ミニチュア制作 La Petite Fleuriste -4ページ目

作品 『Green Topophilia』 制作過程 4

壁の装飾について。
かの有名なPeter氏のご自宅を参考に壁の装飾を作っています。
以下は参考写真。
退色した色が素敵。

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雰囲気が好みです。
ミニチュアだと限界がありますし、あくまでも参考なので、別の雰囲気を出そうと思っています。
沢山は貼り付けません。

33種類作りましたが、もう少し増やすかもしれません。
ほんのり色を付けていますが、経年劣化の着色はまだです。

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豚や犬、モチーフを3セット対にしました。
意図的にクラックを入れたり曲面にしているものもあります。


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頑張った細かい模様部分が写真だとモヤっとしてしまって写らないです。

この中におじさんの顔もありますが分かりますか(笑)?
近くで見るとヒゲのグリーンマン(おじさんの顔をした樹木の妖精でヨーロッパのガーデニングではお馴染み)が見えます。

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思いきりバキッと割ったものを入れても良いかもしれません。

上記の写真は選抜組です。
相当試行錯誤を繰り返していて、1kg分作りました。
ミニチュアの1kgは相当な失敗です。
目を凝らして見なければ何処が失敗なのか分からないようなものが多いのですが、とにかく慣れるまで時間がかかりました。
上記の写真のもので60g位なので、山のように残りのものがあります^^;
整然と並べると落雁のようです。

いつもは失敗も想定内なので、失敗作も使いますが、今回は使える範囲のものだと判断できなかったです。

削るのに画鋲を駆使しています。
削りすぎて沢山お釈迦にしましたが、外せないアイテムです。
コラムなども追加で制作するか迷うところですが、全体の雰囲気を見てから調整しようと思います。
取り敢えず次の作業は、アンティーク調の大型の鏡を作るか、大理石調ペイントをして段差を作るかです。

 
今月は、ミニチュアではなくて、リアルの壁を漆喰で2部屋+α塗ったり諸々の作業するので、また制作から遠退きそうです( ;  ; )
今週末、養生してシーラーを2回塗ってから開始します。
珪藻土を使うか迷いましたが、漆喰を買いました。
上手くいきますように。

特撮!!

もう6月ですね。
そろそろ梅雨入り。
梅雨の晴れ間の夏草の香りが好きです。

今日は母の誕生日で、先程ケーキを食べながら昔の映画を一緒に鑑賞していました。
今年は、1920年代から1960年代の邦画をほぼ毎日観ていて、休みの日は3本ほど観ているので、150本位観ていると思います。
上半期の鑑賞した映画リストを作りたいです。
ここのところ、黒澤明や小津安二郎、山田洋次に影響を与えた山中貞雄の映画の良さが分かるようになってきました。
山中貞雄は、1902年生まれです。
22歳という若さで監督デビュー。
出征する27歳までの5年間に26本の映画を撮影していますが、現存するのは3作品です。
後に『七人の侍』で有名になった加東大介(このときの名前は市川莚司)や小津作品でお馴染みの原節子が出ています。
山中貞雄は、日中戦争で28歳という若さで戦病死しました。
何と惜しい。
黒澤明が「山中に追いつけ追い越せ」と言っていたそうですよ。
この時代の映画を観ていると失われてしまった美徳や心を大いに感じますが、過去の巨匠たちの礎によって名作は成り立っているのですね。


映画を観ていてよく思うことに、
手間暇かけ苦労したことが伺える手作り感のある映画、現場主義的な映画を観るのは面白いです。

今日は、分かり易い特撮の映画やドラマを挙げます。

まず、ガメラの併映作、1966年の映画『大魔神』。
デジタルリマスター版が販売されていて、私はレンタルしました。
『大魔神』は、特撮時代劇です。

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3部作で、それぞれ独立した話です。
ゴジラのような雰囲気も漂っていますが、時代劇ベースです。
監督が時代劇の監督として有名な安田公義です。
『座頭市喧嘩旅』『座頭市関所破り』『座頭市鉄火旅』『座頭市・破れ!唐人剣』や眠狂四郎シリーズも監督は安田公義です。
座頭市好きなので、関連付けたくなります。
『大魔神』の1作目も座頭市シリーズでよく出演した高田美和(父は、歌う俳優高田浩吉)がメインです。

大魔神は、悪人に苦しむ民衆達を救う物語ですが、悪人には残虐な殺戮を行います。
単純明快。
悪人を成敗するために、埴輪のような石像(魔神様)が変身するシーンは、ワクワクします。
ゴジラの作曲家で有名な伊福部昭の音楽もピッタリ。
大魔神の中身、スーツアクターは、プロ野球選手でもあった橋本力です。
目だけ露出しています。
血走った目を演出するのに、撮影中は瞼を閉じなかったそうです。
橋本力は、ガメラ、兵隊やくざ、座頭市、ドラゴン怒りの鉄拳などにも出演しています。
兵隊やくざではチョイ役でした。

1作目『大魔神』、3作目『大魔神逆襲』が子供が可愛くて好みです。
無機質になりがちなCGがあまり好きではないので、手作りによる温かみと撮影の過酷さを感じる映像は見応えがありました。
大魔神も生きている感じがありありとあって。
スケールが微妙にマチマチなところも好きです。
お勧めシーンは、大魔神が屋根瓦をバリバリ破壊するシーンです。
ストレス発散には最適でした(笑)。
1956年のアメリカの映画『十戒』でチャールトン・へストン演じるモーセが、割れる海を歩くシーンを彷彿とさせるカットもあります(笑)。

撮影に挑んだ森田富士郎の苦労話はネットにも挙がっていますね。


手作り感というと、イギリスの人形劇、サンダーバードなども思い浮かびますね。
こちらも1年に1時間という枠のテレビ番組で、そのような過酷な時間配分の中で作られたものですから心底感服します。
デジタル処理をする今では考えられません。
ブルーレイで近年全話観ましたが、ミッドセンチュリーの家具や内装もお洒落で勉強になりました。


最近の人形劇では、台湾との合作で、CGと手作り感が上手いことマッチした微笑ましい番組がありました。
『サンダーボルトファンタジー』という去年MXテレビで放送していたCG人形劇で、サンダーバードやファイナルファンタジーを合わせたような雰囲気です。
人形のアナログな激しい動きにCGの派手な演出がマッチしていて臨場感がありました。

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原案、脚本、総監修は、『仮面ライダー鎧武』や『魔法少女まどかマギカ』などを手掛けた虚淵玄(うろぶち・げん)で、布袋劇を製作している台湾の霹靂社とのコラボ企画です。
布袋劇(ほていげき、プータイシー)は、17世紀頃発祥とされる伝統芸能で、台湾で親しみのあるアクション人形劇です。
人形の衣装の中に手を入れて操作します。
パペットですね。

サンダーボルトファンタジーに出てくる人形は、スーパードルフィーのような雰囲気で、ファイナルファンタジーに出てきそうな顔つきと衣装です。
動きや口元がパカパカ開く様はサンダーバードのような感じにも見えました。
ストーリーは、ライトでよくあるタイプのものだと思われますが、人形のアナログアクションやセットとCGの組み合わせが斬新でした。
必殺技だけ、何故か中国語(?)で、男女共に同じ中年風の男性の声になるので、その辺はツボでした(笑)。
セットや小物もとても良くできていました。
パンパスグラスが光り輝く風景は本物さながら、美しく印象的でした。
次回作、2期の『生死一劍』の放送が楽しみです。


HP:

それと、人形劇というと、1979年から1982年にかけてNHK総合テレビで放送されていた『プリンプリン物語』がBSプレミアムで来月7月5日から再放送されることが決まりましたね。
まだ私は生まれていなかったので、タイムリーに観ていませんし、どのようなものなのか気になっています。




制作の方は映画も観ているのであまり進みませんが、てこずっていた壁の装飾パーツの制作が8割型終わったところです。
限界、垣根を作っていた苦手なことに敢えて挑戦しました。
まだ不十分ですがチャレンジをしたことによる達成感があります。
そろそろ写真などアップしていきたいです。

作品 『Green Topophilia』 制作過程 3

大相撲夏場所が始まりました。
話題の北斗の拳の化粧まわしは、パチンコを彷彿とさせるようなさせないような。
配色と雰囲気がファミコンやうまい棒(明太子味?)のようなそうでないような。
コミック攻めで、そのうちキン肉マンや聖闘士星矢が出てきたり…しないですね。
ラオウが初日に敗北となりましたが、傷は癒えてはいないのですかね><
心配です。
 
さて、暫く新しいものは載せられそうにないので、去年制作していた薔薇を載せてみます。
制作中の作品に入れます。
葉っぱ等の着色が途中です。
作品に使う花瓶は別のものを使うので、諸々ここからガラッと雰囲気が変わります。
つるぎ型も作りましたが、今回は花弁の枚数が多いものを載せてみました。
 
 
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写真をアップすると画質が落ちるので見えるか分かりませんが、めしべとおしべをつけています。

 

花の色は全て、白、黄色、緑の色の配色で統一させる予定です。

 

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枯れつつあるバラ。

 
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アリストロメリアとストックを作ってあるのでまた写真を撮ったら載せようと思います。
 
 

Pentangle

相変わらず疲労困憊で制作意欲がなくなっています(~_~;)
苦手な素材を使って制作中ですが、克服するには根気がいります。
時間の余裕もないのでなかなか進みませんが、ある程度のものには仕上げます。
早く次の作業に移りたいです。
 
 
今日は女性シンガーについて書こうと思います。
女性シンガーというと、比較的最近聴きに行ったコンサートではサラ・ブライトマンが圧倒的な歌声でヘロヘロになりましたよ(笑)。
ファンではないのですが、女教祖、ニューエイジの女帝といった雰囲気と歌声が脳裏に焼き付いています。
あまりの迫力にコンサート終了後、足がガクガクになり、階段で転びそうになりました。
魂を吸い取られた感じでした(笑)。
サッカーのテーマソングやオペラ座の怪人で有名ですし、記事にしている方が多いと思われますので、今回書くのはサラ・ブライトマンではないです。
 
Jacqui Mcsheeです。
 
去年7月28日、下北沢でのPentangleのライブに行きました。
来日は久々で、ボーカルのジャッキー・マクシーは73歳です。
バンド結成は1967年。
Pentangleを立ち上げたときのメンバー、イギリスのギタリストであり作曲家John Renbourn(歌声も味があって好きです)は2015年に亡くなり、ギタリストBert Janschも2011年に亡くなっています。
Bertはレッド・ツェッペリンやニール・ヤングなどにも影響を与えた偉大なギタリストです。
他のメンバーも変わっておりますので、Pentangleというより、ジャッキー目当てで聴きに来た方が多かったのではないでしょうか。
伝承トラッドをベースにジャズ、ロック、ブルース系が融合され、独自の世界感が唯一無二で、古臭くなく斬新で、格好良いです。
中でも、太古の伝聞を元にした歌が好きです。
 
写真はラストの曲から撮り放題でした。
レアな写真だと思われますので沢山貼り付けますね。
最前列からです。
 
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喉が相当腫れていました。
 
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サイン中
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Pentangleの中で一番好きな曲を挙げます。
初めて聴いたとき、悲しくも美しい旋律とはこの曲のことだと思いました。
 
二人の姉妹が同じ男性を好きになり、海に突き落とす実際の事件を元にしたグリム童話のような恐ろしい歌詞で、悲しきというか背筋も凍る、狂える姉さまと妹の物語です。
伝承の物語。

参考: 
同じ題材ですと、Bob Dylan、Tom Waitsなどの曲の方が有名かもしれませんね。
 
インド発祥の民族楽器、シタールやマントラのようにリフレインする“ラララ♩”が印象的でhaunting songと言われます。
長い曲です。
 
“Cruel Sister”

 

 

歌詞はこんな感じです。
 
 
妹は太陽のように明るく、姉は墨のように暗い。
騎士が花嫁を探しにその姉妹の元にやってきます。
騎士が恋した妹を崖から落とす姉。
妹が「自分のものは何でもあげるから助けて」と姉に救いを求めるものの助けません。
北の海が白鳥のように妹を浮かばせ流れていきます。
浜辺を歩いていた2人の吟遊詩人が遺体を発見し、彼女のあばらで琴を作り、金髪から琴の弦を作ります。
琴の音色は石のような心も溶かしたそうです。
そしてこの琴は、黒い髪の花嫁の前で、独りでに鳴り出します。
「花嫁の妹は溺れ死んだ」と憂いの音色で。
この花嫁は姉でしょうね。
姉は最後に涙を流します。
 
 
金髪と黒髪の表現の仕方が昔の差別を感じさせます。
深夜の更新なので、ホラーっぽくなってしまいましたかね^_^;
 

ミニチュア チェスターフィールドソファ

今日はこどもの日ですね。

祝日法2条によると、こどもの日は、こどもの人格を重んじ、子供の幸福をはかると共に母に感謝する日だそうです。

また、祝日は何かと植物が関わる日が多いですが、尚武から菖蒲が定着した説が有力みたいですね。

 

 

制作のモチベーションが今またなくなってしまったので、今日は随分前に改良版として作り始めたソファのことを書きます。

 

試作品として作ったソファの改善余地が大いにあったというより、直さなくて良い箇所がほぼ1つもない仕上がりだったので再びチェレンジしました。

1個目より大分改善しましたが、まだまだ改善の余地があるので、やる気が失せて(笑)、そのままになって何年経過したのでしょう…。

脚すらつけていません。

使い古したチェスターフィールドのソファのつもりです。

 

一眼で撮った写真

 

 

iPhoneで撮った写真

 

全体のパーツを分けた削り出しも大変なので、3個目のチャレンジはまた先になりそうです。

 

これはこれで良しとして近々脚をつけて完成させようと思います。

カブリオールレッグ(猫脚)を作ります。

 

 

テーブルソーは持っていないので、こんな感じで地味に削り出して着色しようと思います。

 

 

鋲は代用できるものが見当たらなかったので、真鍮の釘を1つ1つペーパーで手で削り出す、途方もないようなことをしています。

味が出て良いかなぁと思い、作り始めたら100個以上あるので結構大変でした。

本物は300個位はついていると思われます。

裏にも鋲をつけました。

 

 

 

リアルレザーを使うと逆にオーバースケール過ぎてリアルではなくなるような気がしましたが、レザーで制作したらどうなるか試してみても良いですね。

そもそもどの作品もスケールは、然程気にはしていないのですが^_^;

 

脚が完成したら載せます。

 

 

脚と言えば、祖父が帰宅したときのために頼んだ椅子の高さが商品説明欄にある記載と30mmも違ったのです。

希望の高さがあり、それを一番重要視して購入したので、ガッカリ。

その椅子の高さに合わせてテーブルも購入し直したので、ダメージ絶大。

マットを敷いてもその高さは出せませんし、背もたれの長さに影響が出ます。

7日までに用意しなくてはならないのですが、返品して探し出しても、もう間に合いません。

今、脚の高さを補うためにDIYしてます。

勿論、安全で強度が高いものを作ります。

リアルスケール1/1。

今日は半日かけて作っていましたが、まだ半分もできていません。

筋肉痛になりそうです。

電動工具各種が祖父の家にあったはずですが、見つからないので、ゼットソーが活躍してます。

7日までに鉋がけして着色、取り付けをしなくては。

手持ちのこんな程度のもので綺麗に仕上がれば良いです。

 

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