を“敵地”に乗り込んでまで挑んできた姿には心を打たれた

井岡のニックネームは付いていなかったが、個人的には敬意を込めて“プロフェッサー”や“マエストロ”と名乗って良いと思っている

今後のキャリアがどうなるかは本人の意思を尊重するが、今言えるのはこのチャレンジを讃えたい

 

とうとうこの日が来てしまった

 

全ての事を詰め込もうと思ったが、逆にニュートラルでいた方が良いし楽だと感じた

 

結局関連雑誌も動画もあまり読めてないし見ていない

 

そもそも思考を巡らせる事がしんどい状況になっていたのかも

 

こんな心境は初めてだな

 

その要因ははっきりしている

 

自分の観戦スタイルはどちらかに肩入れ、今で言う推しの選手を一方的に応援するスタイル

 

メインイベントはそれが出来る心理状況が作れない

 

どちらかが負ける

 

このきつい現実を突きつけられる

 

ただ

 

井上尚弥と中谷潤人

 

この2人なら勝敗を超えた震えるような感動を見せてくれると確信している

 

 

 

さて朝風呂入って身を清め

両選手、出場全選手の武運を祈りながら

いざ決戦の地へ向かう

Let's get ready to rumble〜〜〜!

井上尚弥 vs 中谷潤人 決戦の日

 

 

 

 

 

 

5・2まであと2日

井上尚弥の試合日はなぜか面倒な仕事の予定が入る

 

2日当日も仕事を入れられたのだが、当然ながら

 

拒絶

 

それに従う仕事の段取りやら指示等で、今回も神経を擦り減らし疲弊した・・

 

そして本日は4月30日

 

そう16年前の日本武道館

 

 WBC王者長谷川穂積と WBO王者フェルナンド・モンティエル🇲🇽が事実上のバンタム級王座統一戦を行った日だ

長谷川穂積vsモンティエル ボクシングポスター

思い出す

 

あの時もその日に限って夜勤の仕事が入り、応援の手もいない会社で何とか理由を捏造し、その日の仕事そのものを延期してもらう事に成功した

 

要するに

 

仕事<<<<<ボクシング観戦なのである

 

何があってもこの試合だけは見届ける

 

それくらい日本ボクシング史上でも価値のある試合であったと断言出来る

 

ゴングが鳴って神経を擦り減らすほどの緊張感ある戦い

 

武道館全体が固唾を飲んで2人の攻防を凝視

 

その静寂がモンティエルのたった1発の左フックで奈落の底へ叩き落とされる

長谷川穂積vsモンティエル戦の瞬間

長谷川が負けるとは想像すらしていなかったし、ストップされた瞬間の絶望感は一生忘れられない

 

その後予備カードが何試合かあったが、最後まで席を立つ事が出来なかった

 

ただ呆然と虚な目でリングを眺めているだけ・・

 

ボクシングの魅力に惹かれた一つに勝者と敗者の落差がどの競技よりも感じる事だ

 

先週、共同通信の大ベテラン記者である津江章二さんを囲んで5・2ドーム大会の予想飲み会に参加させて頂いたが、そこでも長谷川vsモンティエル戦の話題になり、井上vs中谷戦もあの緊迫した試合のようになって欲しいと仰られていました

 

私にとって、いやボクシングファンにとって2010年4月30日は間違いなく

 

THE DAY『やがて、伝説と呼ばれる日』であった