タクシーの営業方法には、「流し」「配車」「付け待ち」という3本の柱がある。
このうち「付け待ちは」駅や繁華街にあるタクシー乗り場、あるいは役所や病院、ホテルや結婚式場などの所定の待機場所で乗車希望者が現れるのを待つ方法である。
この方法では、所定の乗り場に他のタクシーが先に到着している場合、自分の順番が来るまで待つことになる。
効率が悪いようにも思えるが、いつどこでお客様が現れるか分からない路上での流しに比べると、乗り場が決まっている分、お客様が集まりやすく、しかも無駄に走り回らずに済むため、疲労が少なく、休憩も兼ねられるのがメリットである。
一方「流し」は若い人、体力のある人にはお勧めである。
先ほど書いたことに反するようであるが 北(梅田)、ミナミ(難波)などは 人の絶対数が違うので かなりの確率でお客様の乗車が見込める。
流す場所をある程度を研究する必要があるが、コツがつかめれば確実に売り上げが取れる。
実際うちの会社で一番売り上げを上げている乗務員はマグロのようにとめどなく走っている。
これは昼勤も夜勤も同じである。
最後に「無線配車」であるが 前にも書いたように無線が入るとこんなにありがたいことはない。
うちの会社の場合、最初に迎車料金がかかるので少し走るだけで確実に1,000円以上の売り上げになる。
新人のみならずベテランドライバーでも無線が入る確率の高い場所や時間帯を狙って付け待ちをしているドライバーもいるほどである。
三者三様100人いれば百通りの営業スタイルがあるが、大阪という繁華街で営業できるというのは非常に強みである。
お客様の絶対数が違うので 工夫をすればいくらでも水揚げをアップすることができる。自分なりの営業スタイルを確立して楽しいドライバーズライフを 送っていきたいものである
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