銀座みやこクリニック院長の濱元誠栄です。

 

 

昨年末に大腸がんシリーズをすると宣言してからもうすぐ1か月が経ちます…

 

そろそろ頑張って書きます

 

 

 

大腸がんの治療方針は、ステージ4以外は内視鏡下切除もしくは手術です

 

ステージ0(上皮内がん)

 

大腸カメラ(内視鏡)での切除が基本です

大きすぎて大腸カメラで切除できない場合には手術になります

 

ちなみに、ステージ0だとがん保険が通らなくて、保険会社が喜びます

 

 

 

ステージ1 

ステージ2

 

手術で根治可能です

ただ、再発することもありますが、それについてはこちらを参考に

 

 

 

ステージ3

 

手術で完全切除しても、3分の1は再発してしまうので、術後に半年~1年間抗がん剤治療を行います

 

使われる抗がん剤はこちらです

5-FU+LV(ロイコボリン)

UFT+LV(ロイコボリン・ユーゼル)

ゼローダ
TS-1

CapeOX(ゼローダ+オキサリプラチン)

FOLFOX

 

 

 

ステージ4

 

大腸がんのステージ4は、他のがんのようにいきなり抗がん剤治療にはなりません

 

診断時に、原発+転移巣ともに手術で切除できる場合には、切除手術が行われます

転移巣が切除不可能な場合には(多発肝転移など)、抗がん剤治療となりますが、腸閉塞になりかけていたり腫瘍からの出血が多いなど命に関わるようなことがあれば、緊急~準緊急で手術が行われます

その際に、原発巣が切除できそうであれば切除しますし、難しい場合には人工肛門を作るだけの時もあります

 

こんな感じです

 

 

 

化学療法に関してはこちらにも書きましたが、2022年に新薬も出たので、次回まとめます

 

 

 

 

 

 

 

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