銀座みやこクリニック院長の濱元誠栄です

 

 

 

ある患者さんの問診票に、

抗がん作用を期待して雲南紅豆杉を服用している

とありました

 

雲南紅豆杉って何て読むんだろ…

うんなんべにまめすぎ??

 

って、思ったら、紅豆杉は「こうとうすぎ」と読むらしいです

 

読めないわ、これ

 

 

他の方もググってますね

 

 

さて、その雲南紅豆杉について調べてみると、こんなニュースが!

 

 

厚生労働省の通達より、紅豆杉商品に抗腫瘍活性物質の「パクリタキセル」が入っていることが確認されたため、2023年10月24日から「医薬品(医薬品リスト)」指定を受けることとなりました。

 

抗がん剤であるパクリタキセルが入っている⁉

 

サプリメントとして摂取しながら、マイルドな抗がん剤治療をしているようなもの?

 

って、ビックリしますよね…

 

 

パクリタキセルはイチイという植物の樹皮から作られるのですが、紅豆杉はイチイから抽出された成分のようなので、そりゃまんまパクリタキセルだわ!って感じです

 

 

他にもイチイ由来のサプリメントがありました

 

抗がん作用を期待して内服したくなる気持ちはよく分かります

 

 

実は、植物由来の抗がん剤は他にもあって、カンレンボクという植物由来の抗がん剤にイリノテカンがあります

 

https://www.pharm.kumamoto-u.ac.jp/yakusodb/detail/003594.php

 

 

カンレンボク(旱蓮木、別名:喜樹)はその辺に生えているのですが、食べちゃダメなやつですね

 

 

 

さすがにカンレンボク関連のサプリメントは販売されていませんが、カンレンボクからサプリメントを作れば、軽い抗がん剤になりますよね…

 

 

 

銀座には、がん休眠療法(少量抗がん剤投与)を行っている先生がいて、1/10-1/20量の抗がん剤を投与されています

 

抗がん作用のあるサプリメントだと、そのさらに1/10くらいになるのかなぁ、、、どうなんだろう

 

休眠療法の理論だと、サプリメントの量でも効く可能性はありますが、副作用出るのかなぁ

 

 

 

 

 

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