PS3/風ノ旅ビト/SCE
と言うわけで、昨日無事トロフィーコンプ完了。実働で1週間程か。
毎日、お風呂上がりのスキマ時間でコツコツと30分位ずつプレイして集めた。
先のエントリでも書いたように、このゲームでは緩いバディ制を取っているので、トロコンに際しては、そのネットプレイがらみのトロフィーがネックになると思われる。取得目指すならフリープレイ配信開始で人が集まっている今の内に取ってしまった方が良いかと思われる。
そうでなくても、「同行:仲間と共に山頂に着く」のトロフィーは本作の魅力の大きな部分を形成していると思われるので、是非に取得したいところだ。また、非常に面倒くさそうな印象のある「親友:ほとんどの旅路を同じパートナーとクリアし、最初に戻る」のトロフィーは、実は、初回クリア後に操作可能になるステージセレクト機能を使い、最終面を選択して、その面だけを同じ相棒とプレイすればOKだ。多分同時に同行も取れるだろう。
苦戦したのは、やはり光の玉を全て集める「超越:一回以上の旅路を通して全ての光るシンボルを集める」だろう。気付いている人も多いだろうが、面クリア時の石碑の前の光る石が、シンボルの(今回プレイでは無く、通算での)取得状況を表示しているし、これらをまとめたチェックリスト状のオブジェ群が、ステージセレクト舞台の右後方に設定してある。これらでチェックしながら、抜けがある面を何度もトライして集めるべし、である。
特に難しかったのが、寺院の隠し玉と、スノボ面である沈んだ都市の3つ目か。
寺院の方は、何度も何度も探してプレイしている内に、ある時一緒になった相棒が、あ、こいつ探してるな、と察して、付いてこい!とばかりにぽわんぽわんしながら誘導して教えてくれた。なんとこんな所にあったのか!と、非常に感謝してぽわんぽわん挨拶して一緒にクリアしたら、その後、おいチョット待て!お前これも知ってるか?付いてこい!と、またダイブ。ああ、寺院の底にいる謎生物のトロフィーでしょ、それはもう取ったよ、と思ったが、相棒があまりにウキウキと教えてくれようとするので、やむなく知らない振りをして付いていって、謎生物の場所でぽわんぽわん連打して大喜びのポーズを取っておいた。光の玉を教えてくれたので、まあ、これぐらいはサービスだな。
このように、非言語コミュニケーションを導入した本作のネット協力プレイでの体験は、その意思疎通の意外なスムーズ感と、そしてやはりどこかもどかしい伝わらなさを共に感じる事ができ、独特のプレイ感を演出している。これらはプレイシチュエーションに強く依存するため、一回のプレイでは中々体験しきれないものがあり、ぜひ、トロコンなどを目指しながら周回プレイを行うことを推奨するものだ。
最後に取ったトロフィーは、「未完:橋を完全に再建築しないで橋を渡る」である。これはステージ2の橋脚に布の端を作り切らずにクリアすれば良いが、普通にやっても難しい。実は、上記の超越を達成すると、ボーナスとして白い衣装に着替えてプレイすることができるようになり、白衣装だと、地面にいる時に自動的にマフラーの飛びゲージが回復するという、素敵な能力がボーナスとして付く。よって、この能力を使えばクリアしやすいだろう。それでも面セレクトで飛んで、計5個の光だけを採った状態では、飛翔距離もそれほどは長くなく、タイミングや踏切位置など若干難しい面もある。私がプレイした際には、同じ白プレイヤーが相棒になって、ちょうどその人もこのトロフィーを狙っていたのか、橋を架けずに飛んでいた。私がトロフィーを狙い始めると、すぐに意図を理解してスタート地点まで戻ってきて、またしても、こっちだ!とばかりにぽわんぽわん飛び方を模範演技して教えてくれたりした。こうして丁寧に教えてもらったおかげで、楽々とクリアできたのだった。
私のプレイは、トロフィー目当てだったので、その面だけ遊んで、取れたら終わり、というつもりだった。だから、上記のように一緒に遊んだ相棒が、次の面も一緒に遊ぼうぜ、と意気込んできたら、ちょっと面倒だな、と思う。早々に切り上げて零の軌跡をプレイしたのに、と思いつつ、でも、丁寧にトロフィー取得を手伝ってくれた親切な人だしなぁ、と思って接待プレイすることになるかも知れない。特に、言語コミュニケーションで挨拶や会話などを交わしてしまうと、なかなか抜けにくいだろう。
だが、このゲームはぽわんぽわんの非言語コミュニケーションしか無いので、その敷居がとても低い。スッと関与できるし、スッと離れることもできる。この距離感が中々素晴らしいと思った。
コミュニケーションというものは、確かに楽しい面もあるが、相手が人格を持った人である以上、やっぱり面倒な側面も持つ。楽しければ熱中するが、面倒だと思えばプレイも遠のく。この塩梅をどうコントロールするかという観点から、本作は非常に秀逸なゲームデザインをなしえていると思われる。この相棒とのプレイ感、そしてその水切れの良さが、本作のキモであると感じた。このゲームにおいて、グラフィクスや雰囲気はお飾りに過ぎないだろう。
最後に、本作のテーマや背景に関して。
最初に通してプレイした時には、宗教色の強いテーマ性にやや食傷した感もあったが、何度も周回プレイするといろいろと見えてきた。
最初は、単純に輪廻転生をモチーフにしただけかと思っていたが、そうではなさそうだ。
まず、大きなテーマとして戦争がある。
なぜ、このゲームではプレイヤーは非言語コミュニケーションしか持ち得ないのか。それは、コミュニケーションの断絶がもたらした全面戦争とそれによる文明社会の崩壊を経ているからだ。よく見ると、それが壁画の物語で語られている。バベルの塔の故事にも似ているだろう。
その戦争の遺物こそがいまだ現存する怪物であり、それらに苛まれることが、プレイヤー達の負った過去の大戦という原罪に対する贖罪なのである。
それは果てしの無い旅である。
このゲームではゴールには到達し得ない。
本作をプレイ開始すると、誰しもすぐに、ああ、あの山の頂上を目指すのね、と理解するだろう。しかしゲームの終盤、プレイヤーは、そこを目指しながら、その目の前まで迫りながら、到達する事が叶わずに斃れるのだ。むしろ最後は靄に霞んで、眼前まで迫ったはずの頂きすら見えない。ひょっとすると迫ったように見えたのも幻だったのかもしれない。徒労だったのかもしれない。この歩みは、この旅路は、何の意味も無かったのかもしれない。そう思いながら、プレイヤーである旅人は雪山に崩れ落ち、事切れる。
その後、一転して色鮮やかな別世界に飛ばされ、パライソの如き風光明媚な山頂へと舞うが、これはあくまで死後の幻想であって、人生という苦難だった旅に対する僅かばかりの駄賃に過ぎない。現実は、山頂には到達できずに途中で死んだのであり、そして生まれ変わって新たな旅人となり、また山頂を目指す巡礼の旅を始めるのだ。このゲームでは、何度プレイしようと、生きたまま山頂にたどり着く事は叶わない。何度挑もうと、最後は前のめりに倒れて死ぬ。その度に、旅人は生まれ変わり、その度に、一つずつ、辺りに無数に立つ墓標の光が消える。つまり、先の大戦で加害者となり同時に犠牲者となったすべての人々がこの贖罪の旅を終えるまで、この円環の儀式は続くのであろう。
壁画からは、そのようなイメージを、私は受けた。
風ノ旅ビトの原題は、Journeyである。この、旅、というものが人生そのものを喩えている事は明らかだが、そこに込められた意味は、意外と深い。
人生とは重荷を背負いて長き道を行くが如し、と徳川家康は諭したというが、その言葉やこのゲームが表現しようとしているものは、人生は辛いけどがんばれ、という様な単純なものではない。
このゲームでは、結局、プレイを終えても何も変わらない。またスタート地点に戻って、新しい旅を始める事しかできない。
全くの無意味である。
現実の人生も同じだ。全くの無意味である。重き荷にも長き道にも、砂漠にも、雪山登山にも、何の意味も無い。それをしようと、しまいと、何も変わらない。居ても居なくても何も変わらない。無から生まれ最後は無に帰る。それが人生の本質であって、重き荷も長き道も、その本質的な無意味さがもたらす虚無への恐怖を表現したものに過ぎない。
しかし、暗澹たる気持ちになる必要は無い。
人生には意味は無いが、だからこそ、人生には価値があるのだ。
このゲームでは、クリアしても何も変わらず、何も成し遂げられないが、そのプレイのインプレッションそのものはプレイヤーに獲得され、それは揺るがない。どんなルートを通るか、どんなアクションを行うか、相棒と共に歩くか、孤独を貫くか。無意味だと知りつつその刹那のパターン認識の同調あるいは不調を認知しあう非言語コミュニケーションの妙。もちろん、その体験自体に意味があるわけでは無い。しかし、その体験には感情を波打たせる確かな「価値」がある。
遠からず波濤が洗うだろうと分かっていながら、一心不乱に魂を込めて砂の城を築く行為には、確かに何の意味も無いだろう。そして同時に、とても美しいと思う。そこに素晴らしい価値があると感じる事が、人には出来るのだ。
ゲーム自体が、これと同じ構造を持つ。ゲームといった暇つぶしの遊技には、実生活において何の意味も無い。役に立つわけでも無い。無くても生存には関係ない。時間やエネルギーの浪費という観点からはあればむしろ有害かもしれない。
それでも、いや、それだからこそ、その行為自体に何の意味も無いからこそ、ゲームプレイという体験には無上の愉悦と価値がある、そう私は考える。これは、ゲームに限らず、他の娯楽にも多く当てはまるだろう。誰かが作った架空のお話など読んだところで腹がふくれるわけでも無い。全くの無意味だ。にも関わらず、人はそれを求めるのだ。娯楽は無意味である。否、人生そのものが無意味な浪費なのだ。
どんなに頑張って生きても、誰しもいずれ死ぬ。子をなしたところで、やがて子も死ぬ。民族は遠からず滅亡する。生物は度々絶滅する。海は遅かれ早かれ干上がる。地球は太陽の寿命と共に消し飛び、星々の火もゆくゆくは絶え、宇宙は一条の光とて無いヒートデスに終焉する。幾劫を経て新しい宇宙が生まれるかもしれないが、それもすぐに終焉するだろう。
それなら、この、塵にも満たない自分の人生って何だろう。自分の人生に、意味などあるのだろうか。そう疑問に思わない人は居ないだろう。
そう。もちろん意味など無いのだ。全くの無意味。そして何の意味も無いから、そこに価値がある。意味が無いからこそ、人生には、生きる価値があるのだ。
この行いには意味など無い。それを実感しつつ生きる事こそが、このゲームが旅路として象徴するものであり、家康の言葉の真意である。無意味だと知っているからこそ、真剣に楽しめるのだ。むしろ逆に、それでこそ楽しむという事の本質を知っていると言えるだろう。単なる喜怒哀楽を超越し、無意味なる存在そのものの喜悦を享受すべし。
えらく話が膨らんでしまったが、要は、汲もうと思えばいろいろと汲めるテーマと表現を持ったゲームだろう、と言う事。
単純に、ゲームプレイとしても面白かった。特にトロコン目指して周回プレイした事で、だいぶ印象が変わったと思うが、そうで無かったともしても、チョット変わった雰囲気アクションゲーぐらいに捉えたとしても価格分は十分ペイするだろうからお薦めである。
D端子ケーブルでPSP名作タイトルをバリバリ遊ぼう作戦
というわけで、いかにもアレなタイトルだが、PSP周りの近況を兼ねて。
先日の零の軌跡のエントリでも少し書いたように、D端子ケーブルを使ってPSPゲームをTVの大画面で快適プレイ、という我が家のゲームスタイルの新境地を開拓した。ところが、このケーブルが初期不良なのか、数日でダメになってしまったので、急遽代替品を購入してプレイしている、という所までを書いた。
当初購入したのはこれ。
- コロンバスサークル
- (PSP-2000、3000用) D端子ケーブル
詳しい症状としては、PSP側のコネクタ部が接触不良、という事である。ピンジャックの音声部はOKだが、映像部の平コネクタ部の製造不良ではないかという推論に達した。その理由としては、ケーブルなどを持ってコネクタ部に力をかけると、明らかにグラグラし、その都度映像が緑変やノイズで乱れるからである。また、前から所持していたアンサーのS端子ケーブルと比較するとよく分かるが、明らかに、平コネクタ部の厚みが薄い。アンサーのS端子ケーブルは幾ら力を加えてもグラグラせず、(S映像ではあるが)映像が乱れることは無いので、PSP本体の不具合という可能性は極低いだろうと判断した。
とりあえず、S端子ケーブルの作りから好感したアンサーのD端子ケーブルをすぐに注文して、プレイを再開することにした。
- アンサー
- PSP-2000/3000用接続ケーブル『PSP D端子ケーブル 3M』
届いた商品は予想通りで、コネクタ部はS端子ケーブルと同様の厚手の作りであり、早速使用してみると不具合は無い。やはりPSP本体では無くケーブルコネクタの異常で間違いないだろう。
なお、どちらの製品もケーブル長は3mであるが、後述するコネクタ部の保護を考えると長めのケーブルを余裕を持ってたわませて負荷をかけずに使うのが望ましい。よって、D端子ケーブルと音声ケーブルの延長ケーブルも購入し1.5m延ばした。
コロンバスには製品不具合を伝え対処を求めた。webフォームで状況を連絡すると、翌日に回答が来たので、それに沿って不具合品を返送。すると、月曜夕方に送って水曜朝には代替品が届くというスピード対応で非常に感心した。無論送料はメーカー負担である。早速試してみると、当然ながら不具合は見られない。コネクタ部をよく見ると、不具合品とは若干部品品質が異なって厚みが増しているようだった。不具合品が個体不良もしくは不良ロットだったのかも知れない。もしくは最近のロットは対処品と言う事かも。しかし、不具合品も使用開始から数日で不具合が発生し始めたので、しばらく使わないと何とも言えないが、差し込んだ感じや外観的には多分問題なさそうである。これはこれで大事に保管しておいて、アンサー製品が潰れた時に(ネット評では非常に潰れやすいらしい)交換しようと思う。
ところで、製品固有の不具合はさておき、PSPの映像出力ケーブルの設計には、若干無理があるような気がする。つまり、本体に差し込むコネクタのサイズと、ケーブル太さおよびそれに伴って決まるケーブル重量、白熱しやすいゲームプレイという使用状況、それらを勘案すると、コネクタ部に極めて負荷が掛かりやすい構造になっていると思われる。特にねじり方向に力が掛かると思うので、コネクタの接触はおかしくなりやすいだろう。これはケーブル使用経験者なら皆同意するはずである。そして、昨今の大型TV環境を考えると、3mのケーブル長では、リビングなどで深々とソファに体を預けると、手に持ったPSPとTVまで、ケーブルがピンと張ってしまう、という様なケースも多いのでは無いか。無論、このような状態では、コネクタ部には過度な負荷が掛かり続けるため早晩不具合を呈すであろう事は想像に難くない。
よって、我が家では上述のように、1.5mの延長ケーブルを用いてケーブルたわみを多く取り、なおかつ、本体下部のコネクタから本体下辺を這うように延びるケーブルを結束バンドで本体にギュッと固定してコネクタ部にできるだけ負荷が掛からないように対策した。結束バンドはリリース機能付きなので、いざとなったら簡単に外せる。
と言う事で、ようやく安定してPSPゲームのTVプレイが行えるようになった訳である。
現在プレイ中の零の軌跡は、本当に面白く、また本作の後には(多分続けてプレイするであろう)続編の碧の軌跡が控えているため、まだまた1,2ヶ月はこれらのタイトルのプレイで持つと思われるが、善は急げと言う事で、以下に今後PSPで遊びたいタイトルをピックアップしてみた。●印はパッケージ所有、▲はDL版所有である。
とりあえずは軌跡をガッとプレイした後、ローテに組み込んで手持ちから順に消化、その間に格安パケ蒐集、というような流れだろうか。DL版は可能ならVitaでプレイした方が利便性が高いだろう。
●碧の軌跡(RPG)
ヴァルキリープロファイル(RPG)
●クライシス コア ファイナルファンタジーVII(RPG)
●クロニクルオブダンジョンメーカー(RPG)
▲銃声とダイヤモンド(ADV)
ダライアスバースト(STG)
メタルスラッグコンプリート(ACT)
ロードオブアポカリプス(PRG)
●リッジレーサーズ(RCG)
●魔界戦記ディスガイア PORTABLE (RPG)
エクシズ・フォルス (RPG)
メタルギアアシッド(SLG)
ワイルドアームズ クロスファイア(SRPG)
イース7(RPG)
ラストランカー(RPG)
ぐるみん(ACT)
●カラクリ(ACT)
●イグジット(PZL)
100万トンのバラバラ(ACT)
Javaプログラマーなら習得しておきたい Java SE 8 実践プログラミング
時間が無いのでメモだけ。
大変素晴らしい内容だった。先日読んだオライリーのJava関数本より、もうすこしリファレンス的で、Java8の他のアップデートも一通り網羅している。さらには7のおさらいページも1章まとめてあって、実に便利。手元に1冊あると便利だろう。
オライリーとは補完的なので、両方あって良いと思う。
- C・Horstmann
- Javaプログラマーなら習得しておきたい Java SE 8 実践プログラミング
Vita/朧村正DLC 元禄怪奇譚 七夜祟妖魔忍伝(通称 白蛇)/マーベラス
と言う事で、風ノ旅ビトがあっさり終わってしまったので、え、こりゃ間がもたねえとばかりに、新ゲームを開始。
とはいえ、馴染みの朧村正DLC。いよいよ第3弾。
ストーリーは、またもや悲しい結末が予想される展開。
一揆でも登場した忍び集団骸衆。主人公の嵐丸は、とある武家の嫡男だったが、幼い頃にさらわれ、骸衆の不知火に忍びとして育てらた。長じた後、何の因果か生家を襲い、実の父を手にかけたところで、二の腕の痣から出生の秘密を知る事に。恨みを晴らすか敵討ちか、骸衆頭領油田にせめて一太刀浴びせんと嵐丸は抜け忍となり野を駆けた。しかし、忍びの掟は容赦ない。四方八方より時を置かず襲い来る刺客に窮し、忍び込んだ古き社で大立ち回り、殺めた追っ手の血で土地神を穢し宝物を破壊してしまう。怒り心頭の土地神、白蛇は、七夜後に祟り殺すと嵐丸に取り憑く。しかし嵐丸が追われる身の上とはつゆ知らず。七夜どころか明日の身も知れぬ嵐丸に、言を違えたとあっては神の面目が立たぬとばかり、七夜の間は絶対に嵐丸を殺させぬと意気を上げる白蛇。奇妙な因縁に囲まれて、さて嵐丸の運命や如何に!…といった感じ。
道中骸衆にやられてしまえばバッドエンド。本懐を遂げてもその後約束通り祟り殺されて真エンド、みたいな塩梅か。共闘生活の中で白蛇と親密になってハッピーエンド、みたいな夢も見るが、朧は鬱エンドの前例が多いので、あまり希望を持たない方が良いだろうな…。
恒例の練習ボスは、いきなり不知火との一騎打ち。流石に手強い相手で、倒した時には体力ギリギリ1で回復薬使い切り、という体たらくだった。まあ、よしとしよう。
武器は、手裏剣、鎖がま、爆弾と、遠中近タイプ固定。
ストーリーはともかく、割合ノーマルっぽいアクションは楽しそうだ。
しかし、やはり風ノ旅ビトをトロコンすることにしたので、本格プレイは数日後からか。
PS3/風ノ旅ビト/SCE
また落ち着いたらまとめようと思うが、実はPSPのD端子ケーブルが不調で、零の軌跡がプレイできない。代替品を注文したのだが、届くまではしばらく掛かってしまう。
ガードも、もう、あんまりすることが無いし、中々溜まらないし…。
と言う事で、昨日はなんぞ他のゲームをプレイすることにした。選んだのはこのタイトル。
実は、1年ほど前に体験版をちろっとプレイしているのだ。
各賞総なめの超がつく有名ゲームである。やはり、勉強のためにも触れておくか、とでも思ったのだろう。しかし、チョット触っただけでそれっきりになっていた。多分、体験版の最後までもプレイしていないと思う。何かタイミングが悪かったのだろう。
そこへ昨日、今月のフリープレイタイトルに、PS3版が追加されたとの報に触れ、それならば、と思った次第である。
早速プレイ開始すると、1週間以上ぶりに起動した、のトロフィーをゲットして笑った。
さて、プレイしてその印象は…。
単価1000円のDLソフトである。まあ、そんなもんかな、とも思うが、開始2時間少々でクリア。早いなー、呆気ないなーという印象は拭えない。トロフィー目指して数周すれば印象変わるのかな。
時間の長さじゃ無いよ、体験の密度なんだよ、という意見は分かる。
が、個人的には、そこまでの体験でもない、と思った。
雰囲気、映像美、空気感。バディとの非言語的な一体感。協調。連帯。生死そして連環のテーマ。
確かに悪くないし、むしろ素晴らしいレベルだし、表現したいことは分かるし、その一部は確かに楽しめた。悪くないと思う。
極論すれば、ちょっと趣味が違うのかな。
例えば、ラスト。旅人はゴール寸前で死んで、天国を経由して、また生まれ変わって、同じ旅を繰り返す。短調から一転して飛躍する天国でのフリーフライトは、現代音楽ににも似た高揚感をもたらすが、どこか押しつけがましさを感じて浸れなかった。
そう、このゲームには自由さが足りないと思う。こう見せたい、こう感じさせたいという思惑があちこちに色濃く滲み、どうにも窮屈な印象だった。
どうも上手く表現できないが、Aという印象を表現するのにAそのままを出す、という方法以外にも、全く無関係なBというプレイを行う、すると何故かそこにふっとAという印象を持つ、という方法もあって、とくにゲームの場合には、後者の表現が有効ではないか、と思うのだ。
もちろん、それを含めてコントロールするのがゲームデザインであって、結局は釈迦の掌の上で遊んでいるに過ぎないわけだが、遊ばされていると感じつつ遊ぶのと、自分で遊んでいるんだ、と感じるのは全く違う。
どうしよう。トロコン目指してみるかな-。2,3日あれば終わりそうではあるが。
蒐集記録 2016/09/06
8月下旬頃からコツコツと蒐集ゲームの整理をした。
特に、職場で時々拾ってきていたジャンクゲームが溜まりまくっていたので、分別してDB登録した。
1週間ほど掛かってようやく一段落したのでメモ。
全リストは下に記す通りで、まあジャンクの拾い物だけあってそれほどめぼしいタイトルは無かったが、その中でも、これはプレイしたい、と思ったものだけピックアップ。
●PS ミザーナフォールズ 並品
今回の目玉かな。高難度ミステリーアドベンチャーらしい。早急にプレイしたい。
●PS 立体忍者活劇 天誅 劣品
自由度の高い忍者アクションらしい。ガイデン消化不良を解消できるか。
●PS2 スペクトラルフォース ラジカルエレメンツ 劣品
初代スペクトラルフォースはチョットだけプレイした。無双系SLGと異色に期待。
●PS2 クリティカル ベロシティ 並品
リッジ系GTAだろうか。ライトに楽しめそう。
●Wii 機動戦士ガンダム MS戦線0079 並品
ガンダムワールドで一兵卒となって生き残りのし上がる。割と期待。
[全リスト]
●64 ポケモンスナップ 並品
●DS 中学準備 5教科カンペキDS 良品
●DS トモダチコレクション 劣品
●DS ポケットモンスター ソウルシルバー 良品
●DS 4教科パーフェクトクリアDS 英語音声つき 良品
●DS 監修 日本常識力検定協会 いまさら人には聞けない 大人の常識力トレーニングDS 並品
●DS ドラゴンクエストIV 導かれし者たち 良品
●DS レイトン教授と最後の時間旅行 良品
●DS 二ノ国 漆黒の魔導士 劣品
●FC ハイドライド・スペシャル 並品
●FCD ゼルダの伝説 劣品
●FCD 谷川浩司の将棋指南2 名人への道 劣品
●GB びっくり熱血新記録! どこでも金メダル 並品
●GBA ヨッシーの万有引力 並品
●GC マリオパーティ5 並品
●MCD コズミックファンタジー ストーリーズ 並品
●MD マスター・オブ・モンスターズ 並品
●PS 加藤一二三九段将棋倶楽部 並品
●PS ストリートファイター リアルバトル オン フィルム 並品
●PS ソウルエッジ 並品
●PS ダンシングステージ フィーチャリング ドリームズ・カム・トゥルー 並品
●PS パワーステークス グレード1 実況競馬予想 破損品
●PS レイクマスターズPRO 並品
●PS エキサイティングプロレス2 並品
●PS NBA Live 96 劣品
●PS がんばれゴエモン 宇宙海賊アコギング 劣品
●PS ゼロヨンチャンプ ドゥーヅィ-ジェイ 並品
●PS 立体忍者活劇 天誅 劣品
●PS ロードランナー2 SuperLite 1500シリーズ 劣品
●PS アクアノートの休日2 並品
●PS ストリートゲームス'97 良品
●PS 赤川次郎 魔女たちの眠り 復活祭 並品
●PS 久遠の絆 並品
●PS クロックアドベンチャー 体験版 並品
●PS value1500 麻神 並品
●PS ルナ2 エターナルブルー KADOKAWA THE Best 劣品
●PS テイルズ オブ ファンダム Vol.1 テイルズファンディスク 並品
●PS 信長の野望・天翔記 PlayStation the Best 劣品
●PS ベースボールナビゲーター 並品
●PS ポップンミュージック 並品
●PS L'Arc en Ciel LIGHT MY FIRE 並品
●PS AI将棋2 デラックス 良品
●PS 金沢将棋'95 良品
●PS ジェットでGO! 並品
●PS 19時03分 上野発夜光列車 良品
●PS ミザーナフォールズ 並品
●PS ぐっすんおよよ 良品
●PS Jリーグバーチャルスタジアム'96 良品
●PS プレプレ・プレイステーション 創刊準備号 良品
●PS ファイティング イリュージョン K-1 グランプリ 並品
●PS2 Jリーグウイニングイレブン10+ヨーロッパリーグ'06-'07 劣品
●PS2 電車でGO! 新幹線 山陽新幹線編 エターナルヒッツ 並品
●PS2 FIFA トータルフットボール 並品
●PS2 ワールドサッカーウイニングイレブン7 インターナショナル 劣品
●PS2 ワールドファンタジスタ 並品
●PS2 学校をつくろう!! Happy Days Best Collection 並品
●PS2 FIFA 09 ワールドクラス サッカー 並品
●PS2 FIFA2002 Road to FIFA WORLD CUP 劣品
●PS2 プロ野球スピリッツ3 劣品
●PS2 マッデン NFLスーパーボウル2001 並品
●PS2 サイドワインダーF 良品
●PS2 スペクトラルフォース ラジカルエレメンツ 劣品
●PS2 機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T. 並品
●PS2 月の光 沈める鐘の殺人 並品
●PS2 EX億万長者ゲーム 並品
●PS2 ザ・コンビニ3 あの町を独占せよ HAMSTER the Best 良品
●PS2 実況パワフルプロ野球13 決定版 破損品
●PS2 フライングサーカス 破損品
●PS2 オールスター・プロレスリングII 良品
●PS2 クラッシュ・バンディクー4 さくれつ!魔神パワー 劣品
●PS2 クリティカル ベロシティ 並品
●PS2 サルゲッチュ2 PlayStation2 the Best 並品
●PS2 ボンバーマンランドシリーズ ボンバーマンカートDX 並品
●PS2 ラブ★スマッシュ! SIMPLE2000シリーズ Ultimate! Vol.1 良品
●PS2 ウルトラマン Fighting Evolution Rebirth 良品
●PS2 柿木将棋IV 良品
●PS2 機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオン独立戦争記 並品
●PS2 機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオン独立戦争記 攻略指令書 並品
●PS2 機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles 並品
●PS2 THE パズルコレクション2,000問 & THE 東洋三大占術 SIMPLE2000シリーズ 2in1 Vol.3 良品
●PS2 四八(仮) SHIJU HACHI 良品
●PS2 ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079 GUNDAM THE BEST 良品
●PS2 実戦パチスロ必勝法! 北斗の拳 Plus 良品
●PS2 スロッターUPコア5 ルパン大好き!主役は銭形 良品
●PS2 タイトーメモリーズ 上巻 良品
●PS2 超時空要塞マクロス 良品
●PS2 デビルメイクライ2 良品
●PS2 北斗の拳 審判の双蒼星 拳豪列伝 良品
●PS3 アイ・オブ・ジャッジメント 機神の叛乱 良品
●PSP プラネタリウムクリエイター 大平貴之監修 ホームスター ポータブル 劣品
●SS フリートーク・スタジオ マリの気ままなおしゃべり 良品
●Wii 機動戦士ガンダム MS戦線0079 並品
●Xbox360 モンスターハンター フロンティア オンライン ビギナーズパッケージ 並品
ここまではケース、ソフト、取説が全て揃った完品。以下は欠品あり。
●3DS ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D 良品
●3DS モンスターハンター3 (トライ) G Best Price! 良品
●64 実況パワフルプロ野球Basic版2001 良品
●64 スノボキッズ 並品
●64 チョロQ64 並品
●64 超スノボキッズ 並品
●64 スーパーロボット大戦64 並品
●DS 得点力学習DS 中学準備特別編 小学校4教科要点まとめ 中学英語先取り 良品
●DS New スーパーマリオブラザーズ 並品
●DS パーフェクト漢字計算マスター 良品
●DS 星のカービィ ウルトラスーパーデラックス 良品
●DS 星のカービィ 参上! ドロッチェ団 並品
●DS ポケットモンスター ハートゴールド 良品
●DS ポケットモンスター プラチナ 並品
●DS 英語が苦手な大人のDSトレーニング えいご漬け 良品
●DS ドラゴンクエストVI 幻の大地 良品
●FC ウルティマ 恐怖のエクソダス 劣品
●FC おにゃんこタウン 並品
●FC オバケのQ太郎 ワンワンパニック 劣品
●FC キャプテン翼 並品
●FC キン肉マン マッスルタッグマッチ 並品
●FC ダウンタウンスペシャル くにおくんの時代劇だよ全員集合! 劣品
●FC 天地を喰らうII 諸葛孔明伝 並品
●FC トランスフォーマー コンボイの謎 並品
●FC 忍者じゃじゃ丸くん 劣品
●FC ブロックセット 劣品
●FC ホーガンズアレイ 並品
●FC マッピーランド 並品
●FC メトロクロス 良品
●FC ロックマン4 新たなる野望!! 良品
●FC ファミリーマージャン 破損品
●FCD 愛戦士ニコル 良品
●FCD ウルトラマン倶楽部 地球奪還作戦 良品
●FCD ロジャーラビット 良品
●GB ジャングルの王者ターちゃん 劣品
●GB てけてけ!アスミッくんワールド 劣品
●GB パチンコタイム 並品
●GB 飛龍の拳外伝 劣品
●GB プロレス 並品
●GB もんすたあ★レース おかわり 良品
●GB ウルトラマン倶楽部 敵怪獣ヲ発見セヨ! 並品
●GB ダウンタウンスペシャル くにおくんの時代劇だよ全員集合! 並品
●GB レッドアリーマー 魔界村外伝 劣品
●GB ゼルダの伝説 夢をみる島 劣品
●GB 詰将棋 問題提供『将棋世界』 並品
●GB ネメシス 劣品
●GB メトロイドII RETURN OF SAMUS 並品
●GBA ファミコンミニ23 メトロイド 並品
●GBA ポケモンピンボール ルビー&サファイア 破損品
●GBA ドラゴンボール アドバンスアドベンチャー 並品
●GBC とっとこハム太郎2 ハムちゃんず大集合でしちゅ 並品
●GBC ドラゴンクエストI・II 良品
●GBC メダロット2 クワガタバージョン 並品
●GC THE BASEBALL 2003 バトルボールパーク宣言 パーフェクトプレープロ野球 破損品
●MD スーパーサンダーブレード 破損品
●PS ザ・キング・オブ・ファイターズ'97 破損品
●PS THE インベーダー スペースインベーダー1500 SIMPLE1500シリーズVol.73 破損品
●PS プロロジック麻雀 牌神 劣品
●PS THE スナイパー SIMPLE1500シリーズ Vol.56 並品
●PS 新日本プロレス闘魂烈伝3 劣品
●PS レジェンド オブ ドラグーン 劣品
●PS SIMPLE1500シリーズ Vol.39 THE 麻雀2 並品
●PS2 アイトーイ プレイ 並品
●PS2 マジカルスポーツ GoGoGolf 劣品
●PS2 SDガンダム ジージェネレーション・ネオ 劣品
●PS2 NHK 天才ビットくん グラモンバトル 並品
●PS2 首都高バトル0 PlayStation2 the Best 並品
●PS2 ドラッグオンドラグーン 並品
●PS2 ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド 劣品
●PS2 2006 FIFA ワールドカップ ドイツ大会 並品
●PS2 FORMULA ONE 2001 並品
●PS2 タイトーメモリーズ 下巻 良品
●PS2 麻雀やろうぜ!2 劣品
●PSP モンハン日記 ぽかぽかアイルー村G 並品
●SFC F-1 GRAND PRIX 並品
●SFC 仮面ライダーSD 出撃!!ライダーマシン 劣品
●SFC ザ・グレイトバトルIV 劣品
●SFC シムシティJr. 並品
●SFC 実況パワフルプロ野球3 並品
●SFC スーパーヅガン-ハコテン城からの招待状- 良品
●SFC スーパー三國志 並品
●SFC スーパー信長の野望・全国版 劣品
●SFC SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語 大いなる遺産 劣品
●SFC 将棋 風林火山 並品
●SFC スーパーE.D.F. 並品
●SFC スーパーファミスタ 並品
●SFC 南国少年パプワくん 劣品
●SFC ミッキーのマジカルアドベンチャー 劣品
●SS Piaキャロットへようこそ!!2 良品
●Wii ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル エコーズ・オブ・タイム 並品
●Xbox HALO ヒストリーパック 並品
なお、ここまでのリストは新規入手タイトルのみ記載した。既に入手していてリプレイスしたりアップデートに使ったりしたソフトも上記と同数近くあるが、今回は記載を省略した。
PSP/英雄伝説 零の軌跡/日本ファルコム
バリバリ遊んでいる本作。
昨日、ようやく体験版の範囲を脱するところまでプレイ。その際、若干問題があったのでメモしておく。
さて、ネタバレながら早速書いてしまうと、PSPの無料体験版は、1章の序盤、アルモリカ村の手前までたっぷりとプレイすることができる。
村に入る直前のイベントシーンが終わると、体験版はここまでです、とメッセージが出て、その後、本編の広告映像が流れて、起動画面に戻る、という作りになっている。
しかし、ここで重大な問題が。
なんと、この終了時にセーブが入らないのである。
広告映像では、セーブデータはそのまま引き継いで遊べるよ!と声高に宣伝してるくせに、である。
我が家の場合、まさかの展開に、茫然自失しながらUMDに切り替えてロードしたところ、開始されたのは、アルモリカ村へと向けて出発した直後の、約1時間前のセーブデータだった。あまりのショックに、一時プレイする気力を失ったほどだ。プレイヤーの貴重な時間を無駄にする行為は許せない。よってネタバレの危険を冒しても、ここにメモして注意を喚起するものである。村が近づいてきたらマメにセーブすべし。
スリープのある携帯機である。メーカーを信頼して、最初からずっとセーブせずに遊んできたプレイヤーがいたらどうするつもりなんだろうか。
ただ、まあ、PSPソフトの体験版である。
すでにPSPのPSストアは閉店し、本体験版はVitaではプレイ不可。つまりこの被害に遭う可能性があるのは、PS3やVitaやPCでわざわざDLして今更PSPに転送して遊ぼう!という、どちらかというとやや珍しいタイプのプレイヤーだけであり、その数は極少ないだろうと思われる。
ゲーム本編の内容自体は、実に面白い。また、バトル系のシステムがかなりバージョンアップしており、楽しさ倍増、といった感じ。特にフィールドアタックや一斉攻撃とか爽快だ。
また進展があれば報告しよう。
- 日本ファルコム
- 英雄伝説 零の軌跡
シン・ゴジラ
先々週の土曜日に妻と観てきた。
アニメではない映画を映画館で観るのなんて、20年ぶりぐらいじゃないかな。そういや、4年ほど前に近所の商業施設の無料上映ではやぶさ映画を観たか。アニメなら3年前のまどマギ劇場版以来。
実に面白かった。
そもそも、なんで怪獣映画なんぞをわざわざ見に行こうと思ったか。やはり各所で漏れ聞く絶賛の声に触れ、あの庵野が期待を裏切って傑作映画をものした!という噂の真相を確かめたくなった、という点が大きかったろう。そして折角ならシートが揺れ、風や飛沫などの特殊効果でアトラクションとして楽しめるMX4Dで鑑賞すれば納涼にも一役買うのでは、という予想もあった。
ちなみに、以前から書いている様に映画自体があまり好きでは無い、というのに加えて、特撮系、戦隊ライダー怪獣系の映像作品には全く興味が無い、という少年期を過ごしてきた。もちろん、テレビ禁止だった訳では無いので、幼少期には通り一遍程度には戦隊ものやロボアニメに興味を持ち、こたつに飛び乗って変身ポーズを取るぐらいのことはしていた様だ。クリスマスや誕生日のプレゼントに、超合金ロボを希望したのも覚えている。確かあればダイターン3だったろう。実写ならロボコンとゴレンジャーが結構印象にあるがライダーはうっすらストロンガーが浮かぶぐらいでほとんど記憶に無い。そして、ゴジラガメラ系の怪獣ものは、やはり全く記憶に無い。これまで特撮系怪獣映画はしっかりとは観たことが無かったと思う。多分特撮表現自体にあまり興味が無かったのだと思う。ミニチュアなど特撮のチープ感に醒めた、というような事では無く、きっとアニメ表現の方が好みだったのだろう。その証左に、ウルトラマンで最もくっきりと観た記憶が残っているのがザ・ウルトラマンである。あとはレオをおぼろげに覚えているぐらいか。その後、小学生になった頃からは、全くこうした系統の作品に触れる事はなかった。藤子アニメやゲームの方へ興味が移ったのだろう。
そんなわけで、この映画を観るために必要な素養は何も持っていない、という状態だった。妻もほぼ同じだろう。ゴジラを世相を映す資料として社会学的に分析したテクストなどに登場する一般的常識程度しか知識は無かった。曰く、ゴジラは放射能廃棄物(or水爆実験?)から生まれた怪獣で反核のテーゼを掲げている。ゴジラに自衛隊などの通常戦力は通用しない。ぐらいか。
監督の庵野は、書くまでも無く超が付く特撮マニアであり、当然本作にはありったけのゴジラリスペクトや独自解釈などを盛り込んでくるのだろうし、特撮ファンは、家政婦の仕事を逐一チェックする有閑夫人よろしく、そうした仕込みの一つ一つを念入りにチェックして一喜一憂するのだろう。そうした見方はもとよりできないし、そもそも、本作が初めて見た怪獣映画といっても良いぐらいである。それでもひと言でいうなら、大変面白かったのである。
ちなみに、MX4Dは大失敗であった。これは半分は私のせいであり、半分はMX4Dのせいである。
まず、この映画を、納涼アトラクション風に鑑賞しようとした私の姿勢自体が間違っていた。無論、座席が動いて特殊効果の付く体感型シートで怪獣映画を見よう!とくれば、それはアトラクション風に楽しもう!という観客が集まるわけで、彼らに罪は無い。ワーキャー歓声が上がったり笑い声が出たり、まさに「アトラクション」として楽しんでいる様子だった。
だが、私も妻も、この映画に関しては、もっとシリアスに鑑賞したい、という欲求を強く持ったのだった。特に終盤、人間側の悲壮感とゴジラの悲哀がない交ぜになった独特の雰囲気に浸って、タイムリミットが迫る中、必死の作戦を遂行するプロフェッショナル達の仕事を、固唾を呑んで見守りたかった。そこで、むやみな振動を与えられたり、無人在来線爆弾などの大胆な映像表現を一種ギャグ風に解した観客の盛り上がる笑い声を聞いたりすると、そうした興を削ぐ夾雑物が気になってしまい、雰囲気に浸りきれず醒めてしまう印象があったのだ。
MX4Dは、ハリウッドアクションには最適かも知れないが、シン・ゴジラには向かない。少なくとも、私達夫婦にとっては、そうだった。もし可能なら、今度は動かない通常の座席で、しっとりと鑑賞したいと思う。
また、MX4D自体の機能についてだが、座席の動きや振動・風などの特殊効果は、明るく楽しむアクションにはその興奮を高め、より楽しく映画を鑑賞できるだろうと思う。ただし、噴霧を除いては。噴霧は要らない。これだけは手元スイッチでオンオフできる様にすべきだ。まず、微量とは言え液体を掛けられることに対する衛生的不安もあるし、何より声を大にして言いたいのは、メガネだと噴霧で曇って映画が見えなくなってしまうことだ。これは本当まいった。よって、上映中は、噴霧が発射される右肘掛け先端の射出孔を右手のひらで押さえながら鑑賞していたが、ずっとこうした姿勢で固まっていると実に肩が凝るので参った。
ゴジラと闘う主人公。その主人公が何をしているか。銃を撃つわけでも無く、戦車を駆るわけでも無い。彼は、そして彼のチームは、平たく言えば、書類を作って闘っているのだった。官僚だから。ゴジラに大して何ができるか。計画立案し、企画にまとめ、承認を受け、各部署・関係機関に通達する。この、平時でも同様な日本社会のシステムそのままで、ゴジラに如何に対峙するのか、を描いていた点が素晴らしく、感銘を受けた。なぜなら、ゴジラにせよ大地震にせよ、こうした平時からの組織作りと緊急事態を想定した訓練のみが、現実社会で我々が行いうる行動の全てであるからだ。命知らずのスーパーマンが一人でゴジラをやっつけてくれるような夢物語は無いのだ。例え書類作りだろうと、主人公は命をかけてゴジラに対峙し、その指示を受けた関係部署も、それぞれプロフェッショナルの対応を持ってそれに応える。各人が各所でそれぞれの全力を尽くすことで、ゴジラの如き未曾有の厄災にも対処できるのだ、というメッセージであろうか。
エヴァと同様に、精密で膨大な裏設定に基づいた表現では無く、いかようにも解釈しうる、いかにも深い設定が込められていそうな表現を演出する庵野監督の技術は、さらなる磨きが掛かった印象である。エンタテインメントの真骨頂であろう。
映画の半分が、対策室などでの事務や会議の場面、というのも問題は無いと思う。ただ、ゴジラには、もうすこし暴れてもらっても良かったかな、と思う。1回目の活動停止ですぐさまタイムリミットを切るのは早すぎる対応では。活動停止、再開、そしてまた活動停止、ならば今がチャンス!というぐらいの流れが良かったのでは。まあ、尺の問題だろうけど。
あまり観たことが無いので、半分は想像だが、これまでのゴジラやウルトラマンなどの特撮にくらべ、仰角や俯角の度が強い絵が多い様な印象。目線の高さで絵を撮ると、どうしても対象を擬人化しやすいと思われる。それを避け、ゴジラをできるだけ擬人化せずに、災害の象徴として描きたかったのでは無いかと感じた。ゴジラのデザイン的にもそうした印象を抱いた。
しかし、絵としては、ゴジラは実にキレイだった。夜の都心で破壊の限りを尽くし、妖しく青紫に輝く姿は神々しささえ湛えていた。
被害の表現を観客の想像力にゆだねている点は、現実的だと思う。予算や尺の関係もあるし、ある意味での配慮もあるだろう。市政の個々人の被害の物語を一切描かず、死体すら描かない。昔からの特撮怪獣映画の作法なのかどうかは知らないが、そこにある種の様式美があるように感じた。神戸から始まりとくにここ数年で未曾有の大災害を経験してきた日本人であれば、その災害の足下にある人々の悲惨さは、描かなくても伝わるだろう、という事であろう。
伊福部さんのテーマを使ったり、レトロ風のスタッフロールも味があって良かったのでは。
まとまりなくダラダラ書いてきたが、まあ、この辺りにしておこう。
ひと言でいうと、大変面白かったし、また機会があれば見てみたい、と思わせる映画だった。
先月読んだ漫画 2016/08
まあ、相変わらずかな。昨今注目を集める著者は、パタリロなど過去作も引っ張り出されて、舞台化されたりDVDが出ているが、内容的にはどうなんだろう。性的倒錯者に対する度を超えた迫害ギャグが昨今の風潮には合わない様な気がしないでも無い。
●パタリロ西遊記! 1-3巻/魔夜峰央
本編にて、開始!と広告してあったのでこちらも手を出してみた。意外にも(?)面白い。西遊記は、日本人なら誰でも知っている程度には知っているが、ちゃんと読んだ事は無い。なので、どれほどベースに沿っているかは判断できないが、仏教用語などは、著者お得意のきっちりした調査が盛り込まれている様子。そして、それと相反する様な、パロディ具合、メタ具合が、実に妙味を醸している。そもそも、パタリロ西遊記って何なんだ。主人公の孫悟空が、おなじみのパタリロキャラでもって描かれているのだが、彼はパタリロでは無い。パタリロ自身がタイムスリップや生まれ変わりなどで孫悟空になった訳では無い。劇中劇やもう少しメタ的な意味で、パタリロが孫悟空を演じているわけでも無い。彼は、パタリロそのものの姿形、パタリロに実によく似た性格や行動をしているが、あくまで生まれながらの孫悟空であってパタリロでは無いのだ。そもそも、作中には一切パタリロ、という単語が出てこない。三蔵玄奘がマライヒ、十六羅漢がバンコラン(の姿)となっているが、彼らも同様だ。時折希に、ややメタ的な会話をする事が無いわけでは無いが、地の文を除いては、パタリロという作品や、そこでの名前や役割に触れることも無い。
さらには、猪八戒や沙悟浄は全くのオリジナルキャラだ。このパタリロの記号的な使われ方は実に興味深い。また、物語自体も結構盛り上がって面白いので、本編よりよほど楽しみになっている。
●エマ 6-7巻/森薫
全10巻だが、一応完結。残りの3巻は外伝集らしいので、まあ、ここまでで良いか。出る杭は打たれることを知り、自らの生まれに殉じ、全てを忘れようとしたエマ。諦めないウィリアム。やがて二人は共に歩む未来へ向かって…。と大団円っぽく終わるが、全く盛り上がらないし、全く感動も何も無い。実に地味な漫画だった。ここまで全編読んでも、感想としては、エレノアさん可哀想だったな、しか浮かばない。エマが空気過ぎるし、ウィリアムが迷走過ぎる。ヴィクトリア朝マニアでも無ければ、特に読む必要は無い作品だったと思う。ただ、女性の瞳の描き方だけは、若干見るべき所があったかな。