お越しいただきありがとうございます飛び出すハート

 

 

 

 

このブログはヴィーガン食について気になっている人、

ヴィーガンライフをもっと充実させたい人に向けて、

私のパリ7年間のヴィーガンライフの経験から得た知識と気付きを基に、

日本でのヴィーガンライフがもっと楽しく美味しく充実したものになってほしい

という思いで書いています。

現在は福岡県朝倉市でヴィーガンライフを実施中!

 

 

 

 

 

 

握り飯は少年を救う。

 

 

2012年に退社してから私は新宿三丁目にある

インターナショナルスクールに行くことにした。

退職届を提出してから入学を決めるという全然用意ない周到ぶり。

ここは大半の学生が高校を卒業した18歳前後の子供たちで、

当時28歳だった私は、「え?なに?あの人確実に大人だよね?」みたいなザワつきにも

めっちゃ気付いてるけど必死に気付いてないふり。

大人の余裕を微笑みで演出しつつ、心の中でこんなことを思っていた。

 

 

クソガキどもよ、大人の意地をココに見よ。

小僧も小娘も全員もれなくぶち抜いて、

一番をとるのはおめーらが今「おばさん」って思ってる私だ。

 

 

こんな戦闘体制で臨んだスクールだったけど、

この1年が本当に楽しくて愛おしくて幸せな時間だったのです。

 

 

 

 

 

 

マサキは2学期めで同じクラスに福岡出身のメガネをかけた小柄な男の子。

基本的にある程度の成績を維持できれば、

学期が進むごとに1つ上のクラスに上がっていくんだけど、

彼は成績不良で上のクラスから下がってきた子だった。

 

 

いつも遅刻ギリギリだったけど、

その日は息切れが着席後20分過ぎても止まらない。

絵に描いたような動悸息切れに頭の中で「救心」のCMが流れ出したところで、

おせっかいな私は聞かずにはいられない。

 

 

「マサキ…なんか今にも死にそうだけど大丈夫?」

 

 

か細い少年は声変わりしていない可愛い声で

「あ、すみません、なんか頭がずっと痛くて…」

 

 

こんなに若いのに偏頭痛かよ。

当時、飴ちゃんとバファリンを常備していた私はスッとバファリンを取り出し

「痛み止めあるけどいる?今日ちゃんとなんか食べてる?」と聞いてみた。

 

 

「…あ、ちょっと奨学金の申込書を埋めるのに忙しくて昨日の夜から何にも…」

 

 

私は今日朝ごはんを食べたかどうかを聞いたんだが、

まさかの昨日の夜から食べてない衝撃。

奨学金の申込書って食欲なくなるやつだったっけ…?そんなはずはない。

 

 

とりあえず昼ごはん用に買ってきたパンを遠慮する彼に押し付け、

バファリンを飲み込むところまで見届けた。

その日から私はメガネで小柄のマサキのことが気になって仕方がない。

 

 

これって恋かな…?

そんなことはどうでもいいんです。

毎日何を食べたかを確認していったところ彼の状況がわかってきた。

 

 

福岡から上京してきて寮暮らし。

毎日着ているのは真冬には心許ないカーキのジャケット。

ジャケットの上から腕を握ってみたらびっくりするほど細くて

「マサキの腕細すぎるんだけど、ちょっとみんな触ってみて」

と私はセクハラ紛いのことをする始末。

 

 

さらに衝撃だったのが1日の食費が200円で、

電子レンジで茹でた乾麺に

インスタントのペペロンチーノソースを絡めて食べるのが常だということ。

 

 

「毎日ペペロンチーノ食べてたら味がよくわからなくなったけん…」

 

 

たまに出る福岡弁にキュン♡

すかさず「もう一回言って」とおねだりする私は変態かもしれない。

もうお気づきですね、彼はただただ食料が足りてない。

飢えているので力が湧かず、朝も起きれず勉強にも集中できていない。

ということで握り飯の配給をはじめてみました。

 

 

甲斐甲斐しい雰囲気をだしつつ作るのは私の母 笑い泣き

私は30歳で海外に出るまで料理をあまりしてこなかったので、

いい年した娘に握り飯を作ってくれる母に、

マサキの話を聞かせてマサキの分も作ってくれるように促したのです。

 

 

毎日マサキの話をするもんだから、

母もマサキに惹かれてきて握り飯だけじゃなく

娘にはつかないオカズやデザートまでつくようになった。

 

 

「これマサキ君に持っていってあげて」

 

 

握り飯の配給によってマサキはみるみる元気になって、

遅刻もしないし、宿題もちゃんとやってくるようになった。

誤算だったのはマサキの方が断然優秀だったこと。

私がクラスで一番を取る障壁になったのです。

 

 

 

 

 

 

敵に塩を送るとはまさにこのことオエー

 

 

食べる行為は生きていく上で必須だけど、

食べ物で満たされるものは腹だけではない。

心を満たす「美味しい」と、身体を労わる「ヘルシー」をどっちも一緒に撮ることは可能で、

そういうご飯が前進するエネルギーに変わっていくのを見せてもらった気がします。

 

 

心のこもった食事って偉大だわ昇天

 

 

 

 

↑ ↑ ↑

クリックでお友達追加

 

または@327mzsweで検索

お問い合わせもLINE公式からどうぞ飛び出すハート