私の禁煙物語⑥　心理的な禁断症状

こんにちは。

自分を大好きになる

生活習慣改善コーチ

ジェニーです

私が20代の頃にタバコを辞めた体験をシリーズで書いています。

私の禁煙物語① 中毒性の怖さ
では、軽い気持ちでやってみた禁煙が、
とても辛くて中毒性の怖さを思い知った話。

私の禁煙物語② 辞めようと思ったきっかけ
では、それにも関わらず辞めようと決意したきっかけを書きました。

私の禁煙物語③ 最初にやったこと
では、禁煙を始めるときに最初にやった事を書きました。

私の禁煙物語④ 禁断症状
では、肉体的な禁断症状は３日でなくなるということを書きました。

私の禁煙物語⑤ 習慣という罠
では、喫煙習慣を断ち切るための工夫について書きました。

今日は、中毒性、習慣性の他に
禁煙を妨げる「心理トリック」についてお話したいと思います。

タバコを吸っている人、吸っていた人なら、
「イライラしたときにタバコを吸うと落ち着く」
という体験をしたことがあると思います。

そういう体験をすると、
「煙草を吸う行為には、イライラを収める効果がある」
と思い込んでしまいますが、これは間違っています。

なぜなら、タバコを吸うことで収まるイライラは、
タバコを吸わないことで発生したイライラだけだからです。

ニコチンには中毒性がある為、習慣的にタバコを吸っていると、

血中ニコチン濃度が下がるとイライラするようになります。

タバコを吸って血中ニコチン濃度が上がると、
血中ニコチン濃度が下がったことによるイライラは収まります。

でも血中ニコチン濃度は、吸ってしばらくするとまた下がります。
するとまたイライラします。

なので、またタバコを吸いたくなります。

つまり、タバコはイライラを収めているのではなくて、
イライラを起こしている原因がタバコなんです。

これぞまさしくマッチポンプ

残念ながら、人間関係のストレスなどによるイライラに、
タバコは全く効果がありません。

あるとしたら、血行が悪くなって脳への血流が減るので、
頭がボーっとして思考能力が下がり、
無気力になる事でイライラする気力もなくなるかもしれません。

が、血流が悪くなるというのは、
全身の細胞へ栄養が届きにくくなるという事。

身体の正常なリズムを狂わせますから、
回り回って様々な不調とイライラを引き起こす可能性はあります。

カラクリを知ってしまえば、馬鹿らしくなってしまいますが、
スモーカーにとっては「タバコを吸うとイライラが収まる」

という記憶が無意識にまで刷り込まれています。

3日間の肉体的な禁断症状を耐え、
習慣性を代替行動に置き換えて順調に禁煙を続けていた人が、
仕事や人間関係で強いストレスを感じたとします。

以前、イライラから解放してくれたタバコの事を思い出してしまいます。

ストレスのせいで、他に気をそらすことが出来ず、
タバコを吸いたいのに我慢しなくてはならないことに、
更なるストレスを感じ始めます。

そうなると、正常な判断ができなくなり、
うっかりまたタバコを吸い始めてしまう。
「ストレスが多いから仕方がないんだ」と言って。

でも、思い出してください。
タバコはストレスを根本的に減らしてはくれません。
むしろ増やしているだけです。

この、心理的な禁断症状を乗り切るためには、
いつかこの時が来ることを想定して、

ストレスを解消する為の代替行動をあらかじめ決めておくのが有効です。

ちなみに、この代替行動が別のアディクション（中毒）
に置き換わるのでは、意味がないとは言いませんがもったいないので、
やっぱり身につけたいいい習慣を代替行動に選びましょう。

ストレス解消におすすめなのは、

・運動する

・自然の中で過ごす

・歌を歌ったり楽器を演奏したりする

・書道や料理、絵を描く、などの趣味を持つ

など、身体を使った行為です。

私は、これをやるとストレスが軽減する、

という好きな事をたくさん書きだして、
ペンケースの裏にリストを貼っています。

ストレスが溜まっているなぁと感じたら、
リストの中からその時の気分で選べるように。

山登りなどの、ある程度準備が必要な物から、
お気に入りのカフェに行く、

草むしりをする、

などのライトなものまで、
いろんなタイプのストレス解消法をストックしておきましょう。

私のリストには、「好きな食べ物を買う」なんかもあります。
普段は高いかなと思って我慢しちゃうイチゴなんかを、
誰も遊びに来ないのに、自分の為だけに買うなんて、
とってもいい気分になれちゃいますからね！

次回はタバコを吸うことにメリットがある？！

という事についてお話したいと思います。

本日も、お読みくださりありがとうございます