Meinklang Grüner Veltliner 2004

【名 称】 Meinklang Grüner Veltliner 2004
【価 格】 1,690円(税込)
【購入場所】 ワインセラー ノムリエ
【飲んだ日】 2008/07/23
初登場のオーストリアワインにして、これまた初登場のグリューナー・フェルトリーナーという品種のワインです。尤も、当地特有の品種のようですので当たり前といえば当たり前なんですけど。さてこの品種、独特のミネラル感とスパイシーな香りと味があるとのことで、どんなものかと楽しみなところであります。さっそくいただいてみましょう。
抜栓・・・の前にボトルの底を見ると、白い沈殿物が見受けられます。それも結構な量です。澱でしょうか?ビオロジックのワインらしいので、フィルタリングもあまりしていないのかもしれませんね。さて抜栓、グラスに注ぎます。すると・・・・・・思い切りシュワシュワと泡が立つじゃあ、あーりませんか。微発泡というレベルではありません。もちろん、一般的なスパークリングワインほどにはガス圧が強くはないのですが(同じだったら抜栓時、下手すりゃその前にコルクが飛んでるでしょう)、これを「微」と称することはできない感じです。しかも泡の粒がかなり細かく、たとえば並みのスプマンテなどよりもずっと細かい感じです。
一般にスティルワインが発泡しているのは良いことではないはず。自宅での保存が悪かったとは思えないし、かといって購入店での保管状態はどうかといえば、あの店のあのセラーが悪環境とはとても思えません。うーむ、いずれにせよ理由はよく分かりませんが、ひょっとしたらビオワインの悪いところが出てしまったのでしょうか?しかももうひとつ良くないことに、こんな風に発泡しているとは夢にも思わなかったので、あまり冷やしておらず、事前にセラーから冷蔵庫に移して20分ほど置いていただけ。スパークリングとしては少し温度が高いです。
まあそうは言っても香りはそれなりに美味しそうなものがあります(確かにフルーティなだけでなくどことなくハーブやスパイスのニュアンスがあるようですね)ので、飲んでみます。すると、発泡している以外はさほどの問題はなさげ。味・香りともそれほどのインパクトはないものの、適度にブドウの風味とか樽っぽさが感じられます。その意味では、まあまあのワインだと思います。ただ、瓶内で発酵が進んでしまったからでしょうか、おそらくは本来よりも糖分由来の味わいが減ってそうです。
結局のところ、スティルワインの味や香りって、あくまでスティルワインであればこそ100%楽しめる要素なんでしょうね。味覚を泡の刺激が邪魔すると言っては言い過ぎかもしれませんが、どうも泡と味・香りのバランスがよくありません。スパークリングワインは発泡していることが前提の味わいとして作っていると思いますが、普通のスティルワインにただ泡が加わると、こんな風になっちゃうんだなあというのがよくわかりました。
てなことでまあそれなりに飲めはするものの、どことなく違和感があり続けながらのものでした。そうは言っても結局全部するっと飲んでしまったのですから、大問題はなかったのかもしれませんが、それでもやっぱりモヤモヤ感が残りますね。もう一度この品種のワインを試してみようと思いますが、果たしてこれと同じものにするかどうか・・・。
Los Arbolitos Cabernet Sauvignon 2006

【名 称】 Los Arbolitos Cabernet Sauvignon 2006
【価 格】 12本10,000円円セットの1本(税込) ※単品価格950円
【購入場所】 カーヴドリラックス
【飲んだ日】 2008/07/21、23
ペログビアウトレットセットの10本目です。このセットの超目玉ワインを除いて、いよいよこれを含めて後2本です。このワインは昨年すでに試していますが、1,000円未満のワインとしては好印象でした。7ヶ月程度経過しておりますが、何らかの違いは感じられるでしょうか。
抜栓してグラスに注ぎます。やはり濃いめの紫色、値段は安くとも、いかにもチリのカベルネです。香りは、、チリのカベルネとしては比較的軽めであの特有の濃密な香りは感じません。といってもあくまで「チリのカベルネとしては」であって、単にワインとしての香りはしっかりとしています。複雑さとは無縁ですが、カベルネらしい黒ベリーの果実香やコーヒーっぽさがはっきりと鼻に感じられます。全体に前回飲んだときよりは力強さが増しているような気がします。
続けてテイスティング。んん、以前飲んだときより、ずっと濃さと重さ、それに渋さが増しているように思います。前回はチリのカベルネとしてはソフトというかエレガントというか、そういう雰囲気のワインだと思ったのですが、今回はより「チリカベ」一般的なイメージに近くなったようです。とはいえ、ありがちな「抜栓直後は濃厚・重厚すぎて飲めない」ものではないので、そこは一安心。この価格にしてこの品種「らしさ」がよく捉えられると思います。良いのではないでしょうか。
ハーフボトルに半分弱を移し替えて封印。そのうち、最後の1杯弱くらいを2日後に飲みました。少し間が開いたことと、冷蔵庫で冷やしていたこともあってか、残念ながら味は落ち気味。ま、このあたりは価格なりのことでしょうし、仕方がないと考えましょう。
てなことでこの「ロス・アルボリトス」、ソーヴィニヨン・ブランと同様になかなかコストパフォーマンスに優れたシリーズだと思います。値段3桁のワインとしては高レベルといってよいかと。
Bodega Norton Extra Brut N.V.

【名 称】 Bodega Norton Extra Brut N.V.
【価 格】 6本6,300円セットの1本(税込) ※単品価格1,575円
【購入場所】 エノテカオンライン(楽天市場)
【飲んだ日】 2008/07/19
ネットで売られているエノテカのワインセットは、セット価格と単品価格を比べてずいぶんお得になっているものが多いようで、これまで気にはなっていたものの実際に買ったことはないのですが、ついに買ってみました。「ぴったり半額上質紅白ワイン6本セット」です。赤4本(ボルドー1、アルゼンチン2、チリ1)白1本(NZ)それに泡1(アルゼンチン)という構成で、1本ボルドーのほかはニューワールド、それも南半球のワインです(どうせなら全部南半球ものでそろえても良か
ったかと思いますが・・・)。今回はその中からアルゼンチンのスパークリングワインを飲んでみます。たいへん暑い1日でしたので、こんなときはスパークリングワインがとても美味しくいただけますよね。ちなみにシャルドネ100%だそうです。
抜栓してグラスに注ぎます。相変わらずスパークリングのコルクを抜くときはいい音をさせてしまいます。淑女の溜息は当分聞けそうにありません。それはさておき、色はちょっと濃いめでやや黄色っぽいもの。泡はこの手のスパークリングワインとしてはまあまあきめ細かい方ではないでしょうか。香りは、フルーティさがほどほどに感じられるかな、という程度です。あまりグラスに注ぐと香りが広がるようなところはありません。まあ、こんなものでしょうか。では飲みましょう。
エクストラ・ブリュットと名乗るだけあって、炭酸はなかなか強く、また、口当たりもドライ。甘味がないわけではないですが、泡(と酸)の刺激で上書きされてしまいます。コクというようなものもあんまり感じませんので、飲み口は非常にキレのある感じです。が、決して軽すぎるわけでもなく、そこそこに飲んだ感じになるのが面白いところ。
とはいえ深みがあるようなものではなく、値段的にこのようなところでしょうというのがまあ正直なところですが、暑い日の泡物としては、適していますね。その証拠にどんどんと飲み進めてしまいました。前にスプマンテを飲んだときもそうでしたが、こういうドライな泡物は消費速度が激速です。気がついたら、というほどの時間も経たないうちにボトルは空っぽでした。
てなことで日常用のスパークリングワインとしてはなかなかよいのではないでしょうか。それこそビール感覚でガンガン飲めちゃいますので。で、このあとは、続けて前日から繰り越したこちらをいただきました。
Chateau de L'Enclos Rouge 2004

【名 称】 Chateau de L'Enclos 2004
【価 格】 1,380円(税込)
【購入場所】 ユータカラヤ
【飲んだ日】 2008/07/18-19
よく買い物に行くスーパーで見かけたこのワイン。「テラ・ヴィティス」認証を受けた赤ワインです。なかなか厳しい規格らしく、わざわざこの規格の認証を受けているのはボルドーのワインとしては珍しいと思われます。ただ、それだけで買うには少し決め手に欠けますし、この価格帯のACボルドーで大きく当たることもメッタにないことですから、やや気にはなっていましたがしばらくはスルーしていました。
それをあえて購入したのは、「ワインシャワー」なる道具をつい購入したからです。ろうとのような形状で、ワインを注ぐと8つの小さな穴からシャワーのようにワインが出てくるというもので、デキャンタと組み合わせて使うものです。つい面白そうなので買ってしまいました。これが必要そうなワインといえばボルドーの若い(といっても2004でこの価格帯では既に熟成しているかもしれませんが)ワインかな、ということが理由でこのワインを買ってきました。ちなみに品種はメルロ52、カベルネ・ソーヴィニヨン32、カベルネ・フラン16ということです。低価格帯のACボルドーにしてはメルロの比率が低めなこともデキャンタのしがいがありそうです。
抜栓してワインシャワーを通してカラフェに注ぎます。注いでいる様はなかなか見物で、8方向に細く流れ出るワインがカラフェの内側を伝って流れていきます。で、さらにグラスに移します。色は、ボルドーのワインとしてはやや明るめの赤みの強い紫色で、透明度も比較的高めの方だと思います。香りは、ボルドーとしては酸の高さがありそうな赤い果実の果実香の方が目立ち、黒い果実のそれよりも強いように思われます。ワインシャワーの効果か、この手のボルドー赤にしては香りが開いているような気がします(プラセボかも知れませんが)。
では飲みましょう。一口飲むと、なかなかに凝縮感のある果実味とフレッシュな酸味が共存しています。タンニンは控えめで飲み易く、酸味と果実味の傾向からしても、ボルドーの赤ワインというより南仏の比較的高いところで作られたグルナッシュとかを思わせるような気がします。また、果実味の凝縮感もそれなりに感じられますが、このあたりはテラ・ヴィティスといえば「これ」、という感のあるこちらのワインにも似ており、これは産地も品種も違えど同じ栽培法であることによる類似なのでしょうか?サンプルが少なくてよく分かりませんが・・・。
例によって300ml小瓶に差し替えて封印し、翌日にまた飲みます(このワインの後で)。さすがにもうワインシャワーは不要でしょうから、瓶からグラスに直接注ぎます。酸化が進んだのか、前日と比べるとやや味が落ちたかなあという印象があります。心なしかワインの色もより暗くなったようにも見えます。とはいえ別に飲めないようなものではないので、するすると飲んで完飲。
てなことで安ボルドー赤としては案外美味しくいただけました。この手のワインはいつまでたっても閉じたままのような印象があったり(開いててその程度、という可能性もありますが)、とかく価格と釣り合わない味と香りなことが多い気がしますが、このワインはその点では比較的まともな方だったかと思います。ただまあ一般的なボルドーワインとは少し違った味わいのような気もしますので、その意味では期待通りではなかったともいえますが。
Adega de Pegoes Colheita Seleccionada 2006

【名 称】 Adega de Pegoes Colheita Seleccionada 2006
【価 格】 1,550円(税込)
【購入場所】 カーヴドリラックス
【飲んだ日】 2008/07/15
この日は有休取得。我が社は有給休暇の期間が毎年7/16から1年間なので、この日が有休消化のラストチャンスでした。本当はサイクリングにでもと思っていたのですが、数日前の天気予報と異なり天気が良くなりすぎてしまって暑い日となり、日曜日にも暑い中サイクリングをしてかなりばててしまったので、やめてしまいました。おかげで途中で終わっていたThinkPadのレストア作業も何とか完了できましたので、よしとしましょう。
で、休みであれば夕食の準備に時間がとれるということで、アクアパッツァと冷製ラタトゥイユを作ることにしました。料理はまずまずの出来。これに合わせるワインは何がいいかなとセラーを眺め、やっぱりアクアパッツァには海の近いところのワインがいいなあということで探したものの、南イタリアのそのものズバリな感じのワインは残念ながらありませんでした。ということで時点で登場したのがこれ。ポルトガルのリスボンの近くで生産されていると言うことのようですので、何とか条件に合いそうです。おっとそういえばポルトガルワインって初めてですね。
ちなみに裏ラベルによると品種はシャルドネに地場品種のアリントとアンタン・ヴァズをブレンドしているそうです。アリントが新鮮さとシトラスの風味を、シャルドネとアンタン・ヴァズがストラクチャーとバターリーな風味をもたらしているとのこと。また、アメリカンオークで発酵後4ヶ月シュール・リーで熟成させているとも書いてありました。なかなか詳しい解説です。こういうのはよく知らない産地と品種のワインを飲むときにたいへんありがたいです。
久々に前置きが長くなりました。抜栓してグラスに注ぎます。色は上記のような製法の割には(?)、少し薄目かなと思う程度のもので、もっと黄金色に近いものかと思っていたのとは違っていました。香りは、こちらはラベルの記載の通り、柑橘系の果物を思わせる香りに樽香が乗っかっています(香りの強さは程々といった程度)。ここまでで感じられるところからは、シャルドネだなあということのみ。他品種がブレンドされているという感じはしません。
では飲んでみましょう。香りから感じるような酸味がピリッと舌を刺激しますが、きついというほどのものではなくて案外ソフト。そのあと樽を効かせたシャルドネ種のワインと同様のバター/バニラ的な風味が感じられます。飲んでみてもやっぱりほぼシャルドネそのままという感じで、ブラインドではシャルドネ100%と確実に言ってしまいそうです(ちなみに産地は「分かりません」となりそう)。まあ酸の感じがやや独特かなという気はしなくもないですが、それはあらかじめ多品種がブレンドされていることが分かっているからこそであるように思われます。何も知らずに飲めば、品種的な個性よりも産地や醸造法によるものと思うでしょう。
抜栓して時間が経過し、空気に触れるにつれまた温度が上がるにつれ、だんだんと味わいもまろやかになってきます。そこそこにコクがありながらべったりはしていないし味や香りが強すぎることもないので、なかなか飲みやすいワインです。今回の食事にもまずまずの相性。樽香の分、ずばりのマッチングじゃないかなあという印象もなくはないですが、この程度なら樽香が邪魔になっているということはありません。
そんなこんなでなかなか楽しめるワインではありますので、するすると飲み干して完飲してしまいました。適度な強さの味わいと香りがあり、丸みと酸味のバランス感も悪くないので、コストパフォーマンス的には良い方かと思います。あまり後々まで印象が強く残るようなところはないですけどね。