タクシーに忘れ物をした時は…

もしタクシーに乗った時に忘れ物をした場合、乗車したタクシーの会社の名前を覚えていたら直接電話で問合せればOK！

内勤の人が迅速に対応してくれるはず。

領収書があればさらにgood！

乗車した車両を特定することが出来るので忘れ物が出て来る可能性が格段にアップする。

それでも問い合わせまでに時間がかかってしまうと座席とドアの間に挟まっていた物がお客様の乗降時に道路上に落下してしまうことも考えられるし、後から乗って来られた方が黙って持って行ってしまうことも考えられる(←実際、後から乗ったお客様に教えてもらうことも多い)ので領収レシートを持っていても100%出て来るとは限らないのでなるべく早く気が付くことが大事である。

それでは領収レシートももらっていないしタクシー会社も分からない場合はどうしたらいいのかをドライバー目線で話したいと思う。

●タクシーに携帯電話を忘れた場合

このケースではドライバーが忘れ物に気が付くことが出来さえすれば領収レシートを持っていなくてもかなり高い確率で戻って来る。その為にも忘れ物をしたと気付いた時点で誰かに電話を借りるなどして忘れた携帯を鳴らしまくっていただきたい。

※この時、電池の残量が無かったりサイレントモードになっているとちょっと厳しい。

実際ゴロータクシーもお客様が降りられてから忘れ物の携帯が鳴って降りられた場所に戻ってお渡ししたことが何度もある。

ところが先ほども書いたように気が付くのが遅くなるとドライバーはもう遠くに行ってしまってすぐに元の場所には戻れないという状態になってしまうので、その日のうちに自分の手元に戻って来る可能性は低くなる。

この時のドライバーの心理はというと

○週末のように忙しい時は全ての営業が終了してから警察署に届ける。

○時間に余裕がある時は最寄りの警察署に届ける。

いずれにしてもその時のドライバーの都合上の警察署に届けられるので思いも寄らない所に取りに行かなくてはならないことになる。

したがって次のお客様を乗せてしまってから連絡が取れた場合、その場所から料金メーターを入れてもいいので持って来て欲しいと頼まれたことも何度かある。

離れた場所の警察署に取りに行く手間を考えるとその方が安いという考えからであろう。

いずれにしてもドライバーが気付き警察署に届けてさえくれれば携帯はかなり高い確率で貴方の手元に戻ってくると考えて良いだろう。

ネガティブポイント

タクシードライバーは一般の方が考えておられるよりも非常に重労働な上に限られた時間の中で営業をしている。ウチの会社では考えられないことであるが、忘れ物を届けた時の警察署での聴取時間(30分～40分)を負担に感じて携帯の忘れ物に気が付いても届けないドライバーがいると聞いたことがある。さらに前にも書いたが後に乗ったお客様が黙って持って帰ってしまうこともあるらしいのでそうなったらたぶん出て来ないと思われる。

●タクシーに貴重品を忘れた場合

忘れた物の中に本人を特定する何か(免許証、クレジットカード、キャッシュカード、保険証、身分証明証)があれば、ほとんどのドライバーは警察署に届けるので警察署に問い合わせていただければ出て来ると思われる。

では個人を特定出来るものがない忘れ物をした時は関協タクシーグループ(関西ハイタク事業協同組合)の場合しか確かなことは言えないが下の番号にお問い合わせしてみていただきたい。

0570-04-8181

関協タクシーでは１日に2回忘れ物を本部に報告することになっているので忘れ物をしたタクシーが下の画像の行灯(あんどん)を付けたタクシーであれば問い合わせしてみていただきたい。