”1000円札2枚でおいしいワインを飲めるか?”プロジェクト -14ページ目

Tortoise Creek Premium 2005

Tortoise Creek Premium 2005   Tortoise Creek Premium 2005 ラベル

【名  称】 Tortoise Creek Premium 2005
【価  格】 1,500円(税込) ※アウトレット価格
【購入場所】 カーヴドリラックス
【飲んだ日】 2008/07/02

今回のワインはこれ。2月のアウトレットセールで買っていたものの何となく飲まなかったワインですが、ここでようやく開けます。定番シリーズのプレミアム版ということで、お値段が通常版より2倍近く(アウトレットだったので1.5倍ですみましたが。それにしてもこれ、ラベルもキャップシールも問題ないし漏れた形跡もないのですが、何でアウトレット?確かに若干裏ラベルがはがれ気味ではありますが・・・)ということで、ついつい期待してしまいます。ちなみに品種はグルナッシュとシラー。

抜栓してグラスに注ぎます。色は、そこそこ濃い色調の紫で、透明度はほどほどに低め。この産地と品種だとこんな感じかなあという色合いですね。香りは、力強さは感じないもののそれなりにしっかりした感じの黒い果実の果実香といった趣ですが、すこしフローラルな感触もあるように思います。

では飲んでみます。一口飲むと、ぐっと凝縮された感のある果実味がはっきりと感じられます。香りの程度から想像されるくらいの味わいのつもりで何気なく飲んでしまうと思わずむせてしまうほどの凝縮感でした。これに適度な酸が乗っかっているので、口に含んだときの印象はかなり強いものといえるでしょう。
味自体は、グルナッシュの方が多めのセパージュのようですが、シラーの印象の方が強いです。つまり、甘みのある凝縮された果実味と、酸とスパイシーさによる舌への刺激が特徴的。

ところが、そのあとはあまり余韻が長続きせず、わりとストンと落ちると言う印象。最初のアタックの強さを考えると、ちょっと不思議なほど。この点、よく言えば凝縮感がありながらも力強さだけに頼らない柔らかさがあるというようなことになるのでしょうが、個人的にはちょっとアンバランスさを感じてしまいました。美味しいのは確かなんですが、何というかもう少し後を引くところがほしかったかなあ、という気がします。

とはいえこの後口の弱さがまた飲むのを誘ってしまうようなところがあって、ウィークデーとしては珍しくくいくいと飲んでしまい、ボトルが空いてしまいました。結局、美味しかったということなのでしょうね。飲み終えた後でよくよく考えてみれば、こういう「するする飲める感」は確かに自然派ワインの特徴でもありますし、こういう個性でよいのかもしれません。

もっとも、冒頭にも記したように、いまいち理由は分からないながらもアウトレット商品であったため、これがこのワインの本来の姿だとは言い切れないところもあるので、その点を留保しておくべきでしょうね。てなことで飲んでる最中はちょっと「?」なところもあったのですが、ボトルがさらっと空っぽになったという結果が全て、ということになるのかなあ。

五一わいん エステート・ゴイチ・シャルドネ 2005

五一わいん エステート・ゴイチ・シャルドネ 2005   五一わいん エステート・ゴイチ・シャルドネ 2005 ラベル.

【名  称】 五一わいん エステート・ゴイチ・シャルドネ 2005
【価  格】 1,600円(税込)
【購入場所】 カーヴドリラックス
【飲んだ日】 2008/06/29

この日はずっと雨。また、前日と前々日に良く歩き回ってその疲れを取るためもあって、ほぼ1日自宅で休養。そんな日の夕食は手軽に作れるものが良く、気温も低いので、水餃子と白菜、ニラ、ネギのお鍋にしました。そんなメニューならやはり日本の白ワインが◎、ということでこれを選択。もっともこれしかそれに当てはまるものはなかったのですが(^^;。長野県は塩尻市の林農園の自社畑で作られたシャルドネを使用したワインです。

抜栓してグラスに注ぎます。色は実に薄い色調の黄緑がかった黄色という感じでしょうか。生産の過程で樽を用いているようですが、その割にはずいぶん薄い色ですね。香りは、こちらは樽の影響を明らかに感じさせるバニラ的な芳香があります。逆に果実香はレモンとかの柑橘系のそれが感じられるものの、あまりはっきりしないようなところがあります。樽香の方も強さ自体はさほどでもないので、香りの力強さという点ではこういうワインなのかもしれません。

では飲んでみます。口に入れてまず感じるのは、このワインもまた前回のに続いて、酸。かなり酸味が強いです。レモンを思わせるような酸味で、風味もやはりレモンに似ている感じ。このあとに樽由来のバニラっぽいフレーバーが感じられますが、酸味の方がずっとインパクトがありますね。このくらい樽由来の香りが感じられるシャルドネ種のワインであれば、普通はもっと酸味が低いように思いますが、ここがこのワインの個性なのか、あるいは日本のシャルドネ(それとも長野の、塩尻の、林農園の畑の、というべきか)の個性なのか、独特の味わいを見せてくれています。

ツンとした酸の強さと軽快な果実味、それに樽由来のまろやかな風味という面白い個性が案外水餃子の鍋にもあっています。餃子やニラのクセを酸が洗い流してくれるのかな、という気がします。もっとも酸味は温度が上がるにつれ少し弱めになり、一方で樽香がやや強めに、という常識的な変化パターン通りに変わってきました。とはいえやはり基本的なスタイルとして樽由来のまったりさよりは柑橘系の酸味と果実味が主体なのでコクよりキレがメイン。さらっと飲めてしまいます。ということで早めの完飲となりました。1本をこのくらい早く空けるのは久しぶりかな?

ということでなかなか面白い個性のワインでした。日本のワインって、品種は同じでも他国のワインとは違った独特の味わいになるものなのでしょうか。同シリーズの別の品種のワインもそのうち試してみたいですね。

Cescon Raboso del Veneto Riserva 2006

Cescon Raboso del Veneto Riserva 2006   Cescon Raboso del Veneto 2006 Riserva ラベル

【名  称】 Cescon Raboso del Veneto Riserva 2006
【価  格】 1,500円(税込)
【購入場所】 カーヴドリラックス
【飲んだ日】 2008/06/28-29

日中は鎌倉に出かけて寺社観光とフレンチレストランでのランチを堪能。良い休日でした。その締めくくりとして値段は安くとも良いワインを、ということで登場したのがこれ、イタリアはヴェネト州の地場品種であるラボーソ種を用いたワイン。以前飲んだものの上級版の位置づけにあたるとのことです。通常版でも十分に美味しかったと記憶しており、その上級版ならかなり期待が持てると思っての選択です。

抜栓してグラスに注ぎます。色は、若干濃い目の紫色で、透明度もそう高くありません。香りは、上品さがありながらも若さと酸の高さをも感じさせるような、赤い果実と黒い果実の混ざったような香りのように思いました。香りの強さ自体は、この段階ではまだ閉じ気味かなという感じです。では飲みましょう。

一口含むとはっきりと感じられるのが強い酸味。ドイツのリースリングの辛口ワインを思わせるような尖った酸味です。そのあと舞ったりとした果実味と比較的さらりとしたタンニン分が感じられますが、酸の余韻がずっと残ります。樽熟成の影響と思われる風味もあるようには思うのですが、いかんせん酸が強すぎてそちらにばかり気が向かいます。しばしじっくりと飲むことにしてみたのですが、この傾向は変わらず。味自体はこの酸味を除けばメルロのワインに似たような感じの味わいで、なかなかに元気が良いけどスムーズな果実味があると思いますが・・・。それでも6割ほど飲んで、残りを小瓶に差し替え封印。

翌日、1本空けたあとでしたがもう少し飲みたくて、これを再飲します。前日ほど強い酸味は感じられず、落ち着きが出ています。ただ一緒に樽の風味まで弱くなってるようで、これと比べると通常版の方が樽由来の風味とタンニンを感じさせてくれたような。うーん、これは落ち着いたというよりは全体に少しぼやけてしまったというべきなのかもしれません。しかし、やはりこのままで終わるような代物ではなかったらしく、最後の最後に質のよさがにじみ出た果実味と強めだけど上品な渋味、そしてそのバランスのよさがはっきり出てきてくれました。残念だったのは本当に最後の最後の段階だったことで、このような状態になったときには既にグラス半分ほどしか残っていませんでした・・・。

てなことで最後の感じがこのワインの正体であるとすると、値段を軽く上回る品質のワインであるということになろうかと思いますが、いかんせん今回はそこに到達するまでの消費量が多すぎました。まあヴィンテージも違いますし熟成期間も違うので一概には言えないのですが、今の時点では350円の差額を払ってこっちを買うよりは通常版で十分かなあというような気がしないでもありません。もう少しセラーの中で寝かせるか、あるいは事前にデキャンタしてしばらく放置したうえで飲むか、どちらにせよ、いずれもう1本買ってきて再度挑戦してみるべきですね、これは。

Tortoise Creek Merlot Cabernet 2006

Tortoise Creek Merlot Cabernet 2006   Tortoise Creek Merlot Cabernet 2006 ラベル

【名  称】 Tortoise Creek Merlot Cabernet 2006
【価  格】 12本10,000円セットの1本(税込)※単品価格1,000円
【購入場所】 カーヴドリラックス
【飲んだ日】 2008/06/25-27

前回のワインが無くなってもう少しだけ飲みたいと思い開けたのがこれ、またまたペログビセットの1本です。さすがに12本もあるとなかなか減りませんね。それでもこれで7本目、折り返し点を過ぎました。また、ラスト1本は当分登場することはないであろうすごいワインですから、それを考えるとこれを入れて残り5本ということでしょうか。さてこのワインは2005年ヴィンテージをこの時に飲みました。今度は2006年。ヴィンテージが変わってどんな違いがあるでしょうか。

抜栓してグラスに注ぎます。色はやや青みがかった濃いめの紫、透明度も低め。香りは、むむ、そこらのAOCボルドーの似たようなブレンドのワインよりもずっとしっかりしているようです。また、ブレンドにおいてメルロの方がメジャーな比率を占めているはずですが、香りの感じとしてはむしろカベルネ主体のワインっぽいような感があります。ふむ、この辺りは2005年とは少し違いますね。

飲んでみます。すると、香りで感じたのと同様に、若いカベルネの独特の引っかかり感というかいがらっぽいニュアンスが割と鮮明に感じられます。2005年はこの方向性もあるにはありましたがメルロらしさでカバーされていたように思います。一方こちらはその逆でカベルネ優勢という感じですね。また、全体のトーンとしてより濃さ・重さが増しているように思います。このスタイルはよいですね。けっこう好きです。

このようになかなか美味しく感じられますが、さすがにここで飲み続けるのは拙いということで封印。翌日、1杯だけ飲んでみましたが、前日とは違いカベルネ的な特徴があまり感じられなくなりました。かといってその分メルロの個性が出てきたかというと必ずしもそうではないようで、ブレンドされている各品種の「らしさ」は見えなくなりました。とはいえそれなりにしっかりした味わいには変わりなく、複数品種のブレンドされたワインとしてのまとまりが出てきたと解釈すべきでしょうか。ここで小瓶に差し替え封印。

さらに次の日に残った分を全部いただきました。週末であるうえに飲む前に割ときつい登坂を含むウォーキングを行ったためか、疲れ気味となってしまったせいもあるでしょうか、あまり味覚が働いてくれません。美味しいとは思うのですが、同時にまあこんなものかなというようにも思われます。おそらくは前日と大差ないはずですが、それすらよくわからん感じ。ワインの味わいについて、飲み手の体調は大きいなぁと再確認。

ということで最後は少しバタバタでした(飲み手の方が)が、抜栓当日はなかなか良い感じであったのは間違いないです。比較すると、2005年よりも2006年の方がよりボルドーっぽくてよかったかなあと思いました。いずれにせよこの価格帯でこのくらいの品質であれば文句はないと思いますが、個人的な好みとして。

Roux Pere & Fils Bourgogne Pinot Noir 2006

Roux Pere & Fils Bourgogne Pinot Noir 2006   Roux Pere & Fils Bourgogne Pinot Noir 2006 ラベル

【名  称】 Roux Pere & Fils Bourgogne Pinot Noir 2006
【価  格】 3本5,874円セット(の8%Off)の1本(税込)※単品価格1,900円
【購入場所】 サンタムール
【飲んだ日】 2008/06/22、25

GW平日休みの4月末にサイクリングがてらサンタムールに行って買ったワインの1本です。ブルゴーニュのピノ・ノワールのセットがセールでしたので、購入。このワインが10%Off、残りの2本が15%Offというセットで、お買い得なセットでした。これに平日割引+誕生月割引でさらに8%Off。よいお買い物でしたね。

ちなみにこのワインの2004年ヴィンテージをとある場所で1杯飲んだことがありますが、えらく酸味の強いワインでした。それを考えると少し心配という気もするのですが、もしこのワインもそういう感じならそれはそれでいいじゃないかという気持ちで飲んでみることにします。

抜栓してグラスに注ぎます。色はちょっとダークな感じの赤色で透明度もやや高目と、この産地この品種の平均的なものといえるのではないでしょうか。香りはやはり同様に平均的な感じのもので、イチゴ他酸味のある赤い果実の香り、強さは程々程度というところです。では、飲んでみましょう。

一口含むと、一瞬果実の甘さと香りが口の中に広がりますが、すぐ収まってタンニン分がこのAOCのワインとしてはやや多めに感じられます。そして硬質なミネラル感が余韻として残ります。先日飲んだこちらのワインでも感じたのと同じ感触。あっちの方がより硬質でより長く感じましたが、今回のワインも割と強めにミネラルが感じられます。たった2例では何の説得力もありませんが、このミネラル感はあるいはヴィンテージの特徴なのでしょうか。生産者も畑の場所も全然違うので勝手な想像にすぎませんが・・・。

300mlほど小瓶に差し替えてこの日は封印。3日後に再飲したところ、抜栓当日に感じたミネラル感やタンニン分は大分引っ込んでいて、果実味の方がより目立つように思われました。しかしながらやや抜栓からの時間を感じてしまうようなところがあって、少し間が空きすぎてしまったようです。とはいえ特徴はないながらも別に不味いというわけではないので、さらっと完飲しました。

ということで事前の想像のように酸っぱいだけということはなく、むしろ酸味はほどほど程度に過ぎず、ミネラル感の印象の方がずっとあるワインでした。まずまずの出来のワインだと思いますが、これで通常価格が1,900円ということを考えるとやはりブルゴーニュって高いですね。とはいえこの価格帯でこういう感触のピノ・ノワールはやっぱりブルゴーニュでしか味わえないので、仕方がないですね。