タクシーに乗り始めた頃、長距離のお客様が乗ってこられると、何か話しかけなければいけないんじゃないか、 少しでも楽しませてあげなければいけないんじゃないかと話題を探しながらいつも緊張していた。
そんな中、ある日ご乗車いただいたお客様の一言で 肩の力がすっと抜けたの覚えている。
その言葉というのが …
「タクシーに乗った時、運転手さんと楽しく会話ができるって言うのは、とてもありがたいけれども一番ウレシいのは黙っとってもらうことかな」
であった。
この言葉にはホンマに救われた。
普通ならば…
「お前うるさいから黙っとけ」
という風にとってしまって変な空気になりそうだけど、毎日答えを探しながら悩んでいた自分にとっては嫌な感じは全然せず逆に嬉しかった。
以来、「基本=喋らない」になったので非常に楽である。
言葉の出し入れもとてもスムーズになった![ウインク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/004.png)
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お客様の様子を伺いながら快適に気持ちよく目的地まで送り届けることに徹している。
ただ…
「こんなに楽しいタクシーに乗ったのはじめてやわ❗」
「大阪の運転手さんはやっぱり気さくで面白いわ❗❗」
と言っていただけるようにフレッシュな面白ネタの準備だけは怠らないようにしている。
それが大阪人の誇りだから(=^^=)
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