日本の春の象徴とも言える桜
園芸品種は400以上と豊富にありますが、
盆栽では、剪定に強い山桜系や
江戸彼岸系の富士桜などが人気です。
旭山桜
(アサヒヤマサクラ)
花:八重咲き:淡紅紫色
花弁枚数:10〜20枚
開花時期:3月下旬〜4月上旬
ひとつの花芽から3、4個の花を咲かせ
絵に描いたような満開の桜を楽しめます。
盆栽の桜として広く栽培され、見事な花つきが魅力の品種。
御殿場桜
(ゴテンバサクラ)
花:一重咲き (淡紅色)
花弁枚数:5枚
開花時期:4月上旬
静岡県御殿場市で昔から、
庭園樹として植栽されていたことからこの名がつきました。
マメザクラと他種の交雑種と考えられている品種。
低木でも花付きが良く、
丸みのある桜色の花が可憐に咲き誇ります。
シダレ桜(富士)
(フジサクラ)
花:一重咲き (白色〜淡紅白色)
花弁枚数:5枚
開花時期:3月中旬〜
マメザクラ群(野生種)の富士桜。
低木でも花付きが良く、下向きに花をつけます。
咲き始めは白く、徐々に濃いピンクへと変化しますので、
ピンクのグラデーションが楽しめます。
湖上の舞 (富士桜)
(コジョウノマイ)
花:一重咲き (淡紅色)
花弁枚数:5枚
開花時期:3月下旬
枝が不規則に屈曲する雲竜系。可憐な花が枝に広がり、
湖面に浮かび上がる花火のような風情。
咲き始めの白色から濃いピンクへと変化し、
グラデーションの美しいサクラです。
河津桜
(カワズサクラ)
花:一重咲き (淡紅紫色)
花弁枚数:5枚
開花時期:2月下旬~3月上旬
カンヒザクラとオオシマザクラの交雑種。
野生で発見され、後に静岡県河津町に移植されました。
早春に咲く、大きな花弁と花の濃さが特徴。
気温の低い頃から開花が始まるので、一気に開花せず、
ゆっくり鑑賞できるのも河津桜の魅力の一つです。