飲食店・コンビニで急拡大
「間借りビジネス」でWin-Win!!
今回のぐっ!ジョブは、「間借りビジネス」。
居酒屋やバーの閉店時間帯に店を借りてオープンする時間限定の飲食店や、
コンビニの棚を借りて野菜や果物を売る街の青果店に注目。
借りる側と貸す側、持ちつ持たれつでコロナ禍を生き抜く、
新たな助け合いビジネスに迫る!
スパイスカレー激戦区の福岡で増えているのが「間借りカレー」。
意欲的な若手料理人たちが、居酒屋やバーの営業時間外に店を借り、
時間限定、週末限定のカレー店を次々にオープンしている。
彼らにとっては最低限の開業準備と資金で店を始めることができ、
一方の貸す側も、店の遊休時間で得る家賃が長引くコロナ禍の副収入ともなる。
今回はそんな間借りカレーの人気店「セロトニン」に注目。
27歳の店主、仲道海斗さんは、2年に渡る間借り営業で資金を貯め、
マーケティングを行い、自らの店舗を開業しようとしていた!
一方、コンビニ大手のローソンにも異変が。
店内のスペースを使って地域の青果店が野菜や果物の販売を始めているのだ。
青果店はその日の朝仕入れた野菜や果物をローソンに陳列し販売してもらう。
その代わりに売り上げに応じたマージンをローソンに支払うという仕組みだ。
すでに全国のローソン600店が、近隣の青果店とタッグを組みこの取り組みを開始。
中には青果だけで1日5万円売れる店もあるという。
仕掛け人は北九州市の青果店「髙上青果」。
コロナ禍で飲食店への卸売りが激減したことを受け、
ローソンにこの話を持ち掛けた。
客層を主婦や高齢者にも広げたいローソンにとっても願ってもない話。
髙上青果は、ローソンと全国各地の青果店組合とのマッチングも買って出て、
「北九州モデル」として全国に広げたのだ。
さらにこのモデルをホームセンター「グッデイ」にも拡大。
青果業界を盛り上げようと奮闘している。
出演:中島浩二、小野口奈々、土居祥平