読んだり観たり聴いたりしたもの -13ページ目

作家の収支/森博嗣

印税率や発行部数、すなわちその積である収入を、余すところなくつまびらかにするという異色の書籍。銭金の話は汚いものだ、という古来の伝統から、こうした内訳話を明らかにする作家はこれまで無かったようだ。出版社の意向もあろう。あまりオープンにされて、あいつは印税10%なのに俺が9%なのはなぜ?と個別交渉や団体交渉されては具合が悪いだろう。

 

森さん一流の精緻な分析やプランやその実現の努力の程がよく分かって、ファン的にはその辺りが面白いかな。森さんの最高傑作はスカイクロラシリーズだとずっと思っていたが、本人もそう考えていたと言う事が分かって嬉しかったり。執筆順の謎が解けたのも貴重な話か。本書末文の、最適の健闘を!が、また、泣かせるねえ。

 

しかし、それ以外は、森博嗣だから、という意味合いは薄れ、初めて暴露した作家だから、という点のみがポイントの書籍となる。つまり、作家なら誰でも良いから最初に書いたから価値があったのだ。最初だから価値があり二冊目には無いタイプの本だろう。ただ、それは他の作家にはできなかった、もしくはやらなかった、と言う事であり、新規性つまり商品価値を強く意識している森さんの真骨頂でもあるだろう。

 

プロとして仕事にするのなら、1作にこだわるのでは無く、ルーティンで多作ができるかどうかが重要だ、という点も、非常に蒙を啓かれた思いだ。スカイクロラで言うなら、引き金を引く瞬間に見つめるものは次の標的なのだ。

 

森博嗣
作家の収支

孤独なバッタが群れるとき サバクトビバッタの相変異と大発生/前野ウルド浩太郎

ここでも何度もエントリを書いているが、フィールドの生物学シリーズは実に面白い。

そして本書はその中でもとりわけ面白く一般受けしやすいのではないか。

それはひとえに著者の性格と文才によるものだ。ファーブルへの憧れからブログで研鑽を積んだ、いかにも今風の若者の文体と展開は、例えば、漫画の刃牙からの引用であったり、大事な事だから二回書きましたといったスラングなど、年齢層によってはしっくり来るだろう。

また、研究者らしく一途に真実を追い求める定型的な姿勢だけでなく、悩みつつ迷いつつ立っているだけでも精一杯といった若人ならではの苦境や、経済的実情による進学と就職の問題なども余さず書き留めるのが本シリーズの恒例であるが、その視点がより一層引き立つのは、著者がシリーズの他の著者と比べ、やや現代若者の平均により近い感性を持っているからでは無いかと思う。

そして、たった一夜の出会いが全てを変え、異国の砂漠でバッタを追い求める人生に彼を誘った、その巡り合わせの妙。ドラマティックな展開もバッチリだ。

つまり本書は現代風俗文学としてもすでに一定の水準にあると思うのだ。

そのうえで、当然のことながら、テーマの中心であるサバクトビバッタの相変異を巡る研究内容自体が、めっぽう面白いのであるから、鬼に金棒であろう。

研究内容も実にアナログで親近感漂う。毎日毎日半日を要して大量に飼育しているバッタの世話を行い。実験環境に移したバッタが産む卵のサイズを、毎日毎日、ひたすら測ってデータを取る。

何十件、何百件、何千件とプロットしたデータが積み重なる内に、ギザギザだったグラフは、滑らかに美ししく真実を語り出す。この研究の醍醐味と美しさが実に鮮やかに活き活きと描かれている。小説家には絶対にこの躍動感を描き出すことはできないだろう。

 

著者には、また何年か後、最新の研究結果を一般向けに著して欲しいと思う。

 

シリーズもまた次を読もう。

 

前野ウルド浩太郎
孤独なバッタが群れるとき サバクトビバッタの相変異と大発生

PS4/ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ/スクウェア・エニックス

PS4購入のエントリでも書いたように、年初からプレイしたいなあと思っていたドラゴンクエストビルダーズの体験版をプレイしたところ、予想通りの面白さなので、早速購入したのである。

本作は、PS4、PS3、Vitaと発売されているが、Vita版がTVに対応しておらず、また、なぜかPS3版だけ体験版が出ない、という状況だったため、プレイしたくともできない状況が続いていた。

もし、PS3版の体験版があったら早々に体験して早々にPS3版を購入していたことだろう。

 

さて、プレイ開始から既に1週間経過し、現在は1章終わって2章の中盤ほどの進行度だろうか。内容その他についてはクリア後にまとめたいと思うので、さくっとインプレッションだけ。

 

まず、グラフィクスの美麗さには(それが面白さに直結しない限り)無頓着だが、本作において、高台に上り、ふと地平を眺めた際に、広大な世界の果てまで細かく描画された景色を見ると、やはり処理性能の高いPS4版をプレイして良かったなあ、としみじみ思った。多分、Vita版やPS3版では、遠景はかなりカットされた表現にならざるを得ず、この空気感は出ないだろう。ただまあ、無かったら無かったで別に気にならないだろうし、無いからと言って、じゃあ空気感プラスする分の本体差額相当を払うか、と言われれば多分払わないだろうけど、あればあったで、まあ、そこそこ嬉しいな、という事で。

 

簡易ペラ取説&チュートリアルという今風のインストラクションだが、もうちょっと操作に関して説明があっても良かったかな。発見する楽しみ、と言う事では無いと思う。

会話キャンセル機能が欲しかったところ。扉を開けようと○を押してうっかり近くのキャラと会話が始まってしまう様な事が多々あるが、既に何度も聴いた長い長い会話を全部○送りするのは気が滅入る。せめて2回目の会話は要点だけとか、×などで会話スキップなどの機能を付けるべきだろう。

あと、細かいところだが、○ボタンメニューのもちものを選んだ時に、アイテムパレットの選択状態が解除になって最初のアイテムを選択するのは嫌がらせとしか思えない。この仕様でOKを出した責任者はちょっと職務能力に問題があると自覚して欲しい。

 

メルキド編をプレイする間に、靴問題が若干悩ましかった。

本作主人公は体力的には平凡なので、ジャンプも1ブロックしかできないし、高いところから落ちたらダメージを喰らうし最悪即死する。

なので、奥地の砦の屋根に登るイベントでは、苦労して壁をよじ登り、足を滑らせる恐怖に震えながら細い梁の上を歩いた。しかし、その後、2段ジャンプできる靴と落ちてもダメージを喰らわない靴が相次いで簡単に見つかったので、そうした苦労と恐怖は霧散した。便利なので使わないことはあり得ないが、どこか味気なくなったのも事実だった。

しかし、本作は章立てなので、1章クリアしたら、真っ新状態で2章が始まる。これならOK。また苦労と恐怖が戻ってきて、良かった。

 

今時のゲームだけあって、ちょっと何かする度に異様に褒められるが、まあ、悪い気はしない。ただ、褒めすぎると、いざ、という際のインパクトは減るだろう。

 

箱庭系は自由に遊べるのが良い。毎日妻と爆笑しながら遊んでいる。

 

しばらくは楽しめるだろう。また、章ごとにクリア実績もあるようで、これを目指すのも面白そうだ。

 

スクウェア・エニックス
ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ

PS4 AA/忍者くん 阿修羅ノ章(UPL)/ハムスター

と言う事で、先日書いたようにPS4同時購入タイトルは本作。

購入検討のエントリでも語ったとおり、夢にまで見たタイトル、と言う事である。

 

さて、実際にプレイした印象は…。

 

面白い!

 

そうそう、これだよ。この微妙に賢い敵AIと上下の取り合いしつつ、くるくる周りあって、手裏剣で相殺し合う感じ。

懐かしいなあ。ジャンプや降下の効果音。クリアリザルト画面の光る文字。もどかしい固定ジャンプと気絶。

 

懐古感による感動部分はもちろんあるが、アクションゲームとしても十分おもしろいので、普通にしばらくは遊べそうだ。妻もわーわー言って楽しんでいたので、800円なら元が取れただろう。

もちろん先に書いたように、自分はクリアまで頑張るつもりだ。

 

オンラインランキングにエントリしたら、初回で1000番台。もちろん大したスコアでも無い訳で、この数字はどうだろう。DL数が数千程度でペイするプロジェクトなんだろうかと心配になる。

トータル1万件でも800万円。まあ、まだまだこれからのPS4な訳だし、大丈夫だろう。

というか、自分の中では、前作の忍者くんもいずれ買おうと、すでに決めた。それ以外のAAシリーズも物色中。これからは毎月のタイトル発表も刮目して見よう。

ランキングはその後頑張って、500番台まで上げた。進展があればまた報告しよう。

 

さて、プレイは楽しいのだが、先のエントリでも書いたようにコントローラのDS4がイマイチ。

ボタンが堅くてアクション不向きだというのは既に書いたとおりだが、さらに方向キーの暴発が酷い。忍者くんでは左右が移動、上で武器切替、下で降下となっているが、左右移動時に、ぐっと力むだけで微妙に上下に入力が入ってしまい、武器が変わったり降下してしまう。DS3ではこのようなことはなかった。さらに、DS4でも、右を押しつつ上下に力を加えた場合と、左の場合とでは、明らかに物理動作もその反応感も入力動作も異なっており、つまり設計上の仕様と言うより、加工精度的な問題の印象。それが型式の現象なのか、個体の現象なのかは分からないが、通常の静かな操作では暴発することは無いので、故障品と言うほどでは無く、もうしばらく様子を見たい。

本作のためにアーケードスティックを買おうかと考えていたのだが、その欲求がかなり増大した。でもアケコンは結構高いんだよな~。汎用品が容易に利用できたPS3と違って、PS4は無認可機器を認証せず囲い込みが厳しくなっているらしいので相場にも反映されているみたいだ。

忍者くん 阿修羅ノ章(UPL)

 

PSP/英雄伝説 碧の軌跡/日本ファルコム

と言う事で、零の軌跡をクリア後すぐに続編の本作を開始。零があまりに面白かったので、プレイ中盤からすでに続編はプレイ決定し、ソフト自体はかなり前から入手済みであった。

 

すでにプレイ開始から1週間ほど過ぎた現在、序章が終わって1章序盤ほどまでプレイか。

先週書いたように、PS4を購入してそちら方面へかなりウェイトを取られたと言う事もあり、(以前に比べれば)かなりペースを落としたプレイとなっている。

 

ストーリーは、前作直後から開始のベタ続編で、主人公も境遇も変わらず。システムもおなじみ軌跡システムだ。

ただ、かなり細かい調整が入っているみたい。

 

まず、軌跡シリーズの続編ではおなじみのオーブメントバージョンアップイベント。新型導入により前作までのオーブメントとクオーツは使えませんよ~ん、ときたもんだ。まあ、予想通り。

そしてオーブメントシステムに、マスタークオーツシステム導入。特性を持った育てるクオーツは楽しそうだ。

 

バトルもかなり調整が入った。まず、やはり前作で強すぎたのだろう、エリィのホーリーバレットが弱体化して、使用CPが1.5倍になった上に、エリィ自身は対象外となった。まだ全キャラ登場してないが他にも細かい調整が多々ある様子。

バトル系エフェクトがほとんどスキップ可能になった。これは割り切ったなあと思った。一斉攻撃やアナライズさえもがスキップ可能。ただ、スキップしすぎると逆に作業感が増すという事もあるので諸刃の剣かも知れない。

新システムのバーストは、使用場所が制限されるものの、なかなか爽快感があって良い。

 

マテリアルを使った武器強化は継続。その辺の野良魔獣もポロポロUマテリアルを落とすので、Tマテリアルやさらに上位のマテリアルがメインなのだろう。


ストーリーの方向はまだよく分からないが、オープニングにカンパネルラが出ていたし、初っぱなからケビンとリース登場と言う事で、これまで教会と結社の抗争の舞台にはならないとされていたクロスベルでも…、と、きな臭さを増してきた印象だ。

 

序盤、どう見てもランディの父ちゃんだろ、という赤毛の大男が手配魔獣を倒してしまっていたシーンで、その残虐さ加減に、正視に耐えないとエリィ達が引く、というシーンがあって、えっ?!とむしろこちらが引いた。

これまで2000体以上の魔獣を屠ってきた、あなたたちがその反応は無いでしょうよ。特にエリィもノエルも、一斉攻撃の時には、実に嬉々として「分かったわ!」応えては敵集団に躍りかかって行ったくせに、そんな事で引くとは実にショックだった。これはやってはいけない表現なのではないか。

 

その他はいつもの軌跡システムだ。逆に言えば、新鮮みが薄いと言う事でもある。特にPS4購入してそちらにガッとアテンションを取られたので、ややプレイ意欲が削がれた感はある。まあ、同じようなシステムで一気に5本もプレイしたら、そりゃ多少は飽きるよ。無理せずコツコツプレイしようと思う。

また進展があれば報告しよう。

 

日本ファルコム
英雄伝説 碧の軌跡

PSP/英雄伝説 零の軌跡/日本ファルコム

報告が遅れたが、先々週の土曜にクリア。

累計プレイ時間は72時間。実に堪能した。

 

ひとまず事件は解決したのだが、続編の碧の軌跡と一体となったストーリーについてはまたそちらをクリアした後に語ろうかと思う。

 

素晴らしいゲームだったと思う。

空の軌跡も大変素晴らしいRPGだったが、その続編という立ち位置に甘んじることなく、より上質のエンターテインメントを目指す姿勢を感じた。

なかでも、ゲーム進行のログである手帳システムの充実度や、脇クエストの拡充、そして何よりそのプレイ時間の最も多くを割くことになるバトルの改善が効果を発揮していた。

新規で導入されたフィールドアタックと奇襲攻撃、そしてパーティ4人による一斉攻撃。これらのギミックにより、よりテンポ良いバトルをもたらすだけでなく、プレイヤーがそうした展開を狙うことによって、フィールド移動の緊張感維持やダレの軽減を達成していたろう。また、ノーダメージやオーバーキルといったバトル評価システムによる経験値割り増しシステムが、バトル自体のテンションも維持していた。

それらに加えて、非常に吟味されたレベル補正とバランス調整が相まって、最初からラストまで、常にバトルの緊張感を維持しつつ、ダレ易い経験値稼ぎの必要性を排除した上で、なおかつ新展開場面では強敵の脅威をじっくりと感じさせるというRPGバトルの醍醐味の、全方面での成立を達成していたのは驚愕であった。

基本は主人公4人での行動になるが、時々強力な助っ人キャラが参入し、これらを交えた戦略の構築などが実に楽しかった。どのキャラも使ってその特性を理解する内にお気に入りになる仕様で、事件の終結による別れが寂しく感じたものだった。

 

クエストシステムはほぼ空の軌跡を踏襲したものであるが、一つの街をじっくり描くという方針の下でクロスベルという魔都を多層的に描けていたと思う。欲を言えば、もう少し細かなミッションのボリュームがあっても良かったかも知れない。個人的には、部署が警察だけに、また○○さんが同じ件で陳情に来てますよ!みたいな展開も欲しい所だった。

遊撃士のパクリ部署としての設定上、前作とよく似た展開のミッションも多いわけだが、それなりに、警察風味も出ており満足できた。大きなストーリーミッションでは、制圧や潜入ミッションなど、ドラマを交えた定番展開が充実していた。

警察風味と言えば、ラスボス戦直前の腹心との中ボス戦に際し、ロイドが公務執行妨害を宣言したのは良かった。それぞれの立ち位置でできる最善を尽くす、というスタンスを作中貫いていた。

 

音楽がまた実に良かった。空の軌跡シリーズは、最初はあまりピンと来なかったものの、聴き込む内にすっかり好きになった、というパターンだったが、零は最初からインパクトが大きな曲が多かった印象。とくに、基本バトル曲が秀逸で聞き飽きなかった。地域毎の特性を表現した曲が好印象だったが、とくにジオフロントの曲が好きだった。

 

しかし、重箱の隅を突けば、難点が無いわけでも無い。

 

まず、強力で楽しくなったバトルは評価できる反面、アーツ攻撃扱いになるティオの参戦と、一斉攻撃やコンビクラフトの導入でより強力さを増した物理攻撃、そしてフィールド用クオーツの増加によって、テンポが遅く効果もそれほど無いアーツ攻撃の敷居が上がってしまった印象だ。ハイテンポでサクサク進む通常バトルに詠唱が必要となるアーツをダレずに組み込むのは実際難しかったろうと思う。

 

逆に、CP消費クラフトの威力が大きいため、如何にCPを溜めるかという点がバトルの攻略点となっており、エリィが闘魂ベルトを締めてホーリーバレットを打ちまくり、ロイドが鼓舞して、ランディがウォークライ&即デススコルピオン、みたいなマイシステムは、構築までの模索は楽しいが、一旦完成してしまうとバトル内容が単調な繰り返しになりやすかったろう。さらにダドリーがいれば愛の鉄拳で永久ループの完成だ。また、ターンが回るたびに1キャラずつ行動するATバトルの性質上、AT順を遅らせる攻撃が最強となりやすく、どんな強敵であっても、ATディレイ耐性さえ無ければ、ランディ&ノエルのダブルディレイ攻撃をエリィのホーリーループに組み込むことで、ほぼハメ殺すことができる。つまり、逆に言えば強敵はほぼATディレイ耐性をもっていると言う事で、この特性が死んでしまっている点も残念だ。状態異常耐性がデジタルであるというのは、分かりやすいバトルという点では軌跡シリーズのメリットでもあるが、結局強敵は何も状態異常が効かないから物理で殴る方が早いよね、という展開になりがちで、こうした調整が難しいデメリットもあるだろう。ただ、一応擁護しておくと、本作では状態異常効果がかなり引き上げられているので、その存在感は増しているのは評価できると思う。

 

前作からのキャラと設定の引用は、かなりガッツリと行われていた。むしろ、プレイ必須と言っても過言では無いかも。ただし、未プレイでもクリアには何ら支障にはならない。が、レンやエステル達の行動理由が腑に落ちないままの、それこそロイド達第三者の心情を、そのまま理解できるだろう、という展開だった。

 

そして、イラストレーターが変わってしまったことで、描き直された前作キャラが、まったくイメチェンしてしまっているのは残念だった。とくにヨシュアの少年ぽさや、エステルのがさつ感が出ていないなど、前作ファンにはガッカリな仕様だったのでは無いだろうか。

 

また、料理を食べてもレシピをゲットできない仕様に変更されていた点は賛否両論か。たしかに、前作まではバトル中の飲食による付与効果が大きく、その辺りの調整を狙ったものだろう。調理を単なる作業でなく得意不得意と失敗大成功と言ったゲーム仕立てにしたのは良かったと思う。

 

しかし、まあ、許容できない難点は無いだろう。全体的に見てその完成度は素晴らしいモノがある。

というわけで、クリア前から準備していた続編である碧の軌跡に、早速取り掛かった。

まだプレイ早々だがこちらも期待を裏切らない出だし。

その辺りもまとめて早々にエントリしよう。

 

日本ファルコム
英雄伝説 零の軌跡

蒐集記録 2016/09/29

●PS4 ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ \2,600 美品

PS4購入のエントリでも書いたが、体験版プレイしたらすっかりハマった。が、体験版引き継ぎ無しの驚愕情報に、慌てて製品版を購入。急いでいたためAmazonプライムで。

PS4 CUH-2000AB01 購入した

以前のエントリで書いたとおり、その後無事PS4購入券を頂いたので、早速権利行使し、昨日PS4をゲットした。

 

検討通り、購入タイプは新型の500GB(CUH-2000AB01)。同時購入ソフトは「忍者くん 阿修羅ノ章」。また、HDMI切替機とHDMIケーブルも同時に購入して用意した。これも検討通り。心配していた遅延や誤操作は全く問題ない印象。実にスマートでスムーズだ。

 

うっかりしていたのはLANで、まあ、最悪無線でも良かったのだが、昨今家庭にて急増する無線機器が放出する電波が輻輳する中、通信品質の保持のためにも使わないで済む物は使わないという事で、折角ポートがあるのだから有線接続にした。とりあえず手持ちの半端長ケーブルをあてがっておいたが、キチンとした長さの専用ケーブルを別途購入して用意しよう。

 

購入先は最安だったAmazon。長期保証についても、ヤマトの子会社がAmazonと共同で展開している同時購入保証商品があったので、ついでにそれを付けておいた。全額では無いが物損もOKという事で良さげ。

 

開封して改めて驚いたのは、そのサイズ。PS3に比べ、なんと薄くて小さいのか。

これならわざわざ縦置きにする必要も無く、WiiUの下に敷いたらどうだろうか。防振ゴムでWiiUに足を着けて離隔を取り、放熱を確保したら問題なさそうだ。

 

初期設定などは特に問題なかった。WiiUの時のように初期アップデートで3時間、見たいなことは無かった。ただし、SENアカウントの更新に時間がかかった。何故か確認メールが届かないのだ。やむなくPCで無理矢理SENにサインインしようとして、再度更新メールを送信させ、それでようやく確認済みとなった。その後はストアに入って、上記のソフトその他をダウンロード。

 

PS4はWiiUと同じで、電源オフ中のDLに対応しており便利である。また、スタンバイ機能もあるので期待したい。後地味に大きいのが、電源オフ中のUSB給電継続。コントローラの充電には欠かせない機能だ。

 

その後は早速忍者くんをプレイ。これはまた別エントリで詳しく書くつもりだが、実に楽しかった。

ただ、PS4のコントローラである、DUALSHOCK4は、若干ボタンが堅いと思った。PS3のDUALSHOCK3よりかなり堅い印象。正直、忍者くんなどのシューティングアクションは、このコントローラではキツイだろう。なので、実は今、ちょっとアケコンを買おうといろいろ調べ始めているところである。折角面白い忍者くんである。最低でもクリアしたいし、あわよくば搭載されているネットランキング機能で上位を目指したい。

また、ついでに書いておくと、アナログスティックのヘッドが結構硬質で滑り易い印象。DS3のようにねっとり感が無い。その代わりDS3は経年劣化でネトネトになる訳だからトレードオフなのか…。とにかく、保湿十分の若い子は良いだろうけど、四五十代など、枯れてくるお年頃だと、このアナログスティックは若干キビシイものがある…。慣れるかな…。

そうそう、伝統のstart/select表記からの変更は一新感があって新鮮だった。

 

その後は適当に見繕ってDLゲーをチョイス。まずはドラゴンクエストビルダーズの体験版をプレイ。噂に違わず実に面白い。面白いからこれは続けてプレイしようと妻と話した。が、何と体験版からは製品版にセーブデータを引き継げないことが判明。と言うわけで早速購入。体験版のプレイは終了して到着を待つことに。

 

以上でPS4初日は終了。

購入して良かった~としみじみ。明日からもバリバリと使おう。

SIE
PlayStation 4 ジェット・ブラック 500GB(CUH-2000AB01)

ガニメデの優しい巨人/J・P・ホーガン/池央耿

先日読んだ「星を継ぐもの」の続編を読んだ。

記録を忘れていたのでメモ。

PS4購入とかアプリ関係とか、いろいろあって多忙なので本当にメモだけ。

 

ガニメアン達の優しさが沁みる。

過酷な命運を与えてしまった地球人達に対する悔悟と、その逆境をはねのけた偉業に対する惜しみない讃辞が、彼らのまっすぐな性根を際立たせる。

それだけに、彼らにも安住の地あれかしと願う読者は、最後の最後にもたらされた希望と、その希望が一歩違いで、それを必要とするガニメアン達に届かなかった無念の中で、本書を置くことになる。この微妙でスケールの大きな読後感がホーガン独特の境地だろう。

続刊も既に借りてあるので時間を見て読みたい。

 

J・P・ホーガン/池央耿
ガニメデの優しい巨人

PS4購入に向けた覚え書き

誕生日プレゼントとしてPS4購入権をもらえる可能性が浮上した。

そのために、PS4購入に向けての準備を整えておこう。

 

まず、PS4のどの型式を購入するのか、について。

大きく分けて、旧型、廉価版、Proとあるが、これはもう廉価版一択で問題ない。

 

廉価版のデメリット

・光デジタルケーブルの省略

・4K出力未対応

 

廉価版のメリット

・定価が安い

・ IEEE 802.11acとBluetooth 4.0の対応

・ 低消費電力・最大165W

 

まず、ホームシアターを導入している我が家では光デジタルを使うことは無い。

また、そもそもTVが4Kに対応していないので、未対応でも全く問題ない。将来的にTVを4Kに買い換える時のことを考えたとしても、そもそも、PS4Proの4K対応自体かなり暫定的な機能であって、フル4Kでは無くて内部でのアップコンバートらしいし、ソフトの制作上もアセットの二重化は無いと明言している。Pro専用ソフトも発売されることは無いとの事だ。つまり、4KTVを購入した際にその真価を発揮させようと思うなら、数年後に発売されるかもしれない、フル4K対応やリッチアセット解禁した新バージョンのPS4もしくはPS5を、改めて購入するべきである。そうでなければ、単にチョットばかりシェーディングがリッチになった、というだけの微妙な差異を喜ぶだけの事で終わるだろう。

一方で、旧型に比べてそのメリットは大きく、詳解するまでも無いだろう。

なお、廉価版にはHDD容量で500MBと1TBの2タイプが存在するが、現状1TBは全く不要であり、かつPS4ではHDD交換作業が極めて容易であるため500MB一択であろう。閑話だが、むしろ容量を落としてSSD装換というのも検討しても良いかも知れない。

 

こうして購入機種は決まったが、じゃあ、どこで購入するか。

それは結局、長期保証をどうするか、という問題に集約されるわけであるが、上記にもある上位機種へのスペックアップ問題と、長期保証を付けていたが結局使わずに自分でHDD交換したPS3での経験も合わせて考えると、最悪無くても良いのでは無いか、と思う。セーブデータ等はバックアップ取れるので、最悪お金で片が付く問題が残るのみである。

また、実は今なら公式で延長保証のサービスがあるので、これを利用すればOKだ。3000円の追加で、10/31までならオマケもあって最長42ヶ月の保証が付く。これで購入店は価格と在庫のみを見て決めれば良いだろう。

 

次に設置環境や接続について検討しよう。

 

 

まず、現状で我が家のホームシアターの入力は使い切っているので、何らかの対応をしなければ現機器を全て稼働させることはできない。旧機器を撤去するという手が無いわけでは無いが、これも現実的では無い。詳しく見てみよう。

 

その前に、まず、PS4でプレイ可能なゲームのタイプを確認しておこう。

そもそもPS4でプレイ可能なゲームは、PS4ゲームのみである。これは、PS1~3のディスクは使用不可というのみならず、DL版ソフトについても同様である。つまり、例えばこれまでPS3でもPSPでもVitaでもプレイ可能だったPSアーカイブスのDL版ゲームなども、PS4ではプレイできない、という事である。よって、PSファミリーのゲームを全て遊ぶには、現状から撤去できる機器は無い、ということだ。

 

また、ホームシアターへの入力を奪い合っているのは、HDMI入力である。つまり、PS3、360、WiiU、そしてPS4である。この4機器が3入力を奪い合うことになる。どの機器も未だ現役であり外せないのは言うまでも無いだろう。つまり、この解決には、ホームシアターの買い換えか、もしくはHDMIセレクタの導入しか無い。当然、後者が選択される。

そこで、いろいろと切替器を見て回った際に思ったことがある。

これまで考えていたのは、原則として不要な機器は使いたくない、と言う事だ。コストや物理的なモノを増やさないという理由だけでなく、できるだけ信号遅延やHDMIコントロールの不具合を避けるという事も主眼であった。しかし、遅延やコントロール不備は使ってみればすぐ分かる。それなら、使ってみて使えるなら使った方が便利ではないか、と思ったのだ。

極論、オートタイプの4ポートのHDMIセレクタを購入して、これで入力をまとめてホームシアターに1本だけ入力すれば、現在毎日チマチマとプレイ毎に行っている入力機器の切替操作が一切不要になるだろう。もし他に一切影響が無いとするなら、これは非常に快適なプレイ環境では無かろうか。そのように夢想して、下記のセレクタを購入してみようと思っている。

 

サンワサプライ
HDMI切替器3入力:1出力 SW-HD31

 

この製品は3ポートなので、全て一括という訳にはいかないが、何より2千円以下と安い。もし失敗しても、ハハハで済むし、便利だったら丸儲けだ。あとは、どの機器を括るか、という点が問題だが、それについては使いながら検討しても良いだろう。よく使う機器を切替器を介さずに専用ポートに繋ぐというのも一理あるし、よく使う機器だからこそまとめておくのも道理だ。なお、上記製品には出力用のHDMIケーブルが付属してないので、1本買っておくのを忘れないように。万が一の認識ミス時などの手動切替のため、切替器はホームシアターの上に置いておくのが便利だろう。よって、出力用のHDMIケーブルは短くて良いだろう。PS4の付属品で十分だ。一方で、後述するPS4の置き場によっては、ホームシアターまたは切替器までHDMIケーブルに十分な長さが必要になるだろう。若干2mではキビシイ可能性がある。2.5m以上あれば大丈夫だろう。

 

さて、次はPS4の設置場所である。

現状、TVの横にある我が家のゲームラック(4段のスチールラック)には余裕が無い。すでにWiiUすら、ゲームラック脇の棚に設置してあるぐらいである。上記のように機器撤去もまかり成らぬとなれば、棚をさらに占拠してWiiUの下段辺りに置くしか無いだろう。この棚は35cmとかなり高さがあるので、コンパクトな廉価版なら縦置きも楽々だろう。最悪横置きした場合でも、PS4はPS3と異なりかなりフラットな形状であるので、上部空間も物置として活用可能であろう。

 

お次はいよいよ本命、ソフトの話である。

というか、本来これがメインの話題だろう。遊びたいゲームがあるから仕方なしに買う物、それがゲーム機である。

 

まず初っぱなはこれ。以前からずっとリストアップしてある。

 

スクウェア・エニックス
トロピコ5

 

シリーズファンなので、4クリア直後に、360版の5買うか!という機運にもなりかけたほどだが、どうせなら処理性能が向上しているPS4版をプレイしようじゃないか、と言う事で待っていたタイトル。

 

お次はこれかな。

 

スクウェア・エニックス
ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ

 

Vita版もPS3版もあるわけだが、どうせならPS4版が良いだろうと待っていた。PS3版の体験版があれば、そっちでプレイ開始してしまっていただろうな。

 

上記の2本は、ガッツリ大作である。別のエントリでまた書く予定だが、現在英雄伝説7に嵌まっているところで、ちょうど零の軌跡をクリアし、碧の軌跡を開始したばかりである。まだ半月は軌跡プレイで忙しいだろう。だから、今上記のソフトを購入しても実際にはあまりプレイ時間を取れないだろう。

と言うわけで、PS4本体同時買いのソフトは、あっさりお手軽なアクションなどがよろしいだろう。

実は、ずっとPS4でプレイしたいと思っていたゲームが他にもあるのだ。

それは、PS4のアーケードゲームアーカイブスで出ている、「忍者くん 阿修羅ノ章(UPL)」である。今を去ること30年前、当時中学生だった私は身もだえていた。当時住んでいた岐阜の片田舎には、この煌めくような画面デザインのゲームをプレイする環境が無かったためである。中学生が何とか移動できる範囲でプレイ可能なアーケードゲーム筐体と言えば、町内では5,6キロ離れた駄菓子屋にテーブルとアップライトが2台だけ、14,5キロ離れた隣市まで行けばダイエー屋上に大型2,3台・テーブル十数台、同ユニー屋上にテーブル数台のみであった。そして当然、その数少ないインカム稼ぎ頭の中にこのようなマイナーゲーが存在する余地は無かった。やむなく私は、ベーマガの紹介記事を眺めてはため息をつくしか無かった。小学45年生であったかMSXで初めて自分で選んで購入したゲームソフト「忍者くん」の続編にあたるこのゲームをプレイする日を夢みつつ、早いもので、もう30年が過ぎたわけだ。高校の時分には、アーケード基盤購入も考えた。組み立てキットのコントローラを購入し、中古基盤とハーネスを購入すれば、自宅のTVで、好きなだけ(親が許可する時間だけ、という意味だ)このゲームを遊ぶことができる。しかしその対価は総額3万を超える。結局ゲーム類の購入に厳しい親の許可が出なかったこともあり、この目論見も泡とついえた。大学生の折にも、何度か基盤購入熱が高まったこともあるが、しがない貧乏学生の身の上では叶わぬ夢であった。

それが。

今なら忠実な移植版のDL版が僅か823円で手に入るという。昨年だったかに、アーカイブスに本作登場!の報に触れた折り、PS4購入の際には必ずや本作も購入しようと心に誓った。

 

そして今、いよいよその大願成就の時が迫り、実に感慨無量である。

 

まあ、とは言っても、30年前の、一般にはやや微妙な評を受けているオールドゲーである。一度もプレイしたことも無く、画面写真だけを崇めて神格化してきたわけで、思い出補正にも程があるという物だろう。恋に恋する初な乙女のようだ。実際プレイすれば、なーんだ、やっぱり微妙だなーという結果になる可能性は大いにあるが、800円ならまあ問題ないだろう。

 

あと、忘れてはならないのがPS+のフリープレイタイトル。

PS+会員歴もすでに長く、PS4タイトルもコツコツ溜まり、その中には面白そうなものも多々ある。ざっとリストアップしておこう。この9月までの時点でフリープレイ可能なPS4タイトルは75本あるようだ。

★…必ずプレイしたい。●…プレイしたい。▲…別機種でプレイ済み。

 

実際の所、★と●を遊ぶだけで相当時間が掛かるのは必定である。その間にもどんどんフリープレイタイトルの新着が来るわけだし、FF15、トリコなど遊びたい大作もリリースされる。むしろ厳選して行くべきだろう。

 

●Escape Plan
Sportsfriends
●Spelunky(英語版)
サイコブレイク
DRIVECLUB PlayStationPlus Edition
Dust: An Elysian Tail
Pix the Cat
真・三國無双7 Empires
Secret Ponchos
★Never Alone (Kisima Ingitchuna)
▲TorqueL
★ララ・クロフト アンド テンプル オブ オシリス
▲スチームワールド ディグ
GUILTY GEAR Xrd -SIGN-
●RESOGUN
サウンドシェイプ
★Flowery フラアリー
●flOw
●Don’t Starve: Console Edition
●Contrast
信長の野望・創造
●ストライダー飛竜
KILLZONE SHADOW FALL
★メタルギアソリッドV グラウンド・ゼロズ
NAtURAL DOCtRINE
★チャイルド オブ ライト
●トライアルズ フュージョン
●PixelJunk Shooter Ultimate
●Entwined
TowerFall Ascension タワーフォール アセンション
●Stick It To The Man
アキバズトリップ2
●バリアント ハート ザ グレイト ウォー
●ホホクム
●Road Not Taken
FEZ
★CounterSpy
Velocity 2X
OlliOlli
Titan Attacks!
よるのないくに
NBA 2K16
ロケットリーグ
Woah Dave!
▲The Swapper
▲LIMBO
Dragon Fin Soup
★テスラグラッド
●Deadly Premonition レッドシーズプロファイル コンプリートエディション
Oddworld: New 'n' Tasty
●HELLDIVERS
OlliOlli2: Welcome to OLLIWOOD
BLAZBLUE CHRONOPHANTASMA EXTEND
討鬼伝 極
●ローグ・レガシー
Tower of Guns
RIDE
●Nom Nom Galaxy
▲風ノ旅ビト
▲Trine 2: Complete Story
●RACE THE SUN
●Super Exploding Zoo
Aaru's Awakening アールズ アウェイキング
ぎゃるガンヴォルト
●EARTH WARS
Grow Home グロウ ホーム
Xeodrifter ゼオドリフター
ハードウェア:ライバルズ
●Mousecraft
Broforce
Skulls of the Shogun
●スーパータイムフォース ULTRA
Table Top Racing: World Tour
Furi
Dead Star

 

以上である。

これで準備は整った。

あとは購入券を待つばかり。非常に楽しみである。