それって儲かるの?

それって儲かるの?

~TVQぐっ!ジョブ番組スタッフの取材日記

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コロナ禍でも絶好調!

福岡最強ピザチェーンの「地産地消」戦略

 

今回は、福岡・佐賀の宅配ピザチェーン「ピザクック」に注目。

コロナ以降、宅配ピザの手軽さが改めて注目される中、

同社は大手チェーンを抑え福岡エリアトップの売り上げを記録!

好調のヒミツを探ると、アツアツのまま届けるための独自の研究開発や、

地元ネットワークの強みを生かした地産地消の取り組みが見えてきた。

あの有名飲食店との極秘コラボ商品、その開発現場にもカメラが密着する。

 

福岡市の「イワタダイナース」が運営する宅配ピザチェーン「ピザクック」。

福岡・佐賀で33店舗を展開し、ここ数年、福岡での売り上げNo.1の座を保ち続けている。

支持されるヒミツは、ズバリ“手作り感”と“温かさ”。

生地やトッピングは出来合いではなく各店舗で手作りし、

その他の食材や味付けも折々のトレンドに合わせ常に進化を重ねている。

 

さらに、保温プレートや特殊コンテナなどさまざまな業務ツールも独自開発。

こうしたアイデアの源になるのが顧客アンケートだ。

クレームは“最重要課題”として即会議のテーマに。

「現場に寄せられる声にこそヒントがある」と語るイワタダイナーズの原野拓郎社長は、

アルバイトからの叩き上げで培った“超現場主義”を掲げる。

 同社はいま、グループ会社の食品卸大手「岩田産業」の強力な仕入れ力を味方につけ、

さらなる地産地消路線をばく進中だ。

九州各地の高品質な農産物を大量に確保し、

スケールメリットで価格を抑えることにも成功。

とある地元有名店とのコラボも着々と進行中だという。

今回番組は、その極秘の商品開発にも密着した!

 

出演者:中島浩二・土居祥平・中嶋空

 

 

副業で、体験旅行で…を農作業をお手伝い

人手不足を救う?農家を助太刀ビジネス

 

今回のテーマは、農家の人手不足解消を目指すお助けビジネス。

繁忙期の「猫の手も借りたい」農家と、

アルバイトや副業で「農作業を手伝いたい」人をマッチングする会社や、

旅行者と農家を“一宿一飯”でつなぐ新たな旅のウェブサービスに注目する。

 

福岡、大分、佐賀、宮崎に拠点を持つ農作業受託会社「菜果野(なかや)アグリ」は、

繁忙期の農家と、「農作業を手伝って収入を得たい」人のマッチングサービスを行っている。

農家やJAの選果場から依頼を受けると、

主婦や学生、フリーターら登録スタッフを引き連れて現場へ。

委託料から経費を差し引き、働き手に日払い&現金で報酬を支払うという仕組みだ。

最近では、コロナ禍で収入が減った会社員が副業として始めるケースも増え、

現在登録スタッフは約2万人にのぼる。

2021年に助っ人として働いた人は延べ3万5000人。

今年からは九州外にも活動の範囲を広げている。


一方、九州の農家の間でじわりと広がっているのが、

旅行者と農家をつなぐ新たなウェブサービス「おてつたび」だ。

利用者は専用サイトで受け入れ先の農家や漁業者などを選択。

現地までの交通費は自腹だが、

労働対価として報酬と宿泊場所の提供してもらう仕組みだ。

宿泊費が安くあがるだけでなく、

観光ツアーでは得られない密な交流体験ができると学生を中心に大好評。

登録者は全国で2万5000人、受け入れ側も800を超えているという。

そのうち4割は人手不足に悩む農家。

九州では佐賀県がこのサービスに注目し、積極的に農家の登録をサポートしている。

 

アジフライブームの震源地は福岡にあり!

急成長する超豪快お魚ビジネス

 

いま「安くてうまい」と改めて人気爆発中のアジフライ。

福岡にも専門店が続々オープンし、冷凍アジフライの自動販売機まで登場。

そのブームを支えるのは実は福岡市の水産会社だった!

たったひとりで興した長浜の水産卸が、

全国屈指のアジフライ取扱量を誇る巨大水産グループに成長。

“ダイナミック・型破り”と称される豪快な経営手法に迫る。

 福岡市中央区長浜に本社を構える水産卸会社「三陽」は、

現社長の長谷煌一郎氏がたった一人で1991年に起業。

当初は競りにも参加できず、同業者を介して高く魚を仕入れるなど苦戦が続いたが、

仲買いを介さず、小売店に直接販売する手法に転換。

価格と鮮度を武器に、大手スーパーや回転寿司チェーンなどに次々と販路を開拓した。

さらにここから、巻き網船団や養殖会社、水産加工会社など9つの企業を子会社化し、

漁から仲買、加工まで全てを手掛ける、

年商約430億円の総合水産グループへと大変身を遂げた。


その成長の核がアジだ。

アジとアジフライの取扱量は年間20万トンと現在業界トップクラス。

約400トンの超巨大活魚運搬船を導入し、アジを生きたままグループの加工会社へ。

工場では搬入からわずか15分で「サクふわ」食感が自慢の冷凍アジフライが完成する。

今年はアジフライの自動販売機や、

アジフライ専門店といった新規の小売り&飲食事業もスタートさせるという。

「資源や担い手不足など逆風はあるが、やり方次第で成長できる」と語る長谷氏。

そのダイナミックなビジネスには、

漁業や水産加工にかかわる人々の所得を上げたいという熱い思いがあった。

 

出演者:中島浩二・土居祥平・中嶋空


 

 

“地熱と情熱”で未来をひらけ

日本初!おらが村の発電所

 

今回は、熊本県小国町のひなびた温泉郷「わいた地区」に注目!

ここではなんと、全30世帯の住民が会社を興し、

自ら運営する「日本初の」地熱発電所がフル稼働中なのだ。

売電収入は年間約6億円。その収入でハウス農業や観光整備、

特産品開発など、ワクワクする村おこしをスタート!

地産エネルギーの共同体自治と、

その未来を住民が自ら考える驚きの取り組みに迫る。

 

実は「わいた地区」の地熱開発には紆余曲折の歴史が。

1997年、地熱開発を誘致し電力大手による大型発電所の計画が進むも、

「温泉が枯れる」と一部の住民が猛反発し計画は頓挫。

住民間に深刻な対立が生まれ、700年伝承された盆踊りも途絶えてしまった。

しかし、このまままちの衰退を見過ごすことはできない。

彼らが打ち出した次の一手こそが、

全世帯出資による合同会社「わいた会」の設立だった。

発電事業を自ら行うことで、

万一温泉枯渇のリスクが訪れても事業をストップすることができる。

発電所の建設や運営は、地元小国町のベンチャー企業「ふるさと熱電」に委託。

源泉を全住民が監視できるシステムを構築することで、

発電慎重派も納得した。再び地域が一つとなり、

2015年、日本初の住民が運営する地熱発電所が稼働を始めたのだ!

 

発電した電気は電力会社に売電し、

その収入は年間約6億円。発電所の運営費を賄っても、

「わいた会」には約2割が残る計算だ。それを元手に始めたのは未来への投資。

まずは、ビニールハウスを建設し新たな農業事業をスタートした。

発電に使った温水を再利用し、付加価値の高いハーブを通年栽培!

大阪や福岡などの都市圏に出荷している。

さらに、蒸し料理体験ができる観光施設や、

地元の女性グループが郷土料理の加工品を作る調理場を整備。

地域の産業を盛り上げ、雇用を生み、

故郷を出た子どもや孫が帰ってきて働ける環境を整えようというのだ。

さらには第二発電所も準備中。

地元のエネルギーの使い道を住民自ら考え、地元のために使う。

わいた地区には、エネルギー自治と民主主義の重要なヒントがはっきりと示されている。

 

 

 

 

★★★お知らせ★★★
ナカジー&土居くんと共に
「番組の顔」として頑張ってくれた
小野口奈々さんが、前回の放送で卒業となりました。
ご本人からメッセージです!
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この度、赤ちゃんを授かりまして
ぐっ!ジョブを卒業いたします。
2016年4月から6年半。
取材をさせていただいた皆様、視聴者の皆様、
貴重な時間を本当にありがとうございました。
                  —小野口奈々
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小野口さんといえば、、、
日本刀で藁人形を叩き切ったり、
博多湾でどデカいスズキを釣り上げたり、
お酒をグイグイ飲み干したり、、、
およそビジネス番組とは思えない
楽しいリポートで盛り上げてもらいました!
番組スタッフ一同感謝いたします。お疲れ様でした!

 

 

 

 

 

 

“肉のプロ”のノウハウ凝縮!

Newスタイルで攻める!町の精肉店

 

今回のぐっ!ジョブは、進化する“まちのお肉屋さん”に密着取材!

いまや高級肉も希少部位も普通にスーパーの一角で買えちゃう時代。

品数も圧倒的。では、専門店の生き残る道は?

プレゼント向けの “映える”肉ケーキや、コスパ抜群の特盛肉弁当、

おしゃれ総菜、無料調理サービスなど、

精肉店が“肉のプロ”のノウハウを凝縮させた仕掛けがいっぱい!

お肉好き必見の30分です。


  元焼き鳥店オーナーの髙松慎さんが経営する精肉店

「クレイジーミート(福岡市中央区平尾ほか)」は、

ブランド肉の販売に加え「飲食店仕込みの調理技術」を武器に

総菜メニューを大充実させている。

ハーブ鶏の低温調理レバ刺しに、牛肉たたき、肉豆腐、

よだれ鶏のサラダ…家飲み需要に狙いを定めた作戦は大当たり!

さらに、買った肉の味付けや簡単な調理も無料でサービス。

提案型の店づくりで1日2000人(2店舗計)ものお客を集めている。

現在は、総菜販売を発展させたカレーやハンバーグ、特製タレのしゃぶしゃぶなど、

持ち帰り用のセットを開発。空港や駅などでの販路開拓も目指している。

 

 このほか、もらった人のテンションが倍増する!?ブランド牛肉を薔薇に見立てた

“お肉ケーキ”で贈答品市場を驚かせた精肉店「和達」や、

 

ポップな店構えとボリューム満点の肉弁当、

FにはBBQスペースを完備して若者に大人気の田中精肉店など、

 

いまどきの「肉の専門店」の工夫とサービスに迫る!

 

飲食店・コンビニで急拡大

「間借りビジネス」でWin-Win!!

 

今回のぐっ!ジョブは、「間借りビジネス」。

居酒屋やバーの閉店時間帯に店を借りてオープンする時間限定の飲食店や、

コンビニの棚を借りて野菜や果物を売る街の青果店に注目。

借りる側と貸す側、持ちつ持たれつでコロナ禍を生き抜く、

新たな助け合いビジネスに迫る!

 


 

スパイスカレー激戦区の福岡で増えているのが「間借りカレー」。

意欲的な若手料理人たちが、居酒屋やバーの営業時間外に店を借り、

時間限定、週末限定のカレー店を次々にオープンしている。

彼らにとっては最低限の開業準備と資金で店を始めることができ、

一方の貸す側も、店の遊休時間で得る家賃が長引くコロナ禍の副収入ともなる

今回はそんな間借りカレーの人気店「セロトニン」に注目。

27歳の店主、仲道海斗さんは、2年に渡る間借り営業で資金を貯め、

マーケティングを行い、自らの店舗を開業しようとしていた!

一方、コンビニ大手のローソンにも異変が。

店内のスペースを使って地域の青果店が野菜や果物の販売を始めているのだ。

青果店はその日の朝仕入れた野菜や果物をローソンに陳列し販売してもらう。

その代わりに売り上げに応じたマージンをローソンに支払うという仕組みだ。

すでに全国のローソン600店が、近隣の青果店とタッグを組みこの取り組みを開始。

中には青果だけで1日5万円売れる店もあるという。

仕掛け人は北九州市の青果店「髙上青果」。

コロナ禍で飲食店への卸売りが激減したことを受け、

ローソンにこの話を持ち掛けた。

客層を主婦や高齢者にも広げたいローソンにとっても願ってもない話。

髙上青果は、ローソンと全国各地の青果店組合とのマッチングも買って出て、

「北九州モデル」として全国に広げたのだ。

さらにこのモデルをホームセンター「グッデイ」にも拡大。

青果業界を盛り上げようと奮闘している。
                       

出演:中島浩二、小野口奈々、土居祥平

ニッポン経済の大動脈「関門海峡」

船の安全を守るシビアなお仕事

 

今回の舞台は、東アジアと日本の主要港を結ぶ関門海峡。

1日1000隻もの国内外船が行き交うこの場所は、

食料や資源を海運に頼る日本経済にとってまさに生命線だ。

番組は、その往来を巧みに整理する海上保安部や、

海底に眠る機雷を除去する海上自衛隊に密着!

航路の安全を確保する、緊迫の現場に迫る!

 

関門海峡周辺には、太平洋戦争中、

米軍が投下した機雷がいまなお1000発以上眠っているという。

その除去にあたるのが「海上自衛隊下関基地隊」だ。

種類によって処分方法の異なる機雷を相手に、

時には「水中処分員」と呼ばれるダイバーが海に潜り、

機雷に爆薬をセットし爆破処理するという危険な任務も!

流れが速く視界が悪い水中で、

正確な作業を行うには、屈強な体力と的確な判断力が求められるという。

今回、そんな水中処分員たちの過酷な訓練と、

実際の爆破処分の現場への密着が許された。

 

 もうひとつ、関門海峡ならではの仕事が「海の管制官」だ。

見通しが悪く、速度の違う大小の船がひしめくこの海峡は、

過去に中国貨物船や護衛艦が衝突事故を起こした難所。

第三者による交通整理が不可欠なのだ。その重要任務にあたるのが、

海上保安庁「関門海峡海上交通センター」の管制官たち。

特別カリキュラムで育成された管制のスペシャリストで、

8人体制で24時間海を見守り、

船の船長へ日本語と英語でひっきりなしに指示を飛ばしている。

その緊迫の現場を追った!

 

出演:中島浩二、小野口奈々、土居祥平

 

健康管理も商品販売も

任せて安心!プロのお仕事

 

今回のぐっ!ジョブは、「プロに全部お任せ」がキーワード。

ドラッグストアチェーンが、

個人データを基に服薬アドバイスなどを行うテーラー型の健康管理サービス、

そして衣料メーカーの代わりに店を構え、販売まで請け負う専門会社に密着。

データ管理と豊富なノウハウを武器に、顧客をサポートする驚きのしくみに迫る!

 

福岡を中心に141のドラッグストアと調剤薬局を展開、

年間245億円を売り上げる「新生堂薬局」が、今年4月、日本初の取り組みをスタートした。

それが「健康台帳」アプリだ。

顧客一人ひとりの血圧や筋肉量、服用歴、既往歴などの細かい情報をアプリに記録し蓄積。

そのデータはどの店舗のタブレットからも呼び出すことができる。

どの薬剤師が接客してもその人に最適な薬や健康食品の提案が可能になるしくみだ。

また購入履歴から、長期間同じ薬を購入している人には医療機関の受診を推奨する。

まさに「健康管理をドラッグストアが引き受ける」新たなサービスだ。

一方、アパレル業界で注目されているのが福岡市の「SRL」社だ。

衣料メーカーになり代わり、出店場所の選定や交渉、スタッフ集め、

販売まで一手に引き受ける「販売代行」を手掛ける。

メーカー側は商品を納めればあとは丸投げでOK

SRLが販売状況や客層、何がどれだけ手に取られたかまで時間帯ごとに細かく分析、

仕入れの数や商品のラインナップまで決め、「売れる店」をつくり上げてくれるのだ。

現在15のアパレルブランドの委託で、全国52店舗を運営中。

実店舗を持ちたいネット販売専門の衣料メーカーから、次々に依頼が寄せられているという。

安さのカギは“九州産”木材!

マイホーム&家具の革命児たち

 

今回のぐっ!ジョブは、世界的な木材の不足と高騰、

いわゆる“ウッドショック”に独特のアイデアで対抗する2つの企業に迫る。

輸入木材が値上がりする中、地元九州の木を活用して驚きの低価格を実現する住宅メーカーと、

新たなインテリア建材の普及を図る製材所。

ニッポンの林業再興にも期待をつなぐ“地産地消”の工夫と発想とは?

 

鹿児島県霧島市の住宅メーカー「メック・インダストリー」は、

100㎡の平屋で約1200万円と、一般的な格安住宅より2割程度安い住宅の販売を始めた。

安さの理由は、材料調達から加工・販売までを自社一貫で行い、

中間コストを大幅にカットしたこと。住宅はユニットごとに分け、

自社工場内で内装まで作り込むことで工期も大幅に短縮した。

もうひとつのポイントが建材で、工場に近い南九州から大径のスギを調達。

これまでは、加工に手間がかかるため避けられがちな素材だったが、

独自技術で強度の高い特殊合板に加工し材料費の圧縮に成功した。 

同社は、年間100棟の住宅販売を目指す一方で、

オフィスビルやマンションの天井材の生産も開始。

年間5万5000㎥の原木を消費することで、南九州の森林資源の循環、

林業の活性化も目指している。

 

一方、“家具のまち”福岡県大川市では、

国産木材「センダン」を使った家具が注目されている。

センダンはもともと九州に自生する木で、成長速度はスギやヒノキの3倍。

輸入木材に比べ価格も2割安く、木目の美しさと強度を併せ持つ優れものだが、

樹形が複雑で加工しにくくこれまで使われてこなかった。

ところが、地元の製材所「ウエキ産業」の植木正明会長は、

不要な芽を取り除く「芽かき」の方法次第でまっすぐに育つことに着目。

5年前から九州各地で植樹を始め、自社でオリジナルの家具を作るなどの普及活動を始めた。

大川家具工業会もこの動きに共鳴し、これまでに合計1万本を植樹。

20年後には大川の家具の5割をセンダンでまかなう計画だという。