開花のしくみ
春に咲くサクラの花芽は、前年の夏に形成されます。夏以降生成されることなく、
その後、「休眠」という状態になります。
休眠した花芽は、一定期間、低温にさらされることで、眠りからさめ、開花の準備を始めます。
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管理ポイント
1. 開花するまで必ず外で管理します。(冬の寒さが必要)
2. 早くお花を楽しみたい方は、3月頃から夜だけ室内で管理します。
(日中は、日当たりの良い外で管理)
3. 花後は葉が芽吹きます。翌年の開花まで日当たり・風通しの良い外で管理しましょう。
置き場所
花後は屋外で管理し、翌年の開花に備えます
年間通して日当たりと風通しの良い場所で管理します。
日照は、最低でも3~4時間必要です。
夏は強い日差しを避け、朝日程度または日陰に置いて下さい。
水遣りのコツ
桜は乾燥に弱い樹種なので、たっぷり与えましょう
一度水切れをさせると樹勢を回復させるのが大変難しい木です。
晩秋まで枝に葉が残っていれば、手入れは成功したと思って間違いありません。
肥料の与え方
肥料:4月〜7月、9月〜11月
桜は夏に花芽を形成します。花後からしっかり肥料を与えましょう。
長い期間与えますので固形タイプの置き肥がお勧めです。
(バイオ オリジナルゴールドの場合、約2カ月効果が持続します。
溶けてなくなったら再び追加し10月まで与えましょう。)
苔玉場合(10日に一度)、ハイポネックス等の液肥を水に薄めて使用します
植え替え時期
芽出し前(2月中~3月上旬頃)が適期になります
バラ科の樹は秋の植え替えも多いですが、
冬の保護の心配がないので、初心者でも安心です。
2〜3年に1度が植え替えの目安になります。
※苔玉の場合、仕立て直しになりますのでご相談ください。
剪定のポイント
4月〜6月頃、他の枝とのバランスを見て伸びすぎた枝を剪定します
図①
強く伸びすぎている枝は先端だけとめておくと
他の枝にも栄養がいき、全体のバランス・花付きがよくなります。
図②
小さく作りこみたい方は、画像のように2〜3節残して剪定しましょう。
遅くとも6月の梅雨入り頃までに、剪定を終わらせましょう
桜は剪定痕から水分が逃げたり、病気や害虫が侵入することがあるので
傷口には必ず保護剤を塗っておきましょう。
よくあるご質問
桜の狂い咲きについて
春と秋の気候は似ているので、
夏に形成した花芽が、秋に一部開花することがあります。
問題ありませんので、しっかり屋外で管理し、秋肥を与えましょう。
(※ジュウガツサクラ・八重の輝きは、秋にも開花する樹種です)