Three Rings Shiraz 2006

【名 称】 Three Rings Shiraz 2006
【価 格】 2,980円の10%引き(税込)
【購入場所】 ヴィノスやまざき
【飲んだ日】 2008/11/09、12
ひさびさに本プロジェクトの対象外となる少し高いワインの登場です。何か特別なことがあったわけではないのですが、何と言いますかちょっと気分的にたまにはぱーっと行っちゃえ的な感じでしたし、ハンバーグを夕食に予定していたこともありましたので、このワインを飲んでみることにしたものです。オーストラリアのシラーズでロバート・パーカーが91点をつけたということで、かなり濃厚なワインであると想像されますが、さてどうでしょうか。
抜栓、というかスクリューキャップをねじってグラスに注ぎます。色は、まあ予想通りというか典型的というか、実に濃く深い色合いで、私が過去見た中でも最強クラスの本当に黒っぽいものです。当然、透明度はそりゃもう低いです。香りは、これまた見た目どおりな感じのブラックベリーな香りで、果実香の中に若干樽っぽさが混じっていそうな感じですが、全体的にまだ香りは閉じているっぽい気がします。
では飲んでみましょう。一口飲むと思いっきり濃厚な口当たり。アルコールも凝縮感もかなり強いです。ただ、香りから感じるようにまだ味としては閉じ気味。タンニンや樽香もあまりこなれておらず、力強さだけが前面に出ちゃってるというのが正直なところ。開花するのをしばし待つ必要があるようです。と言いながらちびちびと飲みつつ食事を進めて行きましたところ、徐々に滑らかな方向に変化はあるような気がするものの、やはりかなり力強さが目立つ感じで、ここまで強いとちとしんどいくらいです。てなことで半分残して封印、数日後の変化に期待します。
3日後、残りを飲んでみます。濃縮勘はやや薄れその分タンニンや樽香が目立ってき始めて、それもあってかやや複雑さを増したかのような印象はあります。ただ、どうも口の中で広がりがなく一直線にズドンと進む傾向には変化がないようで、そこはもう仕方がないのかもしれません。ということもあり淡々と飲み進めて全部開けました。
てなことで、パーカーポイント91点ということから受ける印象そのままというか、ひたすら濃縮感の強さが目立つワインでした。2,000円以下でPP90とかだとそういうワインが良くあるように思いますが、この値段でPP91でもやっぱりそういう傾向には変わりがないってことでしょうか。この傾向はワイン選びにうまく利用できるかもしれません。
Cycles Gladiator Pinot Noir 2005

【名 称】 Cycles Gladiator Pinot Noir 2005
【価 格】 1,890円(税込)
【購入場所】 Esprit du vin YANAGIYA
【飲んだ日】 2008/11/05、08
昨年アメリカに行ったときにお土産に買って帰ったこれ。当時はワインのことなど全く分からず、せっかく来たので何か買って帰ろうと思うも何を買えばよいか判断のしようがないので適当に価格と店頭のポップのポイントを基準に買ったのですが、予想外に美味しかったのでビックリしました。今から思うとちょっと良く書きすぎているかもしれませんが、それだけ強い印象のワインだったとは今でも思います。
そのサイクルズ・グラディエーターのラインナップ、これまで他にピノ・グリージョ(記念すべき本プロジェクト第1号!)も飲みましたがそちらもおいしかったので、他の品種のものも飲んでみようとずっと思いつつもなかなか実行に移さなかったのですが、ようやく3つ目に挑戦してみます。選んだのはピノ・ノワールです。カリフォルニアのこの価格帯だけにこの品種に期待したい上品さよりは果実味が前面に出た傾向の方が強いのでしょうが、それならそれでよし、ということで。
抜栓してグラスに注ぎます。色は、この品種らしいやや暗い赤色で、透明度はブルゴーニュのピノ(本プロジェクト対象となるACブルゴーニュを想定しています、以下同様)と比べると少々低めに思えます。香りは、ピノらしいイチゴなどの赤いベリーの果実香で、香りがぱっと広がるようなところはなく鼻に直線的に向かってくるような、そんな感覚で華やかさより力強さと言う予想通りかなと思われます。このあたりいかにもニューワールドのピノ・ノワールっていうところでしょうか。
では飲んでみます。すると意外にも?、比較的シンプルなイチゴの風味で香りから感じるほどの強さはないようです。ブルピノで感じるようなミネラルもほとんどなく、果実味中心の味わいで酸も弱め。アレ、こんなものかなと思いつつもしばらく飲み進めていくと、だんだん果実味が力強くなってきたようです。それとともに味わいも濃厚な感じとなっていき、ピノ・ノワールというよりシラーみたいな感じになってきました。
もっともただ果実味が濃くなるだけでなく、タンニンも効いてきてやや複雑な感触の味わいといってよいものになっているように思いますので全く単調な味とまでは言わないのでしょう。これはこれでアリなんだと思います。ブルゴーニュのようなテイストを求める向きには全く適合していないと思いますけど・・・。
半分ほど飲んだところでハーフボトルに移し替え封印。3日後、その残りをいただきます。この間でどのくらい変化があるか興味深いところで、たまにぐっと複雑な味わいになるものがあるので楽しみにしていましたが、結果はさほどの変化なし、でした。やはりこれはこれで美味しいのですが、期待通りとは行かなかった分ちょっと残念でした。てなことを考えているうちに完飲。
ということで、単品で考えるとなかなかのワインなんだと思いますけど、ブルゴーニュとか、同ブランドのカベルネとか、他と比較してしまうと、「う~ん・・・」という感じがどうしても残ってしまいます。あまりごちゃごちゃ考えないで飲む分にはいいものなんだと思うので、飲み手の方に問題があったかもしれません。
Frontera Chardonnay 2007

【名 称】 Frontera Chardonnay 2007
【価 格】 698円(税込)
【購入場所】 東急ストア
【飲んだ日】 2008/11/03
3連休の最終日、せっかくならばちょっと手の込んだものを食べたいな、では何を食べようかと言うことで選んだのがアクアパッツァでした。(買うときに魚のはらわたとうろこを取ってもらってしまえば)調理自体は難しくないですがいろいろ食材を買ったり貝の砂抜きをしたり何やかんやでそれなりに時間がかかるのでこういう日にしか作れません。で、その過程で白ワインがいるなということでこれを買ってきました。料理用といっても普通に飲める程度のワインであるべきと言うことで、その中でも一番安かったのがこれ。以前飲んだカベルネ・ソーヴィニヨンもこの値段にしてこの味ならば十分というものでしたので、その記憶を信頼して。
で、そういう目的のために買ったものなので本来ならばこれを料理と併せて飲む気はなく、本当は「冷蔵庫に入れておけばしばらくは料理用に使えるだろう」というつもりだったのですが、せっかく手の込んだものを作ってワインもなしでは少し悲しいし、さりとて新たにボトルを開ける気もしなかったので、結局これを飲み始めてしまいました。
色はこの品種としてはやや薄め。この値段ですし樽熟成もしていないでしょうからこんなものでしょう(ってそういうものなのか?)。香りは柑橘系の趣があり思ったよりはキレのよさを感じるし、香りの強さもまずまずです。飲んでみると、高級感は微塵もないまさしくデイリーワインですが、果実味も酸味も適度というかこの値段なら無問題という感じで、ちゃんとシャルドネのワインの味がします。これなら十分です。カベルネと同様ですね。そのときほど一気には消費しませんでしたが、結局全部飲み切ってしまいましたとさ・・・。
てなことで当初の目論見どおりには行きませんでしたが、まあそういうこともある(そういうことばかり、という方が正しいかもしれませんが)ということで。それにしてもこのシリーズ、この質と価格はやっぱりよくできているなあと感心。輸入元のメルシャンのサイトを見ると、どうやらカルメネールもラインナップにあるらしいですが、全く見たことがありません。1回試してみたいものですが。
Bebianito 2005

【名 称】 Bebianito 2005
【価 格】 2本3,675円セットの1本(税込)
【購入場所】 ヴィノスやまざき
【飲んだ日】 2008/11/02
ヴィノスやまざきの赤白ワインコースの6月分の赤ワインですが、ここまで飲まずじまいでした。そろそろ飲んでしまいましょうということで登場となりました。南仏三大ワイン(他の2つ、1つは確実にドマ・ガサックでしょうけど、もうひとつはどこ?)との触れこみで売られている「プリューレ・サンジャン・ド・ベビアン」(テイスティンググラスでちょこっと飲んだことがあるだけですが、確かにスケールの大きいワインだなあとは感じました。そこまでしかわからんかったけど)の生産者が作るカジュアルラインのACコトー・デュ・ラングドックです。グルナッシュ主体で他にサンソーとシラーがブレンドされているとのこと。
抜栓してグラスに注ぎます。色は、やや赤みが勝った紫色で、透明度はこの手のワインから想像されるよりはやや高い方です。香りは、プラムのような果実香が非常に目立ちます。ほほう、これは面白そうだなと思いつつ、さっそく飲んでみます。すると、香りから感じるようなプラムの風味が力強く口の中に広がります。その広がり方が面白くて、口の中全体に広がっていくと言うのではなくて横方向にのみ広がりがあり、縦や奥行きの方向にはそういう感じがないのです。そのプラム風味が消えると、余韻に何となく土っぽい感触が残りますが、これはある意味当たり前と言うかこの産地この品種のワインらしいものです。
しばし飲み進めていくと最初に感じたこのプラムの風味はだんだんおとなしくなり、よくあるワインの味に変わってきます。南仏のグルナッシュ主体のワインらしいといえばそれまでですが、それなりに濃厚ではあるものの特段の珍しさはないのでその分興醒めな感はどうしても否めないと言うところでしょうか。これはこれで特に不味いとか劣るとかいうことはなく価格なりのものだと思いますが・・・。事実、そこそこしっかりしつつ飲みやすさもあり、かつ3連休の中日ということで遠慮なく飲めることもあって割りと早くボトルは空になりました。
てなことで飲み始めの強い印象から最後は比較的普通のワインになってしまいました。最後の方でも別に問題はなかったのですが、最初の印象が強かっただけにそれだけでは物足りない感じが残ります。また、比較的近い過去にかなりの好印象を残したこれを飲んでいたこともちょっとこのワインには酷だったかも。似たような品種と産地では、どうしても比較しちゃいますよね・・・。
Chateau Les Graves Blanc 2007

【名 称】 Chateau Les Graves Blanc 2007
【価 格】 2本3,675円セットの1本(税込)
【購入場所】 ヴィノスやまざき
【飲んだ日】 2008/10/31
この日の夕食は一人。お疲れ気味な週末の夜なこともありデパ地下で買ったにぎり寿司と焼鳥(もちろん値引済(^^;)と相成りました。せっかくなのでワインもつけよう、何にしようかなということで選んだのがこれ。ボルドーのソーヴィニヨン・ブラン主体の白ですから、にぎりにも焼鳥にもミスマッチ過ぎるということはないでしょう。ただ、通常のカタログ品と違い、こちらは赤白ワインセット限定の樽熟成物(ラベルにも"Eleve en Futs de Chene"とあります)だそうで、その点がどう効いてくるかは未知の領域ですが・・・。
抜栓してグラスに注ぎます。色は、この産地この品種らしい、やや薄めで少し黄緑がかった感じです。香りは、これまで飲んだ記憶を元に「この手のボルドー白ならすっきりさっぱり系」と想像していたのとは異なり、ニューワールドのソーヴィニヨン・ブランによく似たラフランスやグレープフルーツを思わせるものです。これは予想してたよりずっとフルーティかなと思いつつ、テイスティングに移ります。
飲んでみると、香りから感じるとおりの厚みのある果実味で、酸のキレも感じます。その分ニューワールドのものよりはさらっとしている気がします。なお、冷蔵庫でよく冷やしていたせいか、樽の影響というのは正直よく分かりません。若干それっぽい風味があるような気もしますが、もう少し温度が上がってこないと樽熟成による要素は見えてこないのかもしれません。
といいながら、週末の気楽さやお疲れモードであることや一人で飲み食いしていたことなど諸々の要因が重なり、かなりのペースで飲み進めてしまい、気がついたら最後の一杯になってしまっておりました。最初に比べたら当然温度も上がってはいるものの、樽の影響がはっきり分かるほどの温度にはまだなっていない感じです。さすがにこりゃまずいということでここからは慎重に飲みますが、時既に遅く、残りの量も少ない上に酔いも回ってしまっていて、「ん、何だかちょっとバニラのニュアンスが出て来たかな」と感じるのが精一杯。あげくそのラストの一杯も結局ごくっと飲んでしまってました・・・。
てなことで何とももったいない飲み方となってしまいました。ワイン自体は驚くようなところとかここが特に優れているという点は特になかったもののまあ美味しかったのですが。半ば意図的ではあったとはいえ、いろんな意味でちょっともったいないことをしちゃったかなというところです。