Chateau Le Raz Cuvee Grand Chene 2001

【名 称】 Chateau Le Raz Cuvee Grand Chene 2001
【価 格】 1,480円(税込) ※セール価格
【購入場所】 カーヴドリラックス
【飲んだ日】 2008/09/23、26
今回のワインはこれ、ACコート・ド・ベルジュラックの赤ワインです。以前、これの2002年ものを飲みましたが、そのときは痛恨の劣化状態。本プロジェクトのワインの中であからさまに劣化していたのはここまででこれだけです。今回はヴィンテージは違うもののそのリベンジということになりますが、さてどうでしょうか。
抜栓してグラスに注ぎます。色は、いかにもボルドーブレンドの赤ワインという色合い、濃さは普通程度で透明度は気持ち低目と言うところでしょうか。香りは、さすがに7年熟成のワインだけあって果実香バンバンというより熟成を感じさせる花の香りが出てきています。前回飲んだときは香りはろくに出ていなかったので、今度は大丈夫そうです。では、飲んでみましょう。
口に含むと、じわっと優しめの風味が感じられます。若いワイン、特にボルドーのそれ(このワインはボルドー産ではないですが同じ品種で産地も近所なので、このような比較をしてもOKでしょう)にあるようなとげとげしさはすっかり消えて、落ち着きの感じられる口当たりです。タンニンはきつくなく、舌触りは滑らかです。迫力はなくどちらかと言うとこじんまりしている感もあるのですが、フランスワインらしいスタイルでこれでOKなんだと思います。これを飲むとやはり前回は完全に劣化してたんだなあと言うのがよく分かりました。さてこの日は日中サイクリングをして疲れたので、早々に飲みをストップして残りの半分をハーフボトルに差し替え封印しました。
3日後、残りの半分をいただきます。この日最初にグラスに注いだときは、何となく全体的に輪郭がぼやけた感じがしていましたが、しばらく経つと一変。また抜栓当日は落ち着きのあるしなやかな印象のワインだったのですが、それとも異なり、タンニンの渋味がはっきりと出てしかもそれが嫌な渋さではなくワインの骨格として機能しているし、果実味も十分に感じられ、初日の熟成感を感じさせるスタイルからぐっと若さを感じさせるものになったと思います。また、ボルドーのワインに感じられるような炭っぽさが鼻の奥に残ります。全体的に、何と言うか本格的なワインらしい味わいという感じになっています。これは美味しい、ということであっという間に全部飲んでしまいました。これまでも似たような変化を見せたワインがいくつかありましたが、その経験からするとこの状態はあまり長く続かないし、あとは落ちるだけでしょうし。
てなことで今回の再挑戦、実に見事なものでした。そこらに転がっている同価格帯の並のボルドー、特にメルロ主体のものを飲むならこちらを選ぶべきかと思われます。
Vignes Vertes Blanc 2006

【名 称】 Vignes Vertes Blanc 2006
【価 格】 1,470円(税込)
【購入場所】 マルイ溝口店
【飲んだ日】 2008/09/21
ボルドーの白ってあまり記憶にありません。本プロジェクトでも登場したことがあったかどうか。ざっと記録を見てもどうやらないようです。というわけでということでもないですが、今回のワインはそのボルドー白であります。エコセールとABの認証を取得している自然派ワインとのこと。最近はボルドーでもその手の栽培をするところが増えているようですしそれだけならさほど珍しいものではないと思いますが、このワインの特徴的なところはセパージュ。普通補助的に使われるミュスカデルを50%使用、残りはセミヨンとソーヴィニヨン・ブランが25%ずつ。この価格帯ならソーヴィニヨン・ブラン主体のものが多いイメージがある中でこれは異色かと思います。
抜栓してグラスに注ぎます。色は緑がかった感じの薄めのもので、刈り取ってしばらく経って色が変わる途中の藁をイメージすると近いでしょうか。香りは、青リンゴや洋ナシを思わせるものの、フルーティと言うよりはアロマティックと言う方が適切と思われる、広がりと華やかさのあるものです。これはミュスカデルの特徴が出ているのでしょうか?
続いて飲んでみます。すると香りから想像されるとおり、口から鼻に抜ける香りがなかなかよろしいと感じます。同じくボルドーのソーヴィニヨン・ブランのように切れの良い感じだけでもなく、セミヨンのように蜜っぽい感じだけでもなく、独特の芳香を持っているのがテイスティングからもよくわかります。これはなかなか面白いですね。
しばらく経つと、時間の経過と温度の変化で多少抜栓時よりは香りの強さは収まった感じはありますが、その分(?)口当たりに厚みが出てきたようなところもあると思われます。といってもそこはボルドーの白、シャルドネのような口当たりではなくやはりさっぱり感の方が上。このタイプは飲み進みやすいワインで、事実その通りの結果に。さらさらっと飲み干してしまいました。
てなことで珍しいセパージュのこのワイン、味や香りも独特の感触を持っていてなおかつこの価格帯のボルドー白に期待するような軽快さも持ち合わせてて、これならばアタリの範疇に入るのではないでしょうか。熟成したらどうなるのかなあという気もしますが、さてどうなんでしょうねえ。値段的にはやっぱり早飲みタイプなんでしょうし。
Syrah de Saint Cosme 2006 VDP d'Oc

【名 称】 Syrah de Saint Cosme 2006 VDP d'Oc
【価 格】 1,890円の20%Off(税込)
【購入場所】 東急百貨店
【飲んだ日】 2008/09/18-19
前回飲んだコート・デュ・ローヌ(以下CdRと略します)2006に続いて再びサン・コムのワインです。こちらはやはりシラー100%のセパージュですが、ローヌではなくラングドック産とのこと。なぜそういうものをわざわざリリースしているのかよく分かりませんし、百貨店価格だからかこちらの方が値段が高かったりもしていますが、まあそれはそれとして、同じヴィンテージでもあるし、こういうものを見かけたら通常のCdRと比較してみたくなると言うものですので、連続して飲んでみようということであります。
抜栓してグラスに注ぎます。色は、やはり濃い紫色ですがCdRと比べるとわずかに透明度が高いかなという気がします。香りは、確かにこれは南仏のシラーという感じの果実っぽさがはっきりと出ているという感じがします。比較するとCdRの方はより本格的なワインらしい香りと言えるでしょう。
では飲んでみます。それなりに凝縮感はあってかつ酸もそこそこ感じられるのですが、どうも果実味の豊かさとか風味の広がりとかそういうものがあまり感じられません。1000円程度の南仏のワインをややグレードアップさせた程度という感じで、これをCdRと比べるのは少し辛いかなという気がします。時間が経てばもう少し良くなるかなあという期待もしたのですが、それほど大きく向上することはありませんでした。で、いつものように300mlの小瓶に差し替え、翌日これを飲んでみましたが、やはりあまり変化はないようです。決してこれ自体だけをとりあげるとダメだと言い切るほどのものではないとは思いますが、CdRと比較するとほぼ全ての面でとても敵うものではありませんでした。
ということでどうもイマイチ満足できない結果に終わってしまいました。やはりただのネゴシアンものだったと言うのが事実だったようですね。2割引だったのでまあ良しとしたいところですが、それでもやっぱり値段に見合うだけのものではないと思いました。間違いなくサン・コムのコート・デュ・ローヌを買う方が正解だと思います(同じ値段ですらなくてこっちの方が安いのですから)。
Saint Cosme Cotes du Rhone 2006

【名 称】 Saint Cosme Cotes du Rhone 2006
【価 格】 1,180円(税込) ※アウトレット価格
【購入場所】 カーヴドリラックス
【飲んだ日】 2008/09/15
9/4からの断酒、途中いろいろ誘惑に駆られたものの、9/13までの10日間、何とかアルコール摂取ゼロを達成できました。こんなに飲まなかったのって一体いつ以来でしょ?といいつつ、14日には昼間から日本酒の試飲を山ほど、本当に山ほどしてしまってそれだけで元の木阿弥になってしまったのでは、と思ったりもしてますが・・・。
さてワインを自宅で飲むのも当然久しぶり。復帰第1戦の相手はこれ。ローヌのサン・コムの標準的グレードであろうACコート・デュ・ローヌ。但しシラー100%というのはこのAOCのワインとしては珍しいとのことです。確かにこのAOCだとグルナッシュメインなのが多いですもんね。
では抜栓、グラスに注ぎます。色はかなり濃い色調で黒さを感じさせるほどで透明度もかなり低い、「いかにも」な感じのものです。香りは、この品種でこの色調ならこうでしょうねえという黒いベリーの香りが支配的で強めのタンニンを感じさせるものですが、香りの強さ自体は差ほどでもなく、抜栓直後では正体を見せてくれない感じ。続いて飲んでみますと、やはり非常に濃厚でタニック。果実の甘さ等はあまり感じられず、渋味の凝縮感が突出している印象。これはしばし放置すべきと思われたので、パニエに寝かせてしばらく置いておくことにしました。
2~30分後、夕食の準備もできたところで再開。すると、まだまだ渋味が強く感じられるものの、先程に比べて明らかに香りに華やかな感触が強くなり、味わいも果実と樽由来の甘さ、それにこの品種らしいスパイシーな風味が徐々に出てきてくれたようです。とはいえまだこの段階では全貌の2、30%くらいしか見えてきていない印象。さらに美味しくなってくれそうです。そしてこの期待に応えるように、時間とともに濃厚で凝縮感のある印象はそのままに、より柔らかい口当たりになってきました。抜栓後2時間もすればかなりバランスも良くなってきたのですが、いかんせんこの段階で既にボトルはほとんど空っぽ。結局、おそらくはその全貌が現れる前に飲み切ってしまいました。
ということで少しもったいない飲み方だったかなという気もしなくはないですが、このワイン、まだ開ききらないうちでもついつい飲み続けてしまうような魅力があります。これが1,500円程度で買えるのですからありがたいことですね。ただ、まだまだ熟成してくれそうな潜在力が十分にあるでしょうから、もう1本買ってしばらく保管しておくのも良いかもしれません。ただ、既にこのヴィンテージのものは店頭在庫限りのようですので、本当にそうしたいなら早いうちに確保する必要がありそうです。
Barkan Classic Petite Syrah 2004

【名 称】 Barkan Classic Petite Syrah 2004
【価 格】 いただきもの
【飲んだ日】 2008/09/02-03
ここ1ヶ月外飲みで酒量が多い機会が4回もあったので、そろそろ押さえなければと思いつつも、残っていたカマンベールチーズを食べるのにワイン無しではかなり辛いということで、1本開けることにしました。頂き物のイスラエルワインです。どうも現地近辺で購入されたもののようで、ラベルを見るとたぶんヘブライ語だと思うのですが、若干の英語以外は見慣れない文字ばっかり。価格はネットで調べるとUSD $10程度のようですが、品種のプティ・シラーとも相俟って珍しさ抜群。感謝しつつありがたくいただくことにします。
抜栓してグラスに注ぎます。色は、熟成を示すかのようなあずき色の感が強いもので、透明度も比較的高めです。香りは、タンニンと酸が効いていそうな気配がある、果実よりは花の香りの色合いが強いもので、ある種の複雑さを持つものと言ってよいのかも知れません。何だか、いつだったかこういう感じの香りのものを飲んだような気がしますが、この時点では思い出せませんでした。
続いて飲んでみます。すると、香りから感じたように、酸とタンニンが割と強めで、果実味に寄らない独特の風味がしっかりと口の中に広がります。濃厚な味わいではないですが、主張は強いです。ここでようやくこのワインが何に似ているか、思い出しました。強めの酸とタンニン、花の芳香、
これとかこれに似ているのです。そう、ネッビオーロのワインに実によく似ています。
プティ・シラーというからには通常のシラーに似た味わいだと勝手に想像していましたし、グルナッシュだとかに似ているのならまだ何となく分からないでもない気もしますが、まさかネッビオーロのような感触だとは。これは少し驚きました。もちろん品種的な特性なのか保存と熟成の問題なのか、はたまた醸造の方法論の問題なのか、何に起因しているのかは全く分かりませんけれども。というような意外な驚きを感じつつ、なかなか美味しくいただくことができます。するっと入っていくタイプのワインではありませんが、熟成感があって何となく優雅な気分で飲めるということなのでしょうか。飲みすぎにならないよう半分をハーフボトルに移して封印。ちなみに澱はほとんど出ていませんでした。この色調からするとちょっと以外かも。
翌日の夕食のときに前日の残りをいただきます。全体的に少しずつトーンが弱くなったようにも思いますが、基本的なスタイルは前日同様、ネッビオーロ的な味わい。少し疲れ気味なこともあり抑制が効かずにするっと飲み干してしまいました。
ということで味わいは想像と全然違うものでしたが、その意外さもプラス要素となるような美味しさでした。良いワインだったと思います。重ね重ねこのよう「なワインをいただきまことにありがとうございました。しかしながら、やはり最近の飲みすぎ傾向は少しマズいので、しばしアルコール断ちをしてみようかと思います。とりあえず10日ぐらいできればよいのですが、いきなりそれを目標にすると多分守れないので、3日のアルコール断ちをまず行い、それが達成できたらまた3日スパンで引き続きやってみることにします。さてどこまで持ちますか。