私が今回チェックしたのは次の19作品【大全力疾走 のの湯 マジで航海しています ラジエーションハウス パーフェクトワールド わたし、定時で帰ります 白衣の戦士! 緊急取調室 ストロベリーナイト・サーガ 向かいのバズる家族 ミストレス~女たちの秘密 フルーツ宅配便 インハンド 東京独身男子 ミラー・ツインズ 集団左遷! 長閑の庭 なつぞら きのう何食べた? デジタルタトゥー】
第一回目を見た時に、今回の作品賞は決まってしまったと言ってもいいと思います。ラブストーリー&ドラマ好きなので、ごめんなさい。とにかく、1話完結の(何となくキャラクターとかで最終回までつながっている雰囲気は出しているのだけれど…)警察or病院 作品ばかりで、それなりに面白いものはあるけれど、ドラマとしては、評価できないというか、楽しめません。
STING’S アカデミー賞
作品賞 【パーフェクトワールド】 (次点:わたし、定時で帰ります & フルーツ宅配便)
主演女優賞 吉高由里子(わたし、定時で帰ります)
主演男優賞 松坂桃李(パーフェクトワールド)
助演女優賞 吉川愛(緊急取締室) (次点:徳永えり(デジタルタトゥー)
助演男優賞 荒川良々(フルーツ宅配便)
シナリオ賞 緊急取調室
ストーリー(アイデア)賞 【きのう何食べた?】
音楽賞 ダメだ、また分からない。結構耳に残るのは【なつぞら】と【ラジエーションハウス】だけど
作品ごとに感想など(敬称略)
【大全力疾走】【のの湯】【マジで航海しています】【ストロベリーナイト・サーガ】 数回は見たのですが、途中でやめてしまいました。
【向かいのバズる家族】【集団左遷!】【長閑の庭】一応、見たのですが、何かをしながら、つまりながら見でした。福山雅治は、どうしてこの仕事を受けてしまったのでしょうか?
それ以外にも、時としてながら見したものが数多くあります。つまらないわけではないけれど、その番組に集中して45分を使う気にならないということです。他のことをやりながらBGM代わりにつけている程度のテレビドラマ…少しコメント書きました。
【東京独身男子】
格好いい男3人を出すことが目的で企画されたのでしょう。金子ありさ脚本なのに面白くないです。セリフもしびれるものがありませんでした。格好いい男を出すことが目的ならば、その誰かのファンでないと楽しめないのかもしれないです。
【ミラー・ツインズ】無理が多過ぎる。裏の裏の裏とかどんどん出て来て、それを続ける事で本を面白くする手法なのかも知れないが、むりくりでストーリーから乖離していくのを感じる。驚かせる事を続ける事で、内容もそのリアリティも雑になり薄くなっていく。こういう驚きの連続作戦みたいな本、確かにありますよね。一般受けはいいのでしょうか?
【インハンド】つまらなくはないけどどうでも良い番組でした。山下智久人気のみですね。彼は芝居うまくはないけれど、雰囲気を掴み、作ることが上手。センスと言っていいのでしょうか。こういう人が主演で周りを上手い役者が固めてくれればそれなりのドラマになりますね。
【白衣の戦士!】
ふざけすぎ。こんな病院ないでしょ?って感じさせる看護師たちのやり取り。最初は本当に辛かったのだけど、最初浮いていた主演の中城あやみの有り余る頑張りは段々に受け入れられるようになってきました。多分、魅力のある子なのだと思います。
ここからが感想です。
【緊急取調室】
脚本もキャストもしっかりしているので、毎回楽しめます。ゲストにたくさんの見せ場が作られているので、いいゲストだと愉しめます。天海祐希は、以前よりも力入りすぎキャラになってしまっていた。彼女が作ってきたキャラクターに脚本がより過ぎてしまったのか、演出なのか?
ゲストで最も素晴らしかったのは、吉川愛。最初登場した時、(あっ、この間深キョンのドラマに出ていた子)と分かったのだけど印象がガラッと違っていた。こんな芝居のできる子だったとは、あのドラマでは全く計り知れず、これだから役者は判断が難しいと再認識。今回は役を芝居を楽しんでいましたね。それがこの若さだからびっくりしてしまいます。天海祐希演じる捜査官を翻弄する、立ち位置も表情もクルクルと代わり、ああ、楽しそうだなぁと。これから間違いなくチェックさせていただきます。こういう女優さんに出会った時、とても幸せな気持ちになります。
【デジタルタトゥー 】
瀬戸康史という役者は、パターンはまだ少ないのですが、素晴らしい役作りがあり、あの可愛い顔で裏表を見せてくれる人です。岩井弁護士のことを「おじさん」と呼んでいて、私は他人をそう呼ぶのが好きではないので、ずーっと気になっていたのですが、最後の方で彼の「おじさん」というセリフの吐き方を聞いて、初めて「おじさん」も悪くないと感じました。いい役者です。中3の時彫刻刀で先生を刺した子には、途中から全く見えなくなり、瀬戸康史らしくなってしまったけれど…。
この番組もゲストが結構重要で、中越典子とかいい役者を呼んでいたのですが、中村靖日という男優は芝居下手だなぁと思っていましたが、本当に下手ですね。セリフに感情を乗せてしまう。昔は、顔が綺麗で芝居の下手な役者が結構売れてたくさんいたのだけれど、最近は外見は綺麗ではなく個性的なだけで芝居の下手な役者が結構売れていたりして、私は厭なのです。綺麗な人なら見ているだけでもお金を出す価値があるのだけれど、芝居が上手ければ外見はどんなでも役にハマればいいのだけれど…どっちかを持ってて欲しい。
今回の、徳永えり凄かったですね。大したものです。途中からあれ?と思いましたが最後の最後まで本人だと特定出来ませんでした。
この番組では、役者のセリフを編集で繰り返すという手法を何度も使っていました。つまり役者が本当は芝居でやるべき、そのセリフにアクセントを置くという作業を、機械の力でやったわけです。映像は演出家の物と言ってしまえばそれまでで仕方のないことなのですが、演じている役者としてはあまり嬉しくないのではないかと思いました。
【フルーツ宅配便】 良かったです。いろんな意味で下に見られたり、悪いことをしているように見られたりする風俗で働く女性たちを、その様々な理由や生き様を描くことによって正当化してくれたし、何よりも彼女たちを派遣する会社のスタッフが、風俗嬢をきちんと守っていることが素敵でした。この人役者なの?(私は役者ではなく、その人のキャラだけでドラマに当たり前に登場する人が好きではありません)って思っていた荒川良々が、少し頭が弱そうだけど腕力は強くて命まで簡単に賭けてしまいそうなこのはまり役を、余計なことをせずに演じていて良かったし、好きではない松尾スズキが初めて良く見えたし、毎回のゲストの風俗嬢も含めて、キャスティングがとても良かったと思います。
【ラジエーションハウス】
窪田正孝主演なのですが、ドラマの底辺には多分、本田翼演じる甘春杏の心の変化が流れていなければならない。ところが、彼女が下手なのでどうにもならない。まず、放射線科の医者はどうして技師に対してあんなにツンケンしてるのか?その放射線の医師が、放射線技師の頑張りによって成長し、変化していくことを描かなければならないのだけれど、本田翼には無理なのです。だから、突然感じ良くなったり、なんとなく感じ悪かったり、その表現の極端さは人間描写が低いのだと思うし、ドラマのレベルをかなり下げてしまっている。キャスティングミスです。よく知らないけれどとても人気のある本田翼の魅力は笑顔の方にあると思うので、もう少し笑ってばかりいる役をつけてあげてはいかがでしょうか? 放射線技師の大切さをわかっていく心の微妙な変化を彼女に求めるのは無理です。もっと芝居のできる女優をキャスティングしていたらきちんとしたドラマになったでしょう。
そもそもこんな病院はない。技師たち6人の並び位置とかカメラに入るための位置関係にばかりエネルギーを使い過ぎで気持ち悪いです。それよりも人間性で6人のバランスを取って欲しいですよね。無駄な形式的なナレーションも単なるアイデア倒れ。本田翼以外は、芝居の出来る役者が揃っていただけに残念です。浅野和之、最近この人壊れちゃってて、テレビでも本当に自由に芝居している。今回はその彼に取ってはあまり面白い役ではなかったのだけれど、流石でした。役者このくらいになると楽しくて仕方がないだろうなぁ。
【パーフェクトワールド】 純粋なラブストーリーを作るためには、何か障害を作らなければならなくなったのは、いつからでしょうか? 昔から、家柄の違い(ロミオとジュリエット)戦争や人種の違い、そういった障壁でラブストーリーは盛り上がるわけですが、現代では、何か作らなければドラマ化しにくい。地球外生命体(SF)を使ったり、肉体的な障害を加えたり。きちんと丁寧に作られた素敵なラブストーリーではありました。松坂桃李の顔は美しいので、あの暗さが見ていて心を揺すぶられる。山本美月は、綺麗なのに手が届きそうないい女性。その二人だからなんとしてもうまく言って欲しい。まぁ、行くんですけど。途中別れるあたりが涙涙で大変でした。あそこまで一度は別れて元に戻すのも大変だったと思います。その後の事件もそこまでやらないとドラマを成立させられないか…と思われる数々。まぁ、難しいテーマを扱っているので、鮎川と結婚する川奈の成長が必要だったのでしょう。美しいカップルは見ていて本当に幸せだわぁ。
【わたし、定時で帰ります】
タイトルとは違ってあらゆるタイプの労働者を描き、働き方に関して多くの問題提起をしている番組でした。その量、バランス素晴らしいです。難しいテーマを含んで、しかし見るの簡単なとってもテレビドラマでした。吉高由里子は、初めて学園もので高校生役で見た時に素敵な子だと思ったのだけれど、まさかここまで主演を張る女優になるとは思っていなかったのです。今回もさりげなく役作りをしていて素晴らしいと思います。一番良かったセリフは、父親に「うるさいなぁ!」と怒鳴ったセリフのリアルなこと。どんな役者でも2、3パターンの役作りで固まって来てしまうのですが、彼女はパターンを感じさせない目立たない役作りです。泉澤祐希もさりげなくて良かったです。私としては諏訪くんと結婚して幸せになって貰いたかった。
【ミストレス~女たちの秘密~】 シナリオ吉田紀子 大人の美しい女優4人のドラマという私の大好きなパターンんなのに、今ひとつだったのは、根本が暗いんです。なんだろう?この暗さは。誰の(何の)せいだろう? 男女関係がここまでドロドロ混乱しているドラマも最近はあまりないですよね。そういう意味でも大人のドラマでした。
【きのう何食べた?】西島秀俊&内野聖陽主演と聞いたら、もうワクワク以外の何物でもありません。ドラマの中身は…びっくりでした。ドラマというよりは、毎回の料理メニューが最高でした。すぐにいくつか作りました。おいしいだけではなく簡単です。最近こういうドラマ本当に増えていますね。やっぱり単に「ドラマ」というのでは視聴率が取れないのかなぁ。
【なつぞら】NHKの朝ドラを、ほぼ見ない私が、今回は100作品目、主演:広瀬すずということで、見ることにしました。と言っても、いつものようにビデオに録ってまとめて見ています。1回10分くらいなので、あっという間に見ることが出来ます。ここまであまり面白くない回もあったのですが、長い期間のドラマなのでこういうペースでいいのだろうと思います。広瀬すずという若く魅力的な女優が主演、そして年配の役者が存在感を持って彼女を取り巻いているので流石です。
番外、シナリオライターとして一番好きな山田太一さんのドラマを今BSでやっているので見ていた。【思い出づくり】古い作品で、役者の芝居が今よりも雑なんだけどエネルギーがある。シナリオはやはり素晴らしく、奥行きがあるんですよね。ドラマの中で見えるもの音として聞こえる物だけではなく、その奥にいろんなことが潜んでいて、それを想像しながら観客は見るのだと思う。今回、どのドラマが視聴率が良かったのか分からないのですが、例えば【ラジエーションハウス】のような、例えば【東京独身男子】のような、人気役者に頼るばかりで、ドラマはどうにもならないほどつまらないわけではないけど、薄っぺらで分かりやすくて時々見られなくても困らなくて、そういうドラマばかりになっていくのはやっぱり私は嫌だなぁ。