台無しになりそうな空気にも流されず、掛け軸の仕上げに挑む!出来栄えはいかに? | 田中ゆりの健康美容道! 潤いに満ちた丈夫な素肌の作り方教室
無事に書き終えた「書」
いよいよ仕上げの段階にはいりますよ~
この画像を見ると
墨の香り、紙の上を走る筆の音(ね)
その時の情緒がよみがえってきますね~
この日の翌日は雨が降るらしく
湿気があってちょうど良いとのことで
毛氈(もうせん)の間に「書」をはさんで
伯父の本で重石をしてしわ伸ばしをしております。
その翌日、開けてみると
まだ、しわが目立つので
お客様に教えてもらった通り
霧吹きをかけて
もう一度、重石をしてしわ伸ばしをしてみます。
翌日、まあまあ伸びた?
お肌どうように
そう簡単にしわはなくなりません~(笑)
そこは素人なので
少々のしわは気にせずに
次の段階へ進みます。
この掛け軸に「書」を貼ります。
薄い半紙
透けるだろうから下に紙を張ると良い、とのことで
うちにあった紙で
ちょっと細工をしております、
のりで仮止め
切っていきます~
短い方はまだ気持ちが楽と言えば楽?
長い方は・・
けっこう緊張するで~
精神統一をして・・切っていきます!
何とか無事に切れました
どんな感じになるか仮止めをして、
おっ!これでいいんやない?
このままにしといたら
パサ~・・・
嫌な予感・・
*こんな感じで
ばらばらに剥がれ崩れておりました、
なんちゅ~こっちゃ!
そんな簡単なものじゃ~ございません!
せっかく書いてもらったのに
台無しになりそうな空気が漂います、が、
気持ちをグッと引き締め!
ここは精神統一と考察
そもそも下地の茶色の紙が重たい、
仮止め程度でとめられるほど軽くはないということと
茶色の紙を
半紙サイズに切るために
6か所「書」をのりで仮止めにしたのも
しわの再発、失敗の要因と思われる?
それを剥がして
再度しわ伸ばしをしてみます。
【学び】
下地の茶色の紙はしっかり軸に貼り
*諸事情でセロハンテープに頼る。
「書」を書いてもらった日から
なんやかんやと4回のやり直しを経て12日目
雨がしとしとと降る良き日に
勇気を振り絞って仕上げをしました!
しわも少なく何とか完成?
大役を果たせて安心しました
この書が表現する
雲行きが怪しい緊張感と
それをはねのける精神力!(笑)
*ちょっと大袈裟か?そのくらいの気持ちです。
経験は財産であり
その過程は道標、思い出にもなります、
採用されなかった10枚も
日付を書いて大切に保管
お客様と「書」の思い出話をする
その日が楽しみになりました。
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