前回の続きです
FOLFOXとFOLFIRIが登場した後
まあ、考えることと言ったら
FOLOFOX+FOLFIRIですよね
FOLFIRI+オキサリプラチン(OX)
=FOLFOXIRI(フォルフォキシリ)療法
が登場します
大腸がんではFOLFOXIRIですが
これが膵臓がんに適応となったら
FOLFIRINOX(フォルフィリノックス)療法
という名前に変わります
ただ、
それでも生存期間は2年に届かず…
という時に
分子標的薬アバスチン(ベバシツマブ)
が登場します
アバスチンの
*上記の数字は
無増悪生存期間(がんが大きくならない期間)
のもので
実際の生存期間を表すものではなく
点線の部分が生存期間です
発表当時は生存期間が延び
未達となっていますが、
最終的には28か月となりました
アバスチンの登場で
初めて2年を超したのです
その後
FOLFOX+アバスチン療法
や
5-FU系の経口薬+OXを使った
SOX(ソックス)+アバスチン療法
S=TS-1 OX=オキサリプラチン
XELOX(ゼロックス)+アバスチン療法
XEL=ゼローダ OX=オキサリプラチン
CapeOX(カペオックス)+アバスチン療法
Cape=カペシタビン OX=オキサリプラチン
などが登場します
*XELOXとCapeOXは同じ治療です
一般名:カペシタビン
商品名:ゼローダ
で名称が変わっているだけなのですが
どちらを選ぶのかは好みによるのか…?
個人的にはカペオックスの方が
優しい?感じがして好きです
*あくまで個人の見解です
その後
アバスチンにやや遅れて
アービタックス(セツキシマブ)
ベクティビックス(パニツムマブ)
などが登場するのですが
続きは次回に