18トリソミーの子供を育てる

18トリソミーの子供を育てる

がんばって18トリソミーの娘を育てています。

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ちょっと姿をかえていつもの部屋のベッドに戻ってきました。

 

葬儀ではなくお別れ会という形を取り、沙梛のことをよく知っている人達と楽しく見送ることができたと思います。

 

沙梛の肉体とのお別れの時間が刻一刻と近づいている。

 

沙梛が淋しくないようにと理由を付けて沙梛の側を離れられないでいる。沙梛と2人でいると今までのことやこれからのこと、いろんな想いが浮かんでくる。

 

沙梛は冷たくて何箇所か死斑が見えるけど顔色は普段とあまり変わりなくただ眠っているようにしか見えない。無理だってわかっているけどこのまま沙梛を家に連れて帰りたい。沙梛の身体があと数時間後にはなくなると考えると怖くてしかたない。

 

 

昨日4月24日22時31分、娘の沙梛が永眠しました。

 

突然のことで今も沙梛を抱っこしながらこれを書いていますが、冷たいだけでただ眠っているようです。

 

本当は全部終わって落ち着いてからブログにしようと思っていましたが、今夜が家で家族全員が揃って過ごせる最後の日で沙梛を抱っこするといろんなことを思い出してしまいました。

 

オレは沙梛に会えてそして過ごせて幸せでした。願わくば沙梛も同じ気持ちであって欲しいです。

 

いろんな人に元気をもらえここまでやってこれました。本当にありがとうございました。時々沙梛のことも思い出してもらえれば幸いです。

 

 

 

オレは普通の人の2~3倍くらいは食べる。他の船はほぼ24時間食事の提供があるけどにっぽん丸は朝昼夜の食事と軽食のみ。お腹が減ったらどうしよう、と乗船前には思っていた。

 

結論から言うとクルーズ中は空腹を感じることなく、逆に食事の時間に追われていた。春日や瑞穂の1回あたりの食事の提供量は少なく感じたけど、あの少ない量だからこそショコリキサーや生ビールや焼きたてパンやアフタヌーンティーや夜食が楽しめたんだと思う。

 

オレの1日の食事と間食の流れ

(早朝 行ったことないけどどっかのラウンジでモーニングコーヒーとパンがある)

 

8時半 朝食 瑞穂か春日か両方

 

9時 ショコリキサー、生ビール リドテラス

 

9時半 焼きたてパン リドテラス

 

12時 昼食 瑞穂と春日か両方

 

14時半 アフタヌーンティー ラウンジ海

 

15時半 ショコリキサー、生ビール リドテラス

 

17時半夕食 瑞穂

 

19時半 ショコリキサー、生ビール リドテラス

 

22時半夜食 瑞穂

 

思い返すとほぼ毎食後生ビールとショコリキサーを飲んでいた。小腹が減ったらハンバーガーも。これでは腹が減る暇もない。おいしくご飯を食べるために空いている時間でお風呂に入ったり船内を探索したり下船して散歩したりで消化を促していた。

 

それぞれ利用した感想

 

リドテラス 一番利用した場所。ショコリキサーがある。最近のクルーズから生ビールの無料提供を始めたみたい。他にはジュース、コーヒー、紅茶などの飲料とハンバーガーなどの軽食、アイスなどある。生ビールがあるので乾きものみたいな軽いあてがあればいいなとは思う。7階でデッキもあるので外の景色を見るのも良い。喉が乾いたらリドテラス、時間ができたらリドテラス、疲れたらリドテラスといつも快適に過ごせた。

 

瑞穂 レストランの人がフレンドリーかつテキパキとよく動いていた。ドリンクの注文取り忘れなどもあったけど食事の提供に長いこと待たされることもなくお茶や水も声掛しなくても気が付いて持ってきてくれるなど気分良く食事できた。料理も一部味がボヤっとしてたり好みじゃないのもあったけれどそれは個人の好みの範囲内で全体的においしいものばかりだった。朝食のカレーが名物らしくおいしかった。

 

 

春日 レストランの人は瑞穂より落ち着いた人が多く席数が少ないので静かな印象だった。朝食昼食のみの利用だったので夕食も利用してみたい。名物のローストビーフを食ってみたかった。フレンチトーストが特においしかった。

 

ラウンジ 船内に何ヵ所かあるけど利用したのは海だけ。アフタヌーンティーに行くと係りの人が「お茶とコーヒーいかがですか」「お菓子はいかがですか」と聞いてくるのと頼んだものを持ってきてくれるだけで後は放置だったのでのんびり過ごせた。

 

 

 

食事のメニュー


最終日、11時に神戸着予定。

朝起きて大浴場に行く。快晴で遠くを走っている船を見ながらお風呂。にっぽん丸最後のお風呂なのでゆっくり過ごした。

 

それから部屋で再度荷物をまとめる。使わないものはとりあえずスーツケースにつめる。娘の消耗品がなくなったけどやっぱりスーツケース以外にキャリーワゴンに山盛りになった。スーツケースは部屋の外に置く。

 

最後の朝食は春日でフレンチトースト。朝食は9時半までなので9時前にいけば人が少ないだろうと8時45分に行った。ところが大盛況みたいで順番待ち。回りの人やレストランの人が話しているのを聞くとどうやら朝から人がいっぱいだった様子。みんなフレンチトーストの気分だったみたい。結局30分ほど待った。

 

本日のフレンチトーストはプレーンとオレンジ。以前来たときに学習したので1枚ずつ注文。オムレツの中身は今までなかったドライカレーがあったので、前日の焼きカレーがいっぱい残って使うのかなとオムライスみたいなものを想像して注文。

 

運ばれてきたオムレツは確かにドライカレーが具で入っていたけど少量が卵に混ぜてあっただけ。オムライスじゃなかったけれどこれはこれでおいしかった。

 

お待ちかねのフレンチトーストには前日見つけたメープルシロップをたっぷりかけて食べる。

 

 

やっぱりおいしい。オレンジはオレンジ風味があってオレンジ感があるけどフレンチトーストには合っていないような気がしてプレーンの方が好みだった。にっぽん丸のフレンチトーストは本当においしかった。

 

食べ終わる頃には9時半近くて瑞穂には行けず。最後だからはしごしてカレー食べたかったのに残念。

 

部屋に帰って娘の注入の準備と最後の片付け。最後なのでリドテラスでショコリキサーを飲みながら神戸入港を見ようと、妻は部屋に残ると言ったので娘と二人でリドテラスへ行く。同じことを考える人が多かったようでリドテラスは大盛況。

 

ショコリキサーを注文し落ち着いて回りを見ると持ち帰りの袋を持っている人がたくさん。お昼用にハンバーガーをもらっているんだ、その手があったかとオレもハンバーガーとパニーニを2個ずつ持ち帰りで追加注文。

 

家までの運転があるので生ビールは我慢でリンゴジュースを飲みながら待つ。

 

 

注文の品を受け取りデッキに出て入港の様子を眺める。

 

 

デッキでは船の人が神戸港のことを説明していた。オレは迫り来る神戸の中突堤旅客ターミナルを見ながら楽しいクルーズが終わりいつもの生活に戻るんだと感傷に浸っていた。

 

 

中突堤旅客ターミナルが間近になったので今度は着岸の様子を見ようと7階おもてにあるホライズンラウンジに行く。下船直前に初のホライズンラウンジ。操舵室の真上なので景色が良い。天気の良い日に海を走っているところを見たかった。

 

 

着岸は入船の右舷付けなので難しい操船はなく、おもての綱を岸壁にひっかけてタイコを回して綱を締め徐々に船を岸壁に寄せてともの綱をとる。船員が綱につないである細いガイドロープをクルクル回してぶん投げて、それを岸壁の作業の人がキャッチすると歓声が沸く。綱は重くて一度海に落ちてしまうので海水吸ってさらに重くなった綱を岸壁の引っかける所に引っ張っていくだけで大変。今回は車が引っ張っていた。オレが知っているところでは港湾作業は一応料金表があるけど相手を見て金額決めていたのでにっぽん丸だといくらするのかそっちの方が気になった。タグボートも来てて安全第一。アンカー打つときのガラガラ音が好きだけど投錨はしなかった。大きな船の着岸離岸は見ていて面白い。

 

 

 

予定通り11時着岸。

 

そして下船。寂しい。

 

駐車場に車を取りに行く途中にモザイク前で撮影。

 

 

車を岸壁横に止めて荷物の積み込み。

そして最後に岸壁から撮影。名残惜しい。

 

 

 

家に無事帰るまでが旅行なので安全運転。途中明石焼きやら豚まんやら食う。本当は神戸の中華街で老祥記の豚まん食いたかったけど暑くて中華街まで行く元気はなかった。

 

帰り途中はシエンタの高速での特性が分かったので燃費チャレンジしリッター16キロちょっと。シエンタの燃費を伸ばすのに大事なことはエンジンを回さない、エアコンを使わない、荷物や人をのせない、みたい。エアコン使いながら荷物いっぱい3人乗車でエンジン回転数だけ気にして16いったのでヨシとする。

 

 

最後ににっぽん丸に乗って。

 

当初はダイヤモンドプリンセスに乗るつもりだったんで船や部屋の設備とかイベントの数や種類とか非日常感とかネットで調べて比べると、にっぽん丸よりダイヤモンドプリンセスの方がオレ好みでダイヤモンドプリンセスの方が良かったなと思っていた。

 

でもにっぽん丸のスタッフの態度や気配りなどホスピタリティーの部分でにっぽん丸で良かったと今は思っている。

 

やっぱり娘の状態を考えると移動や外食にしても回りに配慮を求めてしまうことが多い。これが結構負担で初めていく場所なんかは緊張するし飯食うだけでも事前に店員さんに事情を説明してテーブルや椅子を動かしてもらってと心苦しい時もある。

 

でもにっぽん丸は事前に連絡しただけでこちらが困らないよう準備してくれていたと感じられ、おかげで楽しく過ごすことができた。下船した日から次また乗りたいとにっぽん丸のスケジュールを見ているくらい。お金と時間があれば12月の神戸初小笠原諸島行きとクリスマスクルーズに行きたい。

 

本当に良い時間が過ごせた。

 

この日は昼に下関に着岸。

 

妻が角島に行きたいとのことで角島に行けないか乗船前に考えた。下関から角島は遠い。にっぽん丸手配の角島観光の無料バスツアーがあるけど娘にバスは無理。福祉レンタカーを考えたけど岸壁から3キロほど離れた場所に会社があって着岸時間約5時間で一般道往復約150キロの運転とレンタカーの手続きを考えると余裕が無さすぎ。角島は車での旅行圏内なので改めて行くことにして今回の下関は海響館をメインについてから考えようとなった。


やはり朝の目覚めは良く、島に囲まれた中を船は行くので妻の調子も良かった。シャワーを浴びて娘の注入を片付けて皆で朝食に行く。

 

春日に行って良かったと妻に伝え本日も春日で朝食にする。パンケーキの日。春日2回目の朝食で余裕が出たので前日取りに行かなかったサラダを見に行く。瑞穂のバイキングと違って一人前ずつきれいに盛り付けてあった。野菜ジュースも取り着席。サラダとスープを食べながらオムレツとパンケーキを待つ。

 

今日のオムレツには殻が入ってなかった。パンケーキには生クリームがついてて可も不可もなくおいしいパンケーキ。パンケーキを食べ終わったあとに妻がテーブルにバターやジャムやメープルシロップなど置いてあるのに気が付く。翌日はフレンチトーストにメープルシロップで決定。

 

朝食のあとは日課のリドテラス。生ビールとショコリキサーと朝食が少なかったのでハンバーガー1個。景色を撮りたいけど霞んでいるので飲んで食ってしながら着岸後の予定を打ち合わせ。雨が止んだら海響館に行ってその後はアフタヌーンティーをすることに。帰り際に本日のパンのクロワッサンとあんパンを見つけ持ち帰る。

 

船の中の探索もあらかたすみちょっと疲れもあるのでおとなしく部屋で休憩。オレは元気なので大浴場で朝風呂。

 

1階の部屋から3階の大浴場まで階段を使って感覚的に100メートル歩くくらい。階が違うし船内図で見ると遠そうに感じるけど移動は全く負担にならなかった。だから日に何度も行くことができた。

 

混む時間帯を避けテレビで混雑具合を見て大浴場に行くのでいつも人は少なくゆっくりできた。多くても6人ほどだった。日中に大浴場に行くと海を見ながらのお風呂になるので気持ち良い。浴室から出られるデッキの休憩所があれば海風にも当たれてさらに気持ち良さそうだけど。新しいにっぽん丸にはそんな休憩所が設置されること期待したい。

 

お風呂のあとは昼食に備える。昼食のメニューは瑞穂の山口のどこかの名物瓦そばと春日の門司名物焼きカレー。どっちも食いたい、選べない、ということで家族では瑞穂にそばを食べに行ってそのあと一人で春日に焼きカレーを食べに行くことにする。

 

部屋から着岸作業と1階が出入り口になるので混雑を避けるため出かける人が船から出ていくのを見届け、人が少なくなってからゆっくり昼食に向かう。

 

瑞穂の瓦そば風なのでさすがに瓦では出てこない。器に焼いたそばが盛ってありそれをつゆにつけて食う。そばは好き麺が好き、なのであっという間に完食。瑞穂のもうまいが本場のちゃんとしたのはもっとうまそう。山口食べたいものリストに岩国の山賊焼きに加え瓦そばが加わった。

 

瑞穂で昼食が終わったあとオレにはまだやることがあるので家族と別れ一人春日に向かう。門司名物の焼きカレー、中身はゆで卵とチーズが入っていた。見た目通り、想像通りの味。小さいけれど味がしっかりしているのでお腹いっぱい。

 

本日もアフタヌーンティーに行くし瑞穂と春日をはしごしたのでリドテラスは休み。外出する人がまだいるので部屋でゆっくりと待つ。雨は上がり青空も見えてきた。

 

人通りがなくなったのでよし行こう、と服を着て外出。外に出ると暑くてカメラのレンズが曇って撮影できず。スマホで撮影しつつ海響館まで歩く。目の前には関門橋、対岸には門司の街が見える。

 

海響館では入り口から長い長いスロープ(オレは体重も力もあるけど途中で後悔したので車椅子で昇るのはおすすめしない)を昇ると大きな水槽が見えてくる。娘はビックリしたように水槽を見ている。何回か水族館には行っているけど今までで一番反応が良かった。

 

 

 

 

クジラの標本と

 

海響館はほどよい広さで1時間程度で見て回るのに最適だった。珍しいところではピラルクが泳いでいたりシーラカンスの標本があったり、時間が合えばイルカやペンギンのショーもある。

 

船に帰る前にも撮影

 

船に帰ってからアフタヌーンティーで一休み。ロールケーキとクッキーみたいななんか。

 

暑い中いっぱい歩くと汗もかく。アフタヌーンティーだけでは十分な水分補給にならず夕食前にリドテラスでショコリキサーと生ビールを飲む。そして窓から晴れた関門橋と門司の街を眺める。

 

それから部屋に帰りディナーの準備。ドレスコードはカジュアル。にっぽん丸最後のディナーは生ハムから始まって今までの夕食で一番華やかで豪華だった。最後まで大満足。

 

ディナー後はリドテラスでいつもの。出港作業を眺める。

 

 

一人で外に出て関門橋を撮影。関門海峡を越えると瀬戸内海で神戸まですぐそこ。楽しいクルーズももうすぐ終わり。

 

 

 

日が沈み気持ち良かったので娘もデッキに出て一緒に海を見た。

 

 

夜のイベントは和楽器の風糸打音という人たちで和の心地よい音色でにっぽん丸最後の夜を過ごした。

 

その後はいつも通り娘のシャワー、就寝注入準備、洗濯しながら大浴場で汗をながし、2階瑞穂で夜食にお茶漬けと最中と水饅頭と果物をいただく。あとは家まで荷物を送るのに翌日9時半までに部屋の前に置いておく必要があるので撤収準備。

 

あっという間に4日過ぎた。

 

本日の予定は長崎県上五島接岸。ツアーに参加したかったけど娘の車用のシートを運ぶのは難しく抱っこで乗るわけにいかないので不参加。雨があがったら岸壁周辺でも散歩しようと思っていた。

 

この日も朝早く目覚めるが妻の調子が悪そうなので朝風呂は自重。娘の注入を片付けて待つが復活せず。しかし島に囲まれたところを船が走り波が小さくなり少しは楽にはなってきたようで、ご飯は食べられんけど娘を見とくので朝食行ってくればと言われる。

 

シャワーを浴びてさっぱりし2階瑞穂にメニューを見に行くと7階春日はフレンチトーストだったので春日に決定。フレンチトーストはプレーンと紅茶の2種類。

 

春日の朝食はサラダとジュースや牛乳は自分で取りに行き、スープと選んだ卵料理とグリルドミートとフレンチトーストが出てきて、最後に果物とヨーグルトが出て紅茶やコーヒーの飲み物を持ってきてくれる。

 

サラダは食べずスープを飲みながら待つ。注文を聞いてから作るので時間がかかる。ゆっくり待つとついに注文したオムレツとソーセージとプレーンのフレンチトースト2枚が来た。

 

オムレツはおいしかったけど殻が入っていて残念。直径1センチくらいの大きい殻。オレは海老の頭や尻尾や殻とか秋刀魚なんかは骨まで食べるけど流石に卵の殻は食べられない。皿の隅っこに殻を残す。

 

フレンチトーストは好きで自分でも作るけどにっぽん丸のはむちゃくちゃおいしかった。パンが液にしっかり浸かってててふっくらしてるけどしっとりしてる。味付けも甘すぎてくどいとかなく上品。自分じゃ真似できないのでおかわりしたいくらい。後から来た人が紅茶とプレーンとを1枚づつ注文しててそんなこともできたのかと驚愕。

 

春日の朝食はパンケーキとフレンチトーストが交互なので次のフレンチトーストの日の朝食は春日で決定。とにかくおいしかった。

 

一人なので瑞穂にはしご。和定食一人前は無理なので洋食バイキングをいただく。サラダとパンを数種類とジュースと果物とヨーグルトとソーセージ。にっぽん丸は果物の管理が上手で出ている果物はよく熟していてどれもおいしい。キウィ、マンゴー、メロン、スイカなどクルーズを通して出たがどれもおいしかった。

 

ヨーグルトなら食べられるだろうとヨーグルトを持って部屋に帰る。妻の調子もだいぶ良くなったようでハンバーガー食べたいとのことでリドテラスまでもらいに行く。

 

リドテラスではハンバーガーとパニーニの持ち帰りを注文し、待つ間に日課の生ビールとショコリキサーをいただく。そろそろリドテラスの人にあいついつも飲んでんな、と思われる頻度。注文を受け取り部屋に帰るときに本日のパンが並んでいるのに気がつく。クリームパンとの表示があり魅力的な言葉に持ち帰りの袋2枚に2つずつ入れる。

 

9時頃着岸し、10時頃には妻もハンバーガーを食べられるほど元気になったので昼食前に船内を散歩。散歩前にもらってきたクリームパン2つをパクパクっと食べる。パンもクリームもおいしい。

 

 

 

岸壁からすぐの山に教会が見えた。ツアーに書いてあったけど上五島には何ヵ所も教会があるみたい。行ってみたかった。

 

 

雨があがっているのでご飯後に岸壁に降りることに決定。ただGoogleアースを見て知ってたけど徒歩圏内には何もない。だから岸壁に出店している店で買い物して、上五島に足跡を残して、にっぽん丸の写真を撮る、これが目的。そして散策のあとはアフタヌーンティー。

 

昼食は肉うどん(五島うどん)にいなり寿司。最高の組み合わせ。食べたあとは部屋に帰り小休憩。アフタヌーンティーに備えショコリキサーは休み。

 

船を降りるときは1階からのギャングウェイで船員さんが4人がかりで医療機器満載のバギーを運んでくれた。娘はオレが抱っこで降ろす。

 

上五島のパネルが設置してあったので撮影。家族全員でも撮ってもらった。

 

船尾に向かいつつ店を見て、船尾でまた撮影会。係留索のネズミ避けに猫の絵が描いてある。貨物船はただの金属の板だったけれどクルーズ船は遊び心がある。

 

 

 

陸で休憩し写真もいっぱい撮ったので引き返す。五島うどんを買おうと何件かあるうどんの店を見ていると試食を振る舞われた。試食なのににっぽん丸で食べたのと同じくらいの量。おいしかったので購入。あとは島で取れた魚とアオリイカを使ったテリーヌ、甘いものにかんころ餅。うまそう。

 

船に帰って14時半からのアフタヌーンティーに6階ラウンジ海へ行く。隅のテーブルでお菓子とお茶を待つ。本日のお菓子はシュークリームとカップケーキ。

 

シュークリームは皮がサクサクでクリームも好みの味。おかわりがもらえると思い静かに係りの人を待つ。給仕の人は来ない、かわりに楽器を持った人が集まってくる。

 

隅っこにだと思っていた場所がステージの真横でにっぽん丸のバンドAPPの演奏が始まった。懐かしのPOP SONGで娘によく聞かせる局ばっかりだったので娘もしっかり聞いていた。生バンドの演奏を間近で聞きながらのアフタヌーンティー、贅沢な時間。ただシュークリームのおかわりはなし。一人一皿みたい。

 

部屋に帰って娘をベッドに寝かせて休憩。そのあと夕食まで時間があるので大浴場に行く。大浴場から帰ってから心残りのシュークリームのかわりにクリームパンを食ってやろうと妻にクリームパンは食べたか聞くと食べたとのこと。メロンクリームパンだったと言われた。確かにメロンの風味がしたような気がする。おいしかったのでもう少しもらっておけばよかったと後悔。

 

今夜のドレスコードはカジュアル、娘の着替えと注入の準備をしてからオレは初日と同じジャケットに違う色のワイシャツに着替え2階瑞穂へ行く。

 

娘はご飯食べられないけど汁とかソースとかなら味見でき皿がないのも寂しいし残ったのはオレが食べるので乗船前に3人分の料理をお願いしていた。ただ乗船日に和食で味見できるのが少なく今日は娘のはいらない、と言ったのがずっといらないと思われたみたいで2日続けて2人分しか出なかった。別になくてもオレのを少し味見させていたので構わなかったのに、2日目の夕食でレストランの管理者が娘の料理が出ていないのに気が付いたみたいでこちらが恐縮するほど謝罪された。すごい謝罪されたのでやっぱりいらないですとも言えず3日目から3人分の料理が出ることとなる。

 

本日のメニューは和食。いちいち毎食のメニューと内容を書くのは面倒なので夕食と朝夕の一部のメニューは持って帰ったので食事の項目でも作って少ないけど料理の写真とメニューはそこにでも画像を貼って記事にするつもり。とにかく和食で魚介類が多かった。

 

この日の一番はハマグリの吸い物。普段オレは貝類はほとんど食べず汁も味見くらいしかしないけど今まで食べた中で一番おいしいハマグリで貝の旨味がよく出ていて汁を飲み干しハマグリも食べた。娘にもスプーンで味見させると明らかに反応が違った。娘は甘いのが好きでケーキのクリームやアイスをよく味見させているけどそれ以上の反応。表情が変わり声も出しておいしそうにしていた。そのあと出汁のきいたおいしい茶碗蒸しを味見させたけどハマグリの吸い物ほどの反応はなかった。娘は違いの分かる子だったみたい。

 

他にもアユの塩焼き、五目すしなど。

 

妻は魚介類が苦手で、娘は当然食べられない。ということで皿が次々オレにまわってくる。鮎の塩焼きは好物で骨まで3匹も食べられて満足。五目すしは具がおいしく、ただちょっと醤油を垂らしたい気持ちはあったけれど自然な味でおいしい。3人分出してとお願いした手前3人前完食。

 

おなかいっぱい、でもリドテラスでお約束の生ビールとショコリキサー。時間をつぶして本日のイベントであるビンゴ大会に行く。ビンゴ大会では賞品がもらえるとあってえらい熱気が。うちの家族では妻が見事にカレーをもらった。

 

ビンゴ大会の後は部屋に帰って娘のシャワーと注入と就寝の準備。不思議なことに全部終わるとちょうど夜食の時間なのでこれまたルーティーンとなった洗濯しながら大浴場で入浴し、2階瑞穂へ夜食に行く。メニューは豚汁と焼きそばと水まんじゅうと果物とジュース。これを書いていて1日目の夜食が豚汁ってしていたけれど違うような気がしてきた。1日目は何食ったんだろ?行けなかった2日目はそうめんとおにぎりだったみたいでおにぎり食いたかった。1日目の夜食のメインがなぞ。うどんだったかな?

 

いっぱい食い続けてお腹ににたまってきたので深夜の散歩。リドテラスから外に出て8階?の煙突周辺を歩いてみた。

 

 

夕食がきいたのか夜はお腹が痛くなった。

本日の予定は鹿児島の錦江湾クルーズとチャゲさんのライブ。

 

娘の付き添いの日であまり寝てないけど(たぶん2時間くらい)5時過ぎには目がパッチリで頭もスッキリ。仕事の日はいくら寝ても調子が上がるのは終業時間2時間前くらいからなのに。

 

妻も落ち着いているようなので娘を任せ普段なら絶対やらない6時前から散歩に一人で出る。船内を探検。おそらく室戸岬の沖あたりだったと思う。天気は雨で若干揺れた。

 

4階デッキから係留綱のドラムを観察。古い船なのによく手入れされている。

 

船橋の写真。上に見えるのが6階操舵室でその上の7階にホライゾンラウンジがあるけど角度的に見えない。

 

デッキは1週200メートルくらいかな。見えている窓は客室の窓。マジックミラーにはなっているだろうけど人の気配を感じるだろうからオレは落ち着かないと思う。

 

非常用ボート。

 

散歩の後は大浴場で朝風呂。人は少なかったのでゆっくり浸かれた。

 

部屋に帰って娘の様子を見る。

 

注入終了後着替えをして朝食に行く予定。医療機器の配置は足元にモニター、ベッド上部にあるハンガー掛けにボトルをひっかけてひもで結んで落下防止、その下に注入ポンプをスタンドで設置、頭に吸入器、ベッド横にソファーを引っ張ってきて呼吸機、加湿器、吸引機を設置。電源は延長コードで組み合わせは加湿器とポンプと吸入器、もう一方は呼吸機と吸引機とモニター。消費電力を考えて分散させる。ベッドは添い寝をするには狭い。

 

朝食は2階瑞穂に行く。

 

オレは和定食に洋食バイキングをいただく。和食はまさに和食、洋食は一般的な卵料理、ハムベーコンソーセージなどの肉料理、パン類、サラダ類、ヨーグルト、果物、スープ、あとはにっぽん丸名物のカレー。ホテルの朝食バイキングと比べて種類は少ないけど一品一品がおいしいので満足。パンはソーセージパン、カレーパン、クリームパンなどいろいろ種類があった。

 

食事中気が付いたけどチャゲさんが近くのテーブルで普通に飯食っててビックリした。会話も聞こえてきたけど普通のおじさんでクルーズを楽しんでいた。

 

朝食の後はリドテラスで日課の生ビールとショコリキサー。ここでもチャゲさんと遭遇。やっぱり普通にクルーズを楽しんでいた。9時半より出来立てパンがありこの日はクロワッサンとあんパンがあった。あんパンはパンがフランスパンっぽくてうまい。

 

リドテラスで時間をつぶした後は船内を探索。5階をうろつき写真を撮ったり買い物したり。

 

 

部屋の帰り娘の注入を開始。歩いて汗をかいたので部屋でシャワーを浴びる。休む間もなく次は昼食の時間は迫っている。食って飲んでばかり。

 

写真がないので記憶が薄いけれど、この日の昼食は6階春日に行ってオムライスを食べた。春日は上流用のレストランなのでレストランの人も瑞穂より落ち着いた感じの人が多かった。春日でもバギーが入りやすい広いテーブルに誘導してくれ椅子まで引いてくれた。場所的にプロペラの真上なのか振動と音が1階の自分の部屋より気になった。でも船で食事している感はすごく出る。

 

春日は朝からコースメニューでの提供方法なので昼食もスープとサラダから始まる。この日はリークと豚肉のスープでおいしかった。にっぽん丸は瑞穂春日関係なくスープは何を食べてもおいしかった。

 

オムライスはビックリするくらい小さくて普通サイズの半分から3分の1程度。おいしかったけれど物足りない。瑞穂にも行くか、と考えてみるが朝より食って飲んでなので1人前を食べるのはキツイ。結局リドテラスに一人で行ってホットドッグと生ビールとショコリキサーをいただく。ホットドッグのソーセージがうまかった。

 

昼食の後はちょっと部屋で休憩。この日はドレスコードがセミフォーマルで夕食後はチャゲさんのライブなので娘の注入が終わったらシャワーに入れて準備することにした。シャワーのあとに酔い止め飲む。

 

服を着替える前に医務室より電話があって、娘の状態をちょっと見てみたいとのことで着替えてから夕食前に行くことにする。医務室には船医が一人に看護師二人いた。このクルーズの船医はたまたま小児科の専門医の先生だった。先生よりあまりこの状態で子供を連れてくる人は少ないけど頑張ってるね、楽しんでね、親が船酔いになって子供を見れなくなることがよくあるから気を付けてねと言われた。

 

医務室訪問の後17時半過ぎに2階瑞穂に行く。オレはスーツ、妻はドレス、娘もブラウスにワンピース。この日は他の人もスーツやドレスなど着飾っていた。

 

強く印象に残る料理はなかったけれどやはり全体的に盛り付けがきれいでうまい。ただウナギの白焼きにフルーツソースかかっているのがあったけどあまり合ってなくてウナギには普通のタレが一番だなと思った。

 

食事中にちょうど錦江湾を回っているところで桜島が見られるかなって思っていたけど天気が悪かったので霧の中を通っただけ。景色が見られず残念。鹿児島はなかなか行けないところなので見ておきたかった。

 

 

夕食後はリドテラスでチャゲさんのライブまで時間をつぶす。ライブ中にトイレに行きたくなると困るので生ビール1杯とショコリキサー1杯で我慢。

 

 

 

ライブはドルフィンホールで邪魔にならないよう後ろの端っこに陣取る。娘は音楽が好きなので生でプロの音楽を聞かせてあげられた良かった。オレはyah yah yahの世代なので聞きたかったどやっぱりチャゲさんのソロなのでなかった。でもよい体験ができた。

 

夕食後から船が湾を出て外洋を走っている上に低気圧が来ているのでライブの前くらいから揺れた。

 

妻が船酔いで潰れたので娘の注入と就寝の準備をしながら夜食に行きたくてソワソワしてたけど妻はそのまま復活せず。しばらくすると娘も寝たので昨日同様に洗濯しながら大浴場で入浴。さっぱりして就寝、といかず服を乾燥機から出して2時過ぎに就寝。興奮続きあまり寝なくても平気。

前日まで降っていた雨はあがり曇り。

 

乗下船地は神戸、乗船時間は17時半からなので16時までに現地に到着したい、それに合わせ家を10時半に出発した。

 

シエンタでの初の遠出。ガソリン車だが通勤で一般道でもメーターでは燃費がリッター18くらいになることもあるので高速でどの程度まで伸びるか楽しみにしていた。娘はいつもバギーに乗せた状態で車に乗っているけど、今日は荷物が多いのでシートに座り普段バギーを載せているスペースに荷物を積む。

 

時々休憩しながら15時過ぎには神戸着。燃費は一般道より伸びずリッター15キロ。3人乗って荷物満載でエンジンとミッションの特性が分からず結構レッドゾーン手前までエンジン回したからかも。高速乗ってのシエンタの感想は60~80キロくらいが一番快適で燃費が伸びる。100キロ巡行の高速は苦手ではないかと感じた。でも前に乗っていたポルテよりは当然燃費が良くて乗り心地良い。剛性感もあって前にレンタカーで乗った先代セレナよりフワフワしてなくて好き。良い買い物ができたと思う。

 

神戸入りし中突堤旅客ターミナルに到着し一部分にっぽん丸が見えて興奮。とりあえず荷物を降ろしたいけど中突堤旅客ターミナルはオリエンタルホテルとくっついていてどこで荷物を降ろせばよいのかわからなかった。外にいた係の人からは「中で降ろせます」と聞いたのに中の係の人は「ここではできません」と言う。何周か回って探してみたけど分からず、最終的に中の係の人に外の人に降ろせますと言われました、と伝えるとタクシーが来るので端っこならと言われ端によって荷物を降ろす。

 

娘と妻と荷物を降ろしてロビーに運んだあとは駐車場に移動。akippaというアプリで近くの5日間3400円で駐車できるハーバーパークというところを予約していたので一人で移動。久しぶりに来たモザイク周辺は外国人を含め人が多くマスクもしていない人が多かったし建物の形が地元と違いオシャレなので都会に来たと実感。

 

駐車場からターミナルに向かう途中モザイクの前くらいでにっぽん丸の全体が見えて一人で興奮。カメラはターミナルに置いてきたのでひとまずスマホで撮影。

 

ターミナルに戻ると16時回っていた。まだ時間があるので妻にモザイク前まで写真を撮りに行きたい、と伝えるが乗船の準備をするよう係の人が言っているからとのことで許可が出ず。しょうがないので近くで撮影。

 

乗船待ちの娘

 

7月の着岸予定

 

ターミナル2階にっぽん丸のお尻から

 

そうこうしているうちに乗船時間になった。周りを見るとオレみたいにキャリーワゴンに山盛り荷物を積んで運んでいる乗客は当然いない。娘は係の人が押してくれたのでオレは荷物に専念。これから5日過ごす部屋に到着。

 

カーテンの奥に見える丸窓は出窓になっていて奥行40センチ横100センチくらいあり物が置けて便利だった。ベッド下やクローゼットがあるので山盛りの荷物も部屋で過ごすのに邪魔にならないように片づけられた。

 

バギーがあると圧迫感が強い

 

夕食は17時半からの設定になっていたけど、この日は乗船手続きで時間がバラバラになるので準備できた人からレストランに行くよう言われていた。20時35分から避難訓練、21時出航なので荷物の整理もほどほどに2階にあるレストラン瑞穂に向かう。

 

この日のドレスコードはカジュアルで、初日で様子が分からないのでこの旅行のために楽天セールで購入したジャケットとズボン2本で5000円の上下とワイシャツを着用した。レストランに行くとチラホラと人はいたがジャケット着用の人はほとんどいなくて襟付きだけど柄シャツなど想像以上にカジュアルだった。お年寄りでクルーズ慣れている人ほど楽な服で、あまり多くはないけど若めの人の方が服装を気にしているようだった。

 

レストランは日本人が管理クラスで指示して実際に動いている人はフィリピン人だった。フィリピン人でも現場で指揮を執る人は日本語をしっかりしゃべられるようだったけれどあまり上手ではない人もチョコチョコいた。でもご飯食べるだけなので特に問題はないしフィリピン人なので本当に困ったことがあったら英語で話せばいいだけ。みんな明るくテキパキと動いてよく見ているし気持ちよく食事できる環境でそこらのホテルやレストランよりホスピタリティはずっと上だった。今はサービス業に就いているので一緒に働くのに何人か連れて帰りたいくらい。テーブルまでもしっかりバギーの通り道を確保しながら誘導してくれテーブルは広めの6人掛けの丸テーブルに案内してくれて端っこの人通りが少ないところだったので吸引するときも周りを気にしなくてよかった。

 

そして記念すべきにっぽん丸初ディナーのメニューはこれ。料理は食べることには興味あるけど写真に残すのは興味ないので妻に任せて撮っていない。

 

本日のおすすめワインはグラスで900円台からあった。別のドリンクメニューも見せてもらい他の酒類を含め飲み物は比較的安く感じた。とりあえず様子見で別メニューから一番安い660円のハウスワインの白を注文。辛口で香りはしっかりあるけど癖のないおいしいワインだった。このワインで満足してしまいクルーズ中ディナーの時は毎回このハウスワインを注文した。15年ほど前にニュージーランドの南島でワイナリー巡りをしたときにオタゴにあるワイナリーで世界一になったか表彰されたかの赤ワインを二口程度のテイスティングで20か30ドルくらいするのを試したことあるけど全然口に合わなかったことがある。ワインは値段じゃなくて飲む人の好みが一番影響されるから面白い。安くておいしいワインが飲めると最高に気分がいい。

 

料理は全体的に薄味ではないけれど塩味が薄く、しっかり取った出汁で味をつけて優しい味と感じた。

 

感覚的なものだけど、カレーでイメージするとインド人が料理長をしている船に乗ったとき出してくれたものはスパイスたっぷりでジャリジャリでひとつひとつスパイスが目立っていたけど全体としてはそれでもバランスが取れていて美味くてビックリした記憶があり一度食べたら大満足で、一方日本式のカレーは全体として協調性というか調和がとれていてスパイスが目立つことはないけれど美味くてしょっちゅう食べられる。

 

多分一度だけ行くレストランならもっと塩味を付けた方が印象に残るけど、何日も乗るにっぽん丸ならこれが良いのだと思う。魚が苦手な妻の皿まで食べて大満足。380人も乗っているのに盛り付けも綺麗で評判通り美味しいご飯でした。

 

ご飯の後は7階リドテラスへ。避難訓練が始まる20時35分のちょっと前までゆっくりした。リドテラスと言えば無料のゴディバのショコリキサー、そしてなんと生ビールも無料になっていたので注文し夕食後にも関わらずさらに無料のハンバーガーとチキンパニーニもいただく。

 

 

ハンバーガーはハンバーグが牛肉100%でちょっとパサパサ。豚肉混ぜたりソースを工夫したりすればもっとおいしくなると思うのにちょっと残念。パニーニもパンとチキンがパサパサで残念。それでもビールのあてには十分でおいしくいただく。ビールは多分アサヒスーパードライ、ショコリキサーみたいな高級品は食べ慣れていないのでおいしいチョコシェイクの認識でいただく。思っていたよりあっさりしていて毎食後いけるとおもった。

 

娘は外を見ていた。リドテラスはカウンター前は冷房聞いていて涼しいけれど窓周辺の席は冷房がなく室温が高かった。娘には不快だったかもしれないけどオレには暑くてビールもショコリキサーもおいしかった。

 

 

エレベーターが混むと大変なので20時20分くらいに4階の避難訓練の集合場所へ移動、時間になってライフジャケットの着用方法などの説明を受ける。

 

そして21時前より出航セレモニーが開始された。岸壁側では旗を振ったりにっぽん丸のバンドが演奏したりと盛り上がっていた。オレたちはモザイク側の夜景を見ながら気持ちの良い海風にあたり出航を眺める。

 

 

 

タグボートは一隻であまり押したり引いたりしていなかった。にっぽん丸くらいの大きさならスラスターもあるしタグは必要なさそう。多分安全のためタグを近くに配置しているくらいだと思う。

 

 

 

そのあと部屋に帰って娘をシャワーに入れる。狭いので大変。なんとかシャワーを終えて寝床を整えて汗だく。

 

そして妻がバスルームの狭い空間で酔ってしまう。瀬戸内海でも低気圧で船は結構揺れていた。出港前に酔い止め飲めば良かったのに興奮して忘れてた。オレも船の揺れには少し慣れているけど念のため、娘も旅行前主治医に処方してもらったのを飲む。

 

妻が酔い止め飲んで少し落ち着いたので、オレは3階の洗濯場へ着ていた服を持っていき洗濯機が回っている間に大浴場で風呂につかる。

 

それから2階瑞穂に移動し22時半からの夜食。メニューはないから不確かだけど1日目は豚汁、最中、メロン、マンゴーかパパイア、キウィ、お茶をいただいた。

 

3階に戻って洗濯物を乾燥機に入れ、部屋に帰って移動で4時間遅れの娘の注入を開始して洗濯物を取りに行って、荷物を片付けつつ翌日の予定を考えながら疲れて娘の隣で寝た。

 

翌日は鹿児島の錦江湾クルーズだけど天気が...

オレがにっぽん丸を予約したときはまだコロナが5類に移行前だったのでいろいろと制約が多く、人工呼吸機使用者は乗船できない状況だった。昨年12月頃旅行代理店に電話して事情を説明すると、近いうちに乗船規約が変わる(人工呼吸機使用でも乗れる)と思われるのでとりあえず予約だけしておきましょうと勧められ予約した。そして無事5類に移行して娘も乗船可能になった。

 

乗船できる状況になって、医療的に不安がある人は事前に商船三井に伝えるようになっていたので旅行代理店を通して娘の使用する医療機器や状態やバギーの大きさなど健康アンケートという形で記入して提出。あとは主治医の許可が必要だったので主治医に旅行に行くことを話して、そのあとokでたと旅行代理店にメールした。医療機器の積み込みも申請が必要だと聞いていたけど自分で持ち運ぶと伝えるとそれなら必要ないとのことだった。

 

医療廃棄物を捨てるのに船が専用のゴミ箱を準備するのでそれも事前に連絡した。専用のゴミ箱は1つ目は無料でその次からは4000円だった。

 

娘の乗船にはめんどうな書面や手続きがなく簡単にすんだ。あと事前準備として平時は酸素濃縮機を使うことはないけれど乗船中に体調を崩すことも考えて2リットルまでつかえる小型のものを手配した。

 

実際にっぽん丸に持ち込んだ医療機器は人工呼吸機、呼吸機の加湿器、吸引機、注入ポンプ、小型酸素濃縮機、酸素ボンベ、モニター、吸入機とそれぞれのバッテリーとコード類、延長コード、それらを動かせる400wのポータブルリチウムイオンバッテリー。さらに注入用のボトルとチューブとエネーボ、シリンジ、加湿器用の精製水、吸入用の生理食塩水、吸引カテーテル、浣腸、薬、オムツ、お尻拭き、ハサミ、テープ、センサー、消毒、防水シーツ、体位交換用のマットなど。手元にないと困るし機械なので自分で運びたいからキャンプで使うキャリーワゴンも持ち込みしてよいか問い合わせると大丈夫とのこと。他にも当然家族3人分の服や日常品が必要になる。

 

結局スーツケース2個を事前ににっぽん丸に送ったのに当日は80リットルのボストンバッグ、バギーに呼吸機と吸引機を載せ、キャリーワゴンに上記を満載してようやく事足りた。

 

部屋での生活は、にっぽん丸のスタンダードステートルームを調べて見てもらうと分かる通り狭いのでベッド1台を娘専用にしてソファーを動かしてベッド回りに機械類を設置。

 

コンセントは部屋に2つとバスルームに1つしかないので部屋のコンセントに延長コードをつなげてコンセントを増設。電力消費が高い加湿器を中心にブレーカーが落ちないように機械を分散してコンセントにつなげる。

 

当初の予定では消費電力の高い加湿器は夜間ポータブルバッテリーで運用し、日中は加湿器の代わりにハイグロベビーを使ってポータブルバッテリーを充電する予定だったけど船内は空調使いっぱなしのためか乾燥が強く、結局日中はバギーに加湿器とポータブルバッテリーを載せて運用した。そこで加湿器の消費電力が35whとあまり高くない気がついたので夜はバッテリー類の充電しつつ加湿器もコンセントにつないで使えた。

 

お風呂はトイレ一体のバスルームも狭くシャワースペースは60cm四方ほど。体重移動するスペースがないので娘を洗うときには抱っこした状態でフルスクワットする必要があった。

 

オレが抱っこして妻がシャワーで洗ったけれどトイレの床までビシャビシャになってしまった。ただバスルームの床は全面防水になっているので後で拭けば問題ない。

 

正直部屋での生活は狭いのでベッドで過ごすのがほとんどで快適とは言えなかったけどまあどうにかなった。にっぽん丸の4階には車椅子専用の部屋があり、広くて浴槽もあるので快適だろうけど今回の旅費で差額が10万になる。10万はよう払えんです。