”1000円札2枚でおいしいワインを飲めるか?”プロジェクト -6ページ目

Terre des Chardons Vin de Pays d'Oc 2004

Terre des Chardons Vin de Pays d'Oc 2004   Terre des Chardons Vin de Pays d'Oc 2004 ラベル

【名  称】 Terre des Chardons Vin de Pays d'Oc 2004
【価  格】 1,300円(税込) ※セール価格
【購入場所】 カーヴドリラックス
【飲んだ日】 2008/10/26

昨年本プロジェクト開始後間もない頃に飲んだワインです。好印象だったこともあり、再度飲んでみようかなと思っていたときにセール対象品となっていたので迷わず買いました。と言いつつ実際に飲むまでは間が開いてしまったのですが・・・。

抜栓してグラスに注ぎます。色は、比較的濃い目の紫色に熟成を感じさせる赤褐色が混ざってきつつある途上と言うところ、透明度は色合い自体から考えると案外というべきやや高めのもの。香りは、やや独特の臭み(おそらく還元臭でしょう)が少しありますが、それを上回る黒い果実の香りにこのワインらしいミントなどのハーブの香りが感じられます。

飲んでみると、果実味がまず舌に感じられ、その後口の中から鼻にミント/ハーブの香りが抜けていきます。しかも、色からも感じるように熟成感があって、昨年飲んだときよりずっと深い味わいとなっています。かといってまだ若さを感じさせる酸味も残っています。

時間が経つにつれて、飲むと口の中にミネラル感というか硬質な感触が残るようになってきます。ピノ・ノワールのワインでよく感じられるあの感じです。これによってさらに複雑さが増したというか、いろいろな要素がそれぞればらばらに感じられるのではなくて、熟成によりこれらがうまく混じり合ってきたということを感じさせてくれます。これはちょうど飲み頃なのでしょうか?

自然派でSO2も控えめに使用しているというこのワインのスタイルからすると、翌日以降に持ち越してもあまりプラスはないような気がしました(去年飲んだときは大丈夫だったけど、今年はどうか分からないので)し、美味しく飲めるワインですので、ゆっくりと飲みながらもこの日で完飲しました。

ということでこのワイン、まあ確かに人によっては苦手と思う方もいるスタイルではありますが、なかなか面白くてかつ美味しいワインです。これで1,500円ならやっぱりお買い得といってよいとおもいますし、セール価格でしたのでさらにお買い得でした。

Kaiken Malbec 2006

Kaiken Malbec 2006   Kaiken Malbec 2006 ラベル

【名  称】 Kaiken Malbec 2006
【価  格】 6本6,300円セットの1本(税込) ※単品価格2,625円
【購入場所】 エノテカオンライン
【飲んだ日】 2008/10/25、27

7月に買ったエノテカのワイン6本セットの最後の1本です。単品価格の高さから少し飲むのを躊躇していたりもしましたが、実際の買値を考えると1,000円ちょっとな訳で、長々とキープしていても仕方がないということで飲んでみることにしました。同じセットに入っていた同じ品種のこれは想像していたよりは柔らかいワインでしたが、こちらはどうでしょうか。力強いワインを作るチリのモンテスがアルゼンチンで作っているものだけに、同様の方向性なのではと想像いたしますが、さて。

抜栓してグラスに注ぎます。色は、さもありなんと言うかいかにもと言うか、かなり濃い、黒さを感じる青紫色で、透明度も当然のように低いです。香りは、やはり濃いぃブラックベリー的果実香に甘い樽香(アメリカンオーク?)が乗っています。これは期待通りのアルゼンチン・マルベックの予感がします。さっそくいただいてみましょう。

口に含むとやはり濃厚な黒いベリーの果実味たっぷり、これにやはりアメリカンオークを想像させる甘い樽の風味があります。タンニンは思ったほどはきつくはないですが、多少舌をざらつかせる感じは確かにあります。飲み干した後、鼻の奥にスモーキーと言うか炭(墨?)っぽさというかそんな感じの残り香が感じられます。この余韻の感じは確か前にも感じたことがあるなあと考えてみると、これがそうだなと思い出しました。濃い目のワインを作るブドウ品種で樽を効かせるとこういう感じになるのでしょうか。ちなみに、夕食の牛ランプステーキにはまさにぴったりのワインです。

何にせよ、これ、濃くておいしいです。でも、濃いんだけれども、ただひたすらそれだけと言うわけではなくて甘さや果実味がたっぷりなので飲みやすさも確保されています。まぁ、要するに典型的なニューワールドのこのあたりの価格帯のワインといえばそれまでですが、それを美味しいと思って何が悪いと開き直って見たくなる、そんなワインです。といってもこの日は一人で飲んでいたので、半分を早々にハーフボトルに移して封印です。

2日後、残りを飲みます。初日よりはやや落ち着きを見せていますが基本的にはほぼ同じ感触といってよいでしょう。まろやかさを増した分樽香がいい意味で前に出てきた感じがあって、ある意味初日を上回るかもしれません。結構なことです。ということで例によってあっという間に飲み終えてしまいましたとさ。

てなことで同じセットに入っていたロ・タンゴとは随分違って、正調アルゼンチン・マルベックといってよいのではないでしょうか。樽をよく効かせていたのはやはりこの生産者だからかな?単品価格でも特に文句はないワインだと思いますので、このセットで購入したのはお買い得といって問題ないと思います。

Happs Marrimee Unwooded Chardonnay 2006

Happs Marrimee Unwooded Chardonnay 2006   Happs Marrimee Unwooded Chardonnay 2006 ラベル

【名  称】 Happs Marrimee Unwooded Chardonnay 2006
【価  格】 2本3,675円セットの1本(税込)
【購入場所】 ヴィノスやまざき
【飲んだ日】 2008/10/13

随分書くのをサボっていましたがぼちぼち再開します。このワインは例によって赤白ワインセットの1本で、前日飲んだこれとセットであったものです。こちらもやはりマーガレット・リヴァーのハップスの手によるもので、名前のとおり樽を使わずに仕上げたシャルドネです。このワインとともに手渡される案内書きには「毎年シャルドネとセミヨンを最適の比率でブレンド」とありますが、こちらはどうもシャルドネの単独セパージュの模様です。2006年はシャルドネだけで十分な仕上がりと言える、という理解でよいのかな?
本音としては、シャルドネとセミヨンのブレンドの面白さを体験してみたかったのですが・・・・。

抜栓してグラスに注ぎます。色は、シャルドネにしてはやや薄めの金色。この点は樽の影響が無いことに由来するのでしょうか?香りは、パインやバナナなどのトロピカルな雰囲気をやや感じさせはするものの、酸の存在を感じさせるところもあるものです。では飲んでみます。

口に含むと、香りから感じるようなトロピカルな甘さを伴う果実味が確かにありますが、やはり同時にほどほどにキリっとした酸味を伴っています。樽の要素はやはりその名の通り感じませんが、マロラクティック発酵がなされているのかクリーミーな風味を持っていて、それも相俟ってかまろやかな甘味を作り出しているようです。この甘い果実味と適度な酸味とのバランスがちょうどよい感じです。正確に言うと50:50でちょうどバランスしているというよりはやや(100のうち55~60くらい)甘味の方に傾いているようには思いますが、むしろこの程度甘味が前に出ている方がこのワインのスタイルとして適切に思われます。

何というか「ここが目立つ」というポイントのあるワインではないのですが、既にこの前に前日までに残っていた赤ワインを飲んだにもかかわらず(むしろ飲んだから余計にというべきか?)、どんどん飲み進めてしまいます。1時間半ほどで空っぽになってしまいました。

ということで全体的にはあくまでニューワールドスタイルのワインで、カリフォルニアとチリのそれぞれのシャルドネのちょうど真ん中くらいに位置するかな、という印象のワインでした。飲む前に予想していたよりはずっと良いワインだったかな、と思います。

La Closerie des Lys Les Fruitieres 2007 Rouge

>La Closerie des Lys Les Fruitieres 2007 Rouge   >La Closerie des Lys Les Fruitieres 2007Rouge ラベル

【名  称】 La Closerie des Lys Les Fruitieres 2007 Rouge
【価  格】 1,050円(税込)
【購入場所】 カーヴドリラックス
【飲んだ日】 2008/10/22

最近どうも飲んだワインの価格が上昇気味なので、今回は久々に1000円そこそこのものをチョイスします。ちょうどカーヴドリラックスでこの価格帯の新製品、それもかなり期待が持てそうなコメントの物が出てきましたのでそれを購入しました。さてどうでしょうか。ちなみにこのワインを飲んだ時点では品種等の情報がサイトに上がっていなかったので分かりませんでした。そんな中でのテイスティングコメントです。

抜栓してグラスに注ぎます。色は、ごくストレートな紫色で透明度はやや高いかなというくらいのもの。香りは、トップノートに甘いキャンディのような香りがあって、そのあと赤い果実や黒い果実の混ざったような香りが感じられます。どうもこの感じからは複数品種がブレンドされているようですね。飲んでみたらもう少し具体的に分かるでしょうか?

ということでテイスティング。口に含むと、香りと同様にまずブドウキャンディのような甘さと風味が感じられ、そのあとで赤ワインらしいアルコール感と果実味やハーブ・スパイスのようなニュアンス、それにタンニンが感じられます。そもそもこのワイン自体南仏産でもありますし、そのうえでこういう感じのワインだと、品種は大体シラーやグルナッシュあたりかなあと何となく想像されますが、最初のキャンディのような甘さは何でしょうか。この手の感じが出そうなのはガメイなんですが、南仏でガメイというのもなんだかイメージが合いません。あとはせいぜいメルロあたりかな?

何にせよ高級感はないですが、なかなかいろいろな要素が感じられて面白い味わいです。適度にしなやかだけど芯はしっかりある感じもなかなか好感が持てます。もちろんこの価格帯でもありますし、複数の要素がそれぞれ存在していると言う程度で、それらが絡み合って別の味わいに昇華している・・・なんてことはないのですが、複数品種がブレンドされていてもなお単調な味わいのものが多い安ワインとは確かに一線を画しているかもしれません。ということでさらっと飲み干してしまいました。

直近ではだいぶ下がっていますがここ数年ユーロ高で税抜き1,000円でこの内容なら良いんじゃないでしょうか。もっとも、じゃあいくらくらいまでなら買うかと言われると、1,500円までは出せないかなあという気がしますけど。私の好みからするとやや控えめに感じられたので、個人的にそこが減点要素かなと。

ところでこのワインを飲んだ次の日くらいに品種の詳細がサイトにアップされていて、「メルロ40%、カベルネ・フラン20%、シラー20%、グルナッシュ20%」とのことでした。私の推測も大正解ではないですがいい線行っていますね。でもメルロが一番多いのはちょっと意外でもっとシラーやグルナッシュが多いと思っていましたし、カベルネ・フランに至っては全くその影を感じることすらできませんでした。まあそんなものか。

Cave Saint-Jean Le Grand Art 1999

Cave Saint-Jean Le Grand Art 1999   Cave Saint-Jean Le Grand Art 1999 ラベル   Cave Saint-Jean Le Grand Art 1999 ラベル2

【名  称】 Cave Saint-Jean Le Grand Art 1999
【価  格】 2本3,675円セットの1本(税込)
【購入場所】 ヴィノスやまざき
【飲んだ日】 2008/10/12-13

半年間の赤白ワインコースもこの9月分、ボルドーワインのセットで最終月です。今回はそのうちの赤ワインをいただきます。ユニ・メドックという協同組合によるACメドック、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルロが半々のセパージュ。ワイナリーに在庫されていたバックヴィンテージの1999年物が今回のワインです。ちなみにパンフレットには「1999年は近年でも五指に入るビッグヴィンテージ」とありますが、一般的にはこの年は難しい年だったとされているのではないかと思うのですが。こういうの、どうなんでしょうか。

それはともかくとしていただくとしましょう。抜栓してグラスに注ぎます。色は、さすがに熟成感がやや出つつあるようで、やや赤茶けたニュアンスが入ってきています。香りも、やはりこのヴィンテージだけあって若さを感じさせるような、ボルドーらしいある種のいがらっぽさを持つ果実香は控えめになっております。

では飲んでみます。すると、意外にも(?)酸味が強い。もっと弱い感じなのかなあと思っていたのですが、そんなことはなかったようです。といっても果実味やタンニンは控えめで、酸だけが飛び出している感は否めずややバランスの悪さが見えています。それでもこの酸がある程度インパクトのある飲み口にしているのではないかと思われます。しばし時間が経ってよくよく味わって飲んでみると、慣れも出てきたこともありましょうが酸も落ち着きを見せ、全体的にやや控えめではあるものの適度に余分な味を落とした、熟成したボルドー赤ワインらしい味わいとなってきたかと思います。

そういえばこのワインの2003年ヴィンテージを以前グラス1杯飲んだことがありますが、そちらの方は2003年という暑い年のものなので、ずっと力強い味わいのものでしたが、それに比べるとこの1999年という年はやはりソフトな仕上がりだったのでしょう。もちろん4年の差がありますのでその時間の経過分も考慮する必要はありますが。ただ、やはり同生産者・同銘柄ですから、基本的なスタイルに似通ったところがあるようには感じられました。

300mlの小瓶に差し替えて翌日に残りをいただいたのですが、もともとそれほど強い調子でないワインがさらにソフトになっていました。加えて9年熟成というものだけに、これは避けられないことでしょう。と言っても味が極端に落ちているということではないのでこれはこれでOKというべきでしょうか。

ということでややピークを過ぎたかなあという印象もありますが、全体的にはうまく熟成されていたように思います。以前飲んだこれとかこれに比べると、その差ははっきりしていたかなと。そのあたりはこのワインのポテンシャルはしっかりしたものだったということでしょうか。