この3年、しょっちゅう特急電車に乗るようになって気づいたことがある。
あずさに乗るのだが、乗車してきた客が、リクライニングシートを倒すのに
後ろの席の人に「シート倒していいですか」と確認する人の多いこと!
半分以上の人が確認している。
それを見て私もやろうとしたが、後ろの席でリラックスしている客になかなか声を掛ける勇気がなく、
1度しか言えていない。
「シート倒していいですか?」と聞くと「NO」と言われると困るので、
「シート少し倒します」と断る程度でいいのだと思う。
特急電車というものに、最近乗っていなかった気がする。
20年くらい前までは、仕事であっちこっち行っていたので、
新幹線にはしょっちゅう乗った。
しかし、リクライニングシートを倒すのに断りを入れている人をあまり見た記憶がない。
最近の傾向?
最近の日本人の新たなマナー?
まさかあずさだけではないだろうし。
とてもいいことだと思う。
が、
私の場合、最も気に触るのは、前の席の人がリクライニングを倒していることではない。
後ろの席の人が、私の椅子の背もたれについているテーブルや飲み物ホルダーの出し入れをする時の気遣いだ。
こちらは、出来ている人が非常に少ない。
座っている背もたれが、テーブルをバタンと閉じるたびに揺れる。
テーブルはたまにだからまだいい。
飲み物ホルダーを使用している人は、
数分間に何度も何度も使い、私の椅子を揺らす。
特急列車ならば眠っている人も多くいると思う。
前の席のリクライニングが倒れてきても気にならないけど、
背もたれをバンバンやられるのは、たまらないのだ。
どういうことなんだろう?
みなさんは、こちらは気にならないのかしら?
私が変わっているの?
飛行機の場合、通路側の席に座っていると、通路を歩く人がシートに捕まるので、
それこそしょっちゅう背もたれが揺れて落ち着かなかったことを覚えている。
もちろん電車でもそういうことは、起きている。
私はあずさでは窓側に座っているので、この被害には合わない。
どうしてリクライニングシートを倒すことについて後ろの人に声を掛けるだけの気遣いが多くの人にあるのに、
テーブルの出し入れには気遣いがないの?
静かにテーブルを支えて出し入れすれば前のシートは揺れないのに。
さらに窓側だと窓のところに飲み物を置くこともできるのに。
時々、日本人のマナー(丁寧な気遣い)が不思議に感じることがあるのだけど、
皆さんは、疑問に思わないのでしょうか?