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東芝 426L 5ドア冷蔵庫 VEGETA GR-F43G 購入した

先月、7月の中旬から下旬にかけて猛暑が列島を席巻した折、我が家の室内温度もそれなりに上昇した。
我が家のリビングにはエアコンは無いが、窓を開けて扇風機を回せばかなり快適に過ごせる立地である。しかし、それでも室温が31度を越えると、快適度が急激に低下する。
そしてこの時、室温35を超えた台所から妻が悲鳴を上げた。確かに、炊事などやってられない気温である。しかも、ここからさらに火を使って熱を加えようというのだ。
炊事の熱が残っていたり、部屋の形状が袋小路だったりすることも、この、リビングに比べて数度高い室温の原因の一部ではあるが、主因は別にはっきりしていた。冷蔵庫である。
冷蔵庫が異様に発熱しているのだ。

もちろん、筐体表面から放熱する構造の今日の冷蔵庫は、特に夏場にはかなりの高温になる事は知っている。が、それにしても、そのMAXレベルの高温が、ずっと続いているのは異様としか形容できない状況だし、少なくとも、異常で無かったとしても耐えがたい状況である事には変わりない。

その時の冷蔵庫は、シャープのSJ-23TM。225Lの2ドア冷蔵庫であった。夫婦二人と猫なら標準的なサイズだろう。6年前にヤマダで購入し、すでに長期保障も切れていた。冷えが悪いとか、氷ができない、というような不具合は何も無い。ただ、熱いだけである。

このまま使おうと思えば使えるだろう。が、買い換える事にした。
気は若いつもりでいても、もう共に40の夫婦である。熱中症の危険性も徐々に増加しているだろう。クーラーに頼り切った生活は愚の骨頂としても、35℃超での炊事を避けるのは決して贅沢な要求とは言えまい。また、同じ理由から年老いた愛猫への負担軽減も意図した。

と言うわけで、6年前は、サイズと価格を重視して選定したが、今回は、何よりもまず「熱くならない」ことをメインに冷蔵庫の選定を開始した。

まず、ざっと最新機種を眺めて、その進化の度合いに驚いた。軒並み消費電力が少ないのだ。
SJ-23TMのカタログ値である年間消費電力量は、約480kWh。一方で、最新型の消費電力量は、すでに180kWh程度にまで下がっている。365日24時間稼働する冷蔵庫である。180kWhという数字は、平均電力20Wそこそこと言う事だ。これは扇風機やWiiの消費電力と同レベルである。
十数年前なら800kWhも珍しくない訳で、75%もの削減は賞賛に値する。

冷蔵庫の発熱の主因は2つあると言えよう。一つはヒートポンプによって内部から汲み出した熱、そしてもう一つはその動作の際に発生する機構の損失熱だ。原理上、ヒートポンプの廃熱は絶対に発生するし減らせない。平たく言えば、ヒートポンプ式の冷蔵庫の場合、庫内が1℃下がれば、庫外が1℃上がる事でエネルギー保存が成立するわけである。
つまり放熱を減らそうとするなら、ヒートポンプを動かす際に発生するモータその他の熱=消費電力を減らす必要がある。冷蔵庫を閉じた系としてみた場合、消費した電力は、最終的には全て熱となって放出されるだろう。つまり、カタログの消費電力が低い機種さえ選べば、(カタログ値に嘘やごまかしが無ければ)冷蔵庫は熱くなりにくいはずである、といえる。

サイズ的には、現状特に困っているわけでは無いが、最近妻が園芸関係のタネや球根などを冷蔵庫に保管しているので、その分のスペースは配慮が必要だ。また我が家は米を冷蔵庫保管する主義なので、そのスペースも必要だ。以前の冷蔵庫ではいわゆる最下段の野菜ケースはほぼ米倉と化していた。
ただし、我が家は冷凍食品や加工食品や特殊な調味料はほとんど買わない。特に冷凍庫に入っているのは氷とうどんと氷枕だけであるが、氷はお茶を冷やすのにしょっちゅう使う。冷蔵庫に入っているのは、牛乳卵肉野菜で、やはり野菜が最もかさを取る。
いくらカタログ値が低くても、非効率に使えばいくらでも消費電力は上がるだろう。冷蔵庫の場合、冷気のロスを減らす事が肝心と思われる。つまり、扉の開閉である。
我が家の場合、冷蔵庫から最も多く取り出されるのは、氷と野菜である。つまり、このアクションの冷気ロスを抑えれば効率的である。
よって、野菜室と製氷室が別扉となっている機種を選ぶと良いはずだ。

完全に断熱する冷蔵庫があれば、一旦庫内を冷やしきったら、以後は開閉しない限り消費電力はゼロのハズである。しかし、熱は必ず漏れる。最も大きいのは開閉による漏れと思われるが、筐体を伝導して表面からも熱は漏れる。この際、筐体体積に対する表面積の割合が重要なファクターとなるだろう。つまり平たく言えば、大きな冷蔵庫ほど高効率に設計制作する事が容易、と言う事である。実際にカタログを眺めてもそうした傾向がある。
また、企業の力の入れ具合、と言うものもある。小容量の冷蔵庫の主な客層である単身者と、大容量冷蔵庫の客層であるファミリー管理者とでは、省エネ(≒電気料金)に関する意識が違ってくるだろうから、それに応じた仕様を取るはずである。
従って、ある程度以上の高効率冷蔵庫を求めると、どうしてもファミリー向けの主力タイプのサイズになると言う事である。これはまあ、設置スペースがない訳でも無いので、大は小を兼ねるという事で受け入れるしか無い。

とまあ、このような観点から選んでいった。脱臭なんたらやイオンがどうこう、静音性やスマホ連携うんぬん、というような所には全く興味なしである。こうした細部を除けば、国内メーカーはどこを選んでもそう違いも無く間違いもなさそうである。
大体の傾向としては、旧機種に比べ、消費電力で約半分、容量で約2倍、といったところであった。もちろん、その分、価格はほぼ3~4倍となってしまうが…。

そして最終的に選んだのがこの製品、東芝VEGETA GR-F43Gである。
ポイントは、
・年間210kWhと最高レベルの低消費電力量
・独立した製氷室(自動製氷)と野菜室がある
・大手小売りで10万円+αと、同クラス最安の価格(7月時点)
・野菜室が本体中央にある(東芝の特徴。他メーカーは最下段)

安さの秘密は、型落ちという点。しかし、東芝の新型冷蔵庫GR-G43Gは、消費増税の駆け込み需要向けの無理矢理前倒し製品であり、じつは、内容的にはGR-F43Gと、性能も仕様もほぼ何一つ変わっていないのである。それでも型落ちというだけで安く買えるのであるからこれを逃す手は無い。
あと、野菜室が本体中央で使い勝手がよさそう、というのも大きなポイントだ。
近所のヤマダの実店舗で実機の手触りを確認した後、なじみのジョーシンWebでさくっと購入。翌日無料配達。旧機種はリサイクル約5千円。
長期保障は悩んだが5年にしておいた。10年使うより、5年で買い換えた方がメリットが大きいだろうと、これまでの経験で学んだからだ。
掃除や置き換えのために動かしてみて初めて分かったが、旧機種の裏側を見ると、蒸発皿に並々と水が溜まっていた。明らかに何からの異常があったことは間違いないであろう。

さて、こうして買い換えた冷蔵庫GR-F43G、1週間使ってみての感想を書いておこう。

まず、発熱。
明らかに涼しい。旧機種では下手をすると50度以上と思われるほどで、炎天下の車のボンネットよろしく熱くて長くは触っていられない、という温度だったものが、ほんのり暖か、ぐらいに変わった。フル稼働しているだろうな、と思われる時でさえ、じっとり熱い、ぐらいの印象だ。キッチンに入ると夜中ですらムッとしていた熱気が、ほぼ霧散した。これでメインの目的は完全に達成した事になる。

次に、消費電力。
これは、また別途エントリを書こうと思っているが、冷蔵庫の消費電力確認用にワットメータを購入したので、これでしっかりと測ってみた。もちろん、カタログ値の210kWhはメーカー有利な基準での測定値であるとは思うが、そこにどれだけ近づけるのか見物である。ただ、明らかに下がった廃熱量から考えると、割合に低いだろう事は測定前から予想が付いた。

1週間の消費電力量 9.94kWh。
内訳
7/28(月・晴) 1.23
7/29(火・晴) 1.86
7/30(水・晴/曇夕立) 1.30
7/31(木・晴) 1.94
8/1(金・晴/曇) 1.34
8/2(土・雨) 0.72
8/3(日・曇/雨) 1.55

気温がダイレクトに影響している事が分かって面白い。
1週間で9.94kWhなら、年間517kWhである。もちろん、冷蔵庫の消費電力は雰囲気温の高い夏場に最大、冬場は最小となるため、冬場などの測定値も無ければ210kWhのカタログ値を云々する事はできない。が、雨で涼しかった土曜の0.72をベースに年換算を考えてみれば、210kWhという数字は全く余裕であろうと思われる。我が家の冷蔵庫使用率を鑑みると、200を切るのは多分確実だろう。覚えていれば、冬場にもう一度測定して報告しよう。

なお、基本的に消費電力量=電気料金である。1kWhおよそ27円であるので、新型機の1週間の電気代は、約268円である。どう見積もっても、旧機種はこの倍は掛かっていたに相違ない。

その他使用感を思いつくままに。

庫内の冷え具合については申し分ない。
野菜室やチルドには加湿機能があるらしい。ラップをしなくても野菜がみずみずしく長持ち、という触れ込みであるが、たしかに多少は効果があるみたいだ。それでもキャベツを23日入れておいたら若干しんなりしたので、ものによってはくるんだ方が良いみたいだ。それでも旧機種の時には全部ビニル袋に入れていたので、それを思えば便利である。

妻は、自動製氷のフィルター掃除が面倒だろうと使いたくなさげであった。今まで通りトレイで製氷して製氷室に入れればいいのでは、という事だ。しかし私は自動製氷を使いたい。なので、フィルター掃除は私の担当になった。使ってみると、確かに便利である。ただし、製氷速度が遅くて、当初は中々間に合わなかった。また、氷が落ちる音が結構大きくて、深夜にいきなりガラガラっと響くと、妻や愛猫は驚くようで、当初は夜間の製氷をオフにしていた。あと、これは設計仕様上の問題だが、アイスバスケットが欲しかったところである。例えば、氷をステンレスボトルに詰める場合。氷を入れる間中、ずっと製氷室の扉を開けっ放しにしては冷気がもったいなくはないか。扉を開けて、バスケットにたまった氷をバスケット毎取り出し、扉を閉め、ゆっくり氷をボトルに詰めた後、さっと扉を開けてバスケットを戻す。この方がエネルギー損失が少ないように思うがどうだろう。そこで百均に行って適切なサイズのプラ容器(14×26×5.5cmが最大)を購入し、アイスバスケットとした。氷は自動的にこの中に入るので、バスケット毎取り出して便利に使っている。

扉が異常に堅い(重い)、というのは東芝のこの機種の特徴らしい。上段メインの冷蔵室の事である。他の引き出しはそんな事は無い。上段の開き扉だけが異様に重く、多分、小さな子供や老人では、かなり開けるのに苦労すると思われる。妻も結構苦労しているようだ。この場合、扉下部の取っ手を持って開けるのでは無く、扉左側面のパッキンの隙間に指を入れ、ここを引っ張って開けると、若干必要とされる力が減るのでお勧めである。私ももっぱらここを持って開けている。

静音性については、世間的には別段何も評価されてない機種であるので、類似品の中では特に静かであるという訳では無いのだろう。しかし、我が家の旧機種に比べると、ほぼ無音と言っても過言で無い静かさと言える。それでも並みクラスとは、これも進歩のたまものであろう。

米をチルド野菜室で保管する事の是非、という問題もあるが、これはそれなりの期間使ってみないと何とも言えないだろう。

ひとまずこんな所だろうか。また気付いた点があれば書きたい。

ともかく、散財はしたものの、廃熱問題はクリアできた。これで今年の夏は乗り切れそうである。

東芝
426L 5ドア冷蔵庫 VEGETA GR-F43G

先週読んだ漫画 14/07/27-08/02

●ナルト 49-50巻/岸本斉史

五影会談とその場でダンゾウを狙うサスケ、逆にサスケを追い詰める雷影とその助命を嘆願するナルト。いくつもの想いが交錯する。個性の強い影達の会談をじっくり描いてよい。サイやサクラの意外な言動に想いの深さを見る。サスケ×雷影やビー×鬼鮫など、バトルも白熱。次巻以降、これらを受けてのナルトの動向に注目大。


●テニスの王子様 14巻/許斐剛

乾の印象を強め桃を落としたレギュラー戦も終わり、いよいよ関東大会。トーナメント初戦でいきなりの氷帝戦にたじろぐ青学。待ってましたと言わんばかりのリョーマはスタメン落ちに、大石のトラブルからレギュラー復帰の桃、そして驚愕の乾海堂ダブルスの戦いぶりはいかに。次巻期待。


●カードキャプターさくら 8巻/CLAMP

クロウ=エリオル?の小手調べ第2弾という感じ。彼の一派の目的は未だはっきりとはしない。自分の気持ちに気づいた小狼がけなげで良い。さくらを見守る友人、家族の優しさと、それを力に戦うさくらの意思のバランスがほどよい。しかし、そろそろいろいろと動き出しそうな気配。雪兎の存在はどうなってしまうのか。


●パタリロ! 34巻/魔夜峰央

中編「天使の兵隊」と「パープルレイン」「ロリコンヒューイット」。アイテムとしてのICBMは80年代テイスト満載だろう。この間も分解したばかりだよね。ちょっとどことなくドラえもんテイストも。ヒューイットさん久々登場。パープルレインのマライヒはちょっとどうかなーという感じも。

機動警察パトレイバー劇場版

この夏、近所の商業施設に、1/1スケール、実物大イングラムが来るらしい、と妻が聞きつけてきた。
へー、ガンダムとかボトムズとか、そんなん多いな~と思いつつ、しかし、パトレイバーとはまたチョイスが圧倒的に地味ではないか。と言うか非常に懐かしい。
妻に尋ねてみると、案の定、パトレイバーもイングラムも良く知らないとの事。
それならば、と手持ちのストックを掘り返して、劇場版のLD探し出して一緒に観てみた。
意外と背景知識を要求する内容だったので、途中、特車二課の成り立ちなどを説明しつつ観たが、そのほかは安定したオリジナルストーリーで、パトレイバーっぽいシーケンスメインな地味さもしっかり描いてあり、一方で2時間アクション映画としての見せ場もしっかりあり、バランスの取れた作品と思われた。
これでイングラム(劇中ではアルフォンスだが)とは何ぞや、と言う事も分かって予習はばっちりである。

しかし、なんで今更パトレイバーなんやねん、と思って検索すると、何と今年はシリーズの長き眠りから覚めて実写版パトレイバーが制作されていたのであった。その撮影用機体を使った宣伝を兼ねた展示イベントなのである。

劇場版第1作は99年の設定で89年の作品。そして実写版は、2013年の設定だそうだ。なんかぐっと来るね。
興味が出たので実写版も観てみたいが、それならまず、OVA版とTV版を観てからかな。発掘の際に全作品のLDが手元にある事を確認した。

とりあえず、来週あたり実機を拝見してこよう。

機動警察パトレイバー劇場版

感性の限界 不合理性・不自由性・不条理性/高橋昌一郎

時間が無いのでメモだけ。

限界シリーズ3部作の三冊目。
シンポジウム形式で相変わらずサクサク読めて面白い。

が、主題の「感性」がもつ本来的な曖昧さもあって、前2冊に比べるといまひとつな内容。
「行為」「意思」「存在」の限界を問うが、内容的には前著と被って引用も多い。

ただし、一冊の本として、読み物としては非常に面白いのでお勧め度は高い。
運動選手とA子さんが幸せになると良いが。

「~の限界」シリーズの過去エントリ


高橋昌一郎
感性の限界 不合理性・不自由性・不条理性

世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析/斎藤環

時間が無いのでメモだけ。

雑文としては、そこそこは面白くない事もないんだが、今ひとつかな。
その最大の理由は、愛がない事。著者は別にヤンキー好きじゃ無いだろ。と言うより、この著者、そもそも人間自体があまり好きじゃ無い人だと思う。そんな雰囲気が行間からぷんぷん臭う。
そして、フィールド実践がない事も底の浅さの主因だ。ネットとテレビと漫画で拾った伝聞だけで全てを判断している。
前にオタク分析本を出版した経験から、アイデアを得て、相補構造的な目的ありきで仕上げた印象。
「今日から俺は!!」をヤンキー漫画の例示に使うようでは漫画読みとしての底も知れてる。

一方で、批評文としては最悪の部類だろう。
日本人には、古来より広く一般に、ヤンキー的資質が備わっていたのである!(ジャーン)というのが著者の主張のようだが、何のことは無い、これは、ヤンキーの多くは典型的な日本人です、と言う事をわざわざ回りくどく述べたに過ぎない。本質のなさ、というヤンキー文化の特性にしても、庶民文化の典型的な特質であって取り立てて論ずるほどの事では無い。
論拠も適当だし、論旨も曖昧だし、結論は強引だし、批評っぽい文章を書いてみたかったんだよね、という素人レベルだろう。

余技としての文芸なら他人がどうこう言うべき事でもないとは思うが、この本にあふれる人間を表層的に独断で無理矢理分類するような思考は、本業の精神科医としてどうなんだろう。個人的には、こんな文章を書く人が引きこもりの専門家ですと言われても、頼る気にはなれないな。

斎藤環
世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析

先週読んだ漫画 14/07/20-07/26

先々週はサボり。

●もやしもん 3-4巻/石川雅之

面白いんだが、方向性がはっきりしないような。農大ライフをガッツリ描く、という訳でもないし、そもそも農大と言いつつ細菌・醸造ばっかり。個人的に酒に全く興味が無い(飲めない) ので、魅力3割減だな~。人物の背景にちらっとスポットを当てて、食いついたらお預け、というのが多い気がするな。柱などでの作者のアピール具合は小林尽みたいだな。ちょっと鬱陶しい。とくにのだめとのタイアップ関連の表示はちょっと病的に目障り。


●テニスの王子様 13巻/許斐剛

阿久津に勝利し、都大会を制した青学。次の大会前の、校内レギュラー選抜戦へ。ダークホース乾の快進撃は魅せるね。部長との一戦、どう決着するか次巻期待。

●カードキャプターさくら 7巻/CLAMP

守護者の力もさくらの力も及ばない謎の存在が現れる。同時期に現れた転校生はクロウの生まれ変わりなのか?彼の目的やいかに。そろそろ桃矢にも動きがありそう。久々の新作ドレスは中々良い。

あ~勘違い運転術/山口宗久

自動車ライターが書いた安全運転の本。何となく借りてみた。
安全運転には、これぐらいで良い、等というものはない。どれだけ念には念を入れても入れすぎという事はない。そのために、非効率な習慣は廃して、安全のための工夫しよう。という本である。大変意義深い内容だったっと思う。

が、実のところ、日常生活で車の運転をする事は現状無い。
普通免許は持っている。大学卒業時に、就職対策と言う事で教習所に通って取得した。その後、下宿暮らしで当然マイカーなど持っていないので、卒業まで友人の車を時々借りて練習した。妻とも一回だけドライブに行った事がある。妻の実家の車も一度だけ借りて運転した。私の実家には当時車が無かったのでそこで練習する事はできなかった。ただ、学生時代、日常の足は原付だったので、交通そのものに対する慣れは問題なかったと思う。就職した後は会社の車を仕事で何度か運転した。しかし、自営になってからはもはや運転する必要はなくなり、10年以上運転していない。結婚して大阪市内に越すのと同時に原付も手放したので、現状の足は自転車だけである。せこい話ではあるが、念のためと思って免許は返納しなかったので、10年以上無事故無違反のゴールドドライバーとされている。
公共交通の発達した大阪のような都市部に暮らしていれば、車の必要性を感じる事はまず無い。買い物にしたってそもそも通販で宅配がメインとなりつつある。通院など、どうしてもと言う時はタクシーがすぐ捕まる。
若者の車離れが進んでいるという事だが、私も昔から、車を所有したいと思った事は無い。まず、そんな無駄な金は無い、という事だ。特に駐車場に費用が掛かる都市部で車を所有するなど、愚の骨頂だろう。それぐらいなら月に2万円タクシー代を費やした方がまだ安い。
自動車自体それほど好きでは無い、という事もある。幼少の頃には、21世紀にもなれば浮上式の移動機械が発達するものだと思っていた。ところが現状は、未だに車輪を回して地べたを這いずる始末。クルマなどという古くさい機械を格好良い等と思った事は無い。
ただし、内燃機関自体は好きだ。自動車は無かったがガソリンエンジンの農機具はたくさんあったので、子供の頃からそうした機械の操作は大好きだった。
あと、レースゲームも好きだし、運転操作自体は嫌いでは無い。むしろ好きだろう。

しかし、市街地でクルマを運転する、等というのは大嫌いである。金をもらってもやりたくない。
ちょっとでもぶつかったら即アウトなのに、予測不能な人や物があふれた中を、1トン近い重量物を取り回すなど、どんなマゾゲーだと言いたい程だ。常に、3秒後には自分の人生がジエンドになる可能性を強く意識しながら集中し続けるのは非常に苦しい。仕事でやっている人は本当に大変だと思う。市バス運転手の年収が高額すぎると問題になった事があったがとんでもない。高くて当然の仕事だろう。
ゲーム以外で、実際の車の運転をして楽しいと思ったのは、教習所内の練習と、仕事で何度か走った高速道路での運転だけである。

私は現状、車の運転をしなくて良い恵まれた生活をしている。が、仕事や生活環境で、どうしても運転が必須の人も多いだろう。私だって、10年20年後はどうなるか分からない。生活のためにはどうしても必要だとなれば、運転は嫌いですなどとは言っていられない。そういう場合には、こうした安全運転の技術書は非常に有効だと思う。また、本書を逆に見れば、歩行者として歩いているときに、どういう車が危険かを察知するヒントにもなるだろう。

最近は脱法ドラッグ運転の非を問う声がかまびすしい。もちろん酩酊運転は危険だろう。が、実際の事故の原因は大半が安全運転義務違反。つまりうっかりミスだ。このうっかりを助長する運転中の携帯電話の使用をこそ、直ちに抑制する必要があるだろう。もちろん自転車もである。啓蒙も必要だし、厳罰化も効果があるかも知れない。

山口宗久
あ~勘違い運転術

Xbox360/ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII/スクウェア・エニックス

1周目ノーマルで、ほとんどの要素をクリア。
その後2周目の途中までプレイして実績全解除。1周目では達成できない絶滅クエストや、改造系実績をすべて解除した。そして1周目でクリアできなかったクエストを2つクリア。累計110時間弱。
大変楽しめたゲームであった。

ビジュアルデザインはシリーズで統一感があり、システム的には13-2とよく似ているが、逆にバトルシステムがガラッと変化したのが大きな違いだろう。
まず、パーティバトルからシングルバトルに切り替わった。そしてロール切替によるオートバトルから、コマンド指定の細かなバトルフィールへと先祖返りした印象。集団戦の華やかさはなくなったものの、よりテクニカルに戦術を追求できるバトルデザインは、装備強化の奥深さと相まって、バトルの新しい面白さを十二分に引き出している。ただし、アクション要素がやや強いので、若干反射神経を要求されるのが難点か。レスポンスやローディングなども軽快でストレスレスにどんどんとバトルを楽しめる。
ドロップや宝箱から入手したアビリティを、選択し、ウェアにセットして使用する。ウェアや他の装備品の性能と、アビリティを組み合わせ、戦術を練り上げる楽しさはシリーズ随一だろう。アビリティ自体の強化も可能で、また周回プレイによってウェアや装備品の執拗な強化も可能であるので、限界突破するほど育成する、という楽しみに溺れたプレイヤーも多かったろう。
ウェアやアクセサリで見た目もガラッと変わるので面白い。イベント時も設定した姿はそのままだ。いろいろウェアを試すと見た目的にも楽しいが、無骨な性格のキツイ表情のライトさんには、ポップなミニスカートは絶望的に似合わない、という事がよく分かった。しかし、イベントでも、軽薄そうな行動や台詞にはあんなに抵抗を示す彼女が、よくもまあこんなあられも無い格好を平気でするものだと思わなくも無いが、実際、アビリティが劇的に変わるのであるから、戦闘のプロとしては背に腹は代えられない、という事だろう。

こうした楽しいシステムの一方で、ストーリーは微妙である。魂と世界、そしてその救済、記憶と意思の継承、クリスタルの時代の終焉というテーマは一般の期待を裏切らない程度には練られているとは思うが、新しい世界というものの意味として、釈然としない曖昧な終わらせ方は気になった。
このゲームにおいても、人=魂=記憶、という立場である。世界が滅び、新しい世界に生まれ変わる、というシチュエーションにおいて、登場人物達が、以前の世界と同じ姿形で、同じような関係性の中で、(忘れてはいるが)記憶を継承しつつ、新たに存在するというのは、一体どういう意味なんだろう、と思わずにはいられない。
実際、新しい世界に生まれ変わるのなら、一切の記憶やしがらみを消去して、ダブってしまった魂は浄化してその悲しみ苦しみ毎消滅させ、真っ新な世界でまっさらに始めようよ!という、救世院やブーニベルゼの考え方は、至極真っ当だと思うので、その非道さに反旗を翻す!というライトさんの意固地にはどうも合理を見いだせず、なかなか共感しづらい。もちろん、セラのためならホープを売って世界を謀り、神をも欺く事すら辞さないよ、というライトさんの想いと覚悟は見上げたものであるし、その決意の根拠には、彼女自身の抑圧された自己承認の欠如が横たわっているので、結局は、「少年の物語」に帰着するというテーマは確かに現代的で王道的ではある。
まあ、余り難しく考えなくてOK、なんだろう。フィーリングのままに、前作までの主人公達の種々のトラブルが解決され、ラストでライトニング自身が「解放」される、という「キレイ」なストーリーに、幾ばくかの清涼を感じればそれで十分、というスタンスでの制作であると思われる。実際、場面場面の演出や展開は、十分に楽しめたと思う。映画を目指したFFの表現としては、これが正統なのであろう。

こうしてトリロジーは幕を下ろした。大変楽しめたシリーズだったと思う。何より楽曲が素晴らしい。今作では過去2作の曲も当然多用されているが、今作のオリジナルの良曲も多数あるので、機を見てサントラをゲットしようと思う。

なお、FF13-1と13-2をPS3でプレイし、これだけ360なのは、もちろん、360版が実にお安かったからである。

ライトニングリターンズの過去エントリ

先週読んだ漫画 14/07/06-07/12

●パタリロ! 33巻/魔夜峰央

タマネギものが多いかな。ややギャグが堅い。読者からのプレゼントネタが流行か。バレンタインチョコはストーリーに絡めて。さらにどん兵衛の東西での味の違いや、ラーメン「好きやねん」など。パタランでの、歯科医と世界的悪の組織などのゴーインなファンタジックものは嫌いじゃ無い。この巻は初めて読む感じ。そろそろ未体験ゾーンに突入か。いよいよ真価が問われるだろう。

今週この1冊のみ。趣味のアプリ制作が佳境なのでどうしてもそっちへ行ってしまう。

真夏の方程式

昨年夏公開のガリレオ映画の第2弾。地上波で第1弾と合わせて2週連続放送していたので、録画しておいて先日観た。

絵は良かったな。丁寧に作ってある画面は見ていて胸がすく。
家族が互いを思い合うが為に闇にはまり込む、という悲しいストーリーも割と良かった。冷静に考えれば、それしか無かった事はなかろうにと、ちょっと酷い事しているな~と言う部分もあるが、熱演もあって観ている間はそう違和感は無い。でもやっぱり少年がかわいそうだ。

で、この映画も、前作の容疑者Xと全く同様の感想を抱くに至った。
すなわち、なんでガリレオなの?という事だ。

1本のミステリ映画としては、邦画として非常に良くできている方だろう。絵もお話も十分に楽しめるし、ミステリとしても、小粒でバレバレな点は、むしろお話を楽しめるように意図して構成されていたものだと思う。
だが、なんでそれを帝都大教授の偏屈物理学者、湯川学がわざわざ解かねばならんのだ、というしこりがどうしても残る。人情ものでトリックも平凡だ。その辺の警部さんが頑張って解決すればいい程度の話であって、ガリレオには全く持って役不足である。

一番良かったシーンは、ガリレオが少年とペットボトルロケットの実験を行うシーンである。ただ、ほとんどガリレオがちゃっちゃとやってしまっていたので、もっと少年に説明したり手伝わせたりするシーンがあるとなお良かったが。

しかし、ドラマでも映画でも、新作があれば是非みたい、とはもちろん思うので、期待して待とう。