日本でも〝サル痘〟の感染者が出ましたね。
こんなニュースを聞くたびに
世界はワンワールドなんだなって思います。
特殊な病気や感染症なんて
どこか遠い世界の出来事と
自分とは関連づけてなかったけど
巡り巡ればごく身近に起きても
おかしくないことになってきました。
むやみに怖がる必要はないけど
関心は持ってたてほうがいいし
ペットを介して
感染するウィルスや細菌があることも
〝知識〟としてあったほうがいいです。
というのも、例えば〝咳〟にも
動物由来の意外なものがあったりするからです。
＊犬糸状虫症
＊Q熱
＊犬猫回虫幼虫移行症
＊エキノコックス
咳が出る、長引く、
それで病院に行った際、
・いつから
・どんな感じで
・熱は
・家族歴とか既往症
は聞かれても
ペットを飼っているか？
チューしてないか？
一緒に寝てないか？
なんてまず聞かれないですからね。
人対象のお医者さんにとっては想定外だし。。
申請された情報の中で診断すれば
原因はよくわからないけど。。〇〇と言ってくれる
お医者さんは正直だなと思います。
以前、某所で
ドッグフード講座を開催した時
参加者に80代の方がいらしたんです。
その方はワンちゃんに
生の刺身を与えていました。
まずこれがキケン１ですが
その刺身を、シニアになったワンちゃんが
食べやすいようご自分の口内で噛んで！
柔らかくしてから与えていました
これがキケン２！
さらにキケン３なのが、
その刺身をご自分の使っているお箸で
ワンちゃんの口に入れてあげていたのです！
聞いてびっくりしましたよ！！
キケン３連発だったので
まずキケン１は、生魚であること！
魚の他に、
生肉をあたえている方もいると思います。
私の所属する日本ペット栄養学会では
肉も魚も加熱が基本です！
（この件はまた今度にでも）
私も長寿丸に生であたえたことはありません。
刺身、めったにあげませんが
表面をフライパンでジワーッと焼きます。
すんごくびっくりなキケン2は口内の菌問題！
昔の子供（私の上の世代かな）は
おばあちゃんとかが
硬いものを適度に噛んで柔らかくしてから
孫の口に入れてあげたそうです。
（ちょっと、、、ですが）
それにより虫歯菌や歯周病菌など
たくさんの口内菌が
まだ虫歯のない子供に移植されちゃいます。
子供の時から虫歯がたくさんあるのは
甘い物の食べ過ぎとか、
磨かないからだけではないと
歯科の先生に聞いたことがあります。
わんこは虫歯にはならないけれど
歯周病にはなるので要注意なのです！
そしてキケン３！
これこそがズーノーシスの危険です。
お箸で！？ワンコの口に食べ物を入れてあげてた！
唾液が嫌だったみたいです。。
お箸でつまめば口に入れてやるだけ！
それって。。。
「え〜〜」と思うかもしれませんが
でもこれ、普段気づかずやっている方も
いるんじゃないかなーー。。
なかには
・カンピロバクター症
・サルモネラ症
・細菌性赤痢
などなど「まさか！」な病気もあります。
「うちの子に限って。。」
と思うもうかもしれませんが
特に唾液は注意してねーー♡
動物から人に感染する病気を
〝ズーノーシス〟といいます。
これ農水省は
「人獣（畜）共通感染症」と定義してます。
