お越しいただきありがとうございます飛び出すハート

 

 

 

 

このブログはヴィーガン食について気になっている人、

ヴィーガンライフをもっと充実させたい人に向けて、

私のパリ7年間のヴィーガンライフの経験から得た知識と気付きを基に、

日本でのヴィーガンライフがもっと楽しく美味しく充実したものになってほしい

という思いで書いています。

現在は福岡県朝倉市でヴィーガンライフを実施中!

 

 

 

 

 

I don’t like animals. 

夫に初めて会った日に放ったフレーズである。

私は10歳の時に「動物は嫌い」と言うことに決めた。

近所の犬と昨日食べた豚の違いがどう考えても分からなかったからだ。

 

 

犬も豚も動物なのに片方を愛でて、

片方は食べると言うのは何だか理不尽ではないか。

と子供なりに思ったのだ。

 

 

一方で豚肉を食べるのを止めることは全く想像できなかったため、

苦肉の策としてI don’t like animalsを自分の設定に決めた。

10歳から30歳までその設定を貫いたのだ。

割と頭弱めである。

 

 

動物をわざわざ飼うことを阿呆らしいとも思っていた。

小児喘息だから飼えないと言われていたので、

飼わない方が良い理由を自分なりにならべた。

 

 

とにかく行動を制限される。

旅行にも行きにくくなる。

餌代もかかる上に下の世話も面倒だ。

病気になっても健康保険は効かないし、

例えば「猫が体調が悪いので…」と言っても

会社を休む理由にはならないだろう。

 

 

圧倒的にデメリットが多いのだ。

その上にその動物達はおそらく私より先に死ぬ。

亀を飼うならまだしも、犬猫を暮らすということは

彼らの死と向き合うこともセットでついてくる。

余計な悲しみまで受け入れなければならないなんて、

本当に本当にバカらしい。

 

 

 

 

 

 

そんな私が、飼い猫を本気でベストフレンドと呼ぶイギリス人と結婚し、

ギリシャで鼻水垂らした猫を保護して、

国際引越を経験して現在に至る。

 

 

猫と暮らすことで得られたのは「無条件の愛」‘unconditional love’

相手がただ存在することの価値を、

何の雑念もなく分かっているのが動物だ。

 

 

 

Unconditional Love

 

動物は無条件の愛をくれる。

ジャイアン(イギリス人夫)が常々言っていたことは何となくはわかるけれど、

いまいち腹には落ちていなかった。

 

 

動物と強い絆を築ける人は実はそう多くはない。

これは動物と暮らしたからと言って必ず得られるものではないと思う。

良い人とか悪い人と言っているのではない。

ただ今まで動物の尊さにピンとくるチャンスがあったかどうかにかかっている。

 

 

そんなこともあって私は動物愛護の観点から

ヴィーガンのことはあまり書く気がしない。

ヴィーガンだろうがなかろうが、

動物と強い絆を築いたことがない人にモラルを説いても

あまり刺さらないと思うからだ。

ジンジと出会う前の私がそうだったからよくわかる。

 

 

ジンジは4年弱、本当に色んな表情を見せてくれた。

何度も笑わせてくれたし、

どんな時も隣にいて私のことを心から信頼してくれていた。

彼がくれた「無条件の愛」はきっと私が存在する価値を、

当たり前に認めて1ミリも疑わないこと。

 

 

私の中のジンジの価値が全く薄れないのと同じく、

ジンジはもし私が明日寝たきりになったとしても、

彼の中の私の価値はきっと下がったりはしない。

 

 

ジンジは自分のコンディションを言い訳にすることなく、

私はその小さな体に精一杯守られて、

勇気づけてもらった。

ジンジからの最高級のサポートは

どんな一流のコーチングにも負けないのだ。

 

 

ジンジ、君からのメッセージはしかと受け取った。

私はもう大丈夫。

この日が来るのがずっと怖かったけれど、

半年持つかどうかと言われた君が、

4年弱も一緒にいてくれたんだもの、良しとしよう。

 

 

 

 

 

 

沢山一緒に冒険をして、奇跡を何度も見せてくれた。

私の小さな応援団長、今はただゆっくりおやすみなさい。

ありがとう。

2024年5月11日

 

 

 

↑ ↑ ↑

クリックでお友達追加

 

または@327mzsweで検索

お問い合わせもLINE公式からどうぞ飛び出すハート