風そよぐならの小川のゆふぐれはみそぎぞ夏のしるしなりける
―藤原家隆
水無月晦日に
由美ママは家族で
都心のお気に入りの
“パワースポット”
2万坪の庭園に佇む【椿山荘】http://www.chinzanso.com/
“ほたるの夕べ”
へと出かけました
【椿山荘】へは
先月
親友の神野美伽さんhttp://ameblo.jp/mika-shinno
と出かけて以来ですが、
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*神野美伽さんと椿山荘の豪奢な料亭【錦水】で蛍を愛でたひととき!椿山荘『ほたるの夕べ』~7・16迄 (2012年6月22日号他)
今回は
【椿山荘】内の奥まった一角に
ひっそりと建つ
別邸『残月』を予約しました
【椿山荘】 別邸『残月』
この
『残月』は、
箱根小涌園http://www.hakoneho-kowakien.com/
の藤田男爵の別荘に作られた
表千家の茶室「残月亭」を
1947年に移築した“別邸”です
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藤田男爵の別荘から移築された表千家の茶室 料亭・錦水の別邸「残月」 (2009年6月20日号他)
別邸『残月』玄関
庭園が眺められる掘り炬燵式和室
掛軸は、
11世紀の中国の詩人
蘇軾(そしょく)の詩から
「柳緑花紅(りゅうりょくかこう)」
その意味は、
「やなぎはみどり はなはくれない」
とも読まれるこの四文字は、
柳は緑色をなすように
花は紅色に咲くように
この世のものは種々様々に異なっており、
それぞれに自然の理が備わっている
・・・・と、そんな
自然の景色の美を形容した言葉です
【椿山荘】料亭『錦水』
前田和秀料理長http://chef.gnavi.co.jp/chefmember/maeda_kazuhide.html
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*草の葉を落るより飛蛍哉!椿山荘庭園【料亭錦水】蛍会席&蛍の乱舞が眺められる蛍の夕べ~7月10日迄 (2011年6月3日号他)
さて、
この夜の前田料理長お薦めは
先ず、ワインはあさつゆhttp://www.kenzoestate.jp/wine/asatsuyu/
先附は、6月30日の行事“夏越の祓え”から水無月豆腐が登場
この
“夏越の祓(なごしのはらえ)”とは、
毎年6月30日に
半年間の罪の穢れを祓い
残り半年の無病息災を祈願する行事ですが、
京都では
氷を思わせる三角形の和菓子
“水無月”を食べます
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*“水無月晦日”の京の習し・・・ “一日一組限定の料亭” 祇園 『別邸 乾坤』夏の膳 (2009年6月30日号)
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和菓子“水無月”は、ういろう生地にたっぷり小豆を乗せて蒸す素朴なものですが、
ここでは、小豆を入れた蒸し豆腐に、秋田のじゅんさいを添え、秋田の赤空豆を乗せたものが
“錦水流”の“夏越の祓”
江戸野菜 芯取菜と小松菜信田煮
二本目のワインは、由美ママ好みのアルベール・ビショーのジュブレ・シャンベルタン
http://www.mercian.co.jp/wine/bichot/ourwines/ab_wine.html#02
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お造りは、“キジハタ”と呼ばれる夏の高級魚長崎“茂魚(アコウ)”薄造り 鮪妻一式
手前より佐賀牛ロース、神戸牛ロース、北海道牛フィレ
野菜は、小玉葱と伏見唐辛子、久世茄子、南瓜、姫玉蜀黍、椎茸
“佐賀牛”や“神戸牛”は以下のお店でもいただけます
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*金色の巻き毛輝く誕生日!佐賀牛フィレと琵琶湖の稚鮎を堪能した初夏の宴!日本橋【ポンド―ル・イノ】 (2012年6月15日号他)
*春疾風着物の裾を翻し!春嵐の肉食獣の夕餉!神戸ビーフ【神戸ステーキ ビフテキのカワムラ】銀座店! (2012年4月4日号他)
魚介は、煽り烏賊、帆立、尾長鯛、油目、車海老
箸休めのシャーベットは能登の花おぼろにごり酒から作られたもの
デザートは果物とくずきり
この夜
由美ママ一家は、
【椿山荘】の名園の
清流のせせらぎを聞きながら
別邸『残月』にて
美味な一品一品を味わいましたが
その後は、
静かなる闇の中で、
ふわふわと不思議な動きで美しく舞う
幻想的な“蛍”の夜間飛行を愛で
風雅な夜を堪能しました
【椿山荘】料亭「錦水」
別邸『残月』
広さ 10畳 定員 8名
料金 21,000円 様式掘り炬燵
※完全個室(2時間30分貸切)
http://www.chinzanso.com/restaurant/kinsui/private-room.html
尚、漆黒の闇に小さな光を発し、
美しく舞う蛍を鑑賞できる
『椿山荘』“ほたるの夕べ”は、
7月16日まで愉しめます